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祥子の少しはしたなくていけない妄想を綴りました 大人の方だけご覧になってください
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こちらのブログは、2005年8月24日にスタートした、<msn淑やかな彩>の継続ブログとなります。 msn時代からのお客様も、またFC2、shinobiからのお客様も、どうぞよろしくお願い申し上げます。
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プロフィール
HN:
祥子
年齢:
61
性別:
女性
誕生日:
1962/12/28
職業:
フリーデザイナー
趣味:
美味しい珈琲 クラシックの流れるお気に入りの喫茶店 読書 ジャズ ミュージカル お酒 声が魅力的で背の高い男性♪
自己紹介:
寂しがりやの甘えたです。
ぽちゃ、色白、黒髪のストレートロングヘア、お胸はGカップ、眼鏡をしています。真面目そうな感じだって良く言われます。
声は美人かも♪
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「ちかん・・・」 掠れた小声しか出ませんでした
「そう言いますか いいですよ」 口元に笑みを浮かべながら恐ろしいことを言うのです
「だったらこの場で彼にあなたのスカートをまくりあげさせてあなたが露出狂の痴女だって証明するだけですから」 前の座席の男性が羞恥に赤く染まるわたくしの顔を見上げています
「そんなこと・・・・」 それしか言えませんでした
 
「僕たちこんな時間まで残業で酒も飲めずに疲れてるんですよ」 前の席の男性もうなづきます
「電車の中だけでいいんです どうですか 合意の上で楽しませてくれませんか」 真面目な表情を崩す事無く破廉恥な申し出をしてくるのです
「周りの人間に気づかれて正義漢ぶった奴に痴漢扱いされるのもいやですからね おとなしくしててくれればいいんです わかりましたね」 そんなこと・・・合意なんてできるはずもありませんでした
 
「あなたはお酒を結構飲んでますよね 彼があなたが痴女行為をしたと駅員に申し出てもいいんですよ」 拒否したらそんなことをされてしまうなんて、男性たちの脅迫はわたくしがただ1枚の薄物を身につけていないだけで効果的に響きました
「もう次の駅だ・・・うんと言ってください」 わたくしは前を見たままでかすかにうなづくしかありませんでした
それに・・・今夜のこともあってわたくしの身体の火照りはまだおさまってはいなかったのです
 
次の駅に到着しました
思ったよりも多くの乗客が乗って来て・・・左の男性はわたくしをかばうような動きをしながら入り口側からの視線を遮る様に身体の向きを変えました
わたくしのことは背中を連結部に半分もたせかけるように斜めにしたのです
「僕たちは終点までなんです どちらの駅までいらっしゃるんですか?」 世間話のように話しかけます
彼らの駅の2つ手前になる住宅街の駅の名だけをわたくしは告げてうつむいてしまいました
「祥子さんって意外に近くに住んでたんですね」 前の座席の男性がわたくしの名前を言うのです
「どうして・・・」 眉をひそめたわたくしを見て前の席のクールビズの男性は言いました
「お友達と今夜は一緒だったでしょう」 あんな時からわたくしは彼らに眼をつけられていたんだ・・・彼女ともう少し一緒にいたり、あのホテルからタクシーで帰らなかった事を後悔しはじめていたのです 
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気のせいかもしれない 最初に思ったのはそのことでした
後には3、4人の男性が立っているのは肩ごしにわかっていました
ソフトビジネスバッグの角のような感触が2〜3度わたくしの丸い腰についっと触れただけだったからです
・・・よかったわ やっぱり気のせいだったのね 
次の駅までもう少しあるんです 安心して続きを読もうとしたときです
 
「やっぱり着けていないんですね」 左隣に立つ男性がわたくしに身を寄せると耳元に押さえた声で話しかけます
「えっ・・・」 なんで・・・こんな駅で乗り合わせただけの男性が知っているの・・・ぎくっとしてわたくしは隣の男性と眼を合わせてしまったのです
「今夜エスカレーターを降りてくるあなたをみたんですよ エスカレーターの下から」男性の話す内容に驚き周囲に聞かれていないのかと・・・男性から前の椅子に座る二人の男性に視線をうつしてしまいます
ドアよりの席の男性は眠りこけておりました わたくしが乗り込んで来た時には真ん中の席に大きめな荷物を置いたままで、既に眠り込んでいたのです
わたくしの前に座った男性は・・・事情をわかっていたのでしょう 期待のこもった眼でなりゆきを見つめているのです
後の男性客の方たちは仕事の話に盛上がっているかのようです
 
「何をおっしゃるのですか・・・失礼なことを言わないでください」 小声でしたがわたくしは毅然とはねつけることにしました
なんの証拠もないのです かまをかけているだけかもしれない相手に狼狽することはありません
「そうですね わたしもそう思ったんですよ最初見た時は 黒のランジェリーなのかと」 視線を合わせる事無く漆黒の車窓にうつるわたくしの顔を見つめてそう言い出します
「でも不自然な色合いだったのでね・・・くすっ・・・」
「ホームであなたの後からしなやかなスカートに映るランジェリーのラインをじっくり観察させていただいたんです」 まるで以前から親しい相手でもあるかのようにすっと身体を近づけてきます
「そんなにソフトな素材なのに全くランジェリーの跡が浮かびあがっていない でも脚はストッキングに包まれている・・・だから触って・・・確認させていただいたんです」
あの指の動きは・・・確認のためだったのね
「Tバックすら身につけていないことがわかりましたよ ふっ・・・ それにストッキングがオープンクロッチタイプのパンティストッキングなのもね」 たったあれだけでそんなことがわかるなんて・・・
ライブが終わったせいばかりでなく、金曜日の夜の都心の地下鉄ホームは比較的混み合っていました
女友達とは帰る方向が逆なのです
わたくしは紺のタイトスカートにピンクのノースリーブのカットソーにジージャンという少しカジュアルなスタイルをしていました
インナーは紺地にカットソーと同じピンク色の花を刺繍したレースをつかったブラとスリップ、ガータータイプのストッキング・・・さきほどのホテルのお茶室でわたくしはパンティを男性に持ち去られたままでした
たった1枚の薄物がないだけなのに・・・その心細さ・恥ずかしさを顔に出す訳にもいかなくて・・・せめて、もう少し彼女と共にいてほしいと思っておりました
23時を回った遅い時間とはいえ定刻通りに電車はまいります
夫が待っている女友達は明るく 「それじゃ月曜日ね」 そう言って乗り込みました
「良い週末を」そういって見送ると反対側のホームで一人電車を待ちました
 
ホームを埋めていたひとのほとんどは女友達が乗った方向だったようです 電車が去るとわたくしの周りにはわずかに数人の男性だけが残っていました
地下鉄のホームはほとんど無風です 
ホテルの化粧室で帰りがけに確認したように、毅然とした態度を保っていれば外見では決してわからないという自信はありました
構内に電車が来ると言うアナウンスがあると同時に数人の男性がわたくしが待っているのと同じ場所に並びはじめました
わたくしが降りる駅だけでなく改札口に向かいやすい階段が近くにある車両なので、みなさんこちらに並ばれるのね そう思っていただけでした
電車がまいりました 
ホームに入ってくるときの風に、タイトなので翻るはずもないスカートの裾を思わず押えてしまいました
さほど混雑もしていない電車にわたくしは乗り込みました
 
先頭車両のとても便利な場所の車両のはずですのに、ほんの2、3の空席が残っていました
いつもならお酒にも酔っておりますしそういったお席に座らせていただくのです
ですが、今日の少し短めのタイトスカートでパンティを着けていないままで・・・向かい側に男性のいらっしゃる椅子に座る勇気はありませんでした
わたくしは車両の一番端の連結部にちかい場所に立つと、白ワインでほろ酔いになった少し気怠い身体を持たせかけました
わたくしの前は空席でした
どなたもいらっしゃらないままか、女性がいらしてくださったらいいなと思っていました
ドアが閉まる間もなく、わたくしの隣にはおなじ駅から乗り込んできた男性がふたり、前の空席とわたくしの隣のつり革につかまって話はじめたのです
 
お二人は重そうなバッグを持ってらしたサラリーマン風の男性でした
暑い時期でしたからお一人はジャケットを脱がれたクールビズスタイルで、もうお一人は麻の紺のスーツ姿でした
ホームで待っていらしたときから・・・わたくしの背後から聞こえていたお声でした
お仕事のことらしき会話を意識の外に閉め出して、わたくしは持っていた文庫本の小説に目を落としました
 
次の駅でまた何人かの方が乗ってこられました
わたくしの後にも数人の男性が立たれました
こんな時間でもお仕事帰りなのね そう思って動き出した暗い車窓から改めて本に目を落としたとたん・・・わたくしの腰にあたたかい人の手の感触を感じたのです
ああ、蝉時雨が聞こえる
わたくしは夢の中でそう思っていました
 
 
背後のホテルのライトアップされた庭からまだ虫の音は遠く続いていました
わたくしの隣には背の高い女友達が歩いています
あの・・・ひと月ほど前のジャズライブの帰り道なのね
 
「祥子さん 一緒にお庭に行った男性と仲よくなったみたいね」 好奇心を隠しきれない顔で女友達が質問をはじめました 
「ずっと帰ってこないんだもの心配しちゃったわ」 支配人に送り出されてホテルを出るまで、彼女なりにあからさまな質問は避けていたようなのです
「ごめんなさい わたくしからお誘いしたのに一人にして」 わたくしはそう答えるしかありませんでした
「いいのよ あの男性のお友達ともいろいろ話出来たし よかったわ」 彼女はうれしそうに続けました 「それにサックスプレーヤーの彼ともセッションの間の時間に一緒にお食事しながらお話しできちゃたし」
「よかったじゃない 彼のファンだものね、あなた」 恒例のジャズライブのメインプレイヤーになりつつあるサックス奏者を彼女はとても気にいっていました
「ん そう思えば二人で居るよりも有意義だったかも」 茶目っ気たっぷりに彼女にそう言われて思わず 「そうかもしれないわね ふふふ」 と返事をしてしまいました
 
「で、二人でどこに行ってたのよ 白状なさい」 女友達の楽しかった話を聞く事でそれたと思っていた話題に、やはり戻されてしまったのです
「ファーストセッションはねお庭に池があったでしょう あの橋をわたった上の築山の竹の向こうに風通しのいいベンチがあるのよ ラウンジの窓のちょうど向こう側だから演奏も良く聞こえて だからそこのベンチでね」 誤摩化しきれなくなって、わたくしは彼といた場所だけを話すことにしました
「ふうん」 すこし怪訝そうな感じです
「セカンドセッションは支配人がお茶室でどうですか?声をかけてくださって あまり音は聞こえなかったけれどお茶室の中庭に向かった濡れ縁でお庭を見ながらワインをいただいてたのよ」
女友達にそう説明しながら、本当にあった事を思い出して・・・思わず身体が潤んでくるのをとめることができませんでした

地下鉄の駅への階段を降りて改札を通りホームへ向かいます
駅からの上昇気流がわたくしのスカートの裾を乱し・・・むきだしになっている肌を舐めてパンティをつけていない事を思い出させます
上りエスカレーターではなく下りエスカレーターであることで・・・わたくしは少しほっとしておりました
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