祥子の少しはしたなくていけない妄想を綴りました 大人の方だけご覧になってください
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プロフィール
HN:
祥子
年齢:
61
性別:
女性
誕生日:
1962/12/28
職業:
フリーデザイナー
趣味:
美味しい珈琲 クラシックの流れるお気に入りの喫茶店 読書 ジャズ ミュージカル お酒 声が魅力的で背の高い男性♪
自己紹介:
寂しがりやの甘えたです。
ぽちゃ、色白、黒髪のストレートロングヘア、お胸はGカップ、眼鏡をしています。真面目そうな感じだって良く言われます。
声は美人かも♪
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01 2005 / 09
そのころには、イタリア製にストレッチ素材のタイトスカートに包まれた太ももの狭間はすでに濃密で香しい湿度をもった空気に満たされていました 膝を閉じようとするわたくしのももの間は男性の腕の分だけの隙間をどんどんと広げてゆくしかありません
「キスだけでこんなになるんですね 祥子さんは」 指は最も奥のレースにたどりついて柔らかな果実に触れる様に、つっ・・・と指先だけで撫で上げるのです
「あん・・・ぃゃぁ」 思わずもれるはしたない声さえ押し殺さずにはいられません
「祥子さん もしかして外でこんな風に愛されるのははじめてなんですか?」 抱きしめるようにわたくしを包み込んだ男性の上半身がゆれて、彼はわざとわたくしの視線を捉えようとするのです
「こんなに溢れさせているのに身体を堅くしたままなんて ふふ 思ったよりもウブなんですね あなた自身はこんなに熟して溢れているのに」 肩に最初にキスされたところから感じていたんです・・・止めようとしても緩急をつけて呼び覚まされた快感は押えきれなくて・・・もうはしたなく濡らしてしまってたんです
「・・・はじめてです こんな はしたない・・こ・と・・・」 震えるわたくしの声の向こうに、これでファーストセッションを終わりにします という司会者の声が流れました
「はじめてなのにまだ溢れてるんだね・・・敏感だなぁ いや淫乱なんだな」 男性の指は愛液ではりついたようになったパンティの上から敏感な真珠を・・・撫で上げ・・・撫で下ろしながらそんなことをいうのです
「おねがい許してください もう・・・だめ これ以上はだめ・・・許して」 彼の耳元に囁く様にしか言えませんでした
「ああ 庭に出てくる人がいるね」 と男性は、ふいに太ももの間を満たしていた腕を抜き池のほうを見やるのです
とっさのことで閉じそびれた膝に晩夏の風までが・・・太ももの奥を冷たくして・・・わたくし自身が濡れそぼっている事を思い知らせるのです
「もう、ワインがないんだ 新しい冷たいワインを頼むよ 彼女の分もね」 男性は庭を歩いてくる支配人を呼び止めました わたくしは眼鏡を外されて霞む視界のなかで、池の上の橋をこちらに渡ってくる支配人に姿をやっと見分けることができました
「ここは気持ちがよろしかったのではないですか 特等席なんですよ」 彼になぶられたままの姿のわたくしは、カットソーを揺らす柔らかなバストと浮かび上がる乳首の陰と頬を上気させたままの姿を隠したくて男性の方に隠れる様に身を寄せるしかなかったんです
「いい場所を教えてくれてよかったよ ただ彼女は少し酔ってしまったみたいですけれどね そうだ、氷入りの水も一緒に・・・申し訳ないね」
「承りました」 と歩み去ろうとする支配人は、立ち止まるとわたくしの肩を抱き寄せる男性を振り返りながらこう言いました 「よろしければ・・・隣の離れはお客様がおりますが茶室が空いております 今夜は使わない予定なので灯りを入れる事はできませんが 灯りをともさなくても外のライトアップの光で十分でしょう お連れ様のお加減がよろしくなるまで休まれてはいかがですか? お飲み物もそちらにわたくしがお届けします」
「ありがとう 遠慮なく借りるとしよう」
「庭に戻られなくともそちらから降りていかれればすぐですから」 ベンチの奥の踏み石をゆびさした支配人は会釈をして本館に戻っていってしまいました
「キスだけでこんなになるんですね 祥子さんは」 指は最も奥のレースにたどりついて柔らかな果実に触れる様に、つっ・・・と指先だけで撫で上げるのです
「あん・・・ぃゃぁ」 思わずもれるはしたない声さえ押し殺さずにはいられません
「祥子さん もしかして外でこんな風に愛されるのははじめてなんですか?」 抱きしめるようにわたくしを包み込んだ男性の上半身がゆれて、彼はわざとわたくしの視線を捉えようとするのです
「こんなに溢れさせているのに身体を堅くしたままなんて ふふ 思ったよりもウブなんですね あなた自身はこんなに熟して溢れているのに」 肩に最初にキスされたところから感じていたんです・・・止めようとしても緩急をつけて呼び覚まされた快感は押えきれなくて・・・もうはしたなく濡らしてしまってたんです
「・・・はじめてです こんな はしたない・・こ・と・・・」 震えるわたくしの声の向こうに、これでファーストセッションを終わりにします という司会者の声が流れました
「はじめてなのにまだ溢れてるんだね・・・敏感だなぁ いや淫乱なんだな」 男性の指は愛液ではりついたようになったパンティの上から敏感な真珠を・・・撫で上げ・・・撫で下ろしながらそんなことをいうのです
「おねがい許してください もう・・・だめ これ以上はだめ・・・許して」 彼の耳元に囁く様にしか言えませんでした
「ああ 庭に出てくる人がいるね」 と男性は、ふいに太ももの間を満たしていた腕を抜き池のほうを見やるのです
とっさのことで閉じそびれた膝に晩夏の風までが・・・太ももの奥を冷たくして・・・わたくし自身が濡れそぼっている事を思い知らせるのです
「もう、ワインがないんだ 新しい冷たいワインを頼むよ 彼女の分もね」 男性は庭を歩いてくる支配人を呼び止めました わたくしは眼鏡を外されて霞む視界のなかで、池の上の橋をこちらに渡ってくる支配人に姿をやっと見分けることができました
「ここは気持ちがよろしかったのではないですか 特等席なんですよ」 彼になぶられたままの姿のわたくしは、カットソーを揺らす柔らかなバストと浮かび上がる乳首の陰と頬を上気させたままの姿を隠したくて男性の方に隠れる様に身を寄せるしかなかったんです
「いい場所を教えてくれてよかったよ ただ彼女は少し酔ってしまったみたいですけれどね そうだ、氷入りの水も一緒に・・・申し訳ないね」
「承りました」 と歩み去ろうとする支配人は、立ち止まるとわたくしの肩を抱き寄せる男性を振り返りながらこう言いました 「よろしければ・・・隣の離れはお客様がおりますが茶室が空いております 今夜は使わない予定なので灯りを入れる事はできませんが 灯りをともさなくても外のライトアップの光で十分でしょう お連れ様のお加減がよろしくなるまで休まれてはいかがですか? お飲み物もそちらにわたくしがお届けします」
「ありがとう 遠慮なく借りるとしよう」
「庭に戻られなくともそちらから降りていかれればすぐですから」 ベンチの奥の踏み石をゆびさした支配人は会釈をして本館に戻っていってしまいました
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01 2005 / 09
「祥子さんてかわいいんですね」 頬を染めてうつむくわたくしの顔を覗き込む様にして男性はささやくのです
素肌に戻ったバストを被うスリップのレースの少しざらざらした感触までもが、男性によって呼び起こされた快感を刺激するのです 一段と敏感さを増した乳首はしなやかなカットソーに・・・くっきりと胸の輪郭を浮かび上がらせました
8月の夜にしては涼しい風が肌をなめてゆきます
「喉が乾いただろう」 男性はワインを一口含むとそのまま・・・わたくしに口移しで飲ませました
「祥子さんにはもう少し酔ってほしいからね」
「なにをおっしゃるんですか もっと紳士的な方だと思っていたのに」 目元だけで軽く睨むわたくしの眼鏡を取り上げて自分のシャツの胸ポケットにしまうと「祥子さんはこのほうが似合うよ」そうおっしゃるんです
「見えないんです 本当に眼鏡がないと 返して お願いです」 わたくしは眼鏡をはずすとほとんど身の回りしか判別できません もう…池につながる道の先さえぽうっとぼやけてしまうんです
「そうだね 今夜のライブの最後の曲が始まる時には返してあげるよ そのほうが祥子さんにとってもいいはずだから」 「ただね、このブラはぼくがもらうから・・・このままで今夜は帰るんだ いいね 来月のライブで逢えたら返してあげるよ」
「いやぁぁぁ・・・」 男性を見つめたままかすかに抗議の声をあげるわたくしを、またワインを含んだ彼の唇がおおうのです 細く男性の唾液を含んだ白ワインが舌の上に流し込まれ飲み下すまで唇を離してはくれないのです
「だめじゃないですか そんな声を上げちゃ お友達に聞かれてもいいんですか 祥子さん」 アルトサックスの奏者がファーストセッション最後の曲です・・・という声が流れてきます
「セカンドセッションまでの時間は僕の友達が祥子さんのお友達のお相手をしますから安心してください 祥子さんは僕との時間を楽しむことだけを考えてください いいですね」 グラスに残った最後のワインを含んで、また甘いキスを重ねるんです
肌を撫でる風にワインの酔いと快感で火照る身体と理性を呼び戻されながら、男性の唇と手のひらの感触がとろとろと身体の芯をとろかしてゆくのです
「白くて肌触りのいいきれいな肌をしていますね 祥子さん」 そう言いながら男性はスカートの中に太ももをなで上げる様に手をいれてゆくんです
「ふふ てっきりパンストかと思ったけどガーター風のオープンクロッチなんですね 祥子さんは想像通りのお洒落な女性だ そして大胆なんですね」太ももの上の肌に彼の手が直接触れて・・・それだけで身体がぴくんって反応してしまうんです 「あん・・・だめ」
「揺れてるよ・・・胸 僕の指だけでそんなに敏感に反応したら・・・・みんなに知られてしまいますよ 祥子さん」
素肌に戻ったバストを被うスリップのレースの少しざらざらした感触までもが、男性によって呼び起こされた快感を刺激するのです 一段と敏感さを増した乳首はしなやかなカットソーに・・・くっきりと胸の輪郭を浮かび上がらせました
8月の夜にしては涼しい風が肌をなめてゆきます
「喉が乾いただろう」 男性はワインを一口含むとそのまま・・・わたくしに口移しで飲ませました
「祥子さんにはもう少し酔ってほしいからね」
「なにをおっしゃるんですか もっと紳士的な方だと思っていたのに」 目元だけで軽く睨むわたくしの眼鏡を取り上げて自分のシャツの胸ポケットにしまうと「祥子さんはこのほうが似合うよ」そうおっしゃるんです
「見えないんです 本当に眼鏡がないと 返して お願いです」 わたくしは眼鏡をはずすとほとんど身の回りしか判別できません もう…池につながる道の先さえぽうっとぼやけてしまうんです
「そうだね 今夜のライブの最後の曲が始まる時には返してあげるよ そのほうが祥子さんにとってもいいはずだから」 「ただね、このブラはぼくがもらうから・・・このままで今夜は帰るんだ いいね 来月のライブで逢えたら返してあげるよ」
「いやぁぁぁ・・・」 男性を見つめたままかすかに抗議の声をあげるわたくしを、またワインを含んだ彼の唇がおおうのです 細く男性の唾液を含んだ白ワインが舌の上に流し込まれ飲み下すまで唇を離してはくれないのです
「だめじゃないですか そんな声を上げちゃ お友達に聞かれてもいいんですか 祥子さん」 アルトサックスの奏者がファーストセッション最後の曲です・・・という声が流れてきます
「セカンドセッションまでの時間は僕の友達が祥子さんのお友達のお相手をしますから安心してください 祥子さんは僕との時間を楽しむことだけを考えてください いいですね」 グラスに残った最後のワインを含んで、また甘いキスを重ねるんです
肌を撫でる風にワインの酔いと快感で火照る身体と理性を呼び戻されながら、男性の唇と手のひらの感触がとろとろと身体の芯をとろかしてゆくのです
「白くて肌触りのいいきれいな肌をしていますね 祥子さん」 そう言いながら男性はスカートの中に太ももをなで上げる様に手をいれてゆくんです
「ふふ てっきりパンストかと思ったけどガーター風のオープンクロッチなんですね 祥子さんは想像通りのお洒落な女性だ そして大胆なんですね」太ももの上の肌に彼の手が直接触れて・・・それだけで身体がぴくんって反応してしまうんです 「あん・・・だめ」
「揺れてるよ・・・胸 僕の指だけでそんなに敏感に反応したら・・・・みんなに知られてしまいますよ 祥子さん」
31 2005 / 08
「この熱い季節にこんなに襟の高いインナーを着てらっしゃるんですね」 貝殻のような白い耳を舌でなぞりながら囁くのです
「大きなバストが強調されて素敵ですよ」 男性は左手でわたくしのバストをぎゅっと掴み上げました
「はぁうっっ・・・」 耳から首筋へのあえかな愛撫に酔い始めていた身体は、突然の刺激に一気に快感を高められてしまったんです
「こんなことでも軽くいってしまうなんて 淫乱な身体ですね 祥子さん」 ひくつく身体からいましめの替わりにしていたジージャンを抜き取ると、男性は両腕をさりげなくわたくしの身体にまわして優しく抱きしめるのです
「いい香りの髪ですね」 髪の香りを楽しむように首筋に顔を埋めながら、男性の手はブラのホックをはずしてしまったんです
「あっ・・・」 Gカップのバストを開放される感覚に小さく声を上げてわたくしは自由になった手で男性を押しのけようとしました
「やめて・・くだ・・・さ・い」 なかなか引かない快感のために力の入らないわたくしの抵抗は簡単に彼の左手に押さえ込まれてしまいました
「おとなしくしてください 祥子さん」 右手で顎をついと上げこんどは舌を絡めるディープキスをはじめます 唇を重ねる甘やかなキスではなく、口内の粘膜をむさぼり合い舌同士をしごきあうよう前戯そのもののキスは、わたくしの身体に甘い疼きを積み重ねてゆくのです
「今夜はもうこんなものはいらないですよね」いつのまにか肩紐を外されて・・・ノースリーブの袖からカットソーと同じ色の花柄の刺繍が濃い紺地に散るブラを引き出されてしまいました
「Gカップですか 先ほどの手のひらの感触がすばらしかったのは当たり前ですね」
「いやっ・・・」目の前にほんの少し前までわたくしの胸を包んでいたランジェリーを晒され、カップサイズを読み上げられてわたくしは視線をそらすことしかできませんでした
「大きなバストが強調されて素敵ですよ」 男性は左手でわたくしのバストをぎゅっと掴み上げました
「はぁうっっ・・・」 耳から首筋へのあえかな愛撫に酔い始めていた身体は、突然の刺激に一気に快感を高められてしまったんです
「こんなことでも軽くいってしまうなんて 淫乱な身体ですね 祥子さん」 ひくつく身体からいましめの替わりにしていたジージャンを抜き取ると、男性は両腕をさりげなくわたくしの身体にまわして優しく抱きしめるのです
「いい香りの髪ですね」 髪の香りを楽しむように首筋に顔を埋めながら、男性の手はブラのホックをはずしてしまったんです
「あっ・・・」 Gカップのバストを開放される感覚に小さく声を上げてわたくしは自由になった手で男性を押しのけようとしました
「やめて・・くだ・・・さ・い」 なかなか引かない快感のために力の入らないわたくしの抵抗は簡単に彼の左手に押さえ込まれてしまいました
「おとなしくしてください 祥子さん」 右手で顎をついと上げこんどは舌を絡めるディープキスをはじめます 唇を重ねる甘やかなキスではなく、口内の粘膜をむさぼり合い舌同士をしごきあうよう前戯そのもののキスは、わたくしの身体に甘い疼きを積み重ねてゆくのです
「今夜はもうこんなものはいらないですよね」いつのまにか肩紐を外されて・・・ノースリーブの袖からカットソーと同じ色の花柄の刺繍が濃い紺地に散るブラを引き出されてしまいました
「Gカップですか 先ほどの手のひらの感触がすばらしかったのは当たり前ですね」
「いやっ・・・」目の前にほんの少し前までわたくしの胸を包んでいたランジェリーを晒され、カップサイズを読み上げられてわたくしは視線をそらすことしかできませんでした
31 2005 / 08
1階のラウンジから池と木立でつくられたお庭へはガラスの引き戸を通って直接出られます 膝に広げていた少し大きめなハンカチとワイングラスだけを持って、少し先に庭に向かった彼の後を追いました
ライトアップで蝉時雨の止まない夏のお庭
涼やかな風が流れる夜だからと僅かに開けられた飾り窓から、アルトサックスとピアノデュオのジャズが流れてきます
大きな窓の正面の池の上の橋の上で先ほどの男性が軽く手を上げてわたくしに合図していました 左手のワイングラスを気にしながら小走りに彼に近づいてゆきました
「この先の築山の上にベンチがあるんです」 わたくしが隣に並ぶとゆっくりと彼は歩きだしてゆきました
「お詳しいのですね 何度かお邪魔したのですけれどわたくし存じませんでした」ライトアップされた池のほとりを巡ると、青竹の植え込みの先に石造りのベンチがありました
「ほら、ここのほうが風が気持ちいいですよ 音も思ったより良く聞こえますしね」ポケットから綺麗にプレスされたハンカチを出してベンチの上を軽く拭き腰掛けた男性は、となりに座るようにわたくしを促しました
「お庭なのにピアノのかすかな音まで聞き取れますね 不思議」彼との間にワイングラスを置き隣にすわったわたくしは初めて男性と視線を合わせました
「実はね ここはラウンジの開いていた飾り窓のすぐ裏手になるんですよ」いたずらっ子のように微笑んで竹の植え込みを少しずらして見せるのです 座っているだけでは気づきませんがそうして透き見するとほんとうに飾り窓が近くにありました
「ふふふ 特等席ですね」グラスを交わし冷たいワインで喉を潤しながら微笑みかけました 髪がさらさらと風になぶられてゆきます
「支配人が以前教えてくれたんですよ ここのことは」と、小声で男性が教えてくれました
お庭まで流れてくるジャズ・・・お庭には男性とふたり ライブをしているラウンジとの間には竹の植え込みがあるだけ ラウンジからも・・・もしかしたら姿が見えてしまうし・・・声も聞かれかねない距離
なのに・・・その彼はいたずらをするんです わたくしが声を出せないのを知っていて耳元で言葉をささやきながら
「暑いからジージャンを脱げば・・・」男性はわたくしのワイングラスを取り上げ、自然な動きで髪をかきあげてジージャンを脱がしてゆきます
「あっ・・ん・・・」堅い素材のジャケットを背中に向けて引き下ろし…両腕の自由がきかない…そのままのノースリーブの肩先にキスをされたのです
「なにを・・・・んむっ・・・」男性の態度を咎めようとしたわたくしの唇も、両腕にからまるジージャンを彼の右手でベンチに押えられた姿勢ままで塞がれてしまいました
「声を上げたらお友達に聞かれてしまいますよ 甘い唾液ですね 祥子さん」男性の言葉にぎくりとしてそれ以上声を上げられなくなったわたくしの長い髪に顔を埋める様にして柔らかい耳たぶを甘噛みされました
「どうして・・・あん・・・名前まで」名前を知られている驚きを隠すことは出来ませんでした
「支配人が覚えていましたよ あなたの名前はね さっきこっそり教えてもらったんです」そのまま首筋まで降りてゆく男性の唇と舌にはしたない声を押し殺せないままわたくしは喘ぎつづけてしまいました
ライトアップで蝉時雨の止まない夏のお庭
涼やかな風が流れる夜だからと僅かに開けられた飾り窓から、アルトサックスとピアノデュオのジャズが流れてきます
大きな窓の正面の池の上の橋の上で先ほどの男性が軽く手を上げてわたくしに合図していました 左手のワイングラスを気にしながら小走りに彼に近づいてゆきました
「この先の築山の上にベンチがあるんです」 わたくしが隣に並ぶとゆっくりと彼は歩きだしてゆきました
「お詳しいのですね 何度かお邪魔したのですけれどわたくし存じませんでした」ライトアップされた池のほとりを巡ると、青竹の植え込みの先に石造りのベンチがありました
「ほら、ここのほうが風が気持ちいいですよ 音も思ったより良く聞こえますしね」ポケットから綺麗にプレスされたハンカチを出してベンチの上を軽く拭き腰掛けた男性は、となりに座るようにわたくしを促しました
「お庭なのにピアノのかすかな音まで聞き取れますね 不思議」彼との間にワイングラスを置き隣にすわったわたくしは初めて男性と視線を合わせました
「実はね ここはラウンジの開いていた飾り窓のすぐ裏手になるんですよ」いたずらっ子のように微笑んで竹の植え込みを少しずらして見せるのです 座っているだけでは気づきませんがそうして透き見するとほんとうに飾り窓が近くにありました
「ふふふ 特等席ですね」グラスを交わし冷たいワインで喉を潤しながら微笑みかけました 髪がさらさらと風になぶられてゆきます
「支配人が以前教えてくれたんですよ ここのことは」と、小声で男性が教えてくれました
お庭まで流れてくるジャズ・・・お庭には男性とふたり ライブをしているラウンジとの間には竹の植え込みがあるだけ ラウンジからも・・・もしかしたら姿が見えてしまうし・・・声も聞かれかねない距離
なのに・・・その彼はいたずらをするんです わたくしが声を出せないのを知っていて耳元で言葉をささやきながら
「暑いからジージャンを脱げば・・・」男性はわたくしのワイングラスを取り上げ、自然な動きで髪をかきあげてジージャンを脱がしてゆきます
「あっ・・ん・・・」堅い素材のジャケットを背中に向けて引き下ろし…両腕の自由がきかない…そのままのノースリーブの肩先にキスをされたのです
「なにを・・・・んむっ・・・」男性の態度を咎めようとしたわたくしの唇も、両腕にからまるジージャンを彼の右手でベンチに押えられた姿勢ままで塞がれてしまいました
「声を上げたらお友達に聞かれてしまいますよ 甘い唾液ですね 祥子さん」男性の言葉にぎくりとしてそれ以上声を上げられなくなったわたくしの長い髪に顔を埋める様にして柔らかい耳たぶを甘噛みされました
「どうして・・・あん・・・名前まで」名前を知られている驚きを隠すことは出来ませんでした
「支配人が覚えていましたよ あなたの名前はね さっきこっそり教えてもらったんです」そのまま首筋まで降りてゆく男性の唇と舌にはしたない声を押し殺せないままわたくしは喘ぎつづけてしまいました
31 2005 / 08
嵐のような一夜から数日が過ぎた月末の金曜日
この数ヶ月の間に恒例となったジャズライブを都内のホテルに聞きにいったんです 仲の良い女友達とふたりで
都心にありながら敷地内に、別棟のお茶室と離れ・木々に囲まれた庭を持つ閑静な佇まいがわたくしたちのお気に入りでした
その日は紺のタイトスカートにピンクのノースリーブのカットソーにジージャンという少しカジュアルなスタイル インナーは紺地にカットソーと同じピンク色の花を刺繍したレースをつかったブラとパンティとスリップのセットにストッキング
女友達と一緒のお出かけだし、どちらかといえば少しかわいい・・・ランジェリーを選んだんです 先日の夜のことはきっと・・・ランジェリーが刺激的だったから引き起こされた出来事だった気がして
その夜はお仕事がぎりぎりまでかかってしまってお友達と二人でホテルに到着したのはライブが始まるほんの数分前でした
いつもはそれほどお客様の多くないひっそりとした大人のライブなのに、その夜はほんとうにお客様が多くて・・・ピアノを囲む有名な木工作家の手になる椅子を並べた席はその2つしか残っておりませんでした
一曲目はwith you with friend
柔らかなアルトサックスの音に促されるようにわたくしと友達はその席に座りました
サービスの男性にお願いした冷たく冷えた白ワインのグラスを軽く触れ合わせて乾杯をしたその時に、隣の席にいらしたその男性の存在にはじめて気づきました
黒のパンツ・黒のシャツ・・・仕事仲間のような男性2人といらしてて、ジャズを楽しみながら低く魅力的な声で仕事のことを時折お話されているのです
2曲目はサマータイム
軽快にアレンジされた夏の定番とも言えるこの曲が終わる頃に隣の席の男性に話かけられたんです 「せっかくですから少し静かなところで聞きませんか?」って囁くような声で・・・
わたくしは無言で一緒に来た女友達のほうを見やりました 彼女はもうのんびりしていて・・・軽く瞳を閉じて3曲目のボサノバに聞き入っていました
「僕の友達はここに残るから彼女が退屈そうだったら話相手になりますよ」紳士的に微笑む男性はほんとうに魅力的な声でした
だから、お友達に「ちょっとお庭を見にいってくるわ」って言ってその男性の誘いにのったんです
この数ヶ月の間に恒例となったジャズライブを都内のホテルに聞きにいったんです 仲の良い女友達とふたりで
都心にありながら敷地内に、別棟のお茶室と離れ・木々に囲まれた庭を持つ閑静な佇まいがわたくしたちのお気に入りでした
その日は紺のタイトスカートにピンクのノースリーブのカットソーにジージャンという少しカジュアルなスタイル インナーは紺地にカットソーと同じピンク色の花を刺繍したレースをつかったブラとパンティとスリップのセットにストッキング
女友達と一緒のお出かけだし、どちらかといえば少しかわいい・・・ランジェリーを選んだんです 先日の夜のことはきっと・・・ランジェリーが刺激的だったから引き起こされた出来事だった気がして
その夜はお仕事がぎりぎりまでかかってしまってお友達と二人でホテルに到着したのはライブが始まるほんの数分前でした
いつもはそれほどお客様の多くないひっそりとした大人のライブなのに、その夜はほんとうにお客様が多くて・・・ピアノを囲む有名な木工作家の手になる椅子を並べた席はその2つしか残っておりませんでした
一曲目はwith you with friend
柔らかなアルトサックスの音に促されるようにわたくしと友達はその席に座りました
サービスの男性にお願いした冷たく冷えた白ワインのグラスを軽く触れ合わせて乾杯をしたその時に、隣の席にいらしたその男性の存在にはじめて気づきました
黒のパンツ・黒のシャツ・・・仕事仲間のような男性2人といらしてて、ジャズを楽しみながら低く魅力的な声で仕事のことを時折お話されているのです
2曲目はサマータイム
軽快にアレンジされた夏の定番とも言えるこの曲が終わる頃に隣の席の男性に話かけられたんです 「せっかくですから少し静かなところで聞きませんか?」って囁くような声で・・・
わたくしは無言で一緒に来た女友達のほうを見やりました 彼女はもうのんびりしていて・・・軽く瞳を閉じて3曲目のボサノバに聞き入っていました
「僕の友達はここに残るから彼女が退屈そうだったら話相手になりますよ」紳士的に微笑む男性はほんとうに魅力的な声でした
だから、お友達に「ちょっとお庭を見にいってくるわ」って言ってその男性の誘いにのったんです