祥子の少しはしたなくていけない妄想を綴りました 大人の方だけご覧になってください
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プロフィール
HN:
祥子
年齢:
61
性別:
女性
誕生日:
1962/12/28
職業:
フリーデザイナー
趣味:
美味しい珈琲 クラシックの流れるお気に入りの喫茶店 読書 ジャズ ミュージカル お酒 声が魅力的で背の高い男性♪
自己紹介:
寂しがりやの甘えたです。
ぽちゃ、色白、黒髪のストレートロングヘア、お胸はGカップ、眼鏡をしています。真面目そうな感じだって良く言われます。
声は美人かも♪
ぽちゃ、色白、黒髪のストレートロングヘア、お胸はGカップ、眼鏡をしています。真面目そうな感じだって良く言われます。
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28 2006 / 03
「祥子さんの剃毛用の道具にはぴったりだろう 品のない道具を使いたくはないからね」 きめ細やかな泡をたっぷりと載せたブラシを取り上げました
「あん・・・」 暖かな感触がわたくしの丘を覆ってゆきます
シャリ・・・シャリ・・・ 下腹の端からカミソリが当てられたのです
「動かないでください 繊細な場所ですから 決して傷つけたりしませんから」
チャプ・・チャプ・・・ 水音が・・・カミソリを洗う湯音がわたくしの足元でいたしました
シャリ・・シャリ・・ そしてまた剃毛が再開されるのです
「こんなところにほくろがあるのですね 祥子さん」 丘のちょうど右足寄りのところに・・・小さなほくろがあるのは気づいておりました でも普段は濃い茂みに隠されてどなたにも気づかれたことはありませんでした
「どれ・・・あぁかわいいほくろですね」
「こんな風にしないとずっと知らないままでしたよ 祥子さんの身体にあるほくろのこと」
「おっしゃらないで・・・」 こんな風に羞恥を煽る言葉を口にされながらもお二人はカミソリが当てられてからはわたくしの肩に優しく手を添えてらっしゃったのです
わたくしの両手が自由だったなら・・・きっとその手を握りしめていてくださったことでしょう
「・・ん・んん」 次に泡が載せられたのは・・・花びらの両脇です
シャリ・・シャリ・・・ 片手で押さえながら右の外側から剃り落してゆかれるのです
チャプ・・ャプ・・ フゥァ・・・ 柔らかい肌の部分は・・慎重に何度もカミソリを洗い・・泡を重ねてから刃を当ててゆきます
「望月くん ちょっと」 石塚さんは側でシェービングソープを用意していた望月さんを呼びます
小声でなにかを指示すると・・・わたくしの花びらを覆う丘を押し開く指が増えたのです
「・・や・・だめ」 複雑な場所を綺麗に剃り上げるために・・・望月さんの指までが添えられたのです
「動かないでください 祥子さん ここを傷つけたら今夜僕たちはどうしていいか解らなくなってしまう いいコにしてください」
花びらの際から・・・後の蕾まで・・・
他の方と比べたことがないのでわたくしには解らないのですが男性の方達の言葉を借りればきっと豊かなのでしょう 思いもしない場所にまで走る刃の感触に・・・普段の嗜みの無さを指摘されたような恥ずかしさに身も世もない思いをしておりました
「これで終わりです」 あたたかいお湯で絞られたタオルを当てられて・・・いままでカミソリが走っていた場所を拭われたのです
「きれいですよ 祥子さん まるで蘭の花を見ているようですよ」 息を詰めた様にして剃毛を続けていた石塚さんがわたくしの花園をこんな言葉で形容するのです
トレイ一杯の様々な道具を望月くんが持ち去った後でわたくしの左右にいらしたお二人がわたくしの脚元に回られました
「ふふ こんなにふっくらと高いんですね 祥子さんの丘は 気持ちいいはずです」 山崎さんの声はまるで彼のすべすべの手で触れたように・・・剃り上げられたばかりの肌を撫でてゆきます
「ぁあ・・・おっしゃらないで・・・」
「これで本当に一点の汚れもな紅侘助のような姿になりましたね 緋色と白と・・・薄紅の花びらと ね」 わたくしの腰回りの湯文字を美貴さんが整えていました
「望月」
「はい」 カシャ・・・カシャ・・・ カメラを手に望月さんが戻っていらしたのです
「やめて・・・」 剃毛前の写真を撮られているのです 初剃毛後のお写真もやはり・・・撮られてしまうんです
「もう 蜜を浮かべてますね 祥子さん 写真に撮られるのは感じますか?」
「いやぁっ・・・違います」 露にされた花びらはもうほんの少しの変化も隠すことが出来なくなっていたのです
チィィ・・・カシャ・・ 「だめぇっ・・」
「こうして拡大した写真にすると本当に蜜を溜めた蘭の花みたいですね」 やはりあの音は望遠機能を使われたことだったのです ほんとうに綺麗な薄紅だと山崎さんは恥ずかしいひと言を付け加えるのです
「あん・・・」 暖かな感触がわたくしの丘を覆ってゆきます
シャリ・・・シャリ・・・ 下腹の端からカミソリが当てられたのです
「動かないでください 繊細な場所ですから 決して傷つけたりしませんから」
チャプ・・チャプ・・・ 水音が・・・カミソリを洗う湯音がわたくしの足元でいたしました
シャリ・・シャリ・・ そしてまた剃毛が再開されるのです
「こんなところにほくろがあるのですね 祥子さん」 丘のちょうど右足寄りのところに・・・小さなほくろがあるのは気づいておりました でも普段は濃い茂みに隠されてどなたにも気づかれたことはありませんでした
「どれ・・・あぁかわいいほくろですね」
「こんな風にしないとずっと知らないままでしたよ 祥子さんの身体にあるほくろのこと」
「おっしゃらないで・・・」 こんな風に羞恥を煽る言葉を口にされながらもお二人はカミソリが当てられてからはわたくしの肩に優しく手を添えてらっしゃったのです
わたくしの両手が自由だったなら・・・きっとその手を握りしめていてくださったことでしょう
「・・ん・んん」 次に泡が載せられたのは・・・花びらの両脇です
シャリ・・シャリ・・・ 片手で押さえながら右の外側から剃り落してゆかれるのです
チャプ・・ャプ・・ フゥァ・・・ 柔らかい肌の部分は・・慎重に何度もカミソリを洗い・・泡を重ねてから刃を当ててゆきます
「望月くん ちょっと」 石塚さんは側でシェービングソープを用意していた望月さんを呼びます
小声でなにかを指示すると・・・わたくしの花びらを覆う丘を押し開く指が増えたのです
「・・や・・だめ」 複雑な場所を綺麗に剃り上げるために・・・望月さんの指までが添えられたのです
「動かないでください 祥子さん ここを傷つけたら今夜僕たちはどうしていいか解らなくなってしまう いいコにしてください」
花びらの際から・・・後の蕾まで・・・
他の方と比べたことがないのでわたくしには解らないのですが男性の方達の言葉を借りればきっと豊かなのでしょう 思いもしない場所にまで走る刃の感触に・・・普段の嗜みの無さを指摘されたような恥ずかしさに身も世もない思いをしておりました
「これで終わりです」 あたたかいお湯で絞られたタオルを当てられて・・・いままでカミソリが走っていた場所を拭われたのです
「きれいですよ 祥子さん まるで蘭の花を見ているようですよ」 息を詰めた様にして剃毛を続けていた石塚さんがわたくしの花園をこんな言葉で形容するのです
トレイ一杯の様々な道具を望月くんが持ち去った後でわたくしの左右にいらしたお二人がわたくしの脚元に回られました
「ふふ こんなにふっくらと高いんですね 祥子さんの丘は 気持ちいいはずです」 山崎さんの声はまるで彼のすべすべの手で触れたように・・・剃り上げられたばかりの肌を撫でてゆきます
「ぁあ・・・おっしゃらないで・・・」
「これで本当に一点の汚れもな紅侘助のような姿になりましたね 緋色と白と・・・薄紅の花びらと ね」 わたくしの腰回りの湯文字を美貴さんが整えていました
「望月」
「はい」 カシャ・・・カシャ・・・ カメラを手に望月さんが戻っていらしたのです
「やめて・・・」 剃毛前の写真を撮られているのです 初剃毛後のお写真もやはり・・・撮られてしまうんです
「もう 蜜を浮かべてますね 祥子さん 写真に撮られるのは感じますか?」
「いやぁっ・・・違います」 露にされた花びらはもうほんの少しの変化も隠すことが出来なくなっていたのです
チィィ・・・カシャ・・ 「だめぇっ・・」
「こうして拡大した写真にすると本当に蜜を溜めた蘭の花みたいですね」 やはりあの音は望遠機能を使われたことだったのです ほんとうに綺麗な薄紅だと山崎さんは恥ずかしいひと言を付け加えるのです
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27 2006 / 03
「ゆるして・・こんな姿・・ぃやぁ・・」 カシャ・・カシャ・・・様々な角度からわたくしの淫らな姿はフラッシュを浴びせられ記録されてゆくのです
「ふふ このまま犯したくなる姿ですね」 わたくしが顔を背けた・・・右隣にいらした美貴さんは着物ごしにご自身の昂った塊のシルエットを露にさせて見せつけるようになさるのです
「せっかく祥子さんが許してくださったのです もう少しですから我慢しましょう」 左隣に移られた山崎さんが美貴さんを諌めます
「少し熱いですよ」 石塚さんの声の後・・わたくしの茂みの部分に熱く絞られたタオルが掛けられました
そして同じ熱が左右の首筋と肩口にもひろがったのです
「少し震えてますね まだ寒いですか?」 芯まで温められるような自然のあたたかさを肩から胸元に掛けて動かしながら山崎さんが問いかけます
「・・・いいえ」 そう口にしながらも身体の芯までとどいた冷気はまだわたくしの身体からは抜け出てはいませんでした
辱めと暖炉の炎で火照った肌の中から・・・時折すうぅっと寒さが上ってくるのです
その冷たさと・・これから行われることへの恐れがわたくしに小さな震えを与えていたのでしょう
第二次性徴をみてから・・・はじめて秘められた茂みを失うのです それも男性の手によって 極めて淫らなそのシチュエーションが最もわたくしを打ち震えさせていたのです
右と左から腕と肩・・・白い・・縛り上げられた乳房へもお二人の手で次々とあたたかなタオルが当てられてゆきます そしてお湯で暖められたタオルで濡れた痕を柔らかなタオルで拭き取り優しく摩擦されるのです
「腰を浮かせてください」 石塚さんの手で茂みのタオルが取られました そしてわたくしの腰の下にいくつかのクッションが置かれたのです
「・・あぁ・・」 M字に開かれた脚の中で腰だけをせり上げるような姿に・・・されてしまったのです
「動かないでくださいね」
シャキ・・・シャキ・・・シャキ・・・ わたくしの茂みを軽く引かれる感触の後、鋏が動いてゆくのです すぐにカミソリを当てられると思っていたのに・・・
「祥子さんが一度も経験がないというのはわかりますよ このしなやかな毛先・・・そして長さ・・・まるで祥子さんの髪を愛でているときと同じ感触です」
「いや・・ん・・」 決して露にすることのない・・・漆黒の茂みのことを男性の口で論評されてしまうなんてあまりに恥ずかしすぎます
「僕はね 祥子さんの髪が大好きなんです 細くて・柔らかいその手触りが だからもう一つのヘアをこうして任せてもらえるなんて何よりも喜びなんですよ」
「・・ゃぁ・・」
「ありがとう 望月くん」 鋏の音が止まると同時に石塚さんの手にはクラシックなシェービングブラシのセットが渡されていたのです
穴熊の毛を使った・・オークと真鍮づくりの・・美しく・・そして淫らな目的の為の道具
カチ・・カチ・・と真鍮のカップに当たるブラシの柄の音に合わせるようにきめ細やかなソープの泡が出来上がってゆきます
「お洒落な道具じゃないか 石塚 君はシェーバー派だろう」 紳士のためのクラシックな嗜みの道具に美貴さんの目が注がれていました
「普段はな 朝は慌ただしいからどうしてもね でも、ここに来る時は急ぐことは何も無い チューダー様式の別荘でゆったりと朝風呂の時にはこんな道具にも凝ってみたくなるのさ」
「その気持ちは解らないでも無いですね」 山崎さんがおっとりと頷きます お二人の手はわたくしの腕と乳房を・・・セクシャルになりすぎないように彷徨っておりました
「ふふ このまま犯したくなる姿ですね」 わたくしが顔を背けた・・・右隣にいらした美貴さんは着物ごしにご自身の昂った塊のシルエットを露にさせて見せつけるようになさるのです
「せっかく祥子さんが許してくださったのです もう少しですから我慢しましょう」 左隣に移られた山崎さんが美貴さんを諌めます
「少し熱いですよ」 石塚さんの声の後・・わたくしの茂みの部分に熱く絞られたタオルが掛けられました
そして同じ熱が左右の首筋と肩口にもひろがったのです
「少し震えてますね まだ寒いですか?」 芯まで温められるような自然のあたたかさを肩から胸元に掛けて動かしながら山崎さんが問いかけます
「・・・いいえ」 そう口にしながらも身体の芯までとどいた冷気はまだわたくしの身体からは抜け出てはいませんでした
辱めと暖炉の炎で火照った肌の中から・・・時折すうぅっと寒さが上ってくるのです
その冷たさと・・これから行われることへの恐れがわたくしに小さな震えを与えていたのでしょう
第二次性徴をみてから・・・はじめて秘められた茂みを失うのです それも男性の手によって 極めて淫らなそのシチュエーションが最もわたくしを打ち震えさせていたのです
右と左から腕と肩・・・白い・・縛り上げられた乳房へもお二人の手で次々とあたたかなタオルが当てられてゆきます そしてお湯で暖められたタオルで濡れた痕を柔らかなタオルで拭き取り優しく摩擦されるのです
「腰を浮かせてください」 石塚さんの手で茂みのタオルが取られました そしてわたくしの腰の下にいくつかのクッションが置かれたのです
「・・あぁ・・」 M字に開かれた脚の中で腰だけをせり上げるような姿に・・・されてしまったのです
「動かないでくださいね」
シャキ・・・シャキ・・・シャキ・・・ わたくしの茂みを軽く引かれる感触の後、鋏が動いてゆくのです すぐにカミソリを当てられると思っていたのに・・・
「祥子さんが一度も経験がないというのはわかりますよ このしなやかな毛先・・・そして長さ・・・まるで祥子さんの髪を愛でているときと同じ感触です」
「いや・・ん・・」 決して露にすることのない・・・漆黒の茂みのことを男性の口で論評されてしまうなんてあまりに恥ずかしすぎます
「僕はね 祥子さんの髪が大好きなんです 細くて・柔らかいその手触りが だからもう一つのヘアをこうして任せてもらえるなんて何よりも喜びなんですよ」
「・・ゃぁ・・」
「ありがとう 望月くん」 鋏の音が止まると同時に石塚さんの手にはクラシックなシェービングブラシのセットが渡されていたのです
穴熊の毛を使った・・オークと真鍮づくりの・・美しく・・そして淫らな目的の為の道具
カチ・・カチ・・と真鍮のカップに当たるブラシの柄の音に合わせるようにきめ細やかなソープの泡が出来上がってゆきます
「お洒落な道具じゃないか 石塚 君はシェーバー派だろう」 紳士のためのクラシックな嗜みの道具に美貴さんの目が注がれていました
「普段はな 朝は慌ただしいからどうしてもね でも、ここに来る時は急ぐことは何も無い チューダー様式の別荘でゆったりと朝風呂の時にはこんな道具にも凝ってみたくなるのさ」
「その気持ちは解らないでも無いですね」 山崎さんがおっとりと頷きます お二人の手はわたくしの腕と乳房を・・・セクシャルになりすぎないように彷徨っておりました
26 2006 / 03
「祥子さん 見せていただきますよ」
「あん・・・」 テーブルの下に落とした膝下までを覆っていた深紅の湯文字を捲り開けられてしまったのです
座った姿勢ではなかったので・・・わたくしの白い下腹も・・漆黒の茂みも・・・白足袋までもが 足元に立たれた4人の男性の目野前に晒されていました
「あぁ なんて淫らな姿なんですか」 山崎さんの声がわたくしをまた一歩羞恥の淵に追いやります
「緋色とミルクを溶かしたような白い肌と・・・豊かな漆黒のコントラスト この姿もしばらくは見納めですね」
「祥子さん この姿を写真に残してあげますよ いいですね」
「やぁっ」 とっさに背けた顔にフラッシュの灯りが反射します 携帯電話などではないのです 望月さんが構えていたのはコンパクトデジカメでした
「だめ・・・やめて・・・」
「箱根で祥子さんの姿をあんな風にしか残せなかったことが残念でしかたなかったんですよ ですから今回はカメラを用意したんです 祥子さんが初めて剃毛される記念の写真ですからね」 美貴さんは続けるのです
「この写真は僕たちだけのものです 信じてください 祥子さんとの時間を他の人間になど与えたりしません」
「でも 昨晩は田口さんにまで・・・」 箱根のあの写真を昨晩はレストランのグランシェフにまでお見せになっていたのです
昨晩のことを知らない望月さんの眉がぴくっと動いたのです
「祥子さんがあそこまでの姿をお許しになった方だったからですよ」
「そんな・・・」 昨晩のわたくしの姿が3人の主達だけになされたものでないと・・・望月さんに知られてしまったのです
「今夜の記念の姿は望月が綺麗に撮ってくれます 僕たちの・・なによりの宝物です」 美貴さんは彼の後に立つ望月さんの・・・嫉妬を滲ませた表情に気づかれてはいないようでした
「祥子さん 脚を開いてください」 石塚さんの声が新たな羞恥のポーズを命じるのです
わたくしは・・・その場ですうぅっっと肩幅ほどに両脚を開きました
カシャ・・カシャ・・ その姿にさえフラッシュは焚かれるのです
「とらない・・で・・おねがい」 わたくしの哀願の言葉など無視されていました いえ 無視などというものではないでしょう 男性の方達の淫欲を煽ってしまっていたのですから
「もっとです それではきれいに剃ってあげられないですよ」 石塚さんの声にあと15センチずつ両脚を開いたのです
「みちゃ・・やぁ・・」 カメラと4人の男性の視線がわたくしの姿態に注がれているのが痛いほどわかります 自分自身の意志で男性の前で下肢をこれほどまでに広げることなど・・・はじめてのことだったからです
羞恥はわたくしの身体にはしたない変化をもたらし始めていました
「それじゃまだ剃れませんね こうしてください」 石塚さんと美貴さんの手がわたくしの両足首を掴むとローテーブルの角・・・わたくしの腰の左右に白足袋の脚を置いたのです
「望月!」
「い・・やぁぁ・・」 右足・・そして左足 足首に縄が掛けられてその縄がテーブルの脚に固定されてゆくのです そして・・とどめのようにわたくしの膝を曲げられたまま固定するように縄を打たれてしまったのです
テーブルの上のわたくしの下肢は・・緋の湯文字の上に・・・はしたないM字に固定されてしまったのです
「あん・・・」 テーブルの下に落とした膝下までを覆っていた深紅の湯文字を捲り開けられてしまったのです
座った姿勢ではなかったので・・・わたくしの白い下腹も・・漆黒の茂みも・・・白足袋までもが 足元に立たれた4人の男性の目野前に晒されていました
「あぁ なんて淫らな姿なんですか」 山崎さんの声がわたくしをまた一歩羞恥の淵に追いやります
「緋色とミルクを溶かしたような白い肌と・・・豊かな漆黒のコントラスト この姿もしばらくは見納めですね」
「祥子さん この姿を写真に残してあげますよ いいですね」
「やぁっ」 とっさに背けた顔にフラッシュの灯りが反射します 携帯電話などではないのです 望月さんが構えていたのはコンパクトデジカメでした
「だめ・・・やめて・・・」
「箱根で祥子さんの姿をあんな風にしか残せなかったことが残念でしかたなかったんですよ ですから今回はカメラを用意したんです 祥子さんが初めて剃毛される記念の写真ですからね」 美貴さんは続けるのです
「この写真は僕たちだけのものです 信じてください 祥子さんとの時間を他の人間になど与えたりしません」
「でも 昨晩は田口さんにまで・・・」 箱根のあの写真を昨晩はレストランのグランシェフにまでお見せになっていたのです
昨晩のことを知らない望月さんの眉がぴくっと動いたのです
「祥子さんがあそこまでの姿をお許しになった方だったからですよ」
「そんな・・・」 昨晩のわたくしの姿が3人の主達だけになされたものでないと・・・望月さんに知られてしまったのです
「今夜の記念の姿は望月が綺麗に撮ってくれます 僕たちの・・なによりの宝物です」 美貴さんは彼の後に立つ望月さんの・・・嫉妬を滲ませた表情に気づかれてはいないようでした
「祥子さん 脚を開いてください」 石塚さんの声が新たな羞恥のポーズを命じるのです
わたくしは・・・その場ですうぅっっと肩幅ほどに両脚を開きました
カシャ・・カシャ・・ その姿にさえフラッシュは焚かれるのです
「とらない・・で・・おねがい」 わたくしの哀願の言葉など無視されていました いえ 無視などというものではないでしょう 男性の方達の淫欲を煽ってしまっていたのですから
「もっとです それではきれいに剃ってあげられないですよ」 石塚さんの声にあと15センチずつ両脚を開いたのです
「みちゃ・・やぁ・・」 カメラと4人の男性の視線がわたくしの姿態に注がれているのが痛いほどわかります 自分自身の意志で男性の前で下肢をこれほどまでに広げることなど・・・はじめてのことだったからです
羞恥はわたくしの身体にはしたない変化をもたらし始めていました
「それじゃまだ剃れませんね こうしてください」 石塚さんと美貴さんの手がわたくしの両足首を掴むとローテーブルの角・・・わたくしの腰の左右に白足袋の脚を置いたのです
「望月!」
「い・・やぁぁ・・」 右足・・そして左足 足首に縄が掛けられてその縄がテーブルの脚に固定されてゆくのです そして・・とどめのようにわたくしの膝を曲げられたまま固定するように縄を打たれてしまったのです
テーブルの上のわたくしの下肢は・・緋の湯文字の上に・・・はしたないM字に固定されてしまったのです
25 2006 / 03
望月さんの手は わたくしを縛めた時と同じ様に的確にその縄を解いて行きました 上下に挟み込むように絞り出されていたGカップの乳房が自由になり・・・後ろ手に括られていた両手も自由になったのです
「ありがとうございます」 わたくしは両手で腰回りに落とされていた毛布を掴むと・・・露なまま冷やされつづけた乳房を覆ったのです
「祥子さん こんな目にあわせて申し訳ありませんでした」 美貴さんの表情は真剣でした
「いいえ」 人心地のついたわたくしは微笑みで美貴さんの真摯な謝罪に応えたのです
「今夜・・・これからの時間をまだ僕たちと過ごしてくださいますか?」 山崎さんのやさしい声がいたしました
この方達は・・・本質的にお優しいのです わたくしの強情が過ぎなければこんなことにはならなかったのでしょう
ご一緒に3日間を過ごすことを承知したのはわたくしです
「・・・はい」 わたくしはこくり・・と頷いたのです 男性たちの間の空気がほっと和らぎました
「祥子さん 僕の望みを叶えてくれるんですね」 先ほどまで堅くなっていた石塚さんの声もいたわりを残しながら・・・優しくそして幽かに欲望を滲ませはじめたのです
「祥子さん あなたの口からお願いしてくださる約束でしたね これからどうされたいのかを さぁ言ってください」
こんな恥ずかしいことを自分の口で言わなくてはならないなんて・・・
「どうか わたくしの・・はしたない・・・茂みを・・綺麗に・・剃り上げてくださいませ」 とぎれとぎれに・・擦れる小声を唇から押し出すのが・・やっとでした
俯く鼻先も・・・耳朶さえも赤く染まっていたのは決して寒さに晒されていたからではなかったはずです
「いいこです よく承知してくれました」 俯いたままの顔を仰向ける様に・・石塚さんの口づけがわたくしの頬に首筋に散らされます
「まだ寒いでしょう ここでしてさしあげます 横たわってください」
「あん・・・」 わたくしを覆っていた毛布を奪うのです
「ここに座ってください」 テーブルの一番リビングよりの短辺をとんとんと石塚さんが叩きます 暖炉の前に腰掛けていたわたくしはそちらに移動しました
「そう 深く腰をかけて」
「はい」 石塚さんの言葉通り素直に腰掛けました
ちゅ・・戯れの様に頬に口づけをすると肩に手をかけて・・・ソファーセットのローテーブルにわたくしを横たたのです 木製のテーブルには毛布がかけられていてほんのり柔らかな肌触りでした
「両手を出してください」 胸を覆う様にクロスしていた手を・・おずおずと差し出しました なにをなさるのでしょう
「望月くん 頼むよ」
「いやぁっ・・・」 手のひらを合わせて石塚さんの手にホールドされた手首に改めて縄が掛けられたのです
「仰る通りにいたします おねがい 括らないで・・」
「動くと危ないですからね いいコにしていればきつく括ったりしませんよ」 無言のままで縄を止める望月さんの代わりに石塚さんが答えます 両手は頭上に引き上げられ左右のテーブルの脚に縄尻を通して止め付けるのです
Gカップの白い乳房はたゆゆ・・ん・・と引き上げられ 抵抗しようと身悶える度に震えるのです
「ほら こんな風に動いたら繊細な祥子さんの花びらを傷つけてしまうかもしれないんですよ だから言うことを聞いてください」 わたくしの乳房の下に縄が掛けられました 右側に望月さんが左側に山崎さんが膝立ちになりわたくしの身体をテーブルごと縛めたのです
「ゆるして・・・」 乳房の上側にも・・横たわって広がるGカップを改めて寄せ上げるかの様に縄が掛けられました
「これで大人しくしてられますね」 わたくしの上半身はテーブルに身動きできないように赤い縄で止めつけられてしまったのです
「ありがとうございます」 わたくしは両手で腰回りに落とされていた毛布を掴むと・・・露なまま冷やされつづけた乳房を覆ったのです
「祥子さん こんな目にあわせて申し訳ありませんでした」 美貴さんの表情は真剣でした
「いいえ」 人心地のついたわたくしは微笑みで美貴さんの真摯な謝罪に応えたのです
「今夜・・・これからの時間をまだ僕たちと過ごしてくださいますか?」 山崎さんのやさしい声がいたしました
この方達は・・・本質的にお優しいのです わたくしの強情が過ぎなければこんなことにはならなかったのでしょう
ご一緒に3日間を過ごすことを承知したのはわたくしです
「・・・はい」 わたくしはこくり・・と頷いたのです 男性たちの間の空気がほっと和らぎました
「祥子さん 僕の望みを叶えてくれるんですね」 先ほどまで堅くなっていた石塚さんの声もいたわりを残しながら・・・優しくそして幽かに欲望を滲ませはじめたのです
「祥子さん あなたの口からお願いしてくださる約束でしたね これからどうされたいのかを さぁ言ってください」
こんな恥ずかしいことを自分の口で言わなくてはならないなんて・・・
「どうか わたくしの・・はしたない・・・茂みを・・綺麗に・・剃り上げてくださいませ」 とぎれとぎれに・・擦れる小声を唇から押し出すのが・・やっとでした
俯く鼻先も・・・耳朶さえも赤く染まっていたのは決して寒さに晒されていたからではなかったはずです
「いいこです よく承知してくれました」 俯いたままの顔を仰向ける様に・・石塚さんの口づけがわたくしの頬に首筋に散らされます
「まだ寒いでしょう ここでしてさしあげます 横たわってください」
「あん・・・」 わたくしを覆っていた毛布を奪うのです
「ここに座ってください」 テーブルの一番リビングよりの短辺をとんとんと石塚さんが叩きます 暖炉の前に腰掛けていたわたくしはそちらに移動しました
「そう 深く腰をかけて」
「はい」 石塚さんの言葉通り素直に腰掛けました
ちゅ・・戯れの様に頬に口づけをすると肩に手をかけて・・・ソファーセットのローテーブルにわたくしを横たたのです 木製のテーブルには毛布がかけられていてほんのり柔らかな肌触りでした
「両手を出してください」 胸を覆う様にクロスしていた手を・・おずおずと差し出しました なにをなさるのでしょう
「望月くん 頼むよ」
「いやぁっ・・・」 手のひらを合わせて石塚さんの手にホールドされた手首に改めて縄が掛けられたのです
「仰る通りにいたします おねがい 括らないで・・」
「動くと危ないですからね いいコにしていればきつく括ったりしませんよ」 無言のままで縄を止める望月さんの代わりに石塚さんが答えます 両手は頭上に引き上げられ左右のテーブルの脚に縄尻を通して止め付けるのです
Gカップの白い乳房はたゆゆ・・ん・・と引き上げられ 抵抗しようと身悶える度に震えるのです
「ほら こんな風に動いたら繊細な祥子さんの花びらを傷つけてしまうかもしれないんですよ だから言うことを聞いてください」 わたくしの乳房の下に縄が掛けられました 右側に望月さんが左側に山崎さんが膝立ちになりわたくしの身体をテーブルごと縛めたのです
「ゆるして・・・」 乳房の上側にも・・横たわって広がるGカップを改めて寄せ上げるかの様に縄が掛けられました
「これで大人しくしてられますね」 わたくしの上半身はテーブルに身動きできないように赤い縄で止めつけられてしまったのです
24 2006 / 03
窓を叩く望月さんの手が2度振り下ろされるのと 閉ざされた窓が開け放たれたのは同じタイミングでした
「とにかく 中へ」 そう声を掛けてわたくしを望月さんから受け取って下さったのは石塚さんのがっしりとした腕でした
暖められた室内に入ってもわたくしの震えは止まりませんでした
望月さんも同じだったのでしょう
青ざめた唇を見つめた美貴さんは何も仰らずにわたくしを暖炉の前のラグに座らせたのです
あかあかと燃える火が齎してくれる熱を目の前にしてさえ・・・わたくしはまだその暖かさを実感出来ずにいました
震える肩に毛布を掛けしっかりと覆ってくださったのは山崎さんだったのです
「どれだけ時間が経っていると思っていたんだ 望月」 ほんの脅しのつもりだったのでしょう ほんの数分・・・それで堪え切れずにわたくしが折れると思っていたのです 自らが振り上げた拳を振り下ろす先を無くした憤りも・・・僅かながら含まれていたのに違いありません
「どのくらい・・・ですか・・」 冷気だけに囲まれた音のない雪の夜 望月さんと二人きりのその時間はあまりに堪え難くほんの数秒にも数十分にも思えていたのです
「5分になるところだった 今夜は外はマイナス3度だ 祥子さんを君に任せたんだぞ 解ってなかったのか!」
「申し訳ございませんでした それほど時間が過ぎているとは思いもしませんでした」 5分・・・零下の外気になにも身につけずに5分 体調が悪ければ発作を起こしかねないぎりぎりの時間だったようです
美貴さんと望月さんだけでなく あとのお二人もそのことは熟知なさっていたようです 解っていたからこその叱責でした
湯気の立つマグカップを差し出した美貴さんの瞳には ほっとした表情と望月さんへの優しさが表れていました しっかりと望月さんの手にマグを握らせるともう一つのマグをわたくしの右側の石塚さんに差し出したのです
「縄を解いてさしあげたいが 望月の手はまだだめでしょう もう少し我慢してください」 美貴さんはわたくしの頬をあたたかな両手で包むと よかった とひと言だけ漏らしてその場を立っていかれたのです
「暖まりますよ」 石塚さんはマグカップから一口くちに含むと凍えるわたくしの唇に・・・口移しされたのです
それは赤ワインをあたためて蜂蜜とレモンを入れたホットワインでした
ゆるゆると唇から流し込まれる甘く暖かな滋味をわたくしはゆっくりと飲み下したのです
ふた口・・・三口・・・奥歯が鳴るようなわたくしの震えが収まってまいりました
四口・・・五口・・・頬に首筋に・・・暖炉の炎の暖かさを感じはじめました
六口・・・七口・・・わたくしの唇に暖かさが戻ってきていたのでしょう
八口・・・ ようやく大きな暖かなため息がわたくしの唇から漏れたのです
「ありがとうございます 石塚さん」
「大丈夫ですか?」
「はい 漸く人心地がつきました」
「良かった ほっとしましたよ」 心配そうにこわばっていた石塚さんの表情が人なつこい柔らかな笑いに包まれたのです
本当に心配してくださっていたのは 口移しで飲まされたワインでわかりました
ほんの少しも欲望を感じさせること無くわたくしの身体の熱を取り戻すためだけに無心に行われる・・・行為だったからです
「望月くん 祥子さんの縄を解いてくれないか」
「はい」 彼はもうとうに回復していたのでしょうか キッチンの奥から返事が聞こえました
「さぁここに座ってください」 石塚さんが指差したのは暖炉の前のソファーセットのローテーブルでした
そこには毛布が1枚敷かれていたのです
わたくしはまだしっかりと立ち上がることができませんでした 肩に掛けられた毛布ごと石塚さんに抱かれて・・・テーブルに腰を下ろしたのです
「失礼いたします」 背後から望月さんの声が聞こえました 肩に掛けられていた毛布を背の中程まで落とすと・・・手首で止められた赤い縄を解きはじめたのです
「・・ひぃっ・・」
「申し訳ありません 冷たかったですか?」 彼の指や手はまだ氷の冷たさを残していました
「いえ ごめんなさい 続けて・・・解いてください」 アルコールと暖炉の火で急激に暖められたわたくしの身体に その冷たさは彼が自分自身を責めている証のように感じられたのです
「とにかく 中へ」 そう声を掛けてわたくしを望月さんから受け取って下さったのは石塚さんのがっしりとした腕でした
暖められた室内に入ってもわたくしの震えは止まりませんでした
望月さんも同じだったのでしょう
青ざめた唇を見つめた美貴さんは何も仰らずにわたくしを暖炉の前のラグに座らせたのです
あかあかと燃える火が齎してくれる熱を目の前にしてさえ・・・わたくしはまだその暖かさを実感出来ずにいました
震える肩に毛布を掛けしっかりと覆ってくださったのは山崎さんだったのです
「どれだけ時間が経っていると思っていたんだ 望月」 ほんの脅しのつもりだったのでしょう ほんの数分・・・それで堪え切れずにわたくしが折れると思っていたのです 自らが振り上げた拳を振り下ろす先を無くした憤りも・・・僅かながら含まれていたのに違いありません
「どのくらい・・・ですか・・」 冷気だけに囲まれた音のない雪の夜 望月さんと二人きりのその時間はあまりに堪え難くほんの数秒にも数十分にも思えていたのです
「5分になるところだった 今夜は外はマイナス3度だ 祥子さんを君に任せたんだぞ 解ってなかったのか!」
「申し訳ございませんでした それほど時間が過ぎているとは思いもしませんでした」 5分・・・零下の外気になにも身につけずに5分 体調が悪ければ発作を起こしかねないぎりぎりの時間だったようです
美貴さんと望月さんだけでなく あとのお二人もそのことは熟知なさっていたようです 解っていたからこその叱責でした
湯気の立つマグカップを差し出した美貴さんの瞳には ほっとした表情と望月さんへの優しさが表れていました しっかりと望月さんの手にマグを握らせるともう一つのマグをわたくしの右側の石塚さんに差し出したのです
「縄を解いてさしあげたいが 望月の手はまだだめでしょう もう少し我慢してください」 美貴さんはわたくしの頬をあたたかな両手で包むと よかった とひと言だけ漏らしてその場を立っていかれたのです
「暖まりますよ」 石塚さんはマグカップから一口くちに含むと凍えるわたくしの唇に・・・口移しされたのです
それは赤ワインをあたためて蜂蜜とレモンを入れたホットワインでした
ゆるゆると唇から流し込まれる甘く暖かな滋味をわたくしはゆっくりと飲み下したのです
ふた口・・・三口・・・奥歯が鳴るようなわたくしの震えが収まってまいりました
四口・・・五口・・・頬に首筋に・・・暖炉の炎の暖かさを感じはじめました
六口・・・七口・・・わたくしの唇に暖かさが戻ってきていたのでしょう
八口・・・ ようやく大きな暖かなため息がわたくしの唇から漏れたのです
「ありがとうございます 石塚さん」
「大丈夫ですか?」
「はい 漸く人心地がつきました」
「良かった ほっとしましたよ」 心配そうにこわばっていた石塚さんの表情が人なつこい柔らかな笑いに包まれたのです
本当に心配してくださっていたのは 口移しで飲まされたワインでわかりました
ほんの少しも欲望を感じさせること無くわたくしの身体の熱を取り戻すためだけに無心に行われる・・・行為だったからです
「望月くん 祥子さんの縄を解いてくれないか」
「はい」 彼はもうとうに回復していたのでしょうか キッチンの奥から返事が聞こえました
「さぁここに座ってください」 石塚さんが指差したのは暖炉の前のソファーセットのローテーブルでした
そこには毛布が1枚敷かれていたのです
わたくしはまだしっかりと立ち上がることができませんでした 肩に掛けられた毛布ごと石塚さんに抱かれて・・・テーブルに腰を下ろしたのです
「失礼いたします」 背後から望月さんの声が聞こえました 肩に掛けられていた毛布を背の中程まで落とすと・・・手首で止められた赤い縄を解きはじめたのです
「・・ひぃっ・・」
「申し訳ありません 冷たかったですか?」 彼の指や手はまだ氷の冷たさを残していました
「いえ ごめんなさい 続けて・・・解いてください」 アルコールと暖炉の火で急激に暖められたわたくしの身体に その冷たさは彼が自分自身を責めている証のように感じられたのです