祥子の少しはしたなくていけない妄想を綴りました 大人の方だけご覧になってください
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プロフィール
HN:
祥子
年齢:
61
性別:
女性
誕生日:
1962/12/28
職業:
フリーデザイナー
趣味:
美味しい珈琲 クラシックの流れるお気に入りの喫茶店 読書 ジャズ ミュージカル お酒 声が魅力的で背の高い男性♪
自己紹介:
寂しがりやの甘えたです。
ぽちゃ、色白、黒髪のストレートロングヘア、お胸はGカップ、眼鏡をしています。真面目そうな感じだって良く言われます。
声は美人かも♪
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14 2006 / 01
夜の深い時間に盛装で表れて略式とはいえフレンチを優雅に楽しむ4人の男女
味を知らないわけはないその1人にテイスティングを挑む・・・職業上の心地よい緊張感がソムリエを包んでいました
とっく・・とっっく・・・ とろりとしたガーネット色の液体がチューリップのようなフォルムのワイングラスに注がれるのです
1998年のラベル 香りも味もすばらしかったヴィンテージのものでした
「ありがとう」 どうぞ と差し出されるグラスにわたくしは唇を寄せたのです
傾けるだけで溢れ出す香り・深く重いでも雑味のない赤の味わい・アクセントともいえるこっくりしたタンニンの後味
「美味しいわ みなさんにも差し上げてください 今日のお料理にぴったりだわ いいヴィンテージを選んでくださったわね」 3人の男性に順にワインをサーブするソムリエに・・・左の太ももをテーブルの下で露にされ男性の手で撫で回されながら・・・にっこりと笑みを浮かべ賛辞をおくったのです
「祥子さんの舌は肥えてますね まさに言う通りだ ありがとう 僕の顔が立ったよ」 恐れ入ります・・・美貴さんの言葉にソムリエが一歩下がった場所で控えめに答えるのです 一流ホテルならではのゆきとどいたサービスでした
「初めてだがこれはしっかりしたボディのワインだね まるで祥子さんのようだ」 脚を手で掴む様にしながら石塚さんが喉をならすのです そしてわたくしの頬に軽くキスをしてみせるのです
「いやですわ 石塚さんたら・・」 彼の指がたった一枚だけのランジェリーの端を彷徨っていることさえ感じさせない様に・・・気まぐれなキスを嗜めるだけにしたのです
それ以上は・・・だめ 軽く睨んでグラスに添えていた手をクロスの下に運びナフキンを直すふりをして 石塚さんの腕を抑えたのです
「本当においしいですよ 祥子さん さすがだ」 しかたないな・・・といった表情で指先で茂みの上をさっと佩く様になでてから手をテーブルに戻すのです
その指をグラスの縁に沿えもう一口・・・
「いい香りだ」 舌の上でワインをころがして・・鼻先に右手の指先をかざすのです どちらの香りを楽しんでいるのか・・・淫らな視線をわたくしに投げながら
「祥子さんと一緒ですとワインも香りを増しますね」 わたくしの手を撫でていた左手をグラスに戻しゆっくりと・・・グラス1/3ほどを楽しまれていた山崎さんがうっとりと言葉を口になさいます
「お上手ですこと」 右隣で石塚さんに比べれば紳士的にわたくしを楽しんでらっしゃる山崎さんにも笑みをお返ししたのです 石塚さんにテーブルの下で脚を嬲られて微かに上がっていた体温のことさえわたくしの手を通してご存知に違いないからです
味を知らないわけはないその1人にテイスティングを挑む・・・職業上の心地よい緊張感がソムリエを包んでいました
とっく・・とっっく・・・ とろりとしたガーネット色の液体がチューリップのようなフォルムのワイングラスに注がれるのです
1998年のラベル 香りも味もすばらしかったヴィンテージのものでした
「ありがとう」 どうぞ と差し出されるグラスにわたくしは唇を寄せたのです
傾けるだけで溢れ出す香り・深く重いでも雑味のない赤の味わい・アクセントともいえるこっくりしたタンニンの後味
「美味しいわ みなさんにも差し上げてください 今日のお料理にぴったりだわ いいヴィンテージを選んでくださったわね」 3人の男性に順にワインをサーブするソムリエに・・・左の太ももをテーブルの下で露にされ男性の手で撫で回されながら・・・にっこりと笑みを浮かべ賛辞をおくったのです
「祥子さんの舌は肥えてますね まさに言う通りだ ありがとう 僕の顔が立ったよ」 恐れ入ります・・・美貴さんの言葉にソムリエが一歩下がった場所で控えめに答えるのです 一流ホテルならではのゆきとどいたサービスでした
「初めてだがこれはしっかりしたボディのワインだね まるで祥子さんのようだ」 脚を手で掴む様にしながら石塚さんが喉をならすのです そしてわたくしの頬に軽くキスをしてみせるのです
「いやですわ 石塚さんたら・・」 彼の指がたった一枚だけのランジェリーの端を彷徨っていることさえ感じさせない様に・・・気まぐれなキスを嗜めるだけにしたのです
それ以上は・・・だめ 軽く睨んでグラスに添えていた手をクロスの下に運びナフキンを直すふりをして 石塚さんの腕を抑えたのです
「本当においしいですよ 祥子さん さすがだ」 しかたないな・・・といった表情で指先で茂みの上をさっと佩く様になでてから手をテーブルに戻すのです
その指をグラスの縁に沿えもう一口・・・
「いい香りだ」 舌の上でワインをころがして・・鼻先に右手の指先をかざすのです どちらの香りを楽しんでいるのか・・・淫らな視線をわたくしに投げながら
「祥子さんと一緒ですとワインも香りを増しますね」 わたくしの手を撫でていた左手をグラスに戻しゆっくりと・・・グラス1/3ほどを楽しまれていた山崎さんがうっとりと言葉を口になさいます
「お上手ですこと」 右隣で石塚さんに比べれば紳士的にわたくしを楽しんでらっしゃる山崎さんにも笑みをお返ししたのです 石塚さんにテーブルの下で脚を嬲られて微かに上がっていた体温のことさえわたくしの手を通してご存知に違いないからです
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13 2006 / 01
「お待たせいたしました 季節野菜のグリルでございます」 白い大皿に10種類の季節の野菜がシンプルに焼かれただけで盛りつけられバジルとバルサミコのソースが絵画のように描かれておりました 添えられた小皿には岩塩・ハーブ塩そしてバージンオリーブオイルが用意されていました
「こんな風にするとお野菜の味も濃くなるのね」 冬に相応しい大根と京人参のグリルをシンプルに塩で味わいました ただ焼いただけではなくきちんと下処理をされたフレンチの技がカジュアルなお料理を引き立てているのです
「暑い時期は野菜のテリーヌが美味しいんですよ ブイヨンのうまみがねしっとりと・・こう・・野菜を包むんです」 フォークを右手に持ち替えた山崎さんの左手がナイフを持つわたくしの右手の指を あのすべらかな手でたどってゆきます
「そうですね 夏にきんと冷えた白ワインとテリーヌは絶品だね 冬はグリルだと 美貴 そろそろ赤ワインに変えないか」 石塚さんの右手がドレスのスリットをくぐりわたくしのストッキングに包まれた太ももに触れるのです 欲情したというよりは ほんの少し軽く・・・
「ええ そう言うだろうとおもってシャトーラグランジュを頼んでおきました もうシャンパンもすっかり空いてしまったみたいですしね 飲み過ぎても知りませんよ」 ははは・・これくらい大丈夫だよ 笑い飛ばす石塚さんの手が太ももの合わせ目までつぅぅぅっと・・・滑ってゆきます
テーブルの下の戯れを美貴さんはご存知なのでしょうか?それとも・・・
ご存知であってもなくても 4人で過ごす場にこのレストランを選んだということはわたくしに毅然とした淑女の姿を示し続けることを期待されているのでしょう
先ほどのレストランの通路でのように
3人の男性の仕掛けるどんな戯れにも凛とした態度を変えないこと わずかに揺らぐようなそぶりさえ押し殺してみせる・・・わたくしはそう決めたのです
「シャトーラグランジュでございます」 ソムリエがわたくしの好きな赤のボトルをまるで儀式のように折り目正しくゆったりと開けてゆきます
「テイスティングは?」 美貴さんに眼で尋ねる様子さえお芝居のようでした
「あちらの女性におねがいします」
わたくし? 石塚さんの指はガーターストッキングの上端をなぞり 山崎さんの手はわたくしの手の甲を大理石の置物のように愛でていたのです このままの状態でワインのテイスティングを望むのでしょうか
にこやかに首を振ってわたくしは美貴さんにソムリエの儀式の続きをお願いしようとしたのです
でも・・・許してはいただけなかったのです
「彼女が一番このワインを愛飲しているんだ 味には厳しいからね 覚悟したほうがいいよ」 眼顔でもう一度ソムリエに指示をするとわたくしに微笑みで命じたのです
「こんな風にするとお野菜の味も濃くなるのね」 冬に相応しい大根と京人参のグリルをシンプルに塩で味わいました ただ焼いただけではなくきちんと下処理をされたフレンチの技がカジュアルなお料理を引き立てているのです
「暑い時期は野菜のテリーヌが美味しいんですよ ブイヨンのうまみがねしっとりと・・こう・・野菜を包むんです」 フォークを右手に持ち替えた山崎さんの左手がナイフを持つわたくしの右手の指を あのすべらかな手でたどってゆきます
「そうですね 夏にきんと冷えた白ワインとテリーヌは絶品だね 冬はグリルだと 美貴 そろそろ赤ワインに変えないか」 石塚さんの右手がドレスのスリットをくぐりわたくしのストッキングに包まれた太ももに触れるのです 欲情したというよりは ほんの少し軽く・・・
「ええ そう言うだろうとおもってシャトーラグランジュを頼んでおきました もうシャンパンもすっかり空いてしまったみたいですしね 飲み過ぎても知りませんよ」 ははは・・これくらい大丈夫だよ 笑い飛ばす石塚さんの手が太ももの合わせ目までつぅぅぅっと・・・滑ってゆきます
テーブルの下の戯れを美貴さんはご存知なのでしょうか?それとも・・・
ご存知であってもなくても 4人で過ごす場にこのレストランを選んだということはわたくしに毅然とした淑女の姿を示し続けることを期待されているのでしょう
先ほどのレストランの通路でのように
3人の男性の仕掛けるどんな戯れにも凛とした態度を変えないこと わずかに揺らぐようなそぶりさえ押し殺してみせる・・・わたくしはそう決めたのです
「シャトーラグランジュでございます」 ソムリエがわたくしの好きな赤のボトルをまるで儀式のように折り目正しくゆったりと開けてゆきます
「テイスティングは?」 美貴さんに眼で尋ねる様子さえお芝居のようでした
「あちらの女性におねがいします」
わたくし? 石塚さんの指はガーターストッキングの上端をなぞり 山崎さんの手はわたくしの手の甲を大理石の置物のように愛でていたのです このままの状態でワインのテイスティングを望むのでしょうか
にこやかに首を振ってわたくしは美貴さんにソムリエの儀式の続きをお願いしようとしたのです
でも・・・許してはいただけなかったのです
「彼女が一番このワインを愛飲しているんだ 味には厳しいからね 覚悟したほうがいいよ」 眼顔でもう一度ソムリエに指示をするとわたくしに微笑みで命じたのです
10 2006 / 01
「あのシェフもこれで祥子さんの虜だな」
「もう 石塚さんたら シェフに怒られますわ」
「美貴 また連れて来いとねだられるぞ」 石塚さんが残りのシャンパンを煽るように飲み干します
「祥子さんが気に入ってくださるならいくらでもお連れしますよ 僕と二人きりならいつでもね」 味には自信があるのでしょう 美貴さんは本気ともつかぬ口調で切り返します
「また独り占めか 美貴」 ははは・・・僕もそうしたいなと揃って笑い声をあげました
ほんとうに仲の良い3人なのです
「祥子さんはあの視線に感じてしまったのではないですか?」 右から山崎さんがわたくしを覗き込みます アップにした髪に隠れることのない耳元と首筋に彼の吐息が吹きかかるようです
「ちっとも召し上がってないですね 生ガキはお嫌いですか」
「いいえ そんなこと」
「沢山の視線に感じて その上グランシェフにまであんなに熱く見つめられて こんなふうにしっとりと身体を潤ませているんでしょうか 祥子さん」 海水から上げたばかりのようにぬめぬめと光るカキを美貴さんが指し示すのです
「やぁ・・ん・・」 Gカップのバストを覆うランジェリーを与えられずシルクのドレス一枚だけで覆われた姿でホテルの中を衆目に晒されながら歩かされているのです 着替えたばかりの新たなTバックも・・・もう・・・
「美貴 だめじゃないですか 祥子さんがますます召し上がれなくなってしまう さぁどうぞ美味しいですよ」 山崎さんがわたくしの口元にライムを絞ったカキを寄せるのです
「自分でいたしますわ」
「僕が食べさせたいんです さぁ」 美貴さんと石塚さんと・・・ホテルのサービスの男性が見ている前で・・・わたくしはそっと唇を開けました 下唇に殻の当たる感触がしてつるっとカキの身がわたくしの喉に入ってゆきました
「・・ん・っくん おいし・い・・ あん」 海のミルクという言葉がぴったりの磯の香りがするこっくりとした味でした 言葉が終わる間もなく唇に残るカキの滴を山崎さんの指が拭っていったのです
「祥子さんの香りのカキ・・美味しいですよ」 すべすべの指先をぺろっと嘗めるのです
「何をなさるの・・・」 お食事・・・それも他の方の眼のあるレストランで それならこれ以上の羞恥を強いられることはないだろうと思っていました でもそれは間違いだったかもしれません
「唇で拭いたいのを我慢したのに酷いですね 祥子さん」 悪戯っぽく山崎さんの眼が光るのです
「それじゃ今度は僕のを食べてもらおうかな」 ワシントン産の丸くて平なカキを石塚さんは大きな手に取ると ライムを絞りかけ・・やはりわたくしの口元にお持ちになるのです
「あぁ〜んして 祥子さん」 わざとわたくしの唇から少し離して・・殻を傾けたのです
つるっと唇をかすめて潮の香りが薄くでもミルキーな小粒の貝肉が口内に入り込んできました 同時に殻に満たされていた海水がわたくしの胸元に滴り落ちたのです
「ん・・ぁっ・・」 手元のナフキンで拭き取ろうとする間もなく胸元に山崎さんの顔が伏せられたのです ぺろっ・・・肌を舐める生暖かい舌の感触がいたしました
「だめ・・」「こら やりすぎだぞ 石塚」 わたくしが抑えた声を上げる間もなく石塚さんは顔をあげたのです
「山崎が言う通りだ 祥子さんの肌の香りがプラスされると何倍も美味しくなるな」 美貴さんの叱責の声すらも堪えないのでしょうか 舌なめずりをするように僅かな汁を味わっているのです
「石塚さんはこれだから 祥子さんが困ってるではないですか」 山崎さんのグラスにサービスの男性がシャンパンを注ぎにまいります 「それに彼も ね」
山崎さんにアイコンタクトをされたサービスの若い男性は 熟した大人の男女の戯れに頬を軽く染めておりました
「次の皿が来たようです 祥子さんどうぞ最後のカキを召し上がってください」 わたくしはようやく自分の手で的矢のカキを口にすることができました
「もう 石塚さんたら シェフに怒られますわ」
「美貴 また連れて来いとねだられるぞ」 石塚さんが残りのシャンパンを煽るように飲み干します
「祥子さんが気に入ってくださるならいくらでもお連れしますよ 僕と二人きりならいつでもね」 味には自信があるのでしょう 美貴さんは本気ともつかぬ口調で切り返します
「また独り占めか 美貴」 ははは・・・僕もそうしたいなと揃って笑い声をあげました
ほんとうに仲の良い3人なのです
「祥子さんはあの視線に感じてしまったのではないですか?」 右から山崎さんがわたくしを覗き込みます アップにした髪に隠れることのない耳元と首筋に彼の吐息が吹きかかるようです
「ちっとも召し上がってないですね 生ガキはお嫌いですか」
「いいえ そんなこと」
「沢山の視線に感じて その上グランシェフにまであんなに熱く見つめられて こんなふうにしっとりと身体を潤ませているんでしょうか 祥子さん」 海水から上げたばかりのようにぬめぬめと光るカキを美貴さんが指し示すのです
「やぁ・・ん・・」 Gカップのバストを覆うランジェリーを与えられずシルクのドレス一枚だけで覆われた姿でホテルの中を衆目に晒されながら歩かされているのです 着替えたばかりの新たなTバックも・・・もう・・・
「美貴 だめじゃないですか 祥子さんがますます召し上がれなくなってしまう さぁどうぞ美味しいですよ」 山崎さんがわたくしの口元にライムを絞ったカキを寄せるのです
「自分でいたしますわ」
「僕が食べさせたいんです さぁ」 美貴さんと石塚さんと・・・ホテルのサービスの男性が見ている前で・・・わたくしはそっと唇を開けました 下唇に殻の当たる感触がしてつるっとカキの身がわたくしの喉に入ってゆきました
「・・ん・っくん おいし・い・・ あん」 海のミルクという言葉がぴったりの磯の香りがするこっくりとした味でした 言葉が終わる間もなく唇に残るカキの滴を山崎さんの指が拭っていったのです
「祥子さんの香りのカキ・・美味しいですよ」 すべすべの指先をぺろっと嘗めるのです
「何をなさるの・・・」 お食事・・・それも他の方の眼のあるレストランで それならこれ以上の羞恥を強いられることはないだろうと思っていました でもそれは間違いだったかもしれません
「唇で拭いたいのを我慢したのに酷いですね 祥子さん」 悪戯っぽく山崎さんの眼が光るのです
「それじゃ今度は僕のを食べてもらおうかな」 ワシントン産の丸くて平なカキを石塚さんは大きな手に取ると ライムを絞りかけ・・やはりわたくしの口元にお持ちになるのです
「あぁ〜んして 祥子さん」 わざとわたくしの唇から少し離して・・殻を傾けたのです
つるっと唇をかすめて潮の香りが薄くでもミルキーな小粒の貝肉が口内に入り込んできました 同時に殻に満たされていた海水がわたくしの胸元に滴り落ちたのです
「ん・・ぁっ・・」 手元のナフキンで拭き取ろうとする間もなく胸元に山崎さんの顔が伏せられたのです ぺろっ・・・肌を舐める生暖かい舌の感触がいたしました
「だめ・・」「こら やりすぎだぞ 石塚」 わたくしが抑えた声を上げる間もなく石塚さんは顔をあげたのです
「山崎が言う通りだ 祥子さんの肌の香りがプラスされると何倍も美味しくなるな」 美貴さんの叱責の声すらも堪えないのでしょうか 舌なめずりをするように僅かな汁を味わっているのです
「石塚さんはこれだから 祥子さんが困ってるではないですか」 山崎さんのグラスにサービスの男性がシャンパンを注ぎにまいります 「それに彼も ね」
山崎さんにアイコンタクトをされたサービスの若い男性は 熟した大人の男女の戯れに頬を軽く染めておりました
「次の皿が来たようです 祥子さんどうぞ最後のカキを召し上がってください」 わたくしはようやく自分の手で的矢のカキを口にすることができました
09 2006 / 01
「いつものシャンパンと生ガキを頼むよ それからシェフにおまかせするからあまり重くない美味しいメニューを頼む」 4人が座ったところで美貴さんが支配人に指示をします
「わかりました 後ほどシェフを伺わせます どうぞごゆっくりお過ごしください」 一礼をして去る支配人と入れ替わりに4人の前にシャンパングラスが置かれたのです
「祥子さんに 乾杯!」 石塚さんの声に他の二人も目線にグラスを上げて乾杯をいたしました
「ふふ 他の客席の男性達の視線見ましたか」 山崎さんが愉快そうにおっしゃいます テーブルに3種類の生ガキの盛り合わせがまいりました
「美貴は前を歩いていたから気がつかなかったろう」 厚岸のカキを手に石塚さんはぐいとシャンパンを煽るのです
「いや 僕の前のほうの席の女性までこちらを見ていたからね」
「視線が祥子さんをすうっ・・と追うんだ」
「これだけ艶めかしければ男なら視てあたりまえです」
「おっしゃらないで・・・」 男性達の声にわたくしは顔を赤らめてしまいました
「ドレスの脇から覗き込もうとしていた不埒な輩もいたな」
「気になるでしょうね このライン」 右隣の山崎さんがドレスの外側の乳房のラインにつっと指を走らせるのです
「あっ・・く だ・め・・」 このテーブルにはサービスの男性が1人ついているのです 次々と空くグラスをシャンパンで満たしカキの殻を片付けてゆくためにです 淫らな声をあげるわけにはまいりません
声を押さえた分 わずかにした身じろぎさえ・・・テーブルに落ちているスポットライトの光を揺れるビーズが反射させてしまうのです
「揺れるだけ反射するビーズ こんなに刺激的とは思わなかった これは計算か?美貴」 石塚さんの手には既に2杯目のシャンパンも半分ほどになっていました
「違うさ 祥子さんに似合うと思って手にいれただけさ うれしい誤算だよ」
「煌めきの分だけ想像を誘いますよね それも上げ底なんかじゃない いまどきの若い人たちと違いますからね 祥子さんは」
「ああ 増えたな 服の上から見ると結構なバストだと思うが脱がせてみると貧相なのが 祥子さんのが本物なのはこの姿を見れば一目でわかるからな」 左隣の石塚さんの視線が脇にかすかに見える乳房の膨らみをなぶってゆきます
「祥子さんの前で他の女性の話なんて 行儀がわるいぞ 石塚」 嗜める様に美貴さんが軽く睨むのです
「美貴様 いらっしゃいませ」 太く落ち着いた声がしました 大柄でゆったりとした存在感のある男性でした
このレストランのグランシェフでした お三方とは顔見知りのようです それぞれにご挨拶を交わされてからわたくしを見つめにっこりと挨拶をしてくださいました
「今夜はどういたしましょうか」 ゆっくりと美貴さんに視線を戻されていつものことのようにおっしゃるのです
「シャンパンとシャトーラグランジュをいただこうと思ってますからそれに合うものを 祥子さん お嫌いなものはありますか?」 シェフの瞳がまたわたくしの元へ動きます それも深く開いた胸元へ露骨ではないように慎み深く視線が行き来するのがわかりました
「いいえ 好き嫌いはありませんから シェフのおすすめのものをいただけたらうれしいですわ」 わたくしは軽く微笑みながらシェフに答えました
「ジビエでも召し上がれますか 祥子様」 わたくしの名前を噛み締める様に繰り返されるのです
「ええ 好きです 兎でも鹿でもシャトーラグランジュには合いますものね」
「承知いたしました このお時間ですから軽く召し上がれる様にいたします」
「よろしくおねがいします」 美貴さんの一言で一礼をしてからシェフは厨房に戻られたのです
「わかりました 後ほどシェフを伺わせます どうぞごゆっくりお過ごしください」 一礼をして去る支配人と入れ替わりに4人の前にシャンパングラスが置かれたのです
「祥子さんに 乾杯!」 石塚さんの声に他の二人も目線にグラスを上げて乾杯をいたしました
「ふふ 他の客席の男性達の視線見ましたか」 山崎さんが愉快そうにおっしゃいます テーブルに3種類の生ガキの盛り合わせがまいりました
「美貴は前を歩いていたから気がつかなかったろう」 厚岸のカキを手に石塚さんはぐいとシャンパンを煽るのです
「いや 僕の前のほうの席の女性までこちらを見ていたからね」
「視線が祥子さんをすうっ・・と追うんだ」
「これだけ艶めかしければ男なら視てあたりまえです」
「おっしゃらないで・・・」 男性達の声にわたくしは顔を赤らめてしまいました
「ドレスの脇から覗き込もうとしていた不埒な輩もいたな」
「気になるでしょうね このライン」 右隣の山崎さんがドレスの外側の乳房のラインにつっと指を走らせるのです
「あっ・・く だ・め・・」 このテーブルにはサービスの男性が1人ついているのです 次々と空くグラスをシャンパンで満たしカキの殻を片付けてゆくためにです 淫らな声をあげるわけにはまいりません
声を押さえた分 わずかにした身じろぎさえ・・・テーブルに落ちているスポットライトの光を揺れるビーズが反射させてしまうのです
「揺れるだけ反射するビーズ こんなに刺激的とは思わなかった これは計算か?美貴」 石塚さんの手には既に2杯目のシャンパンも半分ほどになっていました
「違うさ 祥子さんに似合うと思って手にいれただけさ うれしい誤算だよ」
「煌めきの分だけ想像を誘いますよね それも上げ底なんかじゃない いまどきの若い人たちと違いますからね 祥子さんは」
「ああ 増えたな 服の上から見ると結構なバストだと思うが脱がせてみると貧相なのが 祥子さんのが本物なのはこの姿を見れば一目でわかるからな」 左隣の石塚さんの視線が脇にかすかに見える乳房の膨らみをなぶってゆきます
「祥子さんの前で他の女性の話なんて 行儀がわるいぞ 石塚」 嗜める様に美貴さんが軽く睨むのです
「美貴様 いらっしゃいませ」 太く落ち着いた声がしました 大柄でゆったりとした存在感のある男性でした
このレストランのグランシェフでした お三方とは顔見知りのようです それぞれにご挨拶を交わされてからわたくしを見つめにっこりと挨拶をしてくださいました
「今夜はどういたしましょうか」 ゆっくりと美貴さんに視線を戻されていつものことのようにおっしゃるのです
「シャンパンとシャトーラグランジュをいただこうと思ってますからそれに合うものを 祥子さん お嫌いなものはありますか?」 シェフの瞳がまたわたくしの元へ動きます それも深く開いた胸元へ露骨ではないように慎み深く視線が行き来するのがわかりました
「いいえ 好き嫌いはありませんから シェフのおすすめのものをいただけたらうれしいですわ」 わたくしは軽く微笑みながらシェフに答えました
「ジビエでも召し上がれますか 祥子様」 わたくしの名前を噛み締める様に繰り返されるのです
「ええ 好きです 兎でも鹿でもシャトーラグランジュには合いますものね」
「承知いたしました このお時間ですから軽く召し上がれる様にいたします」
「よろしくおねがいします」 美貴さんの一言で一礼をしてからシェフは厨房に戻られたのです
08 2006 / 01
ヒールを履くと170センチを優に超えてしまうわたくしを、大柄なこの方達は守る様に囲んで歩いてくださるのです
「いってらっしゃいませ」 ドアを開けて運転手が控えておりました
「あぁ 食事に行ってくるよ よろしくたのむ」 主の言葉に静かに会釈を返し見送ってくれました なのにわたくしとは一度も視線を合わせてはくれなかったのです
「大丈夫ですよ 祥子さん」 エレベーターホールでわたくしの横顔を見た美貴さんが微笑むのです
「望月には僕たちがこれからいただくのと同じレストランからルームサービスが届くようになっています さすがにこのメンバーで同じ席に着かせるわけにはいきませんからね」 運転手がどうするのか気になっていたわたくしはほっといたしました
「なんだい 祥子さんは望月くんがお気に入りなのか?」 石塚さんが意外そうにわたくしの表情を見ています
「美貴が祥子さんを箱根で独り占めになんかするからさ」
「しかたないじゃないか あんな素直な大型犬のような眼をされたら可愛くもなるだろう ね 祥子さん」 箱根でのことを知らない訳でもない美貴さんがその場を取りなす様に でもわたくしの反応を試す様に相づちを求めます
「望月さんも素敵ですわ」 彼を好ましく思う気持に嘘はありません といって年若い彼とのことをどう扱ったらいいのか・・・決めかねてもいたのです だから一番当たり障りのない答えを口にしたのです
「祥子さんは大人ですね」 なにかを察したのでしょう レストランフロアに着いたのをしおに山崎さんが話を切り上げてくださったのです
美貴さんが軽く手を上げると支配人がわたくし達を席まで案内してくれました
細い通路を 身体の側面を晒しながら歩いてゆかねばならないのです
一足ごとに揺れるバストの存在を上半身のビーズが跳ね返す間接照明の繊細な灯りがあきらかに主張しているのを意識せずにはいられませんでした
たふ・・たゆん・・・ Gカップの乳房の重みと質量がわたくしを裏切るのです
白い肌と黒のシルクのコントラストがそれを際立たせているのもわかっていました
この場をわたくしはすっと背筋を伸ばして誇り高く通り過ぎることに決めました
卑屈な態度も羞恥に染める頬も ここには全くといって相応しくはなかったからです
アルカイックな微笑みを唇に浮かべ見たいなら好きなだけご覧なさい・・・そんな言葉さえ聞こえそうな態度で歩を進めました
時折きらりと光る胸元のペンダントトップと髪飾りが無言でわたくしたちの存在を主張していたのでしょう
フロアを横切り・・・いくつもの席のお客様たちから・・・なにげな視線を投げかけられながら一番奥の窓際に案内されたのです
その席は窓に向かってゆったりと半円を描くテーブルが用意されていました
他のフロアからは通路を隔てて一段低く 視線を遮るような設計になっていました
「ありがとう」 椅子を引いてくださった支配人に御礼を言い 肩に掛けたストールをするっと落とすと・・・差し出したのです
目の前に突然表れた白い背中に ハッとした支配人の手がほんの一瞬遅れました
「お預かりいたします」 それでもプロの威厳を保ちながらわたくしの手からストールを受け取ると腕にかけ椅子を押してくださいました
「いってらっしゃいませ」 ドアを開けて運転手が控えておりました
「あぁ 食事に行ってくるよ よろしくたのむ」 主の言葉に静かに会釈を返し見送ってくれました なのにわたくしとは一度も視線を合わせてはくれなかったのです
「大丈夫ですよ 祥子さん」 エレベーターホールでわたくしの横顔を見た美貴さんが微笑むのです
「望月には僕たちがこれからいただくのと同じレストランからルームサービスが届くようになっています さすがにこのメンバーで同じ席に着かせるわけにはいきませんからね」 運転手がどうするのか気になっていたわたくしはほっといたしました
「なんだい 祥子さんは望月くんがお気に入りなのか?」 石塚さんが意外そうにわたくしの表情を見ています
「美貴が祥子さんを箱根で独り占めになんかするからさ」
「しかたないじゃないか あんな素直な大型犬のような眼をされたら可愛くもなるだろう ね 祥子さん」 箱根でのことを知らない訳でもない美貴さんがその場を取りなす様に でもわたくしの反応を試す様に相づちを求めます
「望月さんも素敵ですわ」 彼を好ましく思う気持に嘘はありません といって年若い彼とのことをどう扱ったらいいのか・・・決めかねてもいたのです だから一番当たり障りのない答えを口にしたのです
「祥子さんは大人ですね」 なにかを察したのでしょう レストランフロアに着いたのをしおに山崎さんが話を切り上げてくださったのです
美貴さんが軽く手を上げると支配人がわたくし達を席まで案内してくれました
細い通路を 身体の側面を晒しながら歩いてゆかねばならないのです
一足ごとに揺れるバストの存在を上半身のビーズが跳ね返す間接照明の繊細な灯りがあきらかに主張しているのを意識せずにはいられませんでした
たふ・・たゆん・・・ Gカップの乳房の重みと質量がわたくしを裏切るのです
白い肌と黒のシルクのコントラストがそれを際立たせているのもわかっていました
この場をわたくしはすっと背筋を伸ばして誇り高く通り過ぎることに決めました
卑屈な態度も羞恥に染める頬も ここには全くといって相応しくはなかったからです
アルカイックな微笑みを唇に浮かべ見たいなら好きなだけご覧なさい・・・そんな言葉さえ聞こえそうな態度で歩を進めました
時折きらりと光る胸元のペンダントトップと髪飾りが無言でわたくしたちの存在を主張していたのでしょう
フロアを横切り・・・いくつもの席のお客様たちから・・・なにげな視線を投げかけられながら一番奥の窓際に案内されたのです
その席は窓に向かってゆったりと半円を描くテーブルが用意されていました
他のフロアからは通路を隔てて一段低く 視線を遮るような設計になっていました
「ありがとう」 椅子を引いてくださった支配人に御礼を言い 肩に掛けたストールをするっと落とすと・・・差し出したのです
目の前に突然表れた白い背中に ハッとした支配人の手がほんの一瞬遅れました
「お預かりいたします」 それでもプロの威厳を保ちながらわたくしの手からストールを受け取ると腕にかけ椅子を押してくださいました