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祥子の少しはしたなくていけない妄想を綴りました 大人の方だけご覧になってください
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プロフィール
HN:
祥子
年齢:
61
性別:
女性
誕生日:
1962/12/28
職業:
フリーデザイナー
趣味:
美味しい珈琲 クラシックの流れるお気に入りの喫茶店 読書 ジャズ ミュージカル お酒 声が魅力的で背の高い男性♪
自己紹介:
寂しがりやの甘えたです。
ぽちゃ、色白、黒髪のストレートロングヘア、お胸はGカップ、眼鏡をしています。真面目そうな感じだって良く言われます。
声は美人かも♪
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08 2006 / 01
ジャグジーを出て、用意されていた髪飾りを手にしました
かんざし型の髪飾りは いつも背に垂らしているわたくしのストレートのロングヘアをタイトにアップにまとめるように・・・という意味なのでしょう
ランジェリーをつけドレスを纏ったとこで 言われていた時間まであと5分になってしまいました
シルクオーガンジーを重ねたミドル丈のドレスは上半身に繊細なビーズ刺繍を施された黒のシックなものでした 前身頃を首に掛けるようなデザインになっていて脇から背中が全く開いていたのです 
それでも肩甲骨の真下ほどを横切るラインまでは後身頃がありましたから・・・わたくしのバストのボリュームを支える役目は果たしておりました
露になった背中と肩を覆う様に用意されていた、ドレスと同じビーズ刺繍を施したベルベットの大判のストールを掛けました
最後にベルベットのリボンを首筋に巻き後をリボンに結んで脚元に用意してあった7センチヒールのパンプスを履いて わたくしはドアを開けたのです

 
「これは見事ですね」 山崎さんがさっと近づきわたくしをソファーまでエスコートしてくださいました
わたくしには賞賛の声も辱めにしか受け取れませんでした
なぜなら用意されたランジェリーの中には・・・Gカップのバストを支えるブラジャーがなかったからです 
ベアトップ・・という背中の開いたデザイン・・なのでブラジャーを着けることはたしかにできないのです でも わたくしの身体をご存知なのにあえてこのデザインを選ばれたなんて羞恥を煽るための衣装でしかありえません
男性の手のひらにさえにあまる白い乳房は一足ごとに光るビーズに覆われたシルクの中でたゆん・・・と揺れるのです
そして前身頃はわたくしの脇の乳房のラインをほんのわずかではありますが曝けださせていたのです
「綺麗ですよ 祥子さん」 わざと腕を組んで歩く山崎さんの腕には わたくしのはしたない乳房の揺れがそのまま感じられていたはずなのです なのに空々しくそんな言葉を囁くのです
「美貴のセンスもなかなかだな 本当に似合ってますよ」 豪快な感じの石塚さんが見直したぞというように美貴さんの肩を叩いています
「やっぱりあの時思った通りだ 祥子さんは着物もいいがドレスが似合う その白いミルク色の肌と黒のシルク このドレスを見た時どうしてもあなたに着てもらいたかったんですよ」 山崎さんからわたくしを受け取るとやはり・・・腕を差し出すのです
別のドレスがあればそれに着替えさせて・・・とお願いするつもりでした でもその言葉さえ今夜の彼らには新たな責めの要因にしかならないと 諦めたのです
バーのカウンターから連れてこられたこの部屋のベッドルームで身体の全てでこの3人を受け入れてしまったあの時から 今宵のことは決まっていたのでしょう

 
「お食事はこちらでではないのですか?」 この方達のことですエクゼクティブスイートのダイニングにルームサービスでのお食事なのだと思ったのです
「せっかくですから、レストランを予約したのですよ。こんな素敵な祥子さんを見せびらかすチャンスを逃すなんてもったいない」 美貴さんがドアに向かってわたくしをエスコートしてゆきます
「そんな・・・」 この姿をこの方達以外の人に晒すの・・・
「この部屋よりも下の階ですから少し眺めが悪いのですが窓際の席をリザーブしてあります 都内の夜景を楽しみながらゆっくり食事をしましょう」 山崎さんが振り返るように仰るのです そして石塚さんも・・・
「今夜は東京タワーが0時にもう一度ライトアップするらしい それを見ながら乾杯しましょう」
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07 2006 / 01
ドレッシングルームの先はジャグジーでした
壁にはダナキャランのアメリカンスリーブのドレスとストールが掛けられ、ランジェリーが用意されていました
ただ、そこにあったランジェリーはガーターベルトと黒のシームストッキング それにTバックのパンティだけだったのです

 
「祥子さん その首はどうしたのですか?」 美貴さんの指がほんの微かになっているはずの首輪の痕をなぞるのです
今朝方までわたくしに付けられていたカメラマンさんの赤い首輪の痕
薄く・気づかれずに済むと思っていたその痕を指摘されて とっさに手で隠すような仕草をしてしまったのです
「その位置・上下についた痕 犬の首輪でも付けられていたのですか」 わたくしの黒髪を掻きあげてうなじまでも確認するようになぞります
「ちがい・ま・す・」 事実を指摘されて否定の声は弱々しくなるしかありませんでした
「祥子さんに犬の首輪ですか 確かにそそりますね でももっと素敵な姿にすることもできるのに無粋な男ですね」 その痕に唇を這わすのです
「違う・・わ」
「これだけでも充分に祥子さんを嬲れそうですけれど時間が無いのが残念ですね」 ふっ・・とため息をつくとわたくしから離れサイドデスクにある黒塗りの箱からベルベットのリボンを取り出してきたのです
「微かですけれどうなじの痕が気になります 祥子さんの肌にはアクセサリーなど不要だと思っていましたが 今夜はこれを付けてください」
渡されたリボンにはプラチナとダイヤでつくられたペンダントトップがついていたのです 用意されていた簡単な髪飾りと同じモチーフでした
「これ?」 一目でそれが本物であることがわかる繊細な造りでした あまりに高価なものにわたくしは驚きを隠せなかったのです
「箱根で祥子さんに約束したプレゼントですよ 今夜は僕のでその身を飾って楽しませてください」
「でも こんなに・・」
「祥子さんの3日間をいただくのです 当然です それにあの夜望月が用意したものほどではありませんからね」

 
美貴さんは改めてわたくしの前に跪かれたのです
「箱根では全て望月にさせましたが 後で考えたらあまりにもったいなかった 今夜は僕らが交互に祥子さんの着替えを手伝わせてもらいますよ」 左のガーターストッキングの留め具に手を伸ばすのです
「お願い・・・自分でいたしますわ だめ」 身を引こうとするわたくしの腰を左手で引き寄せてTバックに顔を埋めるのです わたくしの身体は繰り返される言葉責めにすでに蜜を溢れさせていたのです
「いい薫りだ このまま味わいたくなる おとなしくしてください祥子さん 時間がないのです こんなに濡らしたままでレストランに行きたいのですか?」 わたくしの脚を持ち上げパンプスを脱がせます
「それともこのまま犯して僕の精液の匂いまでつけてランジェリーもなしでお食事に行きますか?」 ガーターストッキングの留め具を外します
「いやぁ・・ゆるして・・・」 するするとストッキングを下ろすのです 
「ジャグジーでさっぱりとしてからお食事したいでしょう」 わたくしの後に回り背中のホックを一つづつ外します
「あぁぁ・・きれいだ どんな高価なランジェリーよりも祥子さんの肌がいちばんきれいですよ」 肩のストラップを引き下ろすたびに・・・乳房がたふん・たふ・・と揺れるのです
「さぁ 僕の肩に手をかけて」 Tバックの両脇を持ってゆっくりと脱がせてゆきます リバーレースに押さえられていた漆黒の茂みがふわっと立ち上がり・・女の薫りが溢れ出したのです
「逢ったばかりなのにこんなに濡らして だめじゃないですか 祥子さん」 手にしたTパックの細いクロッチを鼻先に近づけて・・・
「だめっ・・・やめてください」 どうして男の方はこのような恥ずかしいことをなさるのでしょうか
「ふふ これからいくらでも楽しめますからね」 わたくしにバスタオルを巻き付けるとジャグジーのドアを開けたのです
「30分で用意してください リビングで待っていますよ」 ちゅっ・・軽くキスをして美貴さんはドレッシングルームから出ていったのです
06 2006 / 01
美貴さんは今夜もゼニアのスーツに身を固めておりました 他のお二人もはじめてお逢いした時と同様に趣味の良いスタイルをしてらしたのです
「祥子さん この前は美貴が抜け駆けをしたようですね」 わたくしの隣に座る山崎さんがグラスを傾けながら少し強い口調でそうおっしゃるのです
「抜け駆けではないですよ お二人とも忙しかっただけでしょう」 ふふ あの夜を思い出しているのでしょうか 美貴さんは含み笑いをしながら山崎さんの言葉を躱します
「箱根のあの宿ででしょう いい宿ですよね 祥子さん」 石塚さんもいらしたことがあるのでしょうか あの奥の離れを知っているような仰り方です
「ええ 素敵な女将と素敵なお宿でしたわ」
「それを聞かされましてね どうしても今度は僕たちがご招待をしたかったんですよ」 山崎さんはわたくしの左手をすべすべとした手で撫でているのです
「美貴はいなくても良かったんだけれどね」 
「石塚 それはないだろう この部屋を提供しているじゃないか」
それはそうだな はははは・・とリラックスした笑い声を上げる石塚さんは無邪気な男の子のようでした
「美貴が酷い事をしたのではないですか? あの後なかなかあのバーにいらしていただけなかったようですね 祥子さん」 その言葉に頬を赤らめてうつむくわたくしを山崎さんが愛おしげに見つめるのです
「そんな・・・」 3人の男性の視線はどなたも強くわたくしを揺さぶります
「今夜はここで過ごして それから雪の別荘にお連れしますからね」 髪を愛でている手を止めることなく石塚さんが思わぬことをおっしゃるのです
「えっ・・」 このまま静かな都内で過ごすのだとばかり思っていたのです
「そのために車も用意しましたからね」 この方達はいったいどういった方達なのでしょうか わたくしと過ごすためだけに車までご用意になるなんて

 
「食事に行きましょう 祥子さん 隣の部屋にあなたへのプレゼントが用意されています 着替えて来てください」 美貴さんがわたくしの手を取って立たせてくださいました
「ええ いってまいりますわ」 一歩を踏み出したわたくしの手を山崎さんが掴みます
「ちょっと待ってください 今夜はどんなランジェリーを付けているのですか? 祥子さん」 3人の男性に取り囲まれる様に立ち塞がられてしまったのです
「そうだ もったいないことをするところだった」
「いやぁぁ・・・」 石塚さんがわたくしの髪を左にまとめると後に立つ美貴さんがカーディガンを剥ぎ取り・・・山崎さんが背中のファスナーを引き下ろしたのです
「おとなしくしてください わかっていますよね 祥子さん」 美貴さんがワンピースの肩を剥き下ろします
パ・サッ・・ 脚元に輪のようにワンピースが落ちました
「ほぉっ・・」「これは・・・」「いいですね 黙って脱がせてしまうのはもったいない」 わたくしの手は美貴さんによって後に一つにまとめられていました
桜色のリバーレースはコルセットのようなシルエットで柔らかくウエストを締め上げ 膨らみの強調されたGカップのバストをリバーレース1枚だけが たふふ・・と支えていたのです
コルセットの裾のコウモリの羽のような曲線から伸びたストラップは黒のストッキングを吊り・・・茂みを透かせたそろいのレースのTバッグを額縁のように彩るのです
「レストランの予約は何時だったっけ」
「そろそろだね」
「もっとゆっくりにしておけばよかった」
口々にそういうと・・・山崎さんと石塚さんはレースの上からしこり立った左右の先端を含み・・美貴さんはわたくしの露になったヒップを鷲掴みにしていたのです
「はぁぁ・・ん・・だ・・め・・」 立ったままで愛撫されるなんて・・それもお食事にこれから行くというのに
「祥子さん このままでお逝きなさい」 左右の敏感な先端はリバーレースの凹凸さえも刺激として受け入れ・・その周囲を這う男性のぬめぬめとした舌の感触が・・・体内を響く快感が全く触れられていないわたくしの花芯と真珠をさえ疼かせていたのです
「弱いの・・ゆるし・・て」 揉みしだかれる尻肉にくいこむ男性の指先が・・耳をねぶる美貴さんの舌がわたくしを前屈みにさえさせてくれずに・・・快感に溺れろと言わんばかりだったのです
「これでどうですか」 か・・ぷっ・・石塚さんがより感じやすい左の乳首を甘噛みするのです
「はぁうっ・・・」 身を反らせるようにしてさえおののきを止めることができなかったのです
「おねだりですね 逝きなさい 祥子さん」 突き出した太ももの狭間に指をさしいれると山崎さんはわたくしの真珠をリバーレースごしに擦りあげたのです
「あっ・・あぁぁぁぁ・・」 リビングルームの中心でわたくしは立ったままで美貴さんに支えられて逝かされてしまったのです

 
「ランジェリーも用意してあります このままではレストランのお客様を祥子さんの香りで酔わせてしまいそうだからね 着替えてきてください」 代わる代わる口づけをされながら昂りがおさまるまで美貴さんに支えられていたわたくしをようやく離してくださったのです
「これは僕が・・」 脚元のワンピースは山崎さんの手に拾い上げられていました
わたくしは愛液と男性たちの唾液に濡れたランジェリーだけの姿で美貴さんに連れられて・・・指さされたドレッシングルームへ入っていったのです
05 2006 / 01
ピンポン・・・ ドアベルを押ししばらくするとドアが開けられました
「祥子さん 良くいらしてくださいましたね どうぞこちらへ」 主と呼ばれている男性でした
「お招きいただいてありがとうございます」 挨拶する間もなくコートを脱がされてドアの側にあるクローゼットに収められました そこにはすでに3着の紳士もののコートが掛けられていたのです
「私は荷物を下ろしてまいります」 運転手はそう言うと主から一枚のカードキーを手渡されて地下の駐車場に向かいました
「もうフェロモンの薫りを漂わせて 祥子さんどうなさったのですか?」 運転手のキスでわたくしの身体が反応していることに気がついてしまったのでしょうか 男性はわたくしの耳元で囁いたのです
「ちが・・い・まぁ・・ん」 望月さんの立場を悪くすることなどできません 耳を真っ赤にしながらもわたくしは否定の言葉を口にしました その唇を塞がれてしまったのです
「くちゅ・・・はぁ・・ん・」 舌を吸い上げられるようにねぶられて・・・ワンピースの裾から手を差し入れストッキングの上の太ももの合わせ目に指を這わせるのです
「ふふ 祥子さんは望月のことがお気に入りのようですね なにもされなくても一緒にいるだけでこんなにするんじゃ ね」 エレベーターの中のことを見透かすようにわたくしを言葉で嬲り始めたのです

 
「これでようやく乾杯できます さぁ こちらへ」 通されたのは以前一人で朝食をいただいたリビングルームでした
「長いお出迎えだなぁ 待ちくたびれたよ」 すべすべした手の男性がソファーから振り返ります
「こんばんは 祥子さん お久しぶりです」 立ち上がってわたくしを抱きしめたのは髪を愛でてくれた男性です わたくしの髪を撫でるようにして顔をあおのけると軽くキスをされたのです
「僕にもキスをさせてくれないか」 わたくしの手にすべすべの手指を絡める様にすると・・・くっと引き寄せてキスをするのです
「ふっ 君はもう楽しんだのだろう ゆっくりした出迎えだったからな」 髪を撫でる男性は主をからかう様にいうにです
「いや 望月に指示をして遅くなっただけだよ ね、祥子さん」 わたくしの肩を引いて背後から顔を被せるようにして軽いキスを繰り返しました
「挨拶も済んだろう 乾杯をしようじゃないか」 わたくしを背後から抱くようにしてソファーに連れてゆくのです マムを注いだシャンパングラスが瞬く間に4つ用意されました
「祥子さんと迎える新年に 乾杯!」 チン・・・バカラのグラスの硬質なクリスタルの音が部屋に響いたのです

 
「皆さんはご家庭はよろしいの? 新年をわたくしとなんて・・・」 一夜を気まぐれに過ごすのではないのです 年越しの3日間をわたくしと 口にしてはいけないかと思いながらつい質問をしてしまったのです
「ええ 僕たちは独身なのですよ」 髪を愛でる男性が思わぬ言葉を口にしました どなたも40代前後・・・家庭を持っていてもおかしくない年代だったからです
「そういえば 自己紹介もしていなかったですね 僕は山崎といいます アパレルの会社を経営しているんですよ」 すべすべとした手の男性は・・・山崎さんだったのです
「僕は不動産です 石塚です」 髪を愛でてくださったがっしりとした男性は石塚さんと仰ったのです
「僕は美貴です 株やディーリングをしているんですよ」 主と運転手から呼ばれていた男性は美貴さんだったのです ただ、このホテルやあのバーを考えると・・・ただのディーラーではないのでしょう
04 2006 / 01
カードに書いてあった約束の時間の午後9時

セルシオは約束の場所に時間通りに到着しました
わたくしの目の前に停まると独特なドアの開閉音がして・・・運転手の望月さんが降り立ちました
「祥子様 お久しぶりです」 いつもの主の方がいらっしゃる時の通り礼儀正しく視線すら合わせない様にして後部座席のドアを開けてくださったのです
ドアの中には 予想に反してどなたもいらっしゃらなかったのです
「主がお待ちになっております どうぞ」 望月さんとのあの箱根の最後の夜 誰も側にいないのならあの時の二人きりの時をわずかでも持てるかと思っていたのに・・・彼は運転手という役割に徹した姿勢を取り続けたのです

 
カードには何も持たずに身一つでいらしてください・・・そう書かれていたのです そして3日間を僕たちにください・・と
わたくしは首もとに薄く残る首輪の痕を気にして黒のハイネックのノースリーブワンピースにニット・カーディガン ミンクのミドル丈のコートを羽織っておりました
ランジェリーは桜色のレースのセットにしたのです 先日のターコイズブルーのものと同じブランドのストレッチリバーレースだけでつくられたスリーインワンとTバックです コルセット付きのブラジャーから伸びるストラップの先にガーター用の黒のストッキングを止め付けました 今夜だけは・・・スリップを身につけなかったのです 脚元はシンプルな黒のハイヒールを履きました
きっと・・どんな用意をしていっても・・・あの方達が用意をされたプレゼントを身に付けて3日間を過ごすことになるのでしょう あの箱根の一夜のように

 
「今日はどちらに行くのですか?」 黙って都内をゆく運転手にわたくしはようやく話しかけたのです それほどに彼の背中は張りつめておりました
「いつものホテルにお連れするように言われております」 バックミラー越しにわたくしに視線を合わせると彼はそう口にしたのです
運転手の主の持ち物らしい・・・タワーホテルの最上階のエクゼクティブ・スィート オペラピンクのランジェリーを身に付けた夜に3人の紳士に同時に犯されたあの部屋なのでしょう
「今日はどなたがいらっしゃるの?」 気にかかっていたもう一つの質問をいたしました
「私は存じません 祥子様をお連れする様にと言われていただけですので」 運転手の声には・・・わたくしを彼の主達の手に引き渡し彼自身は指一本も触れられないことになるであろう・・・そんな夜への苦しみも含まれているようでした
これ以上の質問はしないでほしい そう言っているような彼の背中にもう何も語りかけることができなかったのです
 

ほどなくあのホテルに到着しました
地下駐車場の決まっている場所なのでしょう 開いているスペースに車を停めるとわたくしをエスコートするようにエクゼクティブフロア直通のエレベーターに乗り込んだのです
「あん・・・」 ドアが閉まるなり 運転手はわたくしを抱き寄せ・唇を重ねてきたのです
「ん・・んくっ・・ちゅぅ」 貪るような激しい口づけです
「祥子さ・・まぁ・・」 運転手の手に力が籠ります わたくしとのことを忘れていたわけではなかったのです
「もち・・・ぁあん・・」 チン・・もう一度互いの舌を貪ったところでエレベーターは到着してしまったのです
彼は先ほどまでの熱情が嘘の様にさっと絡めた手を振りほどき・・・開くドアに向き直ったのです わたくしも乱れているわけではないのに・・髪とコートを撫で下ろしました
「こちらです」 運転手の声に一段と堅さが加わりました
わかっているのです 今日わたくしを招いたのは彼の主なのですから あの夜を共に過ごした運転手はわたくしがどんな眼にあうのか・・・わかっているからでしょう
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