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祥子の少しはしたなくていけない妄想を綴りました 大人の方だけご覧になってください
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プロフィール
HN:
祥子
年齢:
61
性別:
女性
誕生日:
1962/12/28
職業:
フリーデザイナー
趣味:
美味しい珈琲 クラシックの流れるお気に入りの喫茶店 読書 ジャズ ミュージカル お酒 声が魅力的で背の高い男性♪
自己紹介:
寂しがりやの甘えたです。
ぽちゃ、色白、黒髪のストレートロングヘア、お胸はGカップ、眼鏡をしています。真面目そうな感じだって良く言われます。
声は美人かも♪
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6月の爽やかな日曜日。
鎌倉の紫陽花で有名なお寺を訪れました。
梅雨入り宣言が出されたのに、今日はまるで5月のころのような爽やかな空気がわたくしを包んでいました。薄青から紫紺へと色を変えてゆく紫陽花の庭は、昨晩の雨のせいでしょうか。澄んだ空気をたたえておりました。
「ねえさん、気に入った花でもあった?」 傍らをゆっくりと歩く男性は、わたくしがふと留めた視線に気がついたのでしょう。
「ええ、ほらそこに射干の花が咲いているのよ。」 秋になればさぞや見事に色づくであろう紅葉の脚元に白い可憐な花が群生していたのです。
「シャガ?はじめて聞くな。」
「そうね。あまり街では見かけない花だから。アヤメ科の花で、別名を胡蝶花ともいうのよ。まるで、小さな蝶が飛んでいるみたいでしょう。」
「ほう、なるほどね。」
 
繊細な白いレースを重ねたようなその花は、わたくしに今日がトモくんの披露宴の日だったことを思い出させたのです。いまごろ、彼はバージンロードを歩く新婦を義父の手から受け取っているころかもしれません。
 



年始の3日間を過ごした名残がまだ回復しきらない1月10日の午後、トモくんから久しぶりのメールが入ったのです。
 
 祥子さん、ずっとメールくれないけど元気ですか?
 久しぶりに逢いたい。 連絡ください。
                    トモ
 
逢いたいと言われても、彼はセフレなのです。
逢えば・・・彼と過ごす先は何も身に纏わないベッドの上なのです。
わたくしは身体のことを思うと、簡単に返事をすることができませんでした。
体中に薔薇の蕾のように散らされたキスマークは、ようやく色を薄れさせたばかりでした。あと数日もすれば、すっかりわからなくなっていたでしょう。
但し、幼女のようにされた茂みは・・・ほんの数ミリ萌え出てたばかりでした。
視覚的には微かな違いでしかなくても、剃刀で摘まれた鋭い先端は、いまもわたくしを淫らに苛み続けていたのです。
あまりの切なさに、この数日の間だけでも・・・どれほど自らの手で芽生え始めた翳りを摘み取ろうと思ったことでしょう。でも、それをすれば、わたくしの身体は永遠に元には戻る事ができなくなってしまいます。仕事の合間ですら、ちくちくと柔らかい花びらを・・・真珠を苛む刺激に、秘かに唇を噛みしめながら耐えておりました。
 
トモくんは未だわたくしに、このようなことをしたいとせがんだことはありません。
ただ、ベッドを共にする度に現れる彼の性癖を考えれば、わたくしのこの身体の変化の意味に過剰な興味を抱くであろうことは簡単に予想できたのです。
こんな、淫らな姿を・・・彼に晒すわけにはいきませんでした。
 
 お久しぶりです。お元気みたいですね。
 お逢いしたいとは思うけれど、ちょっと身体がだめなの。
 ごめんなさいね。        祥子
 
トモくんとわたくしの間で「身体がだめ」という言葉は、女性の月のものの時期のことを指していました。最初のころは、それでもいいから抱きたいと・・・何度か駄々を捏ねられましたが、わたくしが嫌だというとそれ以上は無理強いをしてくることはなくなったのです。
これで、しばらくは諦めてくれるに違いない・・・と思ったのです。
・・・<しばらく>で解決する問題じゃないことは、充分に承知していたのですけれど。
 
それなのに、5分としないうちに携帯はメールの着信を知らせてきたのです。
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