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祥子の少しはしたなくていけない妄想を綴りました 大人の方だけご覧になってください
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プロフィール
HN:
祥子
年齢:
61
性別:
女性
誕生日:
1962/12/28
職業:
フリーデザイナー
趣味:
美味しい珈琲 クラシックの流れるお気に入りの喫茶店 読書 ジャズ ミュージカル お酒 声が魅力的で背の高い男性♪
自己紹介:
寂しがりやの甘えたです。
ぽちゃ、色白、黒髪のストレートロングヘア、お胸はGカップ、眼鏡をしています。真面目そうな感じだって良く言われます。
声は美人かも♪
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和食レストランは落ち着いた雰囲気を醸し出していました。
白壁にどっしりとした梁が、以前訪れたことのある箱根の宿を思い出させたのです。
もう、昼食のピーク時は過ぎていた様です。海を望む窓際のテーブル席が、わたくしたちに用意されていました。
「お飲み物はいかがいたしましょう。」 サービスの女性がおしぼりを手にわたくしたちに問いかけます。
「とりあえず、ビールをください。瓶で。ねえさんも飲むでしょう。」 
「もう、運転大丈夫?」
「酔いが醒めるまでラウンジでのんびりしてから帰ればいいんだから。喉かわいたしね。」 確かに、わたくしも喉が渇いていました。紫陽花が綺麗なうちにと早朝からいままで、休憩もしないで3つの寺院をまわってきたのですから。
「しかたないわね。おねがいします。」 わたくしは、サービスの女性に頷きかけました。
「どうぞごゆっくりなさってください。」 もうメニューはお願いしてあるのでしょう。サービスの女性がそのまま下がると、次には小振りなビアグラスと、ビールをトレイに戻ってらっしゃったのです。
「どうぞ。」 わたくしは森本さんへビールを傾けたのです。
「ねえさんも。」 今度は森本さんが。涼しげな泡を載せた黄金色の液体が切り子のビアグラスを満たしてゆきます。
「おつかれさまでした。」「おつかれさま。」 チン・・・グラスを交わすと、森本さんは一気にグラスのビールを飲み干したのです。




 
「いいよ 祥子さんの中、いい」 トモくんの腰は最初からがむしゃらにわたくしを追い上げました。
「あぁぁん・・・トモくぅぅん・・・ああっ・・」 彼のくっきりと太い塊は幾度もわたくしの蜜壷を押し開いてゆくのです。イラマチオで喉の奥を圧迫しても飲み込み切れなかった塊は・・・今度は花びらを押し広げ根元まで押し込まれ・・・子宮そのものを嬲る様に突き上げるのです。
「そんなに締め付けちゃだめだよ、祥子さん」 わたくしの身体はトモくんに突かれると同時に奥への衝撃を和らげようと再奥を締め付け、トモくんが引き抜かれようとするときは引き止めようとするように中程を締め付けてしまうのです。
「だっ・・てぇぇ・・・ああっ・・・いぃぃぃ」 身体の芯に響く淫楽に飲み込まれながら・・・わたくしの身体ははしたなく・・・まだ・・・もっとと求めてしまうのです。
「ここ?ここがいいの?祥子さん」 ずぅん・・・ トモくんの茂みをわたくしの蜜に塗れるほどに・・・押し込むと彼はぐりぐりと腰を捏ねあげるのです。わたくしが、以前に教えた通りに・・・。
「ぁぁぁぁ・・・いぃぃ・・そこな・・のぉぉ・・」 わたくしの奥で蕩ける快楽に湧き出す愛液は、彼の塊で満たされた蜜壷に留まる事をゆるされず・・花びらの端から姫菊に向かって滴りおちてゆきました。
「ここも、ここも でしょ、祥子さん」
「はぁうっ・・・ぁぁぁ・・・だめぇぇぇ」 トモくんは長身を折る様にして左の敏感な乳首を甘噛みしたのです。ずくぅぅぅ・・・乳房からも送られる淫楽は・・・ますます蜜壷をひくつかせるだけ・・・だったのです。
「ああっ・・・やぁぁぁん・・・」 ちゅぅぅぅ・・ぽぉん 乳首の先端を・・・彼の塊がわたくしの子宮を嬲っているのと同じ動きで・・・舌先で舐め、Gカップの白い乳房が伸び切るまで強く吸い上げる様にして・・・頂点で離すのです。
「いいんだね。祥子さんの中、僕のをぎゅって扱いてるよ。ああいい。我慢できない。」 再び力強い抽送がはじめられました。わたくしは・・・これ以上・・・まだ・・あぁぁ。
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「ぁうん・・おねがい・・・みない・・でぇ」 自由になった左脚を・・・抑えられたままの右脚に引き寄せたのです。
「だめ、閉じちゃ。こんなに可愛い祥子さんが見られてうれしいよ。」 改めてわたくしの脚を押さえつけてじっと・・・熱い視線を・・愛撫するように這わせるんです。
「ああっ・・・」
「ほら、また垂らしたね。きれいだよ、祥子さんの愛液。すっごくいやらしい匂いがする。」
「みないで・・・ゆるして・・・」
「その顔も、きれいだ。祥子さんが羞恥にまみれて感じてる顔、僕好きだよ。」 トモくんはようやくわたくしの間から立ち上がると、ベッドの上に・・・わたくしに被いかぶさるように乗ってきたのです。

 
「足で踏んでも気持ちよかったよ。祥子さんの胸。ぷにぷにしててもっと強く踏みたくなった。」 トモくんはわたくしの上から、左の乳房をその大きな手でやわらかく包んだのです。
「ひどい・・・わ」 いまの彼の手は優しかったのです。
「あんなことで感じるなんて思ってなかった。勃起しちゃったよ。」 彼はわたくしを踏みつけ・嫉妬をぶつけていたとき・・・わたくしの乳房をむきだしの丘を踏みつける感触に感じていたなんて・・・。
「あ・・ぁあぁん・・」 柔らかく掴まれた中心をトモくんの唇が啄んだのです。ひどくされた後の優しい舌の感触が、わたくしの身体から艶めかしい喘ぎを導きだすのです。
「また堅くなっちゃった。ほら」 わたくしのふとももに触れる彼のトランクスの前は、堅く・熱くなっていました。トモくんは身を起こすと、その場でトランクスを脱ぎ捨てたのです。
「欲しい?祥子さん。」 彼の引き締まったお腹につくほどに反り返った大きな塊を・・・右手でくいくいと動かしてみせるのです。先端にはぺっとりと・・・透明な液体がまとわりついていました。
「ぁぁ・・・すごいわ」 いつもよりももっと大きく見えるトモくんの塊に、ため息のような声を漏らしてしまったのです。わたくしは、いままで何度この塊に・・・貫かれてきたのでしょう。
「言ってごらん、祥子さん。ちゃんと、ほら。」 我慢できないかのように、トモくんの右手は塊にそってゆっくりと動いてゆくのです。
「おねがい・・ちょうだい、トモくんのでしょうこを犯して。」 はしたなくわたくしの声は掠れていました。
「良く言えました♪」
「ああぁっ・・」 ずん・・とトモくんの大きな昂りは、わたくしの再奥までを一気に貫いたのです。




「さすがに土曜日だね。思ったよりも混んでたよ。」 森本さんが車を滑り込ませたのは、七里ケ浜からほど近いリゾート・ホテルの駐車場でした。
「R134はね、仕方ないわ。」 鎌倉の海岸線を湘南へとつづく国道134号線は渋滞のメッカでもありました。今日のこの流れなら、まだましな方だったでしょう。
森本さんは、長谷寺の駐車場で携帯のアドレスから一つの番号を選ぶと、手慣れた感じで昼食の予約を入れたのです。
お時間が・・・というホテルの方の声も聞こえたのですが、エアコンの効く車内にわたくしひとりを残し、お1人だけ車外に出るとほんの数分なんとか交渉をしてしまったようでした。
「さ、お腹もすいたしまずは腹ごしらえさ。」 海に面して建つホテル棟のはずれに建つ、離れのような和食レストランへとわたくしを導いたのです。
姫菊の内側に男性のやわらかな粘膜の感触を感じた瞬間、身体はこわばりきゅぅっと彼の舌を締めつけたのです。
「っく そんなにきつく締めつけちゃだめだよ、祥子さん。舌をちぎるつもり?」 一旦姫菊の中から離れたトモくんの舌は、また姫菊の外側をたんねんに舐め回すのです。
「だ・めなぉぉ・・・はぁぁあっ・・・」 舌は花びらから溢れ落ちてくる蜜を舐めとり・・・姫菊を責める間・・トモくんの鼻先に嬲られていた花びらの尾根へと・・・登ってきました。
「祥子さんはアナルもきれいだよ。ここも。いつ可愛がっても・・・きれいで、美味しくて、いやらしい」 ぺちゅ・・・ぺちょぉぉ・・くちゅ・・・ しなやかな茂みという邪魔者のないふっくらとした丘の谷間を・・・自在にトモくんの舌が舞ってゆきます。
「あぁぁ・・・いいのぉっ・・いい・・トモくぅぅぅん」
「いくんだね、祥子さん。いけっ!!」 ぺろっ・・ちゃぷぅぅ・・・ ちゅぅぅぅ・・・ ああっ・・・そんなにしちゃぁ・・・だめ・・・・・
「あぁぁぁぁ・・・いくぅぅぅぅ・・・」 真珠を吸い上げられて・・・わたくしはトモくんの口戯で・・・達してしまったのです。
 



「もう、だめ。この悪戯っ子。」 ちゅっと軽く合わせただけの唇に、わたくしは森本さんを軽くにらんで嗜めたのです。
「はははっ ねえさんのくちびるは柔らかいね。さっ、戻りましょうか。」 悪びれもせずに笑うのです。
「しかたないわね。」 彼の肩をぽんと叩いて、先に行く様に促しました。森本さんにいまのわたくしを見られたくなかったからです。
写真を撮りながらゆっくりと降りてゆく彼の背中を、わたくしは見つめていました。
ねえさん・・とわたくしを呼ぶ彼を、本当の弟のように思いはじめていたのですから。戯れのようなキスは、はじめて森本さんのことを男性だと意識させました。
回廊のように花の道は続いていました。
でもその道も、経堂の前を抜けると上境内に戻ります。
わたくしは先ほどのことは夢のひとときだと思う事にしたのです。目の前を歩く男性は、気のいいわたくしの<弟>なのです。
 
「ねえ、お腹が空かない?」 振り返った森本さんの顔も、珈琲専門店の隣で並んでみるいつもの顔に戻っていました。
「そうね、いま何時かしら」
「もう1時近いんだ。ごめんね、こんなに連れ回して」
「いいのよ。雨の上がった翌日の午前中が紫陽花の花は一番きれいなんですもの。」
「そう言ってもらえるとほっとするよ。お昼にしよう。和食がいい?洋食がいい?」
「ん、気分的には和食かしら。」
「じゃ、急ごう。」 
「ええ」 わたくしの手を取って森本さんは弁天堂へと向かう道へと歩き出しました。




「いったね、祥子さん。」 わたくしの脚を抑える手に力を込めたままトモくんは唇を離しました。
「ぁぁ・・・だめ・・ぇぇ・・」 達した緊張の後で気怠くなった脚をなんとか元に戻そうとしたのです。水槽の青い明かりの中・・・わたくしは・・・はしたない場所を晒されていました。
「きれいだよ、祥子さん。こんなきれいなピンク色してるんだ。いつも綺麗だっておもってたけど、ここも白くて・・・」 ちゅっ・・・萌え出たばかりの丘に・・・キスをするのです。
「あぁっん・・・」 くちゅっ・・・上り詰めたばかりなのです。男性と違って・・・長引く淫楽は・・・彼の目の前の真珠も花びらも・・・いまも溢れ出した蜜で淫らなコーティングを施しているはずでした。
「僕が開発してあげたアナルもひくひくしてるよ。祥子さん、欲しくなっちゃった?」 中指を舐めると姫菊の中心を・・・つつくのです。
そこには・・・見事な一幅の絵がありました。
ピンクからパープル・・・ブルーへとグラデーションを見せる紫陽花の中に、花の色を凝縮したようなサマーブルーのカーディガンと一段濃い藍のワンピースを着た女性がロングヘアとロングスカートの裾をひるがえして・・・微笑んでいるのです。
「わたくしじゃないみたいだわ。」 アングルのせいもあるのかもしれません。写真の中の女性は本当にわたくしではないように・・・見えました。
「僕のイメージしていた出会いのシーンにぴったりなんです。ここまで登ってきたかいがありました。」 ありがとう・・・そっと森本さんの手に戻したカメラで、そのまま何枚も紫陽花越しのお堂を写します。
「もっとこう観光地風な風情のない場所かとおもっていたけれど、ここは素敵ね。連れてきてくださってよかったわ。」
「ねえさんがそう言ってくれたらうれしいな。」 山の上に吹く風が、少し汗ばんだ身体に心地よかったのです。
カメラの電源を切ると、森本さんは ほぉっと・・・ため息をついたのです。
「ねえさん」
「なぁに?」
「さすがに一番上までくるとドキドキもんだね。」 そういえば、森本さんが高いところが苦手だということは以前から聞いてはいました。
「ん、でもちゃんと柵もあるし大丈夫でしょう。」 怖いなら手を繋いであげるわ、その言葉を実行に移す様に、彼の手に開いている右手を重ねてあげたんです。
「がんばったご褒美がほしいなぁ。」
「ごほうび?」
「そう、ねえさんから」 まるで甘えた幼い弟です。
「何が欲しいの?」 わたくしは森本さんに正面から向き合いました。
「これっ・・・」 軽く繋いだ右手をぐいっと引くと、森本さんはわたくしの唇を奪ったのです。
 



「あぁぁっ・・だめぇぇぇ・・・トモくぅぅ・・ん」 彼の両腕から・・・彼の快楽で責め立てるような舌から・・・なんとか逃れようと・・・わたくしは身を捩ったのです。
「だめだよ。クンニで逝くまでゆるさない」 ちゅぷ・・・ トモくんの舌は・・まるで先ほどまでのキスでわたくしの舌にしたように・・・花びらを絡め・・翻弄し・・・ねぶりあげるのです。
「ゃぁぁぁ・・・あっあぁぁぁ・・ゆる・・し・てぇぇぇ」 二枚の花びらを割る様に・・堅く尖らせた舌でわたくしの蜜壷を犯すのです。
わたくしの声が一段と高く・・細く響いたのを確認すると・・・今度は姫菊を・・細かなひだの一本一本を確かめる様にねっとりと舌でなぞります。
「そこ・・だぁめぇぇ・・・はぁぁ・・ん・・」
「柔らかくしとかないと 後で痛いよ」
「だめぇ・・・き・たなぁ・・い・・あぁぁぁ」 身体を合わせないと決めてはいても、嗜みとしていつもトモくんと逢う時と同じように・・・清めてはありました。でも、仕事の後シャワーも浴びないままで・・・こんな風に彼の唇と舌で責められるとは思ってもいなかったのです。
「汚くなんかないよ。祥子さんのここ、美味しいよ。こんなことも・・・してあげる。」 ちゅぷぅ・・・ 堅く尖らせた舌先を姫菊の蕾の中に押し入れようとするのです。まだ堅い蕾には入る事などできはしないはずなのに・・・幾度も幾度も・・・トモくんは繰り返します。
「ああっ・・・やぁぁ・・」 ぬぷぅっ・・・ どれだけ心は抵抗をしたでしょうか。なのに身体は・・・ほんの少しづつですが・・彼の舌を受け入れていったのです。
「ああぁぁぁぁ・・・っ・・」 トモくんの舌がわたくしのアナルから真珠までを・・・一気に舐め上げたのです。
この数日、片時も休むことなくわたくしの秘められた柔肌は苛まれ続けておりました。
「とろとろだよ祥子さん。こんなに濃いジュース、美味しすぎるよ。」 
「はぁぁぁ・・いゃぁぁ・ん・んぁぁ・・」 じゅるりゅゅ・・・じゅりゅ・・ わたくしのはしたない声にトモくんの立てる淫らな水音が絡まります。
「祥子さんの こんなにぷっくりしてる。キスしてってねだってるみたいだよ。」
「やぁぁぁ・・・ぁぁあぁ・・・」 ちゅぅぅぅぅ・・・ すでに大きくなっているピンク色の真珠を吸い上げてゆきます。
女性のことを口で愛する方法をトモくんは完全にマスターしておりました。
がむしゃらに痛みを与えるのではなく、その寸前の快感の極みまで・・・舌と唇と・・・時には歯をやさしくあてがって軽くしごきたてるようにすることさえ、いまでは自然に・・・あぁぁぁぁ・・・




「ええっ、こんなに登るんだ。」 長谷寺の上境内の大黒堂の脇から眺望散策路は山の傾斜面に沿って上へと伸びておりました。
「もう、大げさね。登るってほどでもないでしょう。あんなに綺麗なんですもの、行きましょうよ。」 観音堂でいつまでも手を合わせていたのを先へ行こうと急かした森本さんを、今度はわたくしが急かす番でした。
「都会の子だからなぁ。こういうのあんまり得意じゃないんですよ。それに、実はちょっと高いところが苦手で。」 本気とも冗談ともつかない口調で、森本さんが言い訳をします。つい先ほどまで、ロケハンのための写真を熱心に撮ってらしたのです。絶対にこの場所のことは気に入っているはずなんです。
「年配の方も歩いてらっしゃるんだから、結構歩きやすいと思うのよ。ね、お仕事に必要なんでしょう、行きましょう。高いところに行って怖かったら手を繋いでいてあげるわ。」 
強面の映像監督さんに、そんなことを言う人は周囲にはいないのでしょう。
年下だからという気安さで、わたくしは優しく言うと彼の背を押したのです。
 
散策路は登り始めてみると、足元は前日の雨の影響も感じさせないほどに階段状に整備されており、竹でしっかりと組まれた手すりが巡らされておりました。唯一つ、想像よりは傾斜が急な所がありました。
森本さんは、わたくしを先に登らせると少し後からゆっくりと付いていらっしゃるようでした。カメラを手に行く先を、そして振り返っては眼下のお堂を背景に咲く紫陽花に向けて何度もシャッターを押されているようでした。
お仕事モードに入った彼には、声を掛ける必要はありませんでした。
わたくしは階段にこすらない様に、長いデニムのフレアースカートの裾を右手で摘んでゆっくりと自分なりのペースで散策路を楽しんでいたのです。
「ねえさん。」
「なぁに?」 カシャ・・・ 散策路の一番上の踊り場に足を掛けたところで、わたくしは森本さんの声のほうに振り向いたのです。
にこやかな微笑みの表情、前髪を押さえた左手。そして、前開きのデニムのワンピースから覗いたストッキングに覆われた太ももからつま先までも、カメラは捉えていました。
 
「きれいだよ、ねえさん。」 踊り場の先で待つわたくしに追いついた森本さんは、先ほどの一枚をデジカメのファインダービューに再生して、見せてくれたのです。
まさか、わたくしが撮られることになるとは思ってもみませんでした。
「仕事のお写真を撮らなくてはいけないのに、メモリーの無駄遣いなんてしちゃだめよ。」 照れ隠しに本当の姉のように優しく叱ると、カメラを受け取ったのです。
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