祥子の少しはしたなくていけない妄想を綴りました 大人の方だけご覧になってください
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こちらのブログは、2005年8月24日にスタートした、<msn淑やかな彩>の継続ブログとなります。
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プロフィール
HN:
祥子
年齢:
61
性別:
女性
誕生日:
1962/12/28
職業:
フリーデザイナー
趣味:
美味しい珈琲 クラシックの流れるお気に入りの喫茶店 読書 ジャズ ミュージカル お酒 声が魅力的で背の高い男性♪
自己紹介:
寂しがりやの甘えたです。
ぽちゃ、色白、黒髪のストレートロングヘア、お胸はGカップ、眼鏡をしています。真面目そうな感じだって良く言われます。
声は美人かも♪
ぽちゃ、色白、黒髪のストレートロングヘア、お胸はGカップ、眼鏡をしています。真面目そうな感じだって良く言われます。
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30 2005 / 12
第三楽章はわたくしの耳にきちんと届いてはいませんでした
通路を隔てて真剣にファインダーを覗く男性の声がわたくしの脳裏でリフレインしていたからです
彼の声と口づけはシャンパン以上の酔いをわたくしに与えていたのです
第四楽章のテノールの声がわたくしを贅沢な音の世界に呼び戻してくれたのです
オーケストラと4人のソロ・・・そして混声合唱団の声
圧倒的な音の洪水に祝福されてわたくしのバースデーの夜が・・・はじまったのです
幾度も繰り返されたカーテンコールの拍手の間 男性はアシスタントにせわしなく指示を繰り返していました
20代後半なのでしょう 線は細いながらもしっかりとした視線のアシスタントはメモをとりながらてきぱきと立ち働いていました
拍手が止みゆっくりと周囲の観客が立ち始めました
一番通路側のわたくしも立ちロビーに向かおうとしたのです
「どこに行くんですか?」 わたくしの右手を彼が掴んでいました
「ロビーへ・・」
「だめです あなたはここに居てください」 一番端の席で機材のパッケージングをしているアシスタントの隣に移るとわたくしを最前まで彼が座っていた席に座らせるのです
「ロビーでお待ちしていますわ」 アシスタントの方の眼を気にして・・・わたくしは立ち上がろうとしました
「だめです」
「お約束は違えませんわ お仕事のお邪魔になってしまいます」
「いえ大丈夫です ここに居て下さい」 男性の声はわたくしに有無を言わせない強さを持っていたのです
「先生 それじゃスタジオに機材を運んで上がります」 男性の後からアシスタントが声を掛けます 脚元には3つほどのジェラルミンのケースと2つほどの円筒形のケースがありました
「あぁ 気をつけてな ゆっくり休んでくれ」
「はい 先生も良いお年を」
「また 年明けにな おつかれさま」
わたくしにまで頭を下げて 重そうな荷物を両肩に掛けて・・アシスタントは去ってゆきました
「お手伝いしなくちゃ・・」
「いいんだ 彼は慣れてるんだよ これも仕事のうちだ」
会場のから観客はほとんどいなくなっていました 舞台の上の椅子を撤収するスタッフが出入りする中で・・・男性はまたわたくしに唇を重ねたのです
「だ・・め・・っ・・」 既に煌煌と灯りのともる客席での戯れなんて・・・
「すぐこの場で貪りたくなる 口紅の味のしない祥子さんの唇 あの時と同じだ」 ちゅっ・・・とおちゃめなキスをして彼は立ち上がったのです
「もうクロークも空いた頃だろう 行きましょう 祥子さん」
クロークからわたくしのコートをピックアップすると慣れた様子でわたくしに着せかけてくれたのです
「ミンクをこんなにしっくり着こなす日本人はなかなかいないんだが さすがですね 祥子さん」 腕を差し出しながらお世辞のような言葉を口にするのです
「パリで素敵な方を沢山ご覧になってらしたんでしょう」 わたくしがしっている彼の情報はほんの少しだったからです 石畳と歴史のある建物が作り出すマロニエの通りを思い出しながら共通の話題を探していたのです
「いつものパリコレですよ せっかく行ったのでオペラ座で僕の好きな舞台写真も撮ってきました パリでもあんなにセクシーにトレンチコートを着こなした女性には見かけませんでしたよ 祥子さん」
「い・・や・・」 雨の美術館の夜・・・ランジェリーにトレンチコートだけで街を歩き・・・辱められて
タクシーの後部座席でわたくしは頬を染めてしまいました
「白い肌にゴールドのランジェリーは素敵でしたよ 今夜は何色なんですか」 耳元に口を寄せて囁くのです
「そんなこと・・・」 運転手の耳があるのに・・・口になんてできないわ
「この眼で確認すればすむことですからね」 ふっ 笑みを口元に浮かべるのです
「お客様 こちらでよろしいんですか?」 あのレジデントの前で車が止まりました
「あぁ ありがとう」 わたくしを促してエントランスへ歩いてゆきます
コンサートホールで右手を掴まれてから彼はずっとわたくしを離してはくれませんでした そして今も・・・
「どこにも行かないわ・・・あん・・」 エレベーターのドアが閉まるなり壁に押し付ける様にして唇を重ねるのです
「・・ん・・んぁ・・だめっ・・」 チン・・16階への到着ベルが鳴ってもキスを止めずドアが開いてようやく唇を離してくれたのです
あの夜と同じ・・彼の部屋でした
「どうぞ 靴のままで」 彼は部屋の入り口でわたくしのコートを脱がせるとスタンドに掛けて・・今夜はリビングではないもう一つの扉を開けたのです
キングサイズのベッドにサイドテーブル ラブソファーが一つとミニテーブル シンプルで端正に整えられている部屋でした
男性は部屋に入るとスタンドの灯りを付けベッドの枕元のオーディオからラフマニノフを低く流しはじめたのです
「そこに座っていてください それともいきなりベッドルームなんてムードがなさ過ぎですか?」 ははは・・と笑うとわたくしを置いて部屋を出てしまいました
ライトベージュで統一された部屋はチェリー材の柱がアクセントになったシックで落ち着いた部屋でした
壁には・・・当然なのでしょうか・・・一枚の絵も写真もありませんでした
ただベッドのヘッドボードにはオーディオセットと電話と灰皿 そしてもう一つ半球状の機械が乗っていました
男性の吸う煙草の香りがほのかに・・・立ちのぼっていたのです
コン・・コン・・・寝室のドアの向こうでグラスの音がしています
「自分の寝室の扉をノックするのも変なものですね」 ハードなアウタージャケットを脱いだ男性がワイングラスとボトルを手に部屋に入ってきました
ヘンリーネックのニットシャツにチノパン 脚元はラフなムートンのスリッパに変わっていました
「何か珍しいものでも見つけましたか?」 ソファーに座ること無く立ち尽くしていたわたくしに声を掛けます
「これ・・・何なのでしょう」 半球形の機械を指さしたわたしに 男性はミニテーブルに一つだけのグラスを置き白ワインを注ぐとスタンドの灯りを消しました
「こうなるんですよ」 カチッ・・・スイッチ音と共に天井に満天の星空が表れたのです
「すてき・・・」 白い壁と天井の理由はこれだったのでしょうか 何も遮ることの無い野に横たわっているかの様に星が降るのです
「座らないのかい?」 グラスを持った男性が側にきていました
グラスの中身を口にすると・・・そのままわたくしに唇に流し込みます
「・・ん・・んくっ・・・」 舌を・・喉を流れて行く香り高いワイン・・これは・・・
「アウスレーゼだが 嫌いかな?」
「いいえ・・・好きよ」 あのジャズライブのホテルでもオーダーして用意してもらっている比較的甘口のドイツワイン
答えを待っていたかのように男性はもう一口注ぎ込むのです
「あん・・・酔ってしまう・・わ」 早い時間に口にしたシャンパンの酔いとこの男性との突然の出会いがわたくしを蕩けさせていたのです
「酔えばいい 今夜は」 また一口・・・ワインを口移しし終えても・・男性の唇はわたくしの舌と唇を貪る様に離れませんでした
「く・・ちゅ・・・ん・・ぁ・ぁぁ・・」 立ったまま男性の胸元に身体を預けて・・・唇の内側や舌の粘膜が触れ合う淫媚な感触に浸っていました
「キスだけでもいいな」 ベッドのサイドテーブルにグラスを置くとわたくしのカーディガンを脱がしながら抱きしめるのです
この前の出会いはあまりに刺激的過ぎました この方との次の出会いももっと激しく辱められる時を過ごすことになるのだと・・・思っていたのです
こんな穏やかで秘めやかな関係を持てるとは思ってもみませんでした
通路を隔てて真剣にファインダーを覗く男性の声がわたくしの脳裏でリフレインしていたからです
彼の声と口づけはシャンパン以上の酔いをわたくしに与えていたのです
第四楽章のテノールの声がわたくしを贅沢な音の世界に呼び戻してくれたのです
オーケストラと4人のソロ・・・そして混声合唱団の声
圧倒的な音の洪水に祝福されてわたくしのバースデーの夜が・・・はじまったのです
幾度も繰り返されたカーテンコールの拍手の間 男性はアシスタントにせわしなく指示を繰り返していました
20代後半なのでしょう 線は細いながらもしっかりとした視線のアシスタントはメモをとりながらてきぱきと立ち働いていました
拍手が止みゆっくりと周囲の観客が立ち始めました
一番通路側のわたくしも立ちロビーに向かおうとしたのです
「どこに行くんですか?」 わたくしの右手を彼が掴んでいました
「ロビーへ・・」
「だめです あなたはここに居てください」 一番端の席で機材のパッケージングをしているアシスタントの隣に移るとわたくしを最前まで彼が座っていた席に座らせるのです
「ロビーでお待ちしていますわ」 アシスタントの方の眼を気にして・・・わたくしは立ち上がろうとしました
「だめです」
「お約束は違えませんわ お仕事のお邪魔になってしまいます」
「いえ大丈夫です ここに居て下さい」 男性の声はわたくしに有無を言わせない強さを持っていたのです
「先生 それじゃスタジオに機材を運んで上がります」 男性の後からアシスタントが声を掛けます 脚元には3つほどのジェラルミンのケースと2つほどの円筒形のケースがありました
「あぁ 気をつけてな ゆっくり休んでくれ」
「はい 先生も良いお年を」
「また 年明けにな おつかれさま」
わたくしにまで頭を下げて 重そうな荷物を両肩に掛けて・・アシスタントは去ってゆきました
「お手伝いしなくちゃ・・」
「いいんだ 彼は慣れてるんだよ これも仕事のうちだ」
会場のから観客はほとんどいなくなっていました 舞台の上の椅子を撤収するスタッフが出入りする中で・・・男性はまたわたくしに唇を重ねたのです
「だ・・め・・っ・・」 既に煌煌と灯りのともる客席での戯れなんて・・・
「すぐこの場で貪りたくなる 口紅の味のしない祥子さんの唇 あの時と同じだ」 ちゅっ・・・とおちゃめなキスをして彼は立ち上がったのです
「もうクロークも空いた頃だろう 行きましょう 祥子さん」
クロークからわたくしのコートをピックアップすると慣れた様子でわたくしに着せかけてくれたのです
「ミンクをこんなにしっくり着こなす日本人はなかなかいないんだが さすがですね 祥子さん」 腕を差し出しながらお世辞のような言葉を口にするのです
「パリで素敵な方を沢山ご覧になってらしたんでしょう」 わたくしがしっている彼の情報はほんの少しだったからです 石畳と歴史のある建物が作り出すマロニエの通りを思い出しながら共通の話題を探していたのです
「いつものパリコレですよ せっかく行ったのでオペラ座で僕の好きな舞台写真も撮ってきました パリでもあんなにセクシーにトレンチコートを着こなした女性には見かけませんでしたよ 祥子さん」
「い・・や・・」 雨の美術館の夜・・・ランジェリーにトレンチコートだけで街を歩き・・・辱められて
タクシーの後部座席でわたくしは頬を染めてしまいました
「白い肌にゴールドのランジェリーは素敵でしたよ 今夜は何色なんですか」 耳元に口を寄せて囁くのです
「そんなこと・・・」 運転手の耳があるのに・・・口になんてできないわ
「この眼で確認すればすむことですからね」 ふっ 笑みを口元に浮かべるのです
「お客様 こちらでよろしいんですか?」 あのレジデントの前で車が止まりました
「あぁ ありがとう」 わたくしを促してエントランスへ歩いてゆきます
コンサートホールで右手を掴まれてから彼はずっとわたくしを離してはくれませんでした そして今も・・・
「どこにも行かないわ・・・あん・・」 エレベーターのドアが閉まるなり壁に押し付ける様にして唇を重ねるのです
「・・ん・・んぁ・・だめっ・・」 チン・・16階への到着ベルが鳴ってもキスを止めずドアが開いてようやく唇を離してくれたのです
あの夜と同じ・・彼の部屋でした
「どうぞ 靴のままで」 彼は部屋の入り口でわたくしのコートを脱がせるとスタンドに掛けて・・今夜はリビングではないもう一つの扉を開けたのです
キングサイズのベッドにサイドテーブル ラブソファーが一つとミニテーブル シンプルで端正に整えられている部屋でした
男性は部屋に入るとスタンドの灯りを付けベッドの枕元のオーディオからラフマニノフを低く流しはじめたのです
「そこに座っていてください それともいきなりベッドルームなんてムードがなさ過ぎですか?」 ははは・・と笑うとわたくしを置いて部屋を出てしまいました
ライトベージュで統一された部屋はチェリー材の柱がアクセントになったシックで落ち着いた部屋でした
壁には・・・当然なのでしょうか・・・一枚の絵も写真もありませんでした
ただベッドのヘッドボードにはオーディオセットと電話と灰皿 そしてもう一つ半球状の機械が乗っていました
男性の吸う煙草の香りがほのかに・・・立ちのぼっていたのです
コン・・コン・・・寝室のドアの向こうでグラスの音がしています
「自分の寝室の扉をノックするのも変なものですね」 ハードなアウタージャケットを脱いだ男性がワイングラスとボトルを手に部屋に入ってきました
ヘンリーネックのニットシャツにチノパン 脚元はラフなムートンのスリッパに変わっていました
「何か珍しいものでも見つけましたか?」 ソファーに座ること無く立ち尽くしていたわたくしに声を掛けます
「これ・・・何なのでしょう」 半球形の機械を指さしたわたしに 男性はミニテーブルに一つだけのグラスを置き白ワインを注ぐとスタンドの灯りを消しました
「こうなるんですよ」 カチッ・・・スイッチ音と共に天井に満天の星空が表れたのです
「すてき・・・」 白い壁と天井の理由はこれだったのでしょうか 何も遮ることの無い野に横たわっているかの様に星が降るのです
「座らないのかい?」 グラスを持った男性が側にきていました
グラスの中身を口にすると・・・そのままわたくしに唇に流し込みます
「・・ん・・んくっ・・・」 舌を・・喉を流れて行く香り高いワイン・・これは・・・
「アウスレーゼだが 嫌いかな?」
「いいえ・・・好きよ」 あのジャズライブのホテルでもオーダーして用意してもらっている比較的甘口のドイツワイン
答えを待っていたかのように男性はもう一口注ぎ込むのです
「あん・・・酔ってしまう・・わ」 早い時間に口にしたシャンパンの酔いとこの男性との突然の出会いがわたくしを蕩けさせていたのです
「酔えばいい 今夜は」 また一口・・・ワインを口移しし終えても・・男性の唇はわたくしの舌と唇を貪る様に離れませんでした
「く・・ちゅ・・・ん・・ぁ・ぁぁ・・」 立ったまま男性の胸元に身体を預けて・・・唇の内側や舌の粘膜が触れ合う淫媚な感触に浸っていました
「キスだけでもいいな」 ベッドのサイドテーブルにグラスを置くとわたくしのカーディガンを脱がしながら抱きしめるのです
この前の出会いはあまりに刺激的過ぎました この方との次の出会いももっと激しく辱められる時を過ごすことになるのだと・・・思っていたのです
こんな穏やかで秘めやかな関係を持てるとは思ってもみませんでした
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