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祥子の少しはしたなくていけない妄想を綴りました 大人の方だけご覧になってください
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プロフィール
HN:
祥子
年齢:
61
性別:
女性
誕生日:
1962/12/28
職業:
フリーデザイナー
趣味:
美味しい珈琲 クラシックの流れるお気に入りの喫茶店 読書 ジャズ ミュージカル お酒 声が魅力的で背の高い男性♪
自己紹介:
寂しがりやの甘えたです。
ぽちゃ、色白、黒髪のストレートロングヘア、お胸はGカップ、眼鏡をしています。真面目そうな感じだって良く言われます。
声は美人かも♪
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「ふふ まだ言葉では抗うのですね 祥子さん 魅力的ですよ そんなところが僕のS心をそそるんです」 赤信号でゆっくりと車を止めて わたくしに向き直ると右手でうつむくわたくしの顔を引き上げるのです
「祥子さん あなたはMなんです いやといいながら身体を反応させる絶品のMだ 今夜はそれを思い知らせてあげますよ」 瞳を射すくめるように見つめたままでした
「わかりましたね」 視線に耐えられずそらそうとするわたくしの顎を強く引き寄せます
「返事は!」
「・・・はい」 わたくしはそう答えてしまったのです
信号は変わり 車はゆっくりと動き出しました

 
「さぁ 確かめさせてもらいます 祥子さん」 男性の右手があらためてわたくしのスカートの裾を引き上げてゆきました
「だめ・・・」 外はすっかり暗くなっているとはいえ街灯や時折過ぎる対向車のライトがわたくしのストッキングの上のふとももを白く浮かび上がらせてゆきます
「手は下ろしなさい 祥子さん それともそのブラウスの胸元をはだけてブラを先に確認したほうがいいのかな」
「いや・・・」 はしたなく肩先までをあらわにしブラウスとカーディガンを中途にしたままドライブをつづけなくてはならない・・・そんな姿が脳裏を一瞬よぎりました
「そうです いいこですね」 ストッキングの留め具を伝いハイレグのTバックのビキニラインをたどった男性の指は わざわざウエストの部分からランジェリーの中に入り込んできたのです
「あん・・・止めてください」 運転中にも関わらず男性の右手はためらいもなく進んでくるのです 手を下ろせと言われながらもわたくしはつい・・・両手で彼の手に抗おうとしてしまうのです
「僕のプレゼント 似合いますよ ふふ あとでゆっくり全身を見せてもらいますね」 それでも指は止まりませんでした
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「気に入ってくれましたか? サイズはぴったりだと思うが」 わたくしのブラのサイズを読み上げた男性の言葉に・・・わたくしは頬を染めてしまいました
「ええ ありがとうございます とても良い着心地ですわ」 
「それは良かった それじゃ確かめさせてもらいますね」 そういうと男性の右手は太ももの中程までたくし上がっていたわたくしのスカートの中に入ってきたのです

 
「やぁ・・・やめて・・ください」 運転中なのです 都内から近郊へ向かう大通りの左車線を制限速度をわずかに超えるスピードでだとしても・・・です
「危ないですからおとなしくしてください 僕の書いたカードを読んだのでしょう 先月僕を待ちぼうけさせた罰です」 抗うわたくしの両の手首を右手一つで掴み上げてしまうのです
「祥子さん あなたは僕の嗜好もあの夜知ったはずです」 少し早めの速度で一般道を走りながらあの魅力的で冷静な声がわたくしの左から流れてきます 手首はとても強い力で握り込まれておりました
「なのにこうして来た 聡明なあなたのことだ 今夜のことは想像できているはずだ なのに来たのはなぜです」 部下を諭すような声で問いかけるのです
「お待たせしたお詫びと・・・プレゼントのお礼を・・今日のデートで許していただけるからと・・・」 わたくしの声は・・・羞恥で震えておりました 
 
このランジェリーを身につけるとき 今夜のことを想像しなかったわけではなかったからです
”縄をきつく掛けたくなる身体ですね” あの夜男性は床柱を背に手首をハンカチでくくられたわたくしにそう囁いたのです
男性に逢えば・・・今度こそ逃れられない・・・そうわかっていながら約束の場所まで来たことすら見透かされていたからです
17:01 いただいたカードにあった携帯ナンバーに電話をしてみました
3回の呼び出し音の後・・・唐突にあの男性の声が聞こえました
「長谷川です」
「祥子です 遅くなりました 駅におりますがどちらに伺えばよろしいですか?」
「東口にロータリーがあります そこに停まっているシルバーのベンツです 少し古い形ですからすぐわかるでしょう」
「はい 伺います」
 
ロータリーを回った少し先に一台だけシルバーのベンツが停まっていました
E320クーペ 2ドアのベンツにしてはコンパクトな車でした
コン・・コン・・ 近寄って運転席の窓を叩きます
「乗ってください」 すっ・・とパワーウインドウが開き Take Five と共に彼の声も流れてきました
あの夜の竹林の後のベンチと同じ様に
わたくしは車道側にまわり 助手席のドアを開けました

 
思ったよりも広い助手席の空間にすっぽりと納まりシートベルトを締めたと同時に車はすべるように動き出しました
「本当に来たんですね あと10分待って電話がなければ帰ろうと思っていました」 お久しぶりです・・という挨拶も抜きに男性は話しかけてきました
「あんな高価なプレゼントをいただいてしまったのでお礼だけでもと思って伺いました」 そう数時間お食事にお付き合いしてそれで・・・失礼すればいい・・きっとそれだけのことなのだわ そう言い聞かせて今日約束の時間に来たのです
日曜日 もう陽も落ちて夕闇が迫る頃
わたくしは指定されたターミナル駅におりました
 
あの日頂いたランジェリーブランドのボックスに入っていたのは繊細な黒のレースを重ねたセットでした
わたくしの乳房の上半分がそのまま露になってしまうようなハーフカップのブラとハイレグのTバックと・・・ガーターベルトにシーム入りの黒のストッキングでした
ストッキングだけはなぜか2組入っておりました 1組を身に付け もう1組はバッグの中に忍ばせてまいりました
カードに指定されていた通り ジャズライブの日と同じカナリアイエローのブラウスに黒のタイトスカート 同色のスパンコールをちりばめた黒のカーディガンに黒ベロアのハーフコートを羽織っておりました
靴だけはストッキングに合わせてハイヒールを選びました
黒づくめの彼と並んだら・・・襟元のカナリアイエローのブラウスだけが 夜空を彩る月のように見えたことでしょう
 
時間になってもターミナル駅のどこに向かえば良いのか 黒ずくめの男性がいらしているのかさえわかりませんでした
「化粧室にいってきます」 そして2ndセッションが始まるころに彼女にそう笑いかけて・・・フロントに向かいました
 
「加納と申します 支配人さんからこちらに言付かっているものがあるとうかがって気たのですが・・・」 やさしく微笑みかけるフロントマンにお声がけします
「はい 少々お待ちください」 バックヤードに彼が下がるます
「お待たせしましたこちらが長谷川様からのお預かりものです」 まもなく代わりに紙袋を手にした支配人が出てきました
その袋は都内の百貨店のものでした
「わたくしに? こんなものいただけません」 
「先月お持ちになってらしたのですが加納様がお見えにならないので私どもで言付かりました 加納様がそう仰るだろうとカードをお書きになってらっしゃいました よろしければどうぞごらんになってください」
胸元に押し付けられた袋を受けとり・・・フロントの側のベンチで中を見ました

 
中には有名ランジェリーショップのパッケージと一通の封筒が入っていました

「祥子さん お逢い出来なくて残念です
 これはプレゼントをするとお約束していたランジェリーです
 手渡せなかった罰に僕とのデートに付き合ってください
 あさっての日曜日 17:00 ○○○駅で待っています
 僕の携帯番号は090-XXXX-XXXXです
 今夜の装いにこのランジェリーでいらしてください
 今度はお約束を守って下さると信じていますよ

                          長谷川」

 
その夜、その後に演奏されたナンバーは・・・最後の FLY ME TO THE MOON 以外・・・わたくしの記憶には残らなかったのです
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