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祥子の少しはしたなくていけない妄想を綴りました 大人の方だけご覧になってください
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プロフィール
HN:
祥子
年齢:
61
性別:
女性
誕生日:
1962/12/28
職業:
フリーデザイナー
趣味:
美味しい珈琲 クラシックの流れるお気に入りの喫茶店 読書 ジャズ ミュージカル お酒 声が魅力的で背の高い男性♪
自己紹介:
寂しがりやの甘えたです。
ぽちゃ、色白、黒髪のストレートロングヘア、お胸はGカップ、眼鏡をしています。真面目そうな感じだって良く言われます。
声は美人かも♪
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30 2005 / 09
「ん・・んっ・・・だめ・・・」 揃えたままに伸ばされていた足先から着物の裾をまくり上げられる感触にわたくしは我に帰りました
「やめ・・て・・・んくっ・・・」 足元に膝立ちになった男性が左手でわたくしの足首を押さえ右手で友禅の裾を左右に分けていたのです
抵抗する声さえ運転手の口づけに打ち消されてしまうのです
 
足首を思うがままに動かしながら 男性は着物の裾を・・・ガーターの留め具が露になるほどに広げてしまったのです
「紅葉に初雪だな 僕のプレゼントも気に入っていただいたみたいですね 祥子さん」 男性は深紅の長襦袢の上に伸ばされた白く輝くストッキングの脚をじっくりと視姦するのです
間接照明だけの薄暗い室内の中で雪見障子に差し込む四角く切り取られた庭からの光だけが白々と明るいのです
わたくしの下半身はそのはしたないフレームに見事に収められておりました
視線を避けようと左右に揺らす膝さえも脚のやわらかなラインをストッキングの光で照り返らせる効果しかありませんでした
 
「ん・・っっく・・・いやぁ」 息をする間もないほどに口づけは繰り返されました
「私のキスはお嫌ですか? 祥子様」 熱情にかすれる声で運転手は囁くのです
「んん・・ん・・・」 答える間もなく重ねられる唇に微かに首を横にふるしかありません
この宿で最初に彼の手で袖口のカフスボタンを外されたときから・・・わたくしは彼の唇を・・・欲しいと・・・思っていたのです
彼の腕にこうして抱きしめられたいと・・・思っていたからです
「ありがとう・・・くちゅ・・・ございます 祥子様」 そうして運転手は舌を吸い上げるような激しいキスを繰り返しました
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30 2005 / 09
「どれ ごちそうになろうかな」 隣に座った男性は手に持ったグラスをわたくしの唇に寄せ・・・傾けてゆきます
「祥子さんの唇から ね」 口の中にグラスの1/3ほどを流し込むとそのまま唇を重ねます
「ん・・・んん・・・っく」 男性の舌で口腔のお酒をかき回され・・・わたくしの唾液とともに吸い上げられてしまいました
「ん これは美味いな もう一口」 わたくしの背は座椅子に押し付けられる様に・・・そして男性の身体の圧力で左側に畳まれていた脚が自然と伸びてしまうのです
「ん・・・ぁぁ・・・だぁめぇぇ」 二口目の梅酒を・・・余韻まで味わう様にディープキスを繰り返しながら男性の手はわたくしのバストをまさぐるのです
「な・・にを・・なさ・・る・の」 唇をついばむようにされながらも わたくしは脇に控えている運転手の視線を感じて 抗いの言葉を口にしてしまいました
 
「こうして飲むのが美味しいと女将に聞いたことがあってね」 男性の指は白い乳房の先端で堅く立ち上がっているであろう先端を探る様に絹の上を動くのです
「女将の手作りなんですが 祥子さんの唇からいただくのは格別ですよ」 前歯の上を・・・舌の先を・・・唇角を男性の舌先が動き回るのです
「あっ・・・ふぅん・・・やぁ・・・」 座椅子と男性に阻まれて上半身は逃げることができなくなっておりました されるがままが・・恥ずかしいのにただ軽く首を振ることしかできません
「君も飲ませてもらったらどうだ ん いいでしょう 祥子さん」 男性は側に控えグラスの受け渡しをしていた運転手にそう声を掛けます
「ありがとうございます 祥子様こちらへ」 男性のキスでバランスを崩しかけていた上体を背中から運転手に預ける形になってしまいました
 
「どうぞ 祥子様」 首筋から聞こえる声はわたくしの唇に押し当てる硝子の杯と同様に有無を言わせない力がありました
「っん・・・くぅっ・・・」 座椅子から上体を運転手の引き締まった身体に引き寄せられて顎を引き上げられ・・・後からかぶせるように唇を重ねられてしまいます
「あぁ・・美味しいです 祥子様」 運転手は二杯目のグラスを口に運ぶことなく・・そのまま唇を重ね続けました
わたくしの上体はもうほとんど運転手の正座した膝の上に横たえられているような上体になっていました
彼の熱い口づけと肩先を抱きしめる腕がわたくしを蕩けさせるのです
29 2005 / 09
舌の根元まで吸い上げられるような濃厚なキスを奪って 男性はようやく座敷に戻ることを許してくれました
男性が好む・・・白い双膨の狭間にまで届きそうなほどきつく腰を握りしめ 堅くなった塊をわたくしの下腹にこすりつけるようにしながらのキスです
「・・・・くぅぅっ・・・やめて」 川音で決して座敷まで声がとどくことはないことを知っていながらわたくしは声を潜めずにはいられませんでした
「ほぉっ・・・記憶通りの唇でしたよ」 唇の間でため息をつくように言ってやっとわたくしの身体を離してくれたのです
「片付けも終わったころでしょう 戻りますか」 庭に来たときと同じ何もなかったかのようなそぶりで男性は元来た道を歩きだしました
あの、バーの前に止められたセルシオに乗ったときからこんな夜は予想はしていました。ただ、男性一人と知ったときの・・・安堵は もしかしたら間違いなのかと少し怖くなったのです
以前の・・・淫らな熱にうかされたかのように3人の男性に翻弄されたあの夜
今夜はもっと別の意味でわたくしは弄ばれるのだと悟ったのです
 
食事をしていた部屋には座卓は片付けられ小机にお酒と飲み物の用意だけが上品にされておりました 明かりは落とされイサムノグチの和紙使いのスタンドからもれる間接照明だけがほのかに室内を照らしておりました
運転手は襖の側でわたくしたち2人を出迎えてくれます
勧められるままにゆったりと横座りに座椅子に座ると 雪見障子は上げられてライトアップされた紅葉の庭が美しく見渡せます
つい先ほどまであの奥で・・・そう思うだけで絹に押さえられている乳房の先が疼き出すのです
「軽い食後酒でもいかがですか」 差し出された果実酒はほのかな酸味が心地よい新酒の梅酒でした
「っ・・・おい・し・い」 氷で冷やされた甘みのあるとろりとした液体は次第に熱さを増しながら喉の奥に落ちてゆきます
29 2005 / 09
建物を回り座敷から見えたライトアップされた桜の庭にたどり着きました 部屋からでは気がつきませんでしたが桜の樹の足元には上品な秋草の庭が設けられていてゆっくりと・・・露天風呂のあたりまで回遊できるようになっていました
 
「彼の前ではね 悔しいので褒めませんでしたけれど いい趣味だ」 庭を照らす照明の切れたあたりで男性は立ち止まり わたくしに向き合いました
「その血赤珊瑚のかんざしから履物まで全て彼の見立てなんです」 アップにした髪からつま先までを男性の視線が舐める様に動いてゆきます
「先日 祥子さんを自宅までお送りしたあと彼が密かに実家に頼んで手配をしていたようです 今日いらしたと連絡を受けて急いで何かを積んでいるとは思っていたのですけれどね」 一歩踏み出すとふいにわたくしの肩を抱きしめて・・・引き寄せます
「あっ・・・」 急に引き寄せられてバランスを崩したわたくしの身体は男性の腕の中にすっぽりと抱きかかえられてしまったのです
 
「良くお似合いです 僕は祥子さんがこんなに着物が似合うとは思ってなかった」 男性の左手は背をたどり・・・帯下の腰へと・・・なめらかな友禅をなでてゆきます
「うん 付けていてくださってるんですね 僕のプレゼントも」 ガーターベルトを・・・留め具まで そしてTバックの細いストラップとその狭間の白くまぁるいわたくしのヒップの感触を 確かめる様に左手が動くのです
「・・・ぃゃぁ・・・お座敷から・・・見られ・・ま・す・・・」 右手で抱きしめられた上半身を離す事もできずさきほどまで紳士的だった男性の淫らな仕草に身をよじる様にしてあらがうしかできません
「ここは照明がないですから見えませんよ それとも彼の視線が気になりますか 祥子さん ・・・妬けるな」 
 
「ん・・・あはぁぁ・・・」 左手はもう確かめるような動きではなくて明らかな愛撫に変わっていました
「祥子さんには黒いドレスが似合うと思っていたのです シルクニットの肌によりそう・・・ダナキャランあたりでしょうか この次は僕がプレゼントしますよ」 わたくしの下腹に押し付けられた彼の塊は熱く堅く高ぶってまいりました
「もちろんぴったりの黒のランジェリーと一緒に 今夜僕を満足させてください」 男性の指がたっぷりと張るわたくしのヒップに食い込む様にうごきます
「あの夜みたいにね 祥子さん」
「やぁぁ・・・・」 運転手が見ているかもしれない庭での艶戯に静まりかけていた疼きにまた火をつけられてしまったのです
28 2005 / 09
玄関にはここに来るまでに履いていたパンプスも男性の革靴もありません
白い鼻緒の雪駄と赤い爪革をつけた下駄のようなミユールが置いてありました
わたくしの白い足元は着物姿なのに足袋ではなくストッキングなのです
「ありがとうございます」 踏み石に足を下ろすわたくしに手を添えてくれた男性に履物までの心遣いへの御礼を込めて申しました
「ここの庭は部屋から見るだけじゃもったいないですからね」 男性は玄関をあけると庭への小道を歩きだしました
 
「ほんとうに着物がお似合いですね」 白い小石を踏みながら男性が話はじめました
「ありがとうございます こんなに素敵なお着物まで・・・女将に借りてくださったのですね」 さきほどからいつ切り出そうかと思っていたのです
「いえ 彼は何も言いませんでしたか」 不思議そうな顔で男性はそういうのです
「ええ」 事情が飲み込めないままわたくしはなまなかな返事をするしかありません
「女将のものじゃないんですよ この着物は もちろん僕のプレゼントでもない 僕が用意したのはその下に着てくださっているはずの深紅のランジェリーのセットだけです」
「えっ・・・それじゃ、これは?」 こんな上質なものが女将のコレクションでもこの地位があるであろう男性のプレゼントでもないなんて狐につままれているような気がしました
 
「彼が祥子さんのためにご用意したんです」 静かな声で男性はそういうのです
「そんな・・・彼のような若い男の方に用意できるようなものではないでしょう」 趣味の良さといい仕立てといいそう簡単に手に手にはいるものではなかったからです
「彼はね 京都の呉服屋の息子なんですよ」 言われてみれば僅かに運転手の言葉には京言葉のイントネーションが混じっておりました
「大学生のころは祇園で男衆のようなことをやってたみたいでね」  芸・舞妓の置屋で彼女たちの着物の着付けをするのが男性であること・・・そういった様々な裏方仕事をする人たちを<男衆ーおとこし>さんと呼ぶことを思い出しました
言われてみれば彼の手際の良さ・・・不思議な着付けの仕上がり そう聞けば納得のゆくことばかりだったのです
「・・・そうだったのですか でも、こんなにしていただくなんて」 理屈はわかってもわたくしはまだ納得が出来た訳ではなかったのです
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