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祥子の少しはしたなくていけない妄想を綴りました 大人の方だけご覧になってください
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プロフィール
HN:
祥子
年齢:
61
性別:
女性
誕生日:
1962/12/28
職業:
フリーデザイナー
趣味:
美味しい珈琲 クラシックの流れるお気に入りの喫茶店 読書 ジャズ ミュージカル お酒 声が魅力的で背の高い男性♪
自己紹介:
寂しがりやの甘えたです。
ぽちゃ、色白、黒髪のストレートロングヘア、お胸はGカップ、眼鏡をしています。真面目そうな感じだって良く言われます。
声は美人かも♪
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28 2005 / 09
玄関にはここに来るまでに履いていたパンプスも男性の革靴もありません
白い鼻緒の雪駄と赤い爪革をつけた下駄のようなミユールが置いてありました
わたくしの白い足元は着物姿なのに足袋ではなくストッキングなのです
「ありがとうございます」 踏み石に足を下ろすわたくしに手を添えてくれた男性に履物までの心遣いへの御礼を込めて申しました
「ここの庭は部屋から見るだけじゃもったいないですからね」 男性は玄関をあけると庭への小道を歩きだしました
 
「ほんとうに着物がお似合いですね」 白い小石を踏みながら男性が話はじめました
「ありがとうございます こんなに素敵なお着物まで・・・女将に借りてくださったのですね」 さきほどからいつ切り出そうかと思っていたのです
「いえ 彼は何も言いませんでしたか」 不思議そうな顔で男性はそういうのです
「ええ」 事情が飲み込めないままわたくしはなまなかな返事をするしかありません
「女将のものじゃないんですよ この着物は もちろん僕のプレゼントでもない 僕が用意したのはその下に着てくださっているはずの深紅のランジェリーのセットだけです」
「えっ・・・それじゃ、これは?」 こんな上質なものが女将のコレクションでもこの地位があるであろう男性のプレゼントでもないなんて狐につままれているような気がしました
 
「彼が祥子さんのためにご用意したんです」 静かな声で男性はそういうのです
「そんな・・・彼のような若い男の方に用意できるようなものではないでしょう」 趣味の良さといい仕立てといいそう簡単に手に手にはいるものではなかったからです
「彼はね 京都の呉服屋の息子なんですよ」 言われてみれば僅かに運転手の言葉には京言葉のイントネーションが混じっておりました
「大学生のころは祇園で男衆のようなことをやってたみたいでね」  芸・舞妓の置屋で彼女たちの着物の着付けをするのが男性であること・・・そういった様々な裏方仕事をする人たちを<男衆ーおとこし>さんと呼ぶことを思い出しました
言われてみれば彼の手際の良さ・・・不思議な着付けの仕上がり そう聞けば納得のゆくことばかりだったのです
「・・・そうだったのですか でも、こんなにしていただくなんて」 理屈はわかってもわたくしはまだ納得が出来た訳ではなかったのです
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柏木さん
柏木さん こんばんわ
そうですね・・・わたくしもてっきり女将のものでなければ・・・
そうおもっていたものですからびっくりしてしまいました
ただ、やっぱり京言葉は無意識に気になっていたようです
彼に責められると
わたくし、つい「かんにんして・・・」と口にしてしまうのです
これからの夜は以前の夜とは違う夜になってしまいそうです
9月28日 23:42
祥子 URL 2006/08/06(Sun)15:52:59 編集
無題
てっきり、主の趣味だとばかり思っていました。着物の好み。
なかなか、一筋縄ではいかないストーリー展開です。
登場される殿方たち、なかなかに油断なりませんね・・・
9月28日 21:30
柏木 2006/08/06(Sun)15:52:01 編集
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