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祥子の少しはしたなくていけない妄想を綴りました 大人の方だけご覧になってください
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プロフィール
HN:
祥子
年齢:
61
性別:
女性
誕生日:
1962/12/28
職業:
フリーデザイナー
趣味:
美味しい珈琲 クラシックの流れるお気に入りの喫茶店 読書 ジャズ ミュージカル お酒 声が魅力的で背の高い男性♪
自己紹介:
寂しがりやの甘えたです。
ぽちゃ、色白、黒髪のストレートロングヘア、お胸はGカップ、眼鏡をしています。真面目そうな感じだって良く言われます。
声は美人かも♪
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27 2005 / 09
「あ・・・んん・・・すてき」 鏡の中のわたくしは見慣れた着物姿とは少し違って見えました
粋ともあだっぽいとも違う でも隙もなくやぼな感じでもない 品がありながらどこか女を感じさせる不思議な着付け方でした
着物の黒地と帯の地がマッチし、総絞りの帯揚げが大胆な帯の柄をうまく着物にとけ込ましておりました
髪を巻き上げたかんざしの赤い玉も ふと見下ろした足もとの不自然に思えた白すぎるストッキングさえ・・・白足袋の風情を漂わせて全身を華やかにみせておりました

 
「ありがとう いつものわたくしじゃないみたいだわ」 鏡ごしの彼にはにかんでしまいます
「お綺麗です お着物も着慣れていらっしゃるんですね」 運転手の目は冷静に まるで作品を見る様にわたくしを見つめておりました
「絹がすっと肌になじんでゆくのがわかりました 着慣れない方はどんなにしなやかなものをまとっていただいてもこうはいかないものです」 鏡の中で合った視線を彼はふっとそらすのです
「お食事の支度ができております まいりましょう」 彼に導かれて最初に通された居間へと向かいました
 
「ほぉぉ お似合いですね」 先付けをつまみに女将に熱燗をつがれていた男性は襖を開けて座って遅れたことを詫びるわたくしにそう第一声をあびせたのです
「ほんと 素敵だわ」 女将はそういうとわたくしに男性の向かいの座布団を勧めました
「美味しそうだわ」 相模湾の海のものと秋の山のものを彩りよくあしらったお食事でした
「急のお越しでしたから簡単なものしかご用意できなくて申し訳ございません」 恐縮したように言いながら女将は小振りなグラスにビールをついでくれるのです
「こちらの方も今夜は召し上がりますのでしょう」 「ああ、注いでやってくれ」
わたくしの右手に座った運転手にも同じ様にグラスを満たすのです
「いただきます」 指先に伝わる冷たい感触にそそられながらビールに口をつけます
小振りなグラスの半分ほどをいただいてしまう白いのど元を男性と運転手の視線が這っていることに・・・わたくしは気づいてもおりませんでした
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