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祥子の少しはしたなくていけない妄想を綴りました 大人の方だけご覧になってください
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プロフィール
HN:
祥子
年齢:
61
性別:
女性
誕生日:
1962/12/28
職業:
フリーデザイナー
趣味:
美味しい珈琲 クラシックの流れるお気に入りの喫茶店 読書 ジャズ ミュージカル お酒 声が魅力的で背の高い男性♪
自己紹介:
寂しがりやの甘えたです。
ぽちゃ、色白、黒髪のストレートロングヘア、お胸はGカップ、眼鏡をしています。真面目そうな感じだって良く言われます。
声は美人かも♪
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28 2005 / 09
「どうぞごゆっくり」 女将は室内の空気がわずかに変わったことを察したのでしょう 三つ指をついて挨拶をすると下がってゆきました
 
ゼニアのスーツが似合っていた男性は光沢のある大島を着ておりました
まるで自宅でくつろぐかのように着こなす姿はやはり男性が普段から着物を着る機会を持っていることを教えてくれました
「いや・・・手酌でいいですよ」 男性にお酌をと徳利を手にしたわたくしを押しとどめて手元の杯を満たします
「祥子さんは何を召し上がりますか?」 「同じものを頂戴します」
隣に座った運転手がすっと立ち上がり先ほど女将が居た場所に用意してあった平盆を持ってもどります わたくしの目の前に備前の杯がすっ・・・と差し出されます
「ありがとう」 彼の注いでくれる香りの良い日本酒に口を付けて濃厚な香りを楽しみます
「わたくしばかり・・・こんな 申し訳ないわ」 疲れていた身体に再び受け入れたアルコールが目元を赤く染めはじめました
 
机の上の器がほとんどあけられたころです
「彼は気に入りましたか」 わたくしは平目のお造りに伸ばしかけていた手を止めてしまいました
「それともなにか不調法をしましたか」 雇い主の鋭い眼で運転手を見つめるのです
「いいえ 大変良くしていただきましたわ」 最初はあまりのことに拒んでしまったものの・・・最後には彼の献身的で紳士的な手に自らを委ねる快感を知ったわたくしは即答いたしました
「さきほどは随分と抗う声が聞こえていたと思ったものでしたから 僕の気のせいですか」 声を押えていたはずなのに・・・はしたない声を聞かれていたなんて
「祥子さんの声は魅力的ですから つい耳についてしまうんですよ」 酔いのせいばかりではなく耳まで赤くしたわたくしに男性はそう言うのです
「いえ 祥子さんのご機嫌を損ねるようなことをしたのなら罰として叶えてやろうと思っていた彼の望みをとりあげるまで」 手元の杯を一気に喉に流し込むように飲み下すのです
「良かったな 気に入ってもらえているみたいだぞ」 わたくしの知らない男性の日常をほのかに垣間見させるのでした
 
「さて 食事の片付けをしてもらう間少し散歩でもしますか 祥子さん」 
男性は立ち上がり着物とそろいの羽織を着るとわたくしを促しました
「あとは頼むぞ」 運転手は男性の一言に頷き女将へと電話を掛けにまいりました
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