祥子の少しはしたなくていけない妄想を綴りました 大人の方だけご覧になってください
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プロフィール
HN:
祥子
年齢:
61
性別:
女性
誕生日:
1962/12/28
職業:
フリーデザイナー
趣味:
美味しい珈琲 クラシックの流れるお気に入りの喫茶店 読書 ジャズ ミュージカル お酒 声が魅力的で背の高い男性♪
自己紹介:
寂しがりやの甘えたです。
ぽちゃ、色白、黒髪のストレートロングヘア、お胸はGカップ、眼鏡をしています。真面目そうな感じだって良く言われます。
声は美人かも♪
ぽちゃ、色白、黒髪のストレートロングヘア、お胸はGカップ、眼鏡をしています。真面目そうな感じだって良く言われます。
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11 2006 / 05
「約束は違えませんわ。」
「その言葉、この前も聞いたよ。祥子さんが約束を守る女性だっていうのは今日良くわかったよ。よく考えたら、待ち合わせをするのは初めてだったね。」
そう言われればそうでした。一度目も、二度目も・・・ほとんど偶然同じ場所に居合わせただけの関係だったのですから。
「日本に戻られてもう随分になるのですか?」
「帰国したっていう言葉の意味ならそうだね。」
「ん?」
「戻って間もなく東京コレクションがあったから、自分の時間が持てる様になってからというなら、まだ3日も経ってないよ。」
3日前、わたくしに久方ぶりのメールをいただいた日です。
「そうだったんですか。」
「相変わらず祥子さんは僕に連絡してくれないからね。」 少し拗ねたようなおっしゃり様です。
「そんなこと、お忙しいと思っていたからですわ。それに、いつこちらに戻られるかもわかりませんし。ご迷惑になってはいけないと思ったものですから。」
「言い訳だね。 僕と話したいと思わなかった?」
「・・・時折は」 年が改まってから・・・高梨さんのことは思い出しておりました。
わたくしが、4人の男性から年越しに受けた仕打ちは、もとに戻ろうとする経過でさえもわたくしのことを酷く苛みました。
このような事・・・とても口に出来ることではありません。秘して独りで耐えるしかなかったからです。
わたくしが存じ上げている男性の方達の中でも、高梨さんならその仕打ちさえも、単なる事実としてなんということなく受け止めて下さる予感がしたのです。堪え難いとさえ思われる責めが24時間つづく日々に、救いの手を幾度となく求めそうになってしまいました。
でも同時に、たとえメールでも電話でも・・・どんなに秘密にしておきたいと思っても、きっとこの方ならほんの少しの声音の変化から、翳りを失ったはしたない身体のことを気づかれてしまいそうだったからです。
「素っ気ない言い方だね。」
「ふふふ そんな風におっしゃっても、決してわたくしの側に居て下さることなんてできないのに。」
「そういう問題じゃないさ。10年前とは時代が違うんだ。たとえ地球の反対側にいてもなんということなくメールのやり取りは出来るんだ。僕を求めているならそのくらいしてもバチは当たらないだろう。」
偶然に出逢った第九のコンサートホールから3日間。高梨さんの部屋で過ごす間、幾度となく言われ続けていたのです。『どんな些細なことでも良いからメールをしておいで。電話でもいい。旅の空の1人のベッドで楽しみにしているからね。』
「ごめんなさい。ご連絡をしないで。でも、いつものように過ごしてこられたのでしょう。NYでもミラノでも、パリでもロンドンでも。」 その土地々々に馴染みの女性が居ると、あの日寝物語に聴かせてくださっていたのです。
「いや。今回は真面目に過ごしていたんだ。」
「・・・うそ」
「嘘なんか吐かないさ。祥子さんの面影を浮かべながら他の女を抱くのがどんなに虚しいかは、前回のコレクションで身にしみてるからね。 たまに女と過ごしたのは、まぁ別れ話をした時だけだね。」
もう何年もお独りのままでコレクションカメラマンとして世界を旅しているこの方が・・・いったい何人の女性と別れ話をなさっていらしたのでしょう。
「もう、ご冗談ばかり。」 もしおっしゃっていることが本当なら・・・わたくしは一瞬でもそう考えた子供のようにしょった自分を笑う様に、そうお答えしたのです。
「冗談じゃないんだよ。祥子さん。」 ゆったりともたれかかる様に腰掛けていた姿勢をすっと・・・戻されます。
「僕に淋しい想いをさせたお仕置きをしなくちゃね。」
「えっ・・・お仕置き?」 高梨さんのひと言が・・・麗らかな桜の午後の彩りを一転させたのです。
「その言葉、この前も聞いたよ。祥子さんが約束を守る女性だっていうのは今日良くわかったよ。よく考えたら、待ち合わせをするのは初めてだったね。」
そう言われればそうでした。一度目も、二度目も・・・ほとんど偶然同じ場所に居合わせただけの関係だったのですから。
「日本に戻られてもう随分になるのですか?」
「帰国したっていう言葉の意味ならそうだね。」
「ん?」
「戻って間もなく東京コレクションがあったから、自分の時間が持てる様になってからというなら、まだ3日も経ってないよ。」
3日前、わたくしに久方ぶりのメールをいただいた日です。
「そうだったんですか。」
「相変わらず祥子さんは僕に連絡してくれないからね。」 少し拗ねたようなおっしゃり様です。
「そんなこと、お忙しいと思っていたからですわ。それに、いつこちらに戻られるかもわかりませんし。ご迷惑になってはいけないと思ったものですから。」
「言い訳だね。 僕と話したいと思わなかった?」
「・・・時折は」 年が改まってから・・・高梨さんのことは思い出しておりました。
わたくしが、4人の男性から年越しに受けた仕打ちは、もとに戻ろうとする経過でさえもわたくしのことを酷く苛みました。
このような事・・・とても口に出来ることではありません。秘して独りで耐えるしかなかったからです。
わたくしが存じ上げている男性の方達の中でも、高梨さんならその仕打ちさえも、単なる事実としてなんということなく受け止めて下さる予感がしたのです。堪え難いとさえ思われる責めが24時間つづく日々に、救いの手を幾度となく求めそうになってしまいました。
でも同時に、たとえメールでも電話でも・・・どんなに秘密にしておきたいと思っても、きっとこの方ならほんの少しの声音の変化から、翳りを失ったはしたない身体のことを気づかれてしまいそうだったからです。
「素っ気ない言い方だね。」
「ふふふ そんな風におっしゃっても、決してわたくしの側に居て下さることなんてできないのに。」
「そういう問題じゃないさ。10年前とは時代が違うんだ。たとえ地球の反対側にいてもなんということなくメールのやり取りは出来るんだ。僕を求めているならそのくらいしてもバチは当たらないだろう。」
偶然に出逢った第九のコンサートホールから3日間。高梨さんの部屋で過ごす間、幾度となく言われ続けていたのです。『どんな些細なことでも良いからメールをしておいで。電話でもいい。旅の空の1人のベッドで楽しみにしているからね。』
「ごめんなさい。ご連絡をしないで。でも、いつものように過ごしてこられたのでしょう。NYでもミラノでも、パリでもロンドンでも。」 その土地々々に馴染みの女性が居ると、あの日寝物語に聴かせてくださっていたのです。
「いや。今回は真面目に過ごしていたんだ。」
「・・・うそ」
「嘘なんか吐かないさ。祥子さんの面影を浮かべながら他の女を抱くのがどんなに虚しいかは、前回のコレクションで身にしみてるからね。 たまに女と過ごしたのは、まぁ別れ話をした時だけだね。」
もう何年もお独りのままでコレクションカメラマンとして世界を旅しているこの方が・・・いったい何人の女性と別れ話をなさっていらしたのでしょう。
「もう、ご冗談ばかり。」 もしおっしゃっていることが本当なら・・・わたくしは一瞬でもそう考えた子供のようにしょった自分を笑う様に、そうお答えしたのです。
「冗談じゃないんだよ。祥子さん。」 ゆったりともたれかかる様に腰掛けていた姿勢をすっと・・・戻されます。
「僕に淋しい想いをさせたお仕置きをしなくちゃね。」
「えっ・・・お仕置き?」 高梨さんのひと言が・・・麗らかな桜の午後の彩りを一転させたのです。
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