祥子の少しはしたなくていけない妄想を綴りました 大人の方だけご覧になってください
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プロフィール
HN:
祥子
年齢:
61
性別:
女性
誕生日:
1962/12/28
職業:
フリーデザイナー
趣味:
美味しい珈琲 クラシックの流れるお気に入りの喫茶店 読書 ジャズ ミュージカル お酒 声が魅力的で背の高い男性♪
自己紹介:
寂しがりやの甘えたです。
ぽちゃ、色白、黒髪のストレートロングヘア、お胸はGカップ、眼鏡をしています。真面目そうな感じだって良く言われます。
声は美人かも♪
ぽちゃ、色白、黒髪のストレートロングヘア、お胸はGカップ、眼鏡をしています。真面目そうな感じだって良く言われます。
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16 2006 / 05
羞恥を掻き立てるショップでの時間を過ごしても、春の日は、まだふんわりと麗らかでした。
ショップの2つ向こうの通りへと、高梨さんはゆっくりと歩いて行かれます。
「全身桜色の祥子さんは、この景色にびったりですよ」 通りの先に覗く桜並木を背景にわたくしを見やり、高梨さんの眼は一瞬だけフォトグラファーとしての輝きを帯びたのです。
「いやだわ・・・からかったりしちゃ」 照れた笑みを浮かべたわたくしの頬も桜色に染まってしまいそうです。
毎日、ここを通られているはずなのに、高梨さんはまるでこの風景を記憶に留めるとでも言う様にわたくしを先に歩かせ・・・少し後をゆっくりと付いていらしたのです。
わたくしは時折気まぐれに吹く花散らしの風が気になっておりました。太ももの合わせ目のあたりまでしか釦のないスプリングコートの裾がひらひらと・・・舞うからです。
薄く透けるオーガンジーを重ねた桜色のスリップは裾のレースもガーターストッキングの留め具のある太ももも、そうと知ってご覧になる方にはわかってしまうほどの儚さでした。
桜のジャガードのハンドバックを両手で持ち、太ももの上に自然とコートを押さえる様にして歩いてゆきました。
「祥子」 右後から高梨さんの声が聞こえました。
「はい?」 ゆっくりと振り向いたわたくしに向かって気まぐれな春の風が吹き付けたのです。
「あぁっ・・・」 バッグを片手に持ち替えたその瞬間に・・・コートの左裾が大きく風に煽られたのです。それだけでなく・・・重みのないスリップの裾までもが・・・ストッキングの上端近くまで・・・
「きゃぁぁっ・・」 慌ててバッグを持っていない左手でコートの裾を押さえます。自然に流していた黒のロングヘアまでが風に煽られて舞うのです。
高梨さんの手には、NikonのCoolpixS1がありました。
「ははは いい写真が撮れたよ」 落ち着いたコートの裾をバッグで押さえ、空いている左手で髪を押さえるわたくしに、高梨さんはゆっくりと近づいていらっしゃいました。
「もう、カメラなんてお持ちだったんですか?」
「ああ これね。まぁ玩具みたいなものだけどね。」 高梨さんの手の中に隠れてしまうほどにコンパクトなデジタルカメラ。なのにニッコールレンズを搭載した高性能機種です。
風音でシャッター音に気づかなくてよかったのです。
なぜなら・・・きっと怪訝さを露にした表情を浮かべてしまったでしょうから。
お正月のあの3日間でわたくしの淫らな姿をデジタルカメラに納められていたからです。あの時の羞恥とショック・・・いまはあの4人の男性が手元で時折はご覧になっているかと思うだけで、新たな恥ずかしさを感じずにはいられない・・・想い出だからです。
「今日はお写真を撮りたかったんですか?」
「いや そうじゃないよ。ただあんまり綺麗だったからね。ごらん」 高梨さんは手の中のカメラの液晶ファインダーに先ほどの写真を開くのです。
風に舞う桜の花びらの中に・・・無邪気な表情で振り向くわたくしの笑顔と・・・大きく軽やかに翻るコートの裾と・・レースが・・・まるで花びらを集めた様にわたくしを彩っておりました。
ショップの2つ向こうの通りへと、高梨さんはゆっくりと歩いて行かれます。
「全身桜色の祥子さんは、この景色にびったりですよ」 通りの先に覗く桜並木を背景にわたくしを見やり、高梨さんの眼は一瞬だけフォトグラファーとしての輝きを帯びたのです。
「いやだわ・・・からかったりしちゃ」 照れた笑みを浮かべたわたくしの頬も桜色に染まってしまいそうです。
毎日、ここを通られているはずなのに、高梨さんはまるでこの風景を記憶に留めるとでも言う様にわたくしを先に歩かせ・・・少し後をゆっくりと付いていらしたのです。
わたくしは時折気まぐれに吹く花散らしの風が気になっておりました。太ももの合わせ目のあたりまでしか釦のないスプリングコートの裾がひらひらと・・・舞うからです。
薄く透けるオーガンジーを重ねた桜色のスリップは裾のレースもガーターストッキングの留め具のある太ももも、そうと知ってご覧になる方にはわかってしまうほどの儚さでした。
桜のジャガードのハンドバックを両手で持ち、太ももの上に自然とコートを押さえる様にして歩いてゆきました。
「祥子」 右後から高梨さんの声が聞こえました。
「はい?」 ゆっくりと振り向いたわたくしに向かって気まぐれな春の風が吹き付けたのです。
「あぁっ・・・」 バッグを片手に持ち替えたその瞬間に・・・コートの左裾が大きく風に煽られたのです。それだけでなく・・・重みのないスリップの裾までもが・・・ストッキングの上端近くまで・・・
「きゃぁぁっ・・」 慌ててバッグを持っていない左手でコートの裾を押さえます。自然に流していた黒のロングヘアまでが風に煽られて舞うのです。
高梨さんの手には、NikonのCoolpixS1がありました。
「ははは いい写真が撮れたよ」 落ち着いたコートの裾をバッグで押さえ、空いている左手で髪を押さえるわたくしに、高梨さんはゆっくりと近づいていらっしゃいました。
「もう、カメラなんてお持ちだったんですか?」
「ああ これね。まぁ玩具みたいなものだけどね。」 高梨さんの手の中に隠れてしまうほどにコンパクトなデジタルカメラ。なのにニッコールレンズを搭載した高性能機種です。
風音でシャッター音に気づかなくてよかったのです。
なぜなら・・・きっと怪訝さを露にした表情を浮かべてしまったでしょうから。
お正月のあの3日間でわたくしの淫らな姿をデジタルカメラに納められていたからです。あの時の羞恥とショック・・・いまはあの4人の男性が手元で時折はご覧になっているかと思うだけで、新たな恥ずかしさを感じずにはいられない・・・想い出だからです。
「今日はお写真を撮りたかったんですか?」
「いや そうじゃないよ。ただあんまり綺麗だったからね。ごらん」 高梨さんは手の中のカメラの液晶ファインダーに先ほどの写真を開くのです。
風に舞う桜の花びらの中に・・・無邪気な表情で振り向くわたくしの笑顔と・・・大きく軽やかに翻るコートの裾と・・レースが・・・まるで花びらを集めた様にわたくしを彩っておりました。
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