祥子の少しはしたなくていけない妄想を綴りました 大人の方だけご覧になってください
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プロフィール
HN:
祥子
年齢:
61
性別:
女性
誕生日:
1962/12/28
職業:
フリーデザイナー
趣味:
美味しい珈琲 クラシックの流れるお気に入りの喫茶店 読書 ジャズ ミュージカル お酒 声が魅力的で背の高い男性♪
自己紹介:
寂しがりやの甘えたです。
ぽちゃ、色白、黒髪のストレートロングヘア、お胸はGカップ、眼鏡をしています。真面目そうな感じだって良く言われます。
声は美人かも♪
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18 2006 / 05
「いいコだ。祥子 じゃぁ行こうか」 わたくしの右手を取り高梨さんが歩き始めました。でも、ゆっくりと、風にそよぐ桜の一輪一輪を愛でるように歩いてゆきます。
何気ない風でいなくてはならないのに、わたくしは彼に仕掛けられた艶戯にすでに頬をかすかに紅潮させていたのです。どきどきとする鼓動を押さえるように、ことさらに高梨さんの腕に縋りました。
「染井吉野でも環境が違うと少しずつ花つきも違うものだね」 同じ時期に植栽されたはずの並木の3本目はとなりの樹よりも数段太い幹を持ちたわわに花を咲かせておりました。
「最初の桜だよ」 車道に背を向ける様にわたくしの背を桜に押し付けると・・・右手でわたくしの髪を払いのけて・・・首筋に・・キスをはじめたのです。
「・・やぁ キ・ス・ぅ・・」 桜の前は画廊でした。ひっそりと静まり返った店内には人影はなく、桜を描いた油彩が数点壁に飾られていました。
「キスだろう。唇にするとはひと言も言ってない」 首筋の薄い皮膚はベッドでされるような唇での愛撫が齎す快楽をわたくしの意志を裏切って・・・ダイレクトに身芯にまで届けるのです。
「・・・はぅ」 たしかにこれもキスです。でも・・昼間の路上で・・こんなこと。
「はしたない声を出すんじゃない」 耳朶を甘噛みしながら、漏れてしまおうとするわたくしの声を・・・言葉で制するのです。
「・ん・・ぁは・・」 唇を噛みしめて声を殺すわたくしの切ない表情が・・・高梨さんのがっしりとした後ろ姿とともに画廊のショーケースに映り込みます。
「眼を閉じるな」 高梨さんの大きな背に抱きしめられたわたくしの顔が・・・はらはらと花びらが舞う中に見えているのです。時折車道を車が横ぎり、向こうの歩道を歩く人が見える度・・・わたくしは身体を堅くしてしまうのです。
「もう・・ゆるして」 わたくしたちに気づいたカップルの囁き交わす姿が見えた時、身を捩って高梨さんから逃れようとしたのです。
「しかたないな」 首筋から顔を上げるとコートの第一釦を外して・・・身体を離したのです。
「久しぶりの祥子の肌は相変わらずいい香りだ。仄かな薔薇の香りがする。」 わたくしの肩を軽く抱く様にしてゆっくりと歩を進めてゆくのです。
「しらない・・・いじわる・・」 高梨さんの肌へのキスの快感がわたくしを最初から羞恥の淵へ突き落としたのです。
「そうして拗ねている祥子も可愛いよ。そそられるね。その肌をもって桜色に染めるまで・・・辱めたくなる。」 耳元に口を寄せて囁く高梨さんとわたくしを見れば、大人なのにいまだ熱烈なそんなカップルに見えたに違いありません。
「しないで・・・もう・・」 わたくしは瞳を潤ませて・・・高梨さんを見上げると・・・弱々しくお願いをしたのです。
10代の方達の様に路上で抱き合ったり、キスをしたり・・・そんなことはわたくしの美意識にはありません。たとえ誘われても、二人きりになれる場所までいなして・・・ようやく許すものなのです。それを、こんな公道の真ん中でなんて・・・。
次の桜にたどり着くのを少しでも遅らせたくて、気もそぞろなのに立ち並ぶショップのウィンドウを覗こうと・・・彼の腕を引くのです。
でも、いずれ3本目の桜はやってくるのです。
何気ない風でいなくてはならないのに、わたくしは彼に仕掛けられた艶戯にすでに頬をかすかに紅潮させていたのです。どきどきとする鼓動を押さえるように、ことさらに高梨さんの腕に縋りました。
「染井吉野でも環境が違うと少しずつ花つきも違うものだね」 同じ時期に植栽されたはずの並木の3本目はとなりの樹よりも数段太い幹を持ちたわわに花を咲かせておりました。
「最初の桜だよ」 車道に背を向ける様にわたくしの背を桜に押し付けると・・・右手でわたくしの髪を払いのけて・・・首筋に・・キスをはじめたのです。
「・・やぁ キ・ス・ぅ・・」 桜の前は画廊でした。ひっそりと静まり返った店内には人影はなく、桜を描いた油彩が数点壁に飾られていました。
「キスだろう。唇にするとはひと言も言ってない」 首筋の薄い皮膚はベッドでされるような唇での愛撫が齎す快楽をわたくしの意志を裏切って・・・ダイレクトに身芯にまで届けるのです。
「・・・はぅ」 たしかにこれもキスです。でも・・昼間の路上で・・こんなこと。
「はしたない声を出すんじゃない」 耳朶を甘噛みしながら、漏れてしまおうとするわたくしの声を・・・言葉で制するのです。
「・ん・・ぁは・・」 唇を噛みしめて声を殺すわたくしの切ない表情が・・・高梨さんのがっしりとした後ろ姿とともに画廊のショーケースに映り込みます。
「眼を閉じるな」 高梨さんの大きな背に抱きしめられたわたくしの顔が・・・はらはらと花びらが舞う中に見えているのです。時折車道を車が横ぎり、向こうの歩道を歩く人が見える度・・・わたくしは身体を堅くしてしまうのです。
「もう・・ゆるして」 わたくしたちに気づいたカップルの囁き交わす姿が見えた時、身を捩って高梨さんから逃れようとしたのです。
「しかたないな」 首筋から顔を上げるとコートの第一釦を外して・・・身体を離したのです。
「久しぶりの祥子の肌は相変わらずいい香りだ。仄かな薔薇の香りがする。」 わたくしの肩を軽く抱く様にしてゆっくりと歩を進めてゆくのです。
「しらない・・・いじわる・・」 高梨さんの肌へのキスの快感がわたくしを最初から羞恥の淵へ突き落としたのです。
「そうして拗ねている祥子も可愛いよ。そそられるね。その肌をもって桜色に染めるまで・・・辱めたくなる。」 耳元に口を寄せて囁く高梨さんとわたくしを見れば、大人なのにいまだ熱烈なそんなカップルに見えたに違いありません。
「しないで・・・もう・・」 わたくしは瞳を潤ませて・・・高梨さんを見上げると・・・弱々しくお願いをしたのです。
10代の方達の様に路上で抱き合ったり、キスをしたり・・・そんなことはわたくしの美意識にはありません。たとえ誘われても、二人きりになれる場所までいなして・・・ようやく許すものなのです。それを、こんな公道の真ん中でなんて・・・。
次の桜にたどり着くのを少しでも遅らせたくて、気もそぞろなのに立ち並ぶショップのウィンドウを覗こうと・・・彼の腕を引くのです。
でも、いずれ3本目の桜はやってくるのです。
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