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祥子の少しはしたなくていけない妄想を綴りました 大人の方だけご覧になってください
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プロフィール
HN:
祥子
年齢:
61
性別:
女性
誕生日:
1962/12/28
職業:
フリーデザイナー
趣味:
美味しい珈琲 クラシックの流れるお気に入りの喫茶店 読書 ジャズ ミュージカル お酒 声が魅力的で背の高い男性♪
自己紹介:
寂しがりやの甘えたです。
ぽちゃ、色白、黒髪のストレートロングヘア、お胸はGカップ、眼鏡をしています。真面目そうな感じだって良く言われます。
声は美人かも♪
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「まぁいい。さぁ、まだ途中だよ。早く祥子のランジェリー姿を見せなさい。」
グランドピアノの椅子の背に、わたくしの衣服を掛けるとご自身はまるでそこが指定席だとでも言う様に、再び腰を下ろされたのです。
「僕を見て!」 スカートに隠されていたシャツの6つ目の釦を外そうと視線を下ろした時です。長谷川さんから厳しい声が飛んだのです。
「いつものように、女王様然としてこちらを見るんだ。できるね、祥子。」
わたくしは改めて背筋を伸ばし、凛と表情を引き締めて・・・長谷川さんを見つめ・・・そのまま釦を外していったのです。
全ての釦を外し、肌触りの良い超長綿のメンズシャツをわたくしは白い肩から落としたのです。暖められているとはいえ、直接素肌に触れる馴染みのない空気にさっと肌が粟立ちました。

「きれいだ。本当に祥子の白い肌には上質でかっちりと強い色のランジェリーがよく似合う。」 長谷川さんが室内にいくつか置かれた工事用の照明を直接わたくしに向けられたのです。
強い光は熱を含んで、わたくしの肌を真っ白く浮き立たせました。
「まぶしいわ。あなたが・・見えない。」 言葉通り、わたくしの視界は指向性の強い工事用の照明に白く霞み、長谷川さんの姿を見失っていたのです。
「隠そうとするんじゃない!」 わたくしは一人きりにされたような心細さとランジェリーだけの姿から思わず胸元を腕で覆ってしまったのです。長谷川さんの強い声にびくっとして、ふたたび腕を最初のように身体の側面に垂らしたのです。
ペルシャ絨毯は黙々と自動演奏を続けるピアノの音と相まって、長谷川さんの靴音をほとんど完璧に殺しておりました。まっすぐ前を見るわたくしの視界は強すぎる光に遮られて、そのあまりの眩しさにいつの間にか軽く瞳を閉じていたのです。
しゅるっ・・・・ 聞き覚えのある縄を捌く音が左のソファーのあったあたりからするのです。
しゅっ・・・しゅる・・ 長谷川さんは、以前お逢いした時も綺麗に縄を束ねて管理をされていらっしゃいました。そして、それを使うときだけ束になった縄を解き、二つ折りにして捌くのです。

「お仕置きだよ。祥子。」 長谷川さんが明かりの中から姿をお見せになったときには、彼の手には2本の黒い縄が握られておりました。
「おねがい・・おしおきは・い・や・・・」 猿臂を伸ばすと、後ずさるわたくしから掛けたままになっていた眼鏡を取り上げたのです。ピアノの譜面台にツルをたたんで置くと、大きな歩幅で一気にわたくしとの間合いを詰められたのです。
「手を貸しなさい。」 長い1本の縄を肩に掛けると、もう一本の縄の二つ折りにした輪の部分を持ってわたくしに近づかれたのです。
長身の長谷川さんが持たれていても、縄尻は黒革のブーツによりそって蛇のようにとぐろを巻いているようでした。
「ゆるして・・」 また一歩後ずさったのです。この限りある空間から逃れることはできないと解っていても、お仕置きだと口にされるこの方に素直に従うことは・・・できませんでした。
「あっ・・・」
「手間の掛かるお姫様だ。」 あと一歩間合いを取ろうとわたくしが思ったのと、長谷川さんの大きな手がわたくしの手首を掴み取ったのは同時でした。
瞬く間に黒い縄はわたくしの手首の5センチほど上に回され、必要以上に引き絞られない様にと縄止めをされたあと力を分散するかのように二本取りのまま3度巻き付けられたのです。
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Aラインのフレアスカートはすとん・・・と床の上に黒い光沢のある輪を作ったのです。
「そのままにしたら皺になってしまうな。拾いなさい。」
「・・・はい。」 わたくしは半歩だけ・・・光沢のあるウールの黒い輪から抜け出ると、真っすぐに立ったままで上体だけをすっと倒してスカートを拾い上げました。
きっとこちらを見ている長谷川さんの目からは、ハーフカップのブラに辛うじて支えられたGカップの白い乳房が・・たゆん・・と深い谷間を晒すところまで見えてしまったことでしょう。
拾い上げたスカートを軽くたたんで、どうしようかと迷っていた時に長谷川さんは立ち上がり、わたくしの後ろの床に置かれたままの革のジャケットを取ってくださいました。
「スカートも寄越しなさい。」 眼の前に立たれた黒いセーターとウールのスラックスに、ハッとして羞恥にうつむけていた顔を上げてしまったのです。
「あの・・・ピアノは?」 わたくしの近くに寄り添う様に長谷川さんが立っても、ピアノは生音での演奏を続けておりました。先ほど彼がそのしなやかで力強い指で弾いていたのと同じように。
「ああ、自動演奏装置が付いているんだよ。さっき僕が弾いたとおり、これでエンドレスで演奏し続ける。あまり上手じゃないが、出来上がったCDよりはムードがあるだろう?」 鍵盤だけが不思議に動くピアノを一旦振り返った長谷川さんは、またわたくしを見つめて手の中のスカートを取り上げたのです。

「いずれ、祥子の声でピアノの音どころじゃなくなるしね。」
わたくしの衣服を左手にまとめて、右手の人差し指でつい・・と顎を引き上げるのです。
わたくしはあまりの言葉に思わず視線だけを逸らせてしまったのです。
「違うというのかい?祥子。さっきの歌声なんか比べ物にならないような、はしたない声を上げるのだろう?」 
きっと・・・そうなってしまうのです。
でも、いまのわたくしにはその質問に頷くことなんてできませんでした。ふるふると首を横に振ったのです。
「声を上げないというのかい?僕にどんなことをされても?」 こちらを見ろ、というように顎先にかかった指に力を込めます。
「本当に、そんなことができると思うのかい?」 冷静に重ねられる疑問符に、わたくしは長谷川さんに怯えの視線を見せるしかありませんでした。どんなことをされても・・・真性Sだと自認されている長谷川さんの<どんなこと>には、なにが含まれているか想像もつかないのです。
「・・・できません・わ。」 わたくしはそれだけを口にしました。彼がそう言う以上、わたくしにおっしゃるような声を上げさせるための責めをいくらでも続けることができるのですから。
「やっと認めたね。今夜はこんなに僕好みのスタイルをして来てくれたから少しは素直かと思ったけれど、どうもそうじゃないようだね。あとで沢山お仕置きをしないといけないようだ。」
「ゆるし・て・・。」
「ふふ、まだ何もしてないだろう。なのに、そんな追いつめられた小動物のような目で僕を誘うんじゃない。まるで、虐めてくださいと言っているような顔つきだよ。今夜の祥子の顔は。」
「ちが・う・・・の。」 眼を見てお話しない限り、長谷川さんはわたくしの言葉を聞いてはくださらない気がいたしました。なのに、見つめるその眼が長谷川さんの嗜虐心をそそってしまうなんて・・・なんという皮肉なのでしょう。
「わたくしの・・・はしたない姿を・・ご覧下さい。ご主人様。」
さきほどの歌の時とは全く違う・・・掠れた声しか出ませんでした。やっと、絞り出した声には、長谷川さんの視線に犯され感じて生まれた淫らな熱が籠っておりました。
「そう。良く覚えていたね。それに僕の好みも。ランジェリーはスリップだけが赤なのかい?」
「・・・はい。」 彼に捧げられる様にさし出された脚はマットな質感の黒のストッキングが同じく黒のガーターベルトで留められていたのです。胸元の真紅のスリップのストラップには、寄り添う様に黒いレースのブラのストラップが並んでおりました。

「マニッシュな装いの下の真紅のスリップ。その下の黒のランジェリー。今日は昼間からクライアントの男性達を誘惑していたわけじゃないだろうね。」
「ちがい・ま・す・・」 ピアノを弾く長谷川さんの指は、わたくしに触れることはありません。でもその分視線が・・・スリップの胸元を、スカートのスリットを掻き分けて素肌を這っているようでした。
「祥子がそう思っているだけだろう。打ち合わせが急に増えたと言ったね。それは、こんな女性が居たら何時間でも側に拘束しておきたかったせいだ。そのクライアントに脚くらい触らせてあげたのかな?」
「しません・・そんな・こと・・・」 夏に客船でのパーティでお逢いした時にもそのことはお話いたしました。わたくしは、お仕事関係者とはこんな関係は持たないって・・・。
ご存知なのに、長谷川さんはわざとおっしゃるのです。
「シャツの釦をどれだけ留めても、打ち合わせテーブルの下でストッキングに包まれた脚を見せない様にしても、祥子のフェロモンだけは隠せないからな。君の色香に迷わない男なんて、打ち合わせの相手はよっぽどのガキか枯れたジジイだったってことだね。」
「ひど・・い・・わ」 指一本触れられていないのに、長谷川さんの言葉と視線はわたくしの身体を疼かせたのです。
「酷い?心外だね。こんなに褒めているのに。嬉しいよ。祥子がずっといい女でいてくれて。他の男の心を動かせないような女には、僕は用がないからね。」 Summer Timeのサビを繰り返して・・・長谷川さんの指は鍵盤を離れました。
「さぁ、脚を下ろして。続きをしなさい。」
「・・・はい。」

ハイヒールのつま先を下ろすと、Aラインの黒のスカートはわたくしの脚を上品に覆い隠したのです。それでも・・・すぐ・・・このスカートはわたくしの身体から落ちてゆくのです。
両手を後ろに回し、スプリングホックを外します。チ・チチチ・・・ コンシールファスナーを左手で下ろしてゆきます。
男性の手で、着ているものを剥がれることがほとんどでした。こうして、ご覧になっている前で自分で脱いでゆくことが、こんなにも恥ずかしいとは思いませんでした。
ピアノはまた「枯葉」に戻っていました。なのに、わたくしの落とした視線の先に見える長谷川さんの脚は、肩幅に開かれてピアノではなくわたくしの方を向いていたのです。
「どうしたんだ。スカートを脱ぎなさい。」 長谷川さんの声に、スカートのウエストをつまんでいた指を離しました。
「えっ・・・・」
「祥子。もう一度言わせたいのかい?ここで、自分で、服を脱ぎなさい。」
長谷川さんがわたくしを<祥子>と呼ぶ時。それは、優しい紳士から1人のSになったときでした。そして、それは同時にわたくしが彼の求める極上のMとして存在しなくてはならない時が来たことを意味しました。
でも・・・まさか・・・こんな四方がガラス張りで外が見えるような場所で始まってしまうなんて・・・。
「ここで、ですか?」 わたくしの声には、怯えが混じっていたかもしれません。
20畳ほどのペルシャ絨毯が敷かれたこの場所以外は、打ちっぱなしのコンクリートと鉄筋が剥き出しになったままの空間だからでした。
「もう充分空気もあたたまったことだろう。ワインの酔いも祥子の身体を暖めているはずだよ。外壁は全て偏光ガラスだ。外からはよほど絶好の角度でもないかぎり覗かれることはないよ。安心して祥子の身体を僕に見せなさい。」
わたくしは、まだ躊躇っておりました。確かに長谷川さんがおっしゃる様に、外からは閉鎖された・・・見られることのない空間にいるのでしょう。でも、あまりにくっきりと見える冬の都会の夜景が・ところどころに点くビルの窓明かりが・・・わたくしを呪縛しておりました。
「さっそくお仕置きかな?僕はピアノから手を離せない。なのに手を貸さないと、このお姫様は服を脱ぐこともできないというのかい。」
お仕置き・・・。
長谷川さんのおっしゃるお仕置きは、言葉通りの厳しい罰でした。わたくしは・・・それでもほんの少し躊躇った後で、革のジャケットの釦に手を掛けたのです。

「そう。それでいい。」 わたくしは長谷川さんから顔を背けるようにして、肩からジャケットを床へと落としました。続いてシャツの袖口の釦を外したのです。
次は胸元の釦・・・3つめ・・4つめ・・・5つめ・・・。
「綺麗な赤だね。白い肌に良く映える。祥子は自分の魅力を良くわかっている。黒いメンズ仕立てのシャツの襟元からこんな色を見せていたら、支配人は動けなくなったろうね。まるで現代の花魁のようだよ。」 ピアノの音が変わっていました。Summer Time。セクシーな啜り泣くようなメロディーが、長谷川さんの指先で奏でられてゆきます。
シャツのウエストは、スカートの中でした。命令通りにするために、わたくしは両手を後ろに回してスカートのホックを外そうとしたのです。
「待ちなさい。その前にここに来て、その姿のまま左脚を椅子に掛けなさい。」
「・・・はい。」 2歩だけ、長谷川さんに近づくと彼が腰を下ろしているピアノ用の椅子の座面の下の横木に左脚のハイヒールのつま先を掛けたのです。
はら・っ・・・ 90度以上に持ち上がった太ももは、スカートのスリットの間からガーターストッキングの留め具の上までもを晒して・・・着物の重ねのように真紅のスリップと光沢のある黒のベネシャンを垂らしたのです。
あまりに刺激的な色のコントラストに、無駄とは知りながら椅子に掛けた膝を長谷川さんの視線から避けるように内側へとほんの少しだけ倒しました。
「手は左右に自然に垂らして、そう。」 長谷川さんの指は、彼の椅子にかかった黒革のハイヒールからわたくしの羞恥に染まった耳元までをねぶるように見つめる間も止まりませんでした。
さらっと・・・流す様に弾いていたSummer Timeに、却って熱が籠るようでした。
「祥子。黙ってないで、言うことがあるだろう。他の男に甘やかされて忘れてしまったのかい?」 アッシュグレイの前髪と同じさらさらとした肌触りの声。ピアノの音とは裏腹に、冷静なその響きが1年も前のあの夜をわたくしに思い出させるのです。
30 2006 / 11
「ははは、そんなありきたりなことは石塚Jr.がさんざんして見せているだろう?」
「いいえ、そんなことは一度もなかったの。石塚さんのことも、本当にあの日初めてあの会社の偉い人なんだって知ったんですもの。」
「ほぉっ・・・」
「ディベロッパーをしているとは聞いていたわ。でもあの業界もピンからキリでしょう?だから、お1人で人脈を生かした・・・そんなお仕事をなさっているのだとばかり思っていたのよ。」
「見掛けによらず、粋なことをする人なんだね。」
「ふふふ、ひどいわ。そんな風におっしゃったら石塚さんに怒られちゃいますわよ。」
「はははは・・・。」

笑い声をきっかけに、流れ出した次の曲は Fly me to the Moon でした。
「歌えるだろう?歌ってごらん。祥子さんの声が聴きたい。」
じっとこちらを見つめて、リリカルにジャズのスタンダードのメロディラインを引き続ける長谷川さんに・・・わたくしはシャンパンで喉を潤すと・・・いつもお話しているよりは幾分か高い声で歌いはじめたのです。

Fly me to the moon 
Let's me sing among those stares・・・
今夜のライブのようなインスツルメンタルは、アドリブにアドリブを重ねてゆきます。ですが、長谷川さんの弾くピアノはまるで映画音楽のように綺麗にわたくしの声に添ってくださいました。
You are all I long for all I worship and adore
変調をかけた一節のあと、ゆっくりと、長谷川さんの眼を見ながら最後の歌詞をつづけたのです。
In other words, please be true 
In other words, I love you
”言葉なんかじゃなくて・・おねがい・・愛してるわ“
「澄んだ声だね。なのに、背筋を這い上るような艶と声量がある。不思議な声だ。きっと上手だとは思っていたが、これほどとは・・・思わなかった。」
「恥ずかしいわ。お聞かせするつもりなんてなかったのに。」
確かに接待のような席で、カラオケを歌うことはありました。
生のピアノで歌うなんて本当に数少ない経験でした。
長谷川さんの指は、まだ同じメロデイーを繰り返して弾いてらっしゃいました。リズムを変えて・アレンジを変えて・・・。
「ここで、ランジェリー姿になりなさい。」 まるで「歌ってごらん」と言うのと同じ調子で・・・そうおっしゃったのです。
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