祥子の少しはしたなくていけない妄想を綴りました 大人の方だけご覧になってください
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プロフィール
HN:
祥子
年齢:
61
性別:
女性
誕生日:
1962/12/28
職業:
フリーデザイナー
趣味:
美味しい珈琲 クラシックの流れるお気に入りの喫茶店 読書 ジャズ ミュージカル お酒 声が魅力的で背の高い男性♪
自己紹介:
寂しがりやの甘えたです。
ぽちゃ、色白、黒髪のストレートロングヘア、お胸はGカップ、眼鏡をしています。真面目そうな感じだって良く言われます。
声は美人かも♪
ぽちゃ、色白、黒髪のストレートロングヘア、お胸はGカップ、眼鏡をしています。真面目そうな感じだって良く言われます。
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08 2007 / 02
薄やみの中で眠そうにしている白雪を起こさない様に、キッチンを片付けて柵をきちんと止めてリビングルームを後にしました。
持って来たのは冷やしたミネラルウォーターを3本と二つのグラスだけをトレイに乗せて、わたくしは一旦メインベッドルームへ戻ったのです。
8畳ほどの部屋はオイルヒーターで程よく暖められておりました。
ダブルサイズのベッドとライティングテーブルと椅子。そしてテレビと一人用のオットマン付きの革のリクライニングチェア。
白木づくりの部屋に合う、ナチュラルな質感で整えられた部屋でした。
床にはコットンでざっくりと織られた絨毯が敷かれています。
わたくしが何度かお邪魔した都心のお部屋も、独特の統一感のあるお住まいでした。
白でまとめられた寝室の天井に映し出された星空を、いまでも思い浮かべることができます。そして、その部屋のベッドで彼に愛されながら聞いた第九の旋律も。
いまは、ベッドサイドのラックにひっそりと置かれたウッディなコンポから、低く・高く、サティの美しく不思議な旋律が流れていたのです。
そして・・・ベッドの上には、春にわたくしにプレゼントしてくださった桜色のナイティが置いてありました。
寝る時のためにとわたくしはロングタイプの黒のマニッシュなナイティを用意して来ていました。
飲み物を置いたら、高梨さんが、着替えのために使いなさいと言ってくださった客間へそのナイティだけを取りにゆくつもりだったのです。
先ほどの夕食の席の会話で、高梨さんが今夜のランジェリーを楽しみになさっていることもわかっていました。
このままの姿で、着衣を剥いでゆく楽しみを差し上げるほうがいいのか・・・それとも・・・。
台所仕事をしながら繰り返した迷いの答えを、この桜色の贅沢な布が与えてくれたのです。
高梨さんが入浴されてもう随分になります。そろそろ戻っていらっしゃることでしょう。
ここで着替えて脱いだ衣服を晒すことがとても恥ずかしくて、わたくしは桜色のナイティのセットだけを手に取ると急いで客間へと向かいました。
「お待たせしました。」
着替えている間に、高梨さんが浴室からご自身のお部屋に向かわれたのが解りました。
お食事の前に入浴をして着替えた桜色のレースのランジェリーの上にナイティとガウンを羽織って、ロングヘアを左に流す様にまとめて三つ編みにしてから、わたくしは彼の部屋をノックしたのです。
カシャ・・・カシャ・・
「ああ、似合うな。」
扉を開けた部屋の中は先ほどより少し照明が落とされていました。
シャッター音と高梨さんの声が同時にわたくしの耳に届いたのです。
高梨さんは、革のリクライニングチェアに寛ぐ様に座ってカメラを構えていました。
小さな白木のサイドテーブルに乗ったミネラルウォーターは、お風呂から上がられてすぐに召し上がったのでしょう。もう半分ほどもなくなっていました。
「もう、こんなお写真は撮らないっておっしゃったのじゃないですか?」
「こんな写真ってどんな写真のことだい? 祥子、怒っている顔も魅力的だ。」
不意打ちのようなデジカメのシャッター音に、わたくしはふと顔を隠してしまったのです。
持って来たのは冷やしたミネラルウォーターを3本と二つのグラスだけをトレイに乗せて、わたくしは一旦メインベッドルームへ戻ったのです。
8畳ほどの部屋はオイルヒーターで程よく暖められておりました。
ダブルサイズのベッドとライティングテーブルと椅子。そしてテレビと一人用のオットマン付きの革のリクライニングチェア。
白木づくりの部屋に合う、ナチュラルな質感で整えられた部屋でした。
床にはコットンでざっくりと織られた絨毯が敷かれています。
わたくしが何度かお邪魔した都心のお部屋も、独特の統一感のあるお住まいでした。
白でまとめられた寝室の天井に映し出された星空を、いまでも思い浮かべることができます。そして、その部屋のベッドで彼に愛されながら聞いた第九の旋律も。
いまは、ベッドサイドのラックにひっそりと置かれたウッディなコンポから、低く・高く、サティの美しく不思議な旋律が流れていたのです。
そして・・・ベッドの上には、春にわたくしにプレゼントしてくださった桜色のナイティが置いてありました。
寝る時のためにとわたくしはロングタイプの黒のマニッシュなナイティを用意して来ていました。
飲み物を置いたら、高梨さんが、着替えのために使いなさいと言ってくださった客間へそのナイティだけを取りにゆくつもりだったのです。
先ほどの夕食の席の会話で、高梨さんが今夜のランジェリーを楽しみになさっていることもわかっていました。
このままの姿で、着衣を剥いでゆく楽しみを差し上げるほうがいいのか・・・それとも・・・。
台所仕事をしながら繰り返した迷いの答えを、この桜色の贅沢な布が与えてくれたのです。
高梨さんが入浴されてもう随分になります。そろそろ戻っていらっしゃることでしょう。
ここで着替えて脱いだ衣服を晒すことがとても恥ずかしくて、わたくしは桜色のナイティのセットだけを手に取ると急いで客間へと向かいました。
「お待たせしました。」
着替えている間に、高梨さんが浴室からご自身のお部屋に向かわれたのが解りました。
お食事の前に入浴をして着替えた桜色のレースのランジェリーの上にナイティとガウンを羽織って、ロングヘアを左に流す様にまとめて三つ編みにしてから、わたくしは彼の部屋をノックしたのです。
カシャ・・・カシャ・・
「ああ、似合うな。」
扉を開けた部屋の中は先ほどより少し照明が落とされていました。
シャッター音と高梨さんの声が同時にわたくしの耳に届いたのです。
高梨さんは、革のリクライニングチェアに寛ぐ様に座ってカメラを構えていました。
小さな白木のサイドテーブルに乗ったミネラルウォーターは、お風呂から上がられてすぐに召し上がったのでしょう。もう半分ほどもなくなっていました。
「もう、こんなお写真は撮らないっておっしゃったのじゃないですか?」
「こんな写真ってどんな写真のことだい? 祥子、怒っている顔も魅力的だ。」
不意打ちのようなデジカメのシャッター音に、わたくしはふと顔を隠してしまったのです。
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