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祥子の少しはしたなくていけない妄想を綴りました 大人の方だけご覧になってください
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プロフィール
HN:
祥子
年齢:
61
性別:
女性
誕生日:
1962/12/28
職業:
フリーデザイナー
趣味:
美味しい珈琲 クラシックの流れるお気に入りの喫茶店 読書 ジャズ ミュージカル お酒 声が魅力的で背の高い男性♪
自己紹介:
寂しがりやの甘えたです。
ぽちゃ、色白、黒髪のストレートロングヘア、お胸はGカップ、眼鏡をしています。真面目そうな感じだって良く言われます。
声は美人かも♪
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24 2024 / 11
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12 2005 / 10
「ありがとうございます」 運転手は立ち上がると衣桁に近づき月光を集めたような白の長襦袢を取り上げました 半襟までもが純白で桜の花びらのような折り柄だけが上品に浮かび上がっておりました
「私が祥子様にどうしても着ていただきたかったものです」 浴衣を取り上げ両肩にふわりと着せかけます
真紅のものと同じ量感のある綾絹の感触が肌を覆いました
「だって あのお着物もあなたが用意してくださったのでしょう」 奥の間に飾られた芸術品のような着物を思い起こしておりました
「はい でもあれは主から聞いていた祥子様のイメージで選んだものです」 わたくしの前に跪くと襦袢の前を合わせ腰紐と伊達締めを結んでゆきます
「私がお送りした祥子様に感じていたイメージはこのお姿です」 掛け布を上げた鏡に映っていたのは花嫁衣装のような純白の襦袢に包まれた姿でした
上品に合わせられた襟元から伸びた首筋に1点だけ赤い痕が見られました
無意識に髪を反対側にまとめていたとわかりはっとして首筋を手で隠してしまいました
「お綺麗です 祥子様」 運転手はわたくしの後に立ち鏡越しに視線を合わせてまいりました
背中に触れ 腰に触れる彼の身体はもう熱く反応しておりました
「お着物も合わせて用意してございます それは明日 さあ・・・こちらへ」 奥の間へと運転手に肩を抱かれるようにして入ってゆきました
 
奥の間の中央に敷かれた布団はシーツまで新たなものに変えられておりました
す・・・襖をしめる音に僅かに遅れてわたくしは後から運転手の腕に抱きすくめられておりました
「祥子・・さ・ま・・・」 襖の向こうの主を気遣う彼の囁きにわたくしは首をかしげるように仰向けてゆきました
「お名前は?」 主からも彼としか聞かされていませんでした もとよりわたくしはその主の名さえ未だ知らなかったのです
「望月です」 「もちづき・さ・・んくっ」 彼の名を呼ぶ間もなく唇を塞がれてしまいました
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