祥子の少しはしたなくていけない妄想を綴りました 大人の方だけご覧になってください
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こちらのブログは、2005年8月24日にスタートした、<msn淑やかな彩>の継続ブログとなります。
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プロフィール
HN:
祥子
年齢:
61
性別:
女性
誕生日:
1962/12/28
職業:
フリーデザイナー
趣味:
美味しい珈琲 クラシックの流れるお気に入りの喫茶店 読書 ジャズ ミュージカル お酒 声が魅力的で背の高い男性♪
自己紹介:
寂しがりやの甘えたです。
ぽちゃ、色白、黒髪のストレートロングヘア、お胸はGカップ、眼鏡をしています。真面目そうな感じだって良く言われます。
声は美人かも♪
ぽちゃ、色白、黒髪のストレートロングヘア、お胸はGカップ、眼鏡をしています。真面目そうな感じだって良く言われます。
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02 2006 / 08
気持ちが落ち着いたことで、わたくしは生理的欲求にとらわれたのです。
映画を見はじめてからもう3時間以上・・・化粧室へはいってなかったのですから。
お酒をいただきはじめてから席を立つ事がないように、わたくしは用を足していくことにしたのです。
「ゃぁっ・・・」 黒のレースに縁取られた藤色のサテンのTバックは、クロッチが・・・濡れた様になっておりました。誰に見られている訳でもないのに・・・わたくしは真っ赤になり・・・手近のペーパーでそのぬめりを帯びた部分を一生懸命に拭おうとしたのです。
こんな風になる心当たりは・・・一つしかありませんでした。わたくしがかつて愛した方の姿を見たせいです。
あれほどに手痛い裏切りを受けても、この身体はまだあの方を愛している、そう思った途端に新たな悲しみが押し寄せてきたのです。
ピンポン・・・ わたくしの涙を止めたのは、ドア越しに聞こえたルームサービスの押すドアホンの音でした。
ビデを使い、わたくしの身体に残っていたはしたない痕跡を洗い流してから部屋へと戻ったのです。
「私も白ワインをいただくことにしました。」 窓際の一人掛けソファーに座った男性は、ルームサービスのスタッフが抜栓するのを待っていらっしゃるところでした。
「お待たせして申し訳ありません。」 向かい合わせのソファーに座ります。二人の間のテーブルの上には、生ハム・チーズ・オリーブにドライフルーツが程よく盛り合わせられたオードブルプレートが用意されていました。
「テイスティングはいかがしましょう。」
「私がしよう。」 男性がグラスを眼顔で示します。
コッック・・コッック・・・ ほのかに黄色味を帯びた美しい液体がほんの少しだけ注がれます。迷いなくステムを持つと、男性は唇から舌に・・・ゆっくりとワインを流し込みました。
「おいしいよ。ありがとう。」 男性のその声に一礼すると、スタッフはわたくしに・・・そして男性のグラスにもワインを満たして、シルバーのアイスペールにボトルを入れナフキンで覆いました。
「サインをお願いします。」 すらすらと慣れた様子で男性はサインをします。
「召し上がられたものはこのままになさっておいてください。」
「ありがとう。」「遅くに申し訳ありません。」 改めて礼をして出てゆくスタッフの後ろ姿を二人で見送ったのです。
「それじゃ、改めて。はじめまして。」「ふふふ、そうでしたね。」 わたくしたちは軽くワイングラスを合わせました。
「泣くとお腹が空くでしょう。」 男性が優しくナフキンを差し出します。
「ええ、そうですね。遠慮なくいただきますわ。」 男性が取り分けてくださったお皿を頂戴し、ナチュラルなままのオリーブを口にしました。滋味のあるまぁるく柔らかい塩味が・・・さきほどまでのわたくしの涙のようでもありました。
二人の会話は、テーブルの上のお料理とワインと・・・映画の感想の間を行き来していました。
ことに、この男性のジョルジュ・バタイユに対する見識の深さや、ご一緒に見た映画の監督が手がけられた別の作品・・・についてのことも、興味深く耳を傾けるに値するものでした。
わたくしはさしてフランス映画に造詣が深い訳ではなかったので、登場人物が身に纏っていたドレスのお話をさせていただいたのです。
バレンシアガ・・・ディオール。綺羅星のごときメゾンが作り出す・・・ぎりぎりまで肌を露出し・覆い隠す・・・セクシュアルな夜の服のお話は男性の興味を惹いた様でした。
「あの服ってランジェリーは着けないものなの?」 そんな、日本の男性ならではの質問にお答えするのも楽しかったのです。
映画を見はじめてからもう3時間以上・・・化粧室へはいってなかったのですから。
お酒をいただきはじめてから席を立つ事がないように、わたくしは用を足していくことにしたのです。
「ゃぁっ・・・」 黒のレースに縁取られた藤色のサテンのTバックは、クロッチが・・・濡れた様になっておりました。誰に見られている訳でもないのに・・・わたくしは真っ赤になり・・・手近のペーパーでそのぬめりを帯びた部分を一生懸命に拭おうとしたのです。
こんな風になる心当たりは・・・一つしかありませんでした。わたくしがかつて愛した方の姿を見たせいです。
あれほどに手痛い裏切りを受けても、この身体はまだあの方を愛している、そう思った途端に新たな悲しみが押し寄せてきたのです。
ピンポン・・・ わたくしの涙を止めたのは、ドア越しに聞こえたルームサービスの押すドアホンの音でした。
ビデを使い、わたくしの身体に残っていたはしたない痕跡を洗い流してから部屋へと戻ったのです。
「私も白ワインをいただくことにしました。」 窓際の一人掛けソファーに座った男性は、ルームサービスのスタッフが抜栓するのを待っていらっしゃるところでした。
「お待たせして申し訳ありません。」 向かい合わせのソファーに座ります。二人の間のテーブルの上には、生ハム・チーズ・オリーブにドライフルーツが程よく盛り合わせられたオードブルプレートが用意されていました。
「テイスティングはいかがしましょう。」
「私がしよう。」 男性がグラスを眼顔で示します。
コッック・・コッック・・・ ほのかに黄色味を帯びた美しい液体がほんの少しだけ注がれます。迷いなくステムを持つと、男性は唇から舌に・・・ゆっくりとワインを流し込みました。
「おいしいよ。ありがとう。」 男性のその声に一礼すると、スタッフはわたくしに・・・そして男性のグラスにもワインを満たして、シルバーのアイスペールにボトルを入れナフキンで覆いました。
「サインをお願いします。」 すらすらと慣れた様子で男性はサインをします。
「召し上がられたものはこのままになさっておいてください。」
「ありがとう。」「遅くに申し訳ありません。」 改めて礼をして出てゆくスタッフの後ろ姿を二人で見送ったのです。
「それじゃ、改めて。はじめまして。」「ふふふ、そうでしたね。」 わたくしたちは軽くワイングラスを合わせました。
「泣くとお腹が空くでしょう。」 男性が優しくナフキンを差し出します。
「ええ、そうですね。遠慮なくいただきますわ。」 男性が取り分けてくださったお皿を頂戴し、ナチュラルなままのオリーブを口にしました。滋味のあるまぁるく柔らかい塩味が・・・さきほどまでのわたくしの涙のようでもありました。
二人の会話は、テーブルの上のお料理とワインと・・・映画の感想の間を行き来していました。
ことに、この男性のジョルジュ・バタイユに対する見識の深さや、ご一緒に見た映画の監督が手がけられた別の作品・・・についてのことも、興味深く耳を傾けるに値するものでした。
わたくしはさしてフランス映画に造詣が深い訳ではなかったので、登場人物が身に纏っていたドレスのお話をさせていただいたのです。
バレンシアガ・・・ディオール。綺羅星のごときメゾンが作り出す・・・ぎりぎりまで肌を露出し・覆い隠す・・・セクシュアルな夜の服のお話は男性の興味を惹いた様でした。
「あの服ってランジェリーは着けないものなの?」 そんな、日本の男性ならではの質問にお答えするのも楽しかったのです。
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