祥子の少しはしたなくていけない妄想を綴りました 大人の方だけご覧になってください
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こちらのブログは、2005年8月24日にスタートした、<msn淑やかな彩>の継続ブログとなります。
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プロフィール
HN:
祥子
年齢:
61
性別:
女性
誕生日:
1962/12/28
職業:
フリーデザイナー
趣味:
美味しい珈琲 クラシックの流れるお気に入りの喫茶店 読書 ジャズ ミュージカル お酒 声が魅力的で背の高い男性♪
自己紹介:
寂しがりやの甘えたです。
ぽちゃ、色白、黒髪のストレートロングヘア、お胸はGカップ、眼鏡をしています。真面目そうな感じだって良く言われます。
声は美人かも♪
ぽちゃ、色白、黒髪のストレートロングヘア、お胸はGカップ、眼鏡をしています。真面目そうな感じだって良く言われます。
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24 2006 / 11
「来たね。」 枯葉のラスト・・・サックスの音が消えた瞬間に、会場内の拍手と一緒に長谷川さんの声がいたしました。
「ご挨拶もしないでごめんなさい。ワインいただいているわ。」 手の中のワイングラスを彼の視線の先に差し上げたのです。わたくしの胸元のシャツ釦は、お仕事の時よりも1つだけ余計に空けてありました。
「ああ。もちろんだよ。」 長谷川さんは、ゆったりと椅子に身を沈めたままでした。今夜はライブはライブとして楽しまれることになさったようです。
彼のその様子に、わたくしもリラックスをして・・・次の音楽を・・・リリカルな音でつむがれたエミリー・・・を受け入れることにしたのです。
1枚仕立てのムートンのコートは大きな椅子の背に掛けてありました。
革のジャケットの釦は外して、わたくしもジョージ・ナカシマの椅子にふかく腰掛けたのです。スカートのスリットが立っている時よりも5cmほど上がりました。Aラインの裾が自らの重みでわたくしの左の太ももとその間の真紅のスリップを露にしたのです。それは、今夜のストッキングがガーターベルトで吊られたものだと、他の方の眼にはわからないぎりぎりの位置だったのです。
わたくしの右には長谷川さんがいらっしゃるだけで、左にはどなたもいらっしゃいませんでした。それでも、ホテルのサービスの方や主宰者の沢田さんや演奏者の方から見えないとも限りません。わたくしは脚を揃えると、左の裾を自然な感じに整えました。
メロディアスな曲の間、長谷川さんはずっと静かに聞き入ってらっしゃいました。
その次のSeptember in the rain・・・まで。
時折動く長谷川さんの指先が、瞳を閉じたままの彼が寝ている訳ではないことを教えてくれていました。
夏のあの日。
石塚さんが招待してくださった竹上グループの東京湾クルージングで偶然再会して以来でした。
わたくしにとってはジャズがお好きな黒衣のS男性・・・でしかなかったこの方が、とても有名な設計事務所を支える花形の一級建築士であると知らされた夜でもありました。いつもでしたらご一緒にいらっしゃる若い素敵な男性の方達が、ただの友人などではなく彼を師とも慕う部下の方達だということもそのときに初めて知りました。
今夜は、サンローランのものらしい黒のピークドラペルのスーツをお召しでした。インナーは黒のタートルネックのセーター。足元はブーツで、隣の椅子に掛けられていたコートはバーバリーのブラックです。
この時期なので革のジャケットでいらっしゃるかと思っていたわたくしの想像は、いい方向に裏切られました。
今夜・・・メールはいただいたものの、本当にいらしているかどうか、わたくしは半信半疑でした。
夏のあの日、お逢いして大してお話しする間もなく石塚さんに別室へと誘われ、パーティが終わるまで戻ってこなかったことがなにを意味しているかということぐらい、この方はご存知だと思っていたからです。
わたくしを手にいれるためなら、他の女は全て切る。
そうおっしゃる方が、あからさまに眼の前でパーティの主宰者の1人だとはいえ・・・他の男性にさらわれてゆくわたくしに執着するとは思えなかったからです。
もし、いらしてなかったらジャズだけを楽しんで帰ればいい。
メールだけでいらっしゃらない・・・という、罪のないこの方の仕返しくらいは甘んじて受けようとさえ思っておりました。
それでも、いらしてくださっていました。きっと、1曲目がはじまるそのときから。
「ご挨拶もしないでごめんなさい。ワインいただいているわ。」 手の中のワイングラスを彼の視線の先に差し上げたのです。わたくしの胸元のシャツ釦は、お仕事の時よりも1つだけ余計に空けてありました。
「ああ。もちろんだよ。」 長谷川さんは、ゆったりと椅子に身を沈めたままでした。今夜はライブはライブとして楽しまれることになさったようです。
彼のその様子に、わたくしもリラックスをして・・・次の音楽を・・・リリカルな音でつむがれたエミリー・・・を受け入れることにしたのです。
1枚仕立てのムートンのコートは大きな椅子の背に掛けてありました。
革のジャケットの釦は外して、わたくしもジョージ・ナカシマの椅子にふかく腰掛けたのです。スカートのスリットが立っている時よりも5cmほど上がりました。Aラインの裾が自らの重みでわたくしの左の太ももとその間の真紅のスリップを露にしたのです。それは、今夜のストッキングがガーターベルトで吊られたものだと、他の方の眼にはわからないぎりぎりの位置だったのです。
わたくしの右には長谷川さんがいらっしゃるだけで、左にはどなたもいらっしゃいませんでした。それでも、ホテルのサービスの方や主宰者の沢田さんや演奏者の方から見えないとも限りません。わたくしは脚を揃えると、左の裾を自然な感じに整えました。
メロディアスな曲の間、長谷川さんはずっと静かに聞き入ってらっしゃいました。
その次のSeptember in the rain・・・まで。
時折動く長谷川さんの指先が、瞳を閉じたままの彼が寝ている訳ではないことを教えてくれていました。
夏のあの日。
石塚さんが招待してくださった竹上グループの東京湾クルージングで偶然再会して以来でした。
わたくしにとってはジャズがお好きな黒衣のS男性・・・でしかなかったこの方が、とても有名な設計事務所を支える花形の一級建築士であると知らされた夜でもありました。いつもでしたらご一緒にいらっしゃる若い素敵な男性の方達が、ただの友人などではなく彼を師とも慕う部下の方達だということもそのときに初めて知りました。
今夜は、サンローランのものらしい黒のピークドラペルのスーツをお召しでした。インナーは黒のタートルネックのセーター。足元はブーツで、隣の椅子に掛けられていたコートはバーバリーのブラックです。
この時期なので革のジャケットでいらっしゃるかと思っていたわたくしの想像は、いい方向に裏切られました。
今夜・・・メールはいただいたものの、本当にいらしているかどうか、わたくしは半信半疑でした。
夏のあの日、お逢いして大してお話しする間もなく石塚さんに別室へと誘われ、パーティが終わるまで戻ってこなかったことがなにを意味しているかということぐらい、この方はご存知だと思っていたからです。
わたくしを手にいれるためなら、他の女は全て切る。
そうおっしゃる方が、あからさまに眼の前でパーティの主宰者の1人だとはいえ・・・他の男性にさらわれてゆくわたくしに執着するとは思えなかったからです。
もし、いらしてなかったらジャズだけを楽しんで帰ればいい。
メールだけでいらっしゃらない・・・という、罪のないこの方の仕返しくらいは甘んじて受けようとさえ思っておりました。
それでも、いらしてくださっていました。きっと、1曲目がはじまるそのときから。
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