祥子の少しはしたなくていけない妄想を綴りました 大人の方だけご覧になってください
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プロフィール
HN:
祥子
年齢:
61
性別:
女性
誕生日:
1962/12/28
職業:
フリーデザイナー
趣味:
美味しい珈琲 クラシックの流れるお気に入りの喫茶店 読書 ジャズ ミュージカル お酒 声が魅力的で背の高い男性♪
自己紹介:
寂しがりやの甘えたです。
ぽちゃ、色白、黒髪のストレートロングヘア、お胸はGカップ、眼鏡をしています。真面目そうな感じだって良く言われます。
声は美人かも♪
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25 2006 / 11
パチ・パチパチパチ・・・・
「これでFirstセッションを終了いたします。Secondセッションまで約30分ほどの休憩を頂戴します。どうぞゆっくりとお食事・ご歓談をお楽しみください。」 司会の沢田さんの声と同時に、照明が明るくなってゆきました。
「忙しかったんじゃないのか?」
カラ・ン・・・ ワインサーバーからボトルを取り上げると、クロスで水滴を拭き取りわたくしのグラスに注いでくださるのです。
「ごめんなさい。打ち合わせがひとつ増えてしまって。」
「ははは、こんな祥子さんと一緒にいられるなら仕事の1つや二つ余計に発注したくもなるな。」
チン・・ ご自分のグラスにも蜂蜜色の液体を注ぐと今日はじめてグラスを交わしたのです。演奏中、不用意にそういうことをなさらないのがこの方らしい好ましいところでした。
「お世辞がお上手ね。」 冷やされたワインは火照りはじめた喉を心地良く冷やしてゆきます。
「世辞なんか言わないさ。な、支配人。」
「ええ。よろしければこちらは厨房からです。」 シルバーのトレイから支配人が差し出したのは白い大きな四角いお皿でした。
骨つきハムのキューブカット・2種類のチーズ・ガーリックトースト・ドライフルーツ・2種類のオリーブ・・・そしてお野菜がきれいに盛りつけられておりました。
「加納様にお越しいただいて、厨房もサービスも喜んでおります。どうぞごゆっくりなさってください。」 2枚の取り皿とフォークとペーパーナフキンもテーブルに並べられました。
「ほら、祥子さんだからだよ。僕だけじゃ、こんな皿は出て来ないね。」
「ご容赦ください。長谷川様。」
腰の低い支配人は、一礼をして他の席のオーダーを聞きに行かれました。この方は、わたくしと長谷川さんのはじめての情事を襖ごしに全て聞いていらした方でした。
わたくしたちの秘密の関係をご存知の数少ない方だったのです。
「オリーブはどっちがいい?」 長谷川さんが取り皿を手にされていました。
「グリーンのほうをください。」 程よく熟したブリーとオリーブとガーリックトーストを乗せたお皿をわたくしに差し出してくれます。
「ありがとうございます。ごめんなさい、わたくしがしないといけないのに。」
「いいさ。今夜来てくれたからね、その些細なお礼の気持ちさ。」 ご自身はハムとブラックオリーブを取り分けて、さっそくワインとのマリアージュを楽しんでいらっしゃいます。
「お約束は違えませんわ。」
「ああ、それはわかっている。だけど、1曲目のオレオが終わって、枯葉が始まっても祥子さんの姿が見えなかった時には本気で振られたかと思ったよ。」
「もう、そんなに信用がないなんて・・・」
「夏の時もあっさりと石塚のジュニアに攫われたからな。」
「あの時は・・・」
「お久しぶりです。加納様、長谷川様。」 わたくしの抗弁は、ジャズライブの主宰者の沢田さんの声に消されてしまいました。
「いつも、気まぐれですみません。でも、ピアニストの腕が随分上がりましたね。」
「いえいえ、気まぐれでもこうしてお二人に来ていただけるだけで私も嬉しいんですよ。」 沢田さんの視線が、わたくしのスカートのスリットを這って行ったような気がして少し緊張してしまう・・・。
「これでFirstセッションを終了いたします。Secondセッションまで約30分ほどの休憩を頂戴します。どうぞゆっくりとお食事・ご歓談をお楽しみください。」 司会の沢田さんの声と同時に、照明が明るくなってゆきました。
「忙しかったんじゃないのか?」
カラ・ン・・・ ワインサーバーからボトルを取り上げると、クロスで水滴を拭き取りわたくしのグラスに注いでくださるのです。
「ごめんなさい。打ち合わせがひとつ増えてしまって。」
「ははは、こんな祥子さんと一緒にいられるなら仕事の1つや二つ余計に発注したくもなるな。」
チン・・ ご自分のグラスにも蜂蜜色の液体を注ぐと今日はじめてグラスを交わしたのです。演奏中、不用意にそういうことをなさらないのがこの方らしい好ましいところでした。
「お世辞がお上手ね。」 冷やされたワインは火照りはじめた喉を心地良く冷やしてゆきます。
「世辞なんか言わないさ。な、支配人。」
「ええ。よろしければこちらは厨房からです。」 シルバーのトレイから支配人が差し出したのは白い大きな四角いお皿でした。
骨つきハムのキューブカット・2種類のチーズ・ガーリックトースト・ドライフルーツ・2種類のオリーブ・・・そしてお野菜がきれいに盛りつけられておりました。
「加納様にお越しいただいて、厨房もサービスも喜んでおります。どうぞごゆっくりなさってください。」 2枚の取り皿とフォークとペーパーナフキンもテーブルに並べられました。
「ほら、祥子さんだからだよ。僕だけじゃ、こんな皿は出て来ないね。」
「ご容赦ください。長谷川様。」
腰の低い支配人は、一礼をして他の席のオーダーを聞きに行かれました。この方は、わたくしと長谷川さんのはじめての情事を襖ごしに全て聞いていらした方でした。
わたくしたちの秘密の関係をご存知の数少ない方だったのです。
「オリーブはどっちがいい?」 長谷川さんが取り皿を手にされていました。
「グリーンのほうをください。」 程よく熟したブリーとオリーブとガーリックトーストを乗せたお皿をわたくしに差し出してくれます。
「ありがとうございます。ごめんなさい、わたくしがしないといけないのに。」
「いいさ。今夜来てくれたからね、その些細なお礼の気持ちさ。」 ご自身はハムとブラックオリーブを取り分けて、さっそくワインとのマリアージュを楽しんでいらっしゃいます。
「お約束は違えませんわ。」
「ああ、それはわかっている。だけど、1曲目のオレオが終わって、枯葉が始まっても祥子さんの姿が見えなかった時には本気で振られたかと思ったよ。」
「もう、そんなに信用がないなんて・・・」
「夏の時もあっさりと石塚のジュニアに攫われたからな。」
「あの時は・・・」
「お久しぶりです。加納様、長谷川様。」 わたくしの抗弁は、ジャズライブの主宰者の沢田さんの声に消されてしまいました。
「いつも、気まぐれですみません。でも、ピアニストの腕が随分上がりましたね。」
「いえいえ、気まぐれでもこうしてお二人に来ていただけるだけで私も嬉しいんですよ。」 沢田さんの視線が、わたくしのスカートのスリットを這って行ったような気がして少し緊張してしまう・・・。
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