祥子の少しはしたなくていけない妄想を綴りました 大人の方だけご覧になってください
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こちらのブログは、2005年8月24日にスタートした、<msn淑やかな彩>の継続ブログとなります。
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プロフィール
HN:
祥子
年齢:
61
性別:
女性
誕生日:
1962/12/28
職業:
フリーデザイナー
趣味:
美味しい珈琲 クラシックの流れるお気に入りの喫茶店 読書 ジャズ ミュージカル お酒 声が魅力的で背の高い男性♪
自己紹介:
寂しがりやの甘えたです。
ぽちゃ、色白、黒髪のストレートロングヘア、お胸はGカップ、眼鏡をしています。真面目そうな感じだって良く言われます。
声は美人かも♪
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27 2006 / 11
「いいライブだった。」
「ええ、ワインもお食事も美味しかったですものね。ごちそうさまでした。」 改めて長谷川さんにお礼をしたのです。二人、一緒になっていた伝票を今夜は彼が清算してくれていたからです。
「いや、祥子さんのお陰で美味しいものが食べられたようなものさ。」 隣の席で笑う長谷川さんは、手ぶらでらっしゃいました。
わたくしは、少し大きめなバッグが1つ。書類の類いはオフィスに置いてきましたが、今夜は長谷川さんと過ごすと伺っていたのでパンティとストッキングの替えだけはポーチに入れて忍ばせてきていたのです。
タクシーはいくつかの大きな交差点を曲がり、15分ほどで大きな工事中のビルの前に停まりました。
「ああ、ここでいい。ありがとう。」 長谷川さんは料金を差し出しています。
「ありがとうございました。」 開かれたタクシーのドアから降り立ったわたくしは、どこに行けばいいのか・・・まったくわからなかったのです。ここは、永田町の近くなのでしょうか。オフィス街のまっただ中。当然ですが、深夜23時を回っているのです。周囲のビルはどこも明かりが落ちています。
「祥子さん、こっちだよ。」 長谷川さんの声に、わたくしは大通りから街区へ入ってゆく眼の前の道を彼に付いて歩いてゆきました。
外観は既に出来上がっていますが、まだ仮囲いは外れてはいませんでした。白いその仮囲いには、黒々とビルの名称と<竹上開発><竹上建設><黒部設計>の名前が印されていたのです。
「ここ?」 質問を口にしようとしたわたくしは、表通りから丁度真裏にあたる路地に入ったところで、長谷川さんは仮囲いのシートをずらして待ってらっしゃる姿に気付いたのです。
「早く来なさい。」 わたくしをシートの中に引き入れると、その中のゲートを閉めてセキュリティーカードを差し込みます。
長谷川さんの手には、いくつもの鍵とカードがありました。
ゲートの中には、長谷川さんのベンツが停まっていました。
これに乗って・・・いいえ、今夜彼はわたくし以上にワインを召し上がっているのです。だとすると・・・。
「寒いだろう。中に入ろう。」 大型の懐中電灯を手にした長谷川さんが、ビルの通用門に当たるドアを開けているのです。
「ここは、どこ?」
「質問は上に上がったら答えてあげるよ。」 優しい声で、わたくしの肩に手を回すと、背中のドアの鍵を下ろしたのです。
「ええ、ワインもお食事も美味しかったですものね。ごちそうさまでした。」 改めて長谷川さんにお礼をしたのです。二人、一緒になっていた伝票を今夜は彼が清算してくれていたからです。
「いや、祥子さんのお陰で美味しいものが食べられたようなものさ。」 隣の席で笑う長谷川さんは、手ぶらでらっしゃいました。
わたくしは、少し大きめなバッグが1つ。書類の類いはオフィスに置いてきましたが、今夜は長谷川さんと過ごすと伺っていたのでパンティとストッキングの替えだけはポーチに入れて忍ばせてきていたのです。
タクシーはいくつかの大きな交差点を曲がり、15分ほどで大きな工事中のビルの前に停まりました。
「ああ、ここでいい。ありがとう。」 長谷川さんは料金を差し出しています。
「ありがとうございました。」 開かれたタクシーのドアから降り立ったわたくしは、どこに行けばいいのか・・・まったくわからなかったのです。ここは、永田町の近くなのでしょうか。オフィス街のまっただ中。当然ですが、深夜23時を回っているのです。周囲のビルはどこも明かりが落ちています。
「祥子さん、こっちだよ。」 長谷川さんの声に、わたくしは大通りから街区へ入ってゆく眼の前の道を彼に付いて歩いてゆきました。
外観は既に出来上がっていますが、まだ仮囲いは外れてはいませんでした。白いその仮囲いには、黒々とビルの名称と<竹上開発><竹上建設><黒部設計>の名前が印されていたのです。
「ここ?」 質問を口にしようとしたわたくしは、表通りから丁度真裏にあたる路地に入ったところで、長谷川さんは仮囲いのシートをずらして待ってらっしゃる姿に気付いたのです。
「早く来なさい。」 わたくしをシートの中に引き入れると、その中のゲートを閉めてセキュリティーカードを差し込みます。
長谷川さんの手には、いくつもの鍵とカードがありました。
ゲートの中には、長谷川さんのベンツが停まっていました。
これに乗って・・・いいえ、今夜彼はわたくし以上にワインを召し上がっているのです。だとすると・・・。
「寒いだろう。中に入ろう。」 大型の懐中電灯を手にした長谷川さんが、ビルの通用門に当たるドアを開けているのです。
「ここは、どこ?」
「質問は上に上がったら答えてあげるよ。」 優しい声で、わたくしの肩に手を回すと、背中のドアの鍵を下ろしたのです。
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