祥子の少しはしたなくていけない妄想を綴りました 大人の方だけご覧になってください
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こちらのブログは、2005年8月24日にスタートした、<msn淑やかな彩>の継続ブログとなります。
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プロフィール
HN:
祥子
年齢:
61
性別:
女性
誕生日:
1962/12/28
職業:
フリーデザイナー
趣味:
美味しい珈琲 クラシックの流れるお気に入りの喫茶店 読書 ジャズ ミュージカル お酒 声が魅力的で背の高い男性♪
自己紹介:
寂しがりやの甘えたです。
ぽちゃ、色白、黒髪のストレートロングヘア、お胸はGカップ、眼鏡をしています。真面目そうな感じだって良く言われます。
声は美人かも♪
ぽちゃ、色白、黒髪のストレートロングヘア、お胸はGカップ、眼鏡をしています。真面目そうな感じだって良く言われます。
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23 2006 / 11
ランジェリーは、お洋服とは反対に全く光沢感のないものを選びました。
胸の谷間をいっそう悩ましく創り上げるハーフカップのブラ。Tバックのショーツ。バックシームのストッキング。それを吊るガーターベルト。
夜の闇が凝ってわたくしの肌にまとわりついているような・・・深い黒のレースづかいのものばかりです。足元は、黒のミドルヒールのパンプスです。
真っ黒な装いの中で・・・ただひとつだけ色見が違ったのは真紅のサテンスリップです。
ハーフカップブラぎりぎりまで胸元のラインがカットされ、スカートのスリットと同じ位置にスリットの入った美しいローズレッドの1枚を、わたくしはアクセサリー代わりに身に纏うことにしたのです。
ティー・ローズの香水と共に。
祝祭日の前日は、午前中から打ち合わせがいくつか続いた忙しい日でした。
第一釦だけを開けた黒のシャツ姿は、肩を流れる黒のロングヘアと共にストイックな印象をお逢いしたクライアントの皆様に与えることに成功したようです。
時折、スカートのスリットの向こうにちらっと見える真紅の色に眼を止める方がいらしても、次の瞬間には次のプレゼンテーションのための難しい議論に一瞬垣間見えたその景色も打ち消されてしまったことでしょう。
予定よりも1つ増えた打ち合わせに、わたくしがジャズ・ライブの会場であるいつものホテルに伺えたのはもう2曲目が終わろうとしているころでした。
都内のホテルの庭は、まだ紅葉には早いようでした。
とはいえ、夏の盛りとはわずかにちがうくすんだ緑がライトアップされた築山の景色を落ち着いてみせていました。春先には花を楽しませてくれた桜や、もう少しすると真っ赤に彩られる紅葉よりも先に、銀杏が黄色い彩りを玉砂利の上にちらしていたのです。
外の景色に眼が行くほどに、ライブの会場はしん・・・と紡ぎ出されるバラードの音の中に埋もれておりました。沢山のお客様がいらっしゃるにもかかわらず、厚みのあるピアノの音色とシルクのようなサックスの響きが人の気配を圧しておりました。
いつも・・・わたくしが女友達と共に座る席の二つ隣に、長谷川さんは軽く眼を閉じて座っていらっしゃいました。
支配人が、眼顔でその隣の席を勧めてくださいます。
わたくしはゆっくりと彼に近づいて、15cmほど離れている手前の椅子にそっと腰を下ろしたのです。
<枯葉>
丁度1年前に長谷川さんからランジェリーをプレゼントされた夜にも、同じデュオで演奏されていた曲でした。あのときは、そのふた月まえの夜のこともあって、わたくしは動揺したままあの夜の演奏はゆっくりと楽しむこともできなかったのです。
それでも、耳の底に残っている音色とは・・・今夜の音は何かが違っておりました。
ピアノの方のテクニックでしょうか。
支配人がわたくしに注いでくれた、アウスレーゼが生まれた国の石畳を思い出させるような・・・今夜はそんなアレンジです。
眼を閉じた彼にグラスを掲げて、わたくしはゆっくりと宝石のような白ワインを喉へと落としていったのです。
胸の谷間をいっそう悩ましく創り上げるハーフカップのブラ。Tバックのショーツ。バックシームのストッキング。それを吊るガーターベルト。
夜の闇が凝ってわたくしの肌にまとわりついているような・・・深い黒のレースづかいのものばかりです。足元は、黒のミドルヒールのパンプスです。
真っ黒な装いの中で・・・ただひとつだけ色見が違ったのは真紅のサテンスリップです。
ハーフカップブラぎりぎりまで胸元のラインがカットされ、スカートのスリットと同じ位置にスリットの入った美しいローズレッドの1枚を、わたくしはアクセサリー代わりに身に纏うことにしたのです。
ティー・ローズの香水と共に。
祝祭日の前日は、午前中から打ち合わせがいくつか続いた忙しい日でした。
第一釦だけを開けた黒のシャツ姿は、肩を流れる黒のロングヘアと共にストイックな印象をお逢いしたクライアントの皆様に与えることに成功したようです。
時折、スカートのスリットの向こうにちらっと見える真紅の色に眼を止める方がいらしても、次の瞬間には次のプレゼンテーションのための難しい議論に一瞬垣間見えたその景色も打ち消されてしまったことでしょう。
予定よりも1つ増えた打ち合わせに、わたくしがジャズ・ライブの会場であるいつものホテルに伺えたのはもう2曲目が終わろうとしているころでした。
都内のホテルの庭は、まだ紅葉には早いようでした。
とはいえ、夏の盛りとはわずかにちがうくすんだ緑がライトアップされた築山の景色を落ち着いてみせていました。春先には花を楽しませてくれた桜や、もう少しすると真っ赤に彩られる紅葉よりも先に、銀杏が黄色い彩りを玉砂利の上にちらしていたのです。
外の景色に眼が行くほどに、ライブの会場はしん・・・と紡ぎ出されるバラードの音の中に埋もれておりました。沢山のお客様がいらっしゃるにもかかわらず、厚みのあるピアノの音色とシルクのようなサックスの響きが人の気配を圧しておりました。
いつも・・・わたくしが女友達と共に座る席の二つ隣に、長谷川さんは軽く眼を閉じて座っていらっしゃいました。
支配人が、眼顔でその隣の席を勧めてくださいます。
わたくしはゆっくりと彼に近づいて、15cmほど離れている手前の椅子にそっと腰を下ろしたのです。
<枯葉>
丁度1年前に長谷川さんからランジェリーをプレゼントされた夜にも、同じデュオで演奏されていた曲でした。あのときは、そのふた月まえの夜のこともあって、わたくしは動揺したままあの夜の演奏はゆっくりと楽しむこともできなかったのです。
それでも、耳の底に残っている音色とは・・・今夜の音は何かが違っておりました。
ピアノの方のテクニックでしょうか。
支配人がわたくしに注いでくれた、アウスレーゼが生まれた国の石畳を思い出させるような・・・今夜はそんなアレンジです。
眼を閉じた彼にグラスを掲げて、わたくしはゆっくりと宝石のような白ワインを喉へと落としていったのです。
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