祥子の少しはしたなくていけない妄想を綴りました 大人の方だけご覧になってください
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プロフィール
HN:
祥子
年齢:
61
性別:
女性
誕生日:
1962/12/28
職業:
フリーデザイナー
趣味:
美味しい珈琲 クラシックの流れるお気に入りの喫茶店 読書 ジャズ ミュージカル お酒 声が魅力的で背の高い男性♪
自己紹介:
寂しがりやの甘えたです。
ぽちゃ、色白、黒髪のストレートロングヘア、お胸はGカップ、眼鏡をしています。真面目そうな感じだって良く言われます。
声は美人かも♪
ぽちゃ、色白、黒髪のストレートロングヘア、お胸はGカップ、眼鏡をしています。真面目そうな感じだって良く言われます。
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03 2006 / 09
お盆時期の東京です。人はいつもよりも少ない筈なのにその日はなぜか、新橋から浜松町にかけての駅は沢山の人でにぎわっておりました。
羽田に向かうとは思えない、カジュアルな装いの方達ばかりです。
17時30分と書かれていた集合時間まであと少しです。駅の北口から、タクシー乗り場を目指しました。
「日の出桟橋をお願いします。」
「かしこまりました。」
とても感じのいい運転手さんでした。ほんの僅かな距離ですのに、朗らかにお返事してくださったのです。
「凄い人ですのね。今日はなにかあるんですか?」
「ああ、花火があるんですよ。」
「えっ、花火ですか?」
「昨夜の雨のせいで順延したんですよ。お台場の方が綺麗なんですがここいらでも結構見でがありますからね。あの、お停めするのは桟橋の入り口でいいですか。」
人は沢山歩いていましたが、車は流石に少なかったのです。詳しい話を聞く前に、タクシーは目的地に着いてしまいました。
「ええそうしてください。ありがとうございます。」
ありがとうございました バフッ・・・ タクシーは走り去ってゆきました。
クルージングと花火。
本来なら別の日に行なわれる筈だった二つの出来事が、天候のせいで偶然に重なってしまったようでした。
日の出桟橋のゲートを潜ると、通りの喧噪は遠のいてゆきました。
ゲストハウスにはテーブルが2つ並べられ、スーツで正装した女性が受付をしてくださっているようです。
わたくしの前に4人の方が受付をなさっていました。
みなさん、会社の役職につかれているくらいの年頃の男性で、顔見知りの方のようです。にこやかに談笑しながら、受付に名刺を差し出してらっしゃいました。
受付の女性はその名刺を受け取り、名簿のチェックをしてらっしゃいます。
今日はお仕事だとは思っておりませんでしたから、わたくしは名刺をあえて持って来ていませんでした。でもたしか・・とパーティバッグの中を見ると、2枚だけ内ポケットに名刺が入っていたのです。
「いらっしゃいませ。」
「おねがいします。」
上品な微笑みと明るい声で迎えて下さった受付の女性に、わたくしは、招待状に名刺を添えて差し出したのです。
その女性は招待状の差出人の名前を確かめるとリストにチェックをし、わたくしの名刺とともに返してくださいました。
他の方の名刺は、受け取ってらっしゃるのに・・・です。
「いらっしゃいませ、加納様。石塚専務よりうかがっております。どうぞ、船へいらしてください。18時の出航ですが、もうご乗船いただけます。」
「ありがとう。」
狐につままれたようでした。
それでも、なにか訳があるのでしょう。今日のこのパーティの内容すら、わたくしにはわかっていないのですから。
いってらっしゃいませ、二人の女性の声に送られて桟橋に向かいました。
羽田に向かうとは思えない、カジュアルな装いの方達ばかりです。
17時30分と書かれていた集合時間まであと少しです。駅の北口から、タクシー乗り場を目指しました。
「日の出桟橋をお願いします。」
「かしこまりました。」
とても感じのいい運転手さんでした。ほんの僅かな距離ですのに、朗らかにお返事してくださったのです。
「凄い人ですのね。今日はなにかあるんですか?」
「ああ、花火があるんですよ。」
「えっ、花火ですか?」
「昨夜の雨のせいで順延したんですよ。お台場の方が綺麗なんですがここいらでも結構見でがありますからね。あの、お停めするのは桟橋の入り口でいいですか。」
人は沢山歩いていましたが、車は流石に少なかったのです。詳しい話を聞く前に、タクシーは目的地に着いてしまいました。
「ええそうしてください。ありがとうございます。」
ありがとうございました バフッ・・・ タクシーは走り去ってゆきました。
クルージングと花火。
本来なら別の日に行なわれる筈だった二つの出来事が、天候のせいで偶然に重なってしまったようでした。
日の出桟橋のゲートを潜ると、通りの喧噪は遠のいてゆきました。
ゲストハウスにはテーブルが2つ並べられ、スーツで正装した女性が受付をしてくださっているようです。
わたくしの前に4人の方が受付をなさっていました。
みなさん、会社の役職につかれているくらいの年頃の男性で、顔見知りの方のようです。にこやかに談笑しながら、受付に名刺を差し出してらっしゃいました。
受付の女性はその名刺を受け取り、名簿のチェックをしてらっしゃいます。
今日はお仕事だとは思っておりませんでしたから、わたくしは名刺をあえて持って来ていませんでした。でもたしか・・とパーティバッグの中を見ると、2枚だけ内ポケットに名刺が入っていたのです。
「いらっしゃいませ。」
「おねがいします。」
上品な微笑みと明るい声で迎えて下さった受付の女性に、わたくしは、招待状に名刺を添えて差し出したのです。
その女性は招待状の差出人の名前を確かめるとリストにチェックをし、わたくしの名刺とともに返してくださいました。
他の方の名刺は、受け取ってらっしゃるのに・・・です。
「いらっしゃいませ、加納様。石塚専務よりうかがっております。どうぞ、船へいらしてください。18時の出航ですが、もうご乗船いただけます。」
「ありがとう。」
狐につままれたようでした。
それでも、なにか訳があるのでしょう。今日のこのパーティの内容すら、わたくしにはわかっていないのですから。
いってらっしゃいませ、二人の女性の声に送られて桟橋に向かいました。
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