祥子の少しはしたなくていけない妄想を綴りました 大人の方だけご覧になってください
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プロフィール
HN:
祥子
年齢:
61
性別:
女性
誕生日:
1962/12/28
職業:
フリーデザイナー
趣味:
美味しい珈琲 クラシックの流れるお気に入りの喫茶店 読書 ジャズ ミュージカル お酒 声が魅力的で背の高い男性♪
自己紹介:
寂しがりやの甘えたです。
ぽちゃ、色白、黒髪のストレートロングヘア、お胸はGカップ、眼鏡をしています。真面目そうな感じだって良く言われます。
声は美人かも♪
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06 2006 / 09
「そうか、まだ一度も祥子さんに仕事のことを話したことはなかったね。」
「ええ。」
二人の前に、新しいワインのグラスをクルーが届けてくださいました。
ありがとう・・・目顔で挨拶をしてお話を続けます。
「支配人からも聞いてないか・・・そうだな話したりしないな。僕はね、設計事務所に勤めているんだ。」
「設計家の先生?一級建築士さんなんですか?」
「はは 一級建築士だが、先生じゃないな。ある設計家の個人事務所の一スタッフだよ。」
「そうでしたの。」
スタッフとおっしゃっても、相応の実力をお持ちなのでしょう。センスの良い装いをされた3人の若手を部下だといってお連れになっているのです。この方のご様子なら、チーフ格以上、いえ設計事務所の主宰者の次席クラスであることは間違いないでしょう。
「去年から今年にかけて、竹上が手がけた商業施設の設計をウチの事務所で扱ってね。それで招待されたんだよ。」
「そうでしたか。」
「ところで、祥子さんは誰に招待されたのかな。たしか同じ業界じゃなかったよね。教えてくれないか?差し支えなければでいいけど。」
周囲のどなたのことも気にすること無く、長谷川さんだけに向き合っているわたくしのことが流石に気になられたようです。
長谷川さんが気を使って質問をして下さっているのは充分にわかりました。
隠す必要はないでしょう。いえ、たとえ隠してみたところで知られてしまうのは時間の問題です。
「あの方なの。」
まるでただの知り合いなのというように、わたくしは視線の先をゆく竹上建設のトップ3のうちのお1人を示したのです。
「竹上の次男坊か。」
「ご存知なの?」
「ああ。竹上建設の専務で、竹上開発の社長をしている切れ者だよ。さっき挨拶した社長より、やり手かもしれない。」
「そう、そんなに凄い方なの。」
わたくしが存じ上げているのは石塚さんの、プライベートのほんの一面だけでした。お仕事に関しては・・・そう、年末に一度だけディベロッパーなんだよ・・・と教えていただいただけでした。
建築業界でディベロッパーといわれる企業は大小含めいろいろございます。まさか、これほど大きな企業のトップをなさっているのだとは想像もしなかったのです。
わたくしとご一緒の時の石塚さんは趣味の良さや優しい心遣いや、知識や行動力に優れたものお持ちになった希有な男性のお1人でした。
特に、社会的な立場を持ち出してわたくしの関心を引こうとは一度としてなさらない方でしたから、わたくしも1人の大人としてあえてお聞きすることもしなかったのです。
「祥子さん。こういう業界じゃあたりまえのことも知らないってことは石塚専務とどんな関係なんだい?」
「ん〜、そうね飲み友達かしら。」
会場の一番端のテーブルから、石塚さんがワイングラスを掲げて・・・忘れてないよ・・とわたくしに合図をしてくださいます。わたくしも同じ様にグラスを掲げてみせたのです。
「ええ。」
二人の前に、新しいワインのグラスをクルーが届けてくださいました。
ありがとう・・・目顔で挨拶をしてお話を続けます。
「支配人からも聞いてないか・・・そうだな話したりしないな。僕はね、設計事務所に勤めているんだ。」
「設計家の先生?一級建築士さんなんですか?」
「はは 一級建築士だが、先生じゃないな。ある設計家の個人事務所の一スタッフだよ。」
「そうでしたの。」
スタッフとおっしゃっても、相応の実力をお持ちなのでしょう。センスの良い装いをされた3人の若手を部下だといってお連れになっているのです。この方のご様子なら、チーフ格以上、いえ設計事務所の主宰者の次席クラスであることは間違いないでしょう。
「去年から今年にかけて、竹上が手がけた商業施設の設計をウチの事務所で扱ってね。それで招待されたんだよ。」
「そうでしたか。」
「ところで、祥子さんは誰に招待されたのかな。たしか同じ業界じゃなかったよね。教えてくれないか?差し支えなければでいいけど。」
周囲のどなたのことも気にすること無く、長谷川さんだけに向き合っているわたくしのことが流石に気になられたようです。
長谷川さんが気を使って質問をして下さっているのは充分にわかりました。
隠す必要はないでしょう。いえ、たとえ隠してみたところで知られてしまうのは時間の問題です。
「あの方なの。」
まるでただの知り合いなのというように、わたくしは視線の先をゆく竹上建設のトップ3のうちのお1人を示したのです。
「竹上の次男坊か。」
「ご存知なの?」
「ああ。竹上建設の専務で、竹上開発の社長をしている切れ者だよ。さっき挨拶した社長より、やり手かもしれない。」
「そう、そんなに凄い方なの。」
わたくしが存じ上げているのは石塚さんの、プライベートのほんの一面だけでした。お仕事に関しては・・・そう、年末に一度だけディベロッパーなんだよ・・・と教えていただいただけでした。
建築業界でディベロッパーといわれる企業は大小含めいろいろございます。まさか、これほど大きな企業のトップをなさっているのだとは想像もしなかったのです。
わたくしとご一緒の時の石塚さんは趣味の良さや優しい心遣いや、知識や行動力に優れたものお持ちになった希有な男性のお1人でした。
特に、社会的な立場を持ち出してわたくしの関心を引こうとは一度としてなさらない方でしたから、わたくしも1人の大人としてあえてお聞きすることもしなかったのです。
「祥子さん。こういう業界じゃあたりまえのことも知らないってことは石塚専務とどんな関係なんだい?」
「ん〜、そうね飲み友達かしら。」
会場の一番端のテーブルから、石塚さんがワイングラスを掲げて・・・忘れてないよ・・とわたくしに合図をしてくださいます。わたくしも同じ様にグラスを掲げてみせたのです。
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