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祥子の少しはしたなくていけない妄想を綴りました 大人の方だけご覧になってください
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プロフィール
HN:
祥子
年齢:
61
性別:
女性
誕生日:
1962/12/28
職業:
フリーデザイナー
趣味:
美味しい珈琲 クラシックの流れるお気に入りの喫茶店 読書 ジャズ ミュージカル お酒 声が魅力的で背の高い男性♪
自己紹介:
寂しがりやの甘えたです。
ぽちゃ、色白、黒髪のストレートロングヘア、お胸はGカップ、眼鏡をしています。真面目そうな感じだって良く言われます。
声は美人かも♪
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24 2024 / 11
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04 2006 / 02
荷物は全て望月さんが運び込んでくれてあるのでしょう わたくしはハンドバッグだけを手に 二人の男性はコートだけを羽織って部屋を出ました
「これがキーだ 地下駐車場に停めてある 僕はフロントに寄って行くから先に車に行っていてくれ」 エクゼクティブフロアのエレベーターホールで石塚さんはポケットの中の車のキーを結城さんに手渡しました
雪の別荘と男性達は言っておりました 
寒冷地仕様の車でも雪道の走行はそれなりのドライビングテクニックが必要なはずです なにも言わずにキーを預けるのですから彼女の技術は信頼に足るものなのでしょう
「別荘ってどちらになりますの」
「軽井沢の奥に万座スキー場があるのをご存知ですか?」 
「ええ」 雪深い土地でした プリンスホテルが除雪をする有料道路の先にある温泉地でもあります 雪のワインディングロードを注意深く登って行くしかありません
「あの一角になります とはいっても少し外れてますから静かですよ 温泉も引いていますしね」 わたくしに腕を差し出しエスコートをする山崎さんが教えてくださいます
「石塚さんの別荘ですの?」
「ええ そうです 木立に囲まれてますから夏でも涼しくてね ゴルフのときに良く3人で利用しているんです」
「だったら 石塚さんが先に行かれた方がよろしかったのではないですか?」
ゆうべ3人がどんな打ち合わせをしたのか・・・先に休んだわたくしは知らなかったのです
「美貴は何度もいっているから勝手知ったる場所なんですよ それにね・・・」 チン・・フロントのフロアに到着してしまったのです 
「じゃすぐ追いかけるから」 石塚さんだけが下りていかれます
「いつも美貴ばかりが祥子さんを独り占めするから 今日は僕たちふたりに祥子さんと過ごさせろとゆうべ石塚が迫ったんですよ」 にこにこと山崎さんが謎解きをしてくださいました
「もう・・そんな」
「僕も石塚の意見には異議なかったですからね それで美貴と望月くんに先発隊を頼んだのですよ」 チン・・・地下駐車場に着きました
エレベーターホールの少し先にブラックボディのレンジ・ローバーが停まっていました
「結城くん あの車だよ」 山崎さんの言葉に一礼すると彼女は車に走りよってゆきました
ドアを開けドライバーズシートに収まるとエンジンを掛けて暖気をします
「たった4・5時間ですが僕たちだけの祥子さんになってください」 山崎さんはわたくしと腕を組みゆっくりと車まで歩いてゆきました
結城さんが運転席から降り リアシートのドアを開けてくださいます
ロングボディの・・・4人で乗るには十分すぎる贅沢な空間がそこには広がっていました
 
「どうだい? 運転は」 ドライバーズシートの結城さんに気遣わしげに山崎さんが話しかけます
「はい 大丈夫そうです いつもの別荘でよろしいのですね」
「そうだ 頼むよ」
「少し慣れるまでいろいろしますが安心して乗ってらしてください」 どちらへともなく語りかけているのに・・・その言葉はまだ少し堅く感じられたのです
 
「新車なのでしょう」 さきほど乗り込む時に見たタイヤはほとんど走行してないもののようでした
「冬に祥子さんをご招待するからと石塚が用意したんですよ」
「えっ・・わたくしのために?」
先ほど乗り込んだのと反対のリアのドアが開きました
「お待たせ さぁ行こうか」 石塚さんが乗り込んでいらっしゃいます
「助手席にいらっしゃればいいのに」 決して狭いわけではなかったのですがせっかく開いている助手席でゆったりなさったらいいのに・・・と思っておすすめしたのです
「ん そうですね」 少し考える風で・・・リアのドアを閉めると助手席に座られました
暖まった室内でわたくしたちはコートをラゲッジスペースに移して 車はゆったりとスタートしたのです
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