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祥子の少しはしたなくていけない妄想を綴りました 大人の方だけご覧になってください
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プロフィール
HN:
祥子
年齢:
61
性別:
女性
誕生日:
1962/12/28
職業:
フリーデザイナー
趣味:
美味しい珈琲 クラシックの流れるお気に入りの喫茶店 読書 ジャズ ミュージカル お酒 声が魅力的で背の高い男性♪
自己紹介:
寂しがりやの甘えたです。
ぽちゃ、色白、黒髪のストレートロングヘア、お胸はGカップ、眼鏡をしています。真面目そうな感じだって良く言われます。
声は美人かも♪
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24 2024 / 11
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05 2006 / 04
先ほどまでの享楽の宴の場だったリビングルームは一転雰囲気を変えておりました
天井の照明は程よく落とされあちこちにキャンドルが美しくともっておりました 低く流れるBGMはモーツァルトの魔笛のようでした
わたくしを包んでいた毛布も赤い縄も・・・そしてシェーバーのセットもなくなり テーブルの上にはシルバーのアイスペールに入れられた白ワインとバカラのワイングラスだけが並んでおりました
「やはりマリエもお似合いですね」 白のピンタックシャツにオフホワイトのダブルのパンツをお召しの山崎さんが立ち上がってソファーの中央にわたくしを迎えてくださったのです
「ありがとうございます 素敵なドレスですね」 マリエが本来の衣装と違う趣きなのを知っていながら・・・わたくしは山崎さんに微笑みかけるしかありませんでした
「今夜の祥子さんには一段と良く似合う」 スタンドカラーの白のシャツに白のコットンでしょうか カジュアルにドレスダウンした石塚さんがキッチンからオリーブの盛り合わせを手に戻っていらしたのです
「乾杯は白のワインだな 望月」 白のウイングカラーのシャツの釦を3つ程開けた美貴さんがわたくしの隣で望月さんに指示をするのです
ソムリエナイフを腰ポケットから取り出した望月さんは昨晩シェフがプレゼントしてくださった白ワインを手際良く開けていったのです
「シャトークリマン ね」 コック・・コッ・ック・・ 1998年の端正なラベルが望月さんの手元に見えました 甘いやかなフランスの貴腐ワインです
「シェフはよっぽど祥子さんが気に入ったと見える 赤ワインの銘柄はなんだった?」 グラスを鼻先にくゆらせながら美貴さんは望月さんに問いかけます
「同じ98年のシャトーマルゴーです」 それはとても美味しく手に入れにくいワインだったのです
「これは近いうちにまた祥子さんをお連れしないとうるさそうだぞ」 石塚さんは貴腐ワインの美しい色をバカラのクリスタルに透かせて楽しんでいました
「ええ そうですね」 苦笑しながら美貴さんが改めてグラスを取り上げました
乾杯・・・目線に上げたグラスを唇に下ろして流し込んだワインはまさに甘露でした
「ああ 本当に美味しいですね シェフは良くわかってるんですね 今夜にぴったりなワインだ」 山崎さんがまた一口 味わうようにグラスを傾けました
「昨晩の黒いドレスの祥子さんも綺麗だったが 白のドレスの祥子さんもほんとうに綺麗ですね 次は赤・・・いや 最初に逢った時に身に付けてらした強いピンクのドレスを着せてみたくなるね」 石塚さんは先ほどの行為で満足なさったのでしょうか 歌う様に語るとゆったりと1人がけのソファーに背を持たれかけさせたのです
「これってやはりマリエだったんですね」
「ええ 今年うちの会社で新たなブランドを作るんですよ その中で祥子さんに似合いそうなものを選んでみました」
「そんなに大事なもの・・・」 新ブランドを作る為のコストと努力・・・そしてその中でもたぶん上位にはいるほどの出来映えのドレスがどれほどの価値があるのか・・・わたくしには充分にわかっていたのです
「祥子さんに着ていただけるなら惜しいものなんてありません」 きっと山崎さんが立案したプロジェクトなのでしょう このクォリティなら成功するはずです
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