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祥子の少しはしたなくていけない妄想を綴りました 大人の方だけご覧になってください
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プロフィール
HN:
祥子
年齢:
61
性別:
女性
誕生日:
1962/12/28
職業:
フリーデザイナー
趣味:
美味しい珈琲 クラシックの流れるお気に入りの喫茶店 読書 ジャズ ミュージカル お酒 声が魅力的で背の高い男性♪
自己紹介:
寂しがりやの甘えたです。
ぽちゃ、色白、黒髪のストレートロングヘア、お胸はGカップ、眼鏡をしています。真面目そうな感じだって良く言われます。
声は美人かも♪
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24 2024 / 11
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02 2005 / 10
たん! 運転手が左右に開いたのは二間続きの座敷を仕切っていた襖でした
普通であれば瀟酒な欄間で飾られる空間は黒光りする太い梁が横たわっているだけでした
襖の向こうの座敷は2方を硝子と障子で囲まれた和室です
モダンなローベッドを思わせるような白生地でメイクされたダブルサイズの布団がすでに延べられておりました 照明は枕元のスタンドだけでした
障子は開け放たれ、ライトアップされた庭の紅葉がやはり見事に照り映えておりました
 
運転手は手にした綿縄をあざやかに捌くと一方を梁に向けて投げ上げました そしてもう一度・・・
二巻きした縄尻を同じ長さに整えると主に向かって黙って頷いてみせるのです
「祥子さん さ、こちらです」 総絞りの帯揚げはきつくはないものの全くゆるみなくわたくしの手首を縛めておりました
「いや・・・」 友禅の袖口から二の腕までをはしたなく晒した姿のままで2つの座敷の中央 敷居の上へ引き立てられてゆきました
「素直になさらないからです」 男性から帯揚げのからまった手首を受け取った運転手は帯揚げの中央を引き絞るように縄を掛けました
ひと結びでわずかにかかとを上げなくてはならないほどにわたくしの身体を引き上げるのです
その縄を左右に振り分けて帯揚げごしに手首の上をきつく縛り上げてしまいました
「ゆるして・・・」 安定して立てない・・・両腕を着物の袖口から曝け出された姿勢がわたくしを心細くいたします
部屋の中央とはいえ・・・硝子戸だけの奥の座敷の濡縁からは全てが露に見られてしまうのです
「これでいいかな」 男性はただ一つのハイスタンドを襖の側まで持ってまいります
 
「今夜はこれ以上のことはいたしませんよ 祥子さん 素直になさっていれば ね」 少し離れた場所からわたくしを眺めながら男性が申します
「こんな姿でも祥子さんは綺麗なんですね カメラを持ってくればよかったよ」 こんな・・・縄に縛められた姿を写真に残されるなんて・・・
「いやぁぁ・・・」 2人の男性の視線を避けるように僅かに向きを変えるしかできないのです
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