祥子の少しはしたなくていけない妄想を綴りました 大人の方だけご覧になってください
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プロフィール
HN:
祥子
年齢:
61
性別:
女性
誕生日:
1962/12/28
職業:
フリーデザイナー
趣味:
美味しい珈琲 クラシックの流れるお気に入りの喫茶店 読書 ジャズ ミュージカル お酒 声が魅力的で背の高い男性♪
自己紹介:
寂しがりやの甘えたです。
ぽちゃ、色白、黒髪のストレートロングヘア、お胸はGカップ、眼鏡をしています。真面目そうな感じだって良く言われます。
声は美人かも♪
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18 2006 / 07
「牛リブロースのローストです。」 わたくしたちの前にメインディッシュが運ばれてきました。サービス・チーフは簡単にお料理の説明をすると、グラスにワインを満たしてゆきます。
「美味しそうですね。」 新鮮なサラダも添えられています。柔らかそうな霜降りのお肉と洋山葵のソースが見事なコントラストを描いていました。
「いただきましょう。」 田口さんは早速にカトラリーを手にとられたのです。
「先ほどシェフはお魚が得意だっておっしゃいましたけれど、お肉もお上手だわ。火の通し具合が絶品ですね。」 舌の上で牛特有の甘みを広げながら・・・蕩けてゆくソテーの味は・・・官能的でさえありました。
「これは私見ですけれど、嗜好というのは一定の方向性を持つようですね。」 わたくしの心の中に芽生えたたった一言を瞬時に読み取ったかのように・・・田口さんの視線に熱が籠りました。
「味の嗜好が極めて似ているということは、女性の好みが似ていることも多いのですよ。両方とも五感を駆使するものだからなのですかね、祥子さん。」 艶っぽいというわけではないはずなのに、田口さんの視線はわたくしの身体の芯を騒がせるのです。
「もう。田口さんたらそんなお話ばっかり。」 わたくしは田口さんに・・・こんな場だからこそなのですが・・・責めのような言葉を諌めるように軽く眉をしかめさえしてみせたのです。
「私の作る料理に感じたのと同じテイストを、ここのシェフの皿に感じてらっしゃるのだとしたら、それは祥子さんが彼好みの女性だということなんですよ。」 逸らしたはずの話題に・・・わたくしは自ら田口さんを引き寄せてしまったようです。
「もう、またそのお話ですの。」
「デザートになればやってくるでしょう。私と一緒の祥子さんを見て、シェフが悔しそうな表情をするのが見物です。」 調理人の先輩として・・・いえ、男の先輩としてのシェフの優越感がそこには滲み出ていました。
「わたくしでは役不足かもしれませんわ。」 田口さんは、一流ホテルのグランシェフなのです。今日はわたくしと同席しているから、こうして気をつかってくださっているのでしょう。女優さんやタレントさんなど、本当に素敵な女性には数多く出逢われているはずですもの。
「私は、味覚には忠実な男です。見事な味は自分自身の手で再現できるまで決して忘れる事なんて出来ません。同じ様に、一度お逢いした見事な女性のことも、ずっと忘れることなんて出来ないものなんですよ。」
なんという・・・告白なのでしょうか。こんな風に・・・仰られたのはもしかしたら高梨さん以来かもしれません。
わたくしは、息を飲んでいるだけで、何もお答えすることなど出来ませんでした。
「いまも、そのパールを手で奪って祥子さんの手首を真珠の連なりで縛り上げたいと考えているんです。私の店ならば、その黒いトップスを私の作るメインディッシュと引き換えに取り上げるのに・・・と妄想しています。」
そんな・・・お食事をしている席なのに・・・この方はそんなことを考えてらっしゃるなんて。わたくしは思わず、ナイフを持つ手を止めてしまいました。
「申し訳ありません。美貴様の想い人でもある祥子さんに、いまお話ししたような事が出来る訳はありません。私の戯れ言だと、忘れてください。」
年末のお席の石塚さんとは違って、田口さんはわたくしに指一本触れるわけではないのです。なのにこの方は、一緒にお食事をして・・・お話をするだけでストッキングを破る以上の・・・エロティックなシチュエーションにわたくしを投げ入れたのです。
「美味しそうですね。」 新鮮なサラダも添えられています。柔らかそうな霜降りのお肉と洋山葵のソースが見事なコントラストを描いていました。
「いただきましょう。」 田口さんは早速にカトラリーを手にとられたのです。
「先ほどシェフはお魚が得意だっておっしゃいましたけれど、お肉もお上手だわ。火の通し具合が絶品ですね。」 舌の上で牛特有の甘みを広げながら・・・蕩けてゆくソテーの味は・・・官能的でさえありました。
「これは私見ですけれど、嗜好というのは一定の方向性を持つようですね。」 わたくしの心の中に芽生えたたった一言を瞬時に読み取ったかのように・・・田口さんの視線に熱が籠りました。
「味の嗜好が極めて似ているということは、女性の好みが似ていることも多いのですよ。両方とも五感を駆使するものだからなのですかね、祥子さん。」 艶っぽいというわけではないはずなのに、田口さんの視線はわたくしの身体の芯を騒がせるのです。
「もう。田口さんたらそんなお話ばっかり。」 わたくしは田口さんに・・・こんな場だからこそなのですが・・・責めのような言葉を諌めるように軽く眉をしかめさえしてみせたのです。
「私の作る料理に感じたのと同じテイストを、ここのシェフの皿に感じてらっしゃるのだとしたら、それは祥子さんが彼好みの女性だということなんですよ。」 逸らしたはずの話題に・・・わたくしは自ら田口さんを引き寄せてしまったようです。
「もう、またそのお話ですの。」
「デザートになればやってくるでしょう。私と一緒の祥子さんを見て、シェフが悔しそうな表情をするのが見物です。」 調理人の先輩として・・・いえ、男の先輩としてのシェフの優越感がそこには滲み出ていました。
「わたくしでは役不足かもしれませんわ。」 田口さんは、一流ホテルのグランシェフなのです。今日はわたくしと同席しているから、こうして気をつかってくださっているのでしょう。女優さんやタレントさんなど、本当に素敵な女性には数多く出逢われているはずですもの。
「私は、味覚には忠実な男です。見事な味は自分自身の手で再現できるまで決して忘れる事なんて出来ません。同じ様に、一度お逢いした見事な女性のことも、ずっと忘れることなんて出来ないものなんですよ。」
なんという・・・告白なのでしょうか。こんな風に・・・仰られたのはもしかしたら高梨さん以来かもしれません。
わたくしは、息を飲んでいるだけで、何もお答えすることなど出来ませんでした。
「いまも、そのパールを手で奪って祥子さんの手首を真珠の連なりで縛り上げたいと考えているんです。私の店ならば、その黒いトップスを私の作るメインディッシュと引き換えに取り上げるのに・・・と妄想しています。」
そんな・・・お食事をしている席なのに・・・この方はそんなことを考えてらっしゃるなんて。わたくしは思わず、ナイフを持つ手を止めてしまいました。
「申し訳ありません。美貴様の想い人でもある祥子さんに、いまお話ししたような事が出来る訳はありません。私の戯れ言だと、忘れてください。」
年末のお席の石塚さんとは違って、田口さんはわたくしに指一本触れるわけではないのです。なのにこの方は、一緒にお食事をして・・・お話をするだけでストッキングを破る以上の・・・エロティックなシチュエーションにわたくしを投げ入れたのです。
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