祥子の少しはしたなくていけない妄想を綴りました 大人の方だけご覧になってください
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プロフィール
HN:
祥子
年齢:
61
性別:
女性
誕生日:
1962/12/28
職業:
フリーデザイナー
趣味:
美味しい珈琲 クラシックの流れるお気に入りの喫茶店 読書 ジャズ ミュージカル お酒 声が魅力的で背の高い男性♪
自己紹介:
寂しがりやの甘えたです。
ぽちゃ、色白、黒髪のストレートロングヘア、お胸はGカップ、眼鏡をしています。真面目そうな感じだって良く言われます。
声は美人かも♪
ぽちゃ、色白、黒髪のストレートロングヘア、お胸はGカップ、眼鏡をしています。真面目そうな感じだって良く言われます。
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19 2006 / 07
「お皿をお下げしてもよろしいでしょうか。」 サービスの方の声にわたくしはピクンと身を震わせてしまいました。うやうやしく礼をして田口さんのお皿を下げる姿に、わたくしは手を止めたままだった最後のお肉を・・・口にしたのです。
「ごちそうさまでした。とても美味しいお料理でしたわ。」 斜めに揃えられたカトラリーを見て、わたくしのお皿にもサービスの方が手を伸ばされたのです。
窓に向かってしつらえられた二人きりのテーブルは、周りの席に他のお客様がいらしても閉じられた空間をつくっておりました。田口さんのつくる濃密な空気が、わたくしを少し息苦しく・・・深く酔わせていたのです。
会話の内容も二人の間の緊張もご存知ないサービス・スタッフが、淫媚な結界を破ってくれていました。
綺麗に片付けられたテーブルに、今夜のデザートが届けられました。
「恐れ入ります。田口様、いま、シェフがご挨拶にまいります。」 サービス・チーフはトレイを手にそう言い置いて下がって行かれました。
「デザートも繊細ね。パティシエも田口さんのご存知の方?」 デザートはフルーツのタルトに、まるで薔薇の花のように飴細工をあしらったものでした。柔らかな香りがをテーブルを華やぎに包みます。
「いえ、パティシエは最近こちらに来た女性だそうですよ。今日は逢えなかったんですが、このデザートを見れば人気が高いことはわかりますよ。」
「いらっしゃいませ。先輩がこんなに素敵な女性とご一緒だとは思いませんでした。シェフの杉山です。よろしくお願いします。」 田口さんがデザートのことを語り終える前に噂のシェフがいらっしゃいました。
「ごちそうさまでした。とても美味しかったですわ。」 田口さんとは正反対の・・・細身なのにしなやかな強さを感じさせる男性でした。黙っていたらただの優男に見えかねないのですが、そのきっぱりとした口調はこのレストランのチーフとしての実力を窺わせたのです。
「こちらは、うちのお客様で・・・。」
「加納と申します。よろしくお願いします。」 田口さんは<祥子>としかわたくしの名をご存知なかったのです。ご紹介してくださるのに、困ってらしたのを不自然じゃないタイミングでフォローできたかしら。
「加納様。これからは先輩のところだけでなく、ここにもどうぞお越しください。魚料理なら、負けませんから。」 にっこり笑った顔は、明るく自信に満ちていました。
「お魚だけじゃなくて、他のお料理もとても美味しかったわ。時々、お邪魔させていただきますね。」
「杉山君、私のお客様を横取りするのはやめてもらおう。」 田口さんの口調は全く怒ってなどいないのに、挑戦的な言葉を吐く後輩にしっかりと釘を刺していることはわかるのです。
「そんなつもりはないですよ。先輩のお客様を横取りするような実力は私にはまだないです。でも、こんなに魅力的なお客様にはぜひもう一度お逢いしたいですからね。だから<お願い>してるんです。」
「もう、どちらのお店にもまたお伺いいたしますわ。」 仕方なくわたくしはそうお返事させていただきました。
「それじゃ、その時も私がエスコートしましょう。」 さりげなく田口さんがシェフからわたくしをカードします。
「ええっ、先輩はいいですよ。加納様お1人でもどうぞいらしてください。」
「ありがとうございます。」 わたくしは、杉山シェフに微笑みかけながらお答えしたのです。
でも、本当に仲がお宜しいのです。このお二人は。
「ごちそうさまでした。とても美味しいお料理でしたわ。」 斜めに揃えられたカトラリーを見て、わたくしのお皿にもサービスの方が手を伸ばされたのです。
窓に向かってしつらえられた二人きりのテーブルは、周りの席に他のお客様がいらしても閉じられた空間をつくっておりました。田口さんのつくる濃密な空気が、わたくしを少し息苦しく・・・深く酔わせていたのです。
会話の内容も二人の間の緊張もご存知ないサービス・スタッフが、淫媚な結界を破ってくれていました。
綺麗に片付けられたテーブルに、今夜のデザートが届けられました。
「恐れ入ります。田口様、いま、シェフがご挨拶にまいります。」 サービス・チーフはトレイを手にそう言い置いて下がって行かれました。
「デザートも繊細ね。パティシエも田口さんのご存知の方?」 デザートはフルーツのタルトに、まるで薔薇の花のように飴細工をあしらったものでした。柔らかな香りがをテーブルを華やぎに包みます。
「いえ、パティシエは最近こちらに来た女性だそうですよ。今日は逢えなかったんですが、このデザートを見れば人気が高いことはわかりますよ。」
「いらっしゃいませ。先輩がこんなに素敵な女性とご一緒だとは思いませんでした。シェフの杉山です。よろしくお願いします。」 田口さんがデザートのことを語り終える前に噂のシェフがいらっしゃいました。
「ごちそうさまでした。とても美味しかったですわ。」 田口さんとは正反対の・・・細身なのにしなやかな強さを感じさせる男性でした。黙っていたらただの優男に見えかねないのですが、そのきっぱりとした口調はこのレストランのチーフとしての実力を窺わせたのです。
「こちらは、うちのお客様で・・・。」
「加納と申します。よろしくお願いします。」 田口さんは<祥子>としかわたくしの名をご存知なかったのです。ご紹介してくださるのに、困ってらしたのを不自然じゃないタイミングでフォローできたかしら。
「加納様。これからは先輩のところだけでなく、ここにもどうぞお越しください。魚料理なら、負けませんから。」 にっこり笑った顔は、明るく自信に満ちていました。
「お魚だけじゃなくて、他のお料理もとても美味しかったわ。時々、お邪魔させていただきますね。」
「杉山君、私のお客様を横取りするのはやめてもらおう。」 田口さんの口調は全く怒ってなどいないのに、挑戦的な言葉を吐く後輩にしっかりと釘を刺していることはわかるのです。
「そんなつもりはないですよ。先輩のお客様を横取りするような実力は私にはまだないです。でも、こんなに魅力的なお客様にはぜひもう一度お逢いしたいですからね。だから<お願い>してるんです。」
「もう、どちらのお店にもまたお伺いいたしますわ。」 仕方なくわたくしはそうお返事させていただきました。
「それじゃ、その時も私がエスコートしましょう。」 さりげなく田口さんがシェフからわたくしをカードします。
「ええっ、先輩はいいですよ。加納様お1人でもどうぞいらしてください。」
「ありがとうございます。」 わたくしは、杉山シェフに微笑みかけながらお答えしたのです。
でも、本当に仲がお宜しいのです。このお二人は。
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