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祥子の少しはしたなくていけない妄想を綴りました 大人の方だけご覧になってください
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プロフィール
HN:
祥子
年齢:
61
性別:
女性
誕生日:
1962/12/28
職業:
フリーデザイナー
趣味:
美味しい珈琲 クラシックの流れるお気に入りの喫茶店 読書 ジャズ ミュージカル お酒 声が魅力的で背の高い男性♪
自己紹介:
寂しがりやの甘えたです。
ぽちゃ、色白、黒髪のストレートロングヘア、お胸はGカップ、眼鏡をしています。真面目そうな感じだって良く言われます。
声は美人かも♪
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27 2024 / 04
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梅雨も明けて、湿度の高い暑い毎日が始まったころ。
わたくしは仕事途中にあるポスターを見かけたのです。
<ジョルジュ・バタイユ> 
第一次世界大戦のころのフランスの思想家の名前が眼にとまったのです。難解で、エロティックなのに溺れきれない・・・。わたくしにとってそんな印象の作品を書かれる作家の名前でした。
彼の作品が映画化されたのなら、ぜひ観てみたいと思いました。
レイトショー上映のみ。21:20からの上映なら、仕事の時間を気にすることなく観にゆくこともできるでしょう。
この素敵な思いつきに、わたくしは強い日差しから逃れる様に、1階のエントランスのエレベーターへと向かったのです。

 
お仕事はさほど時間が掛からずにおわっておりました。いきつけのイタリアンで軽いお食事と、フルーティな白ワインをいただいてから、陽も落ちて涼しくなってきた通りをウインドショッピングを楽しみながら、映画館へと歩きました。
熱帯夜・・・になりそうな空気が、胸元の深く開いたフリルのブラウスにまでまとわりつくようでした。デシンとレースでつくられた黒のブラウスとスカートに、藤色のニットジャケットがこの日の装いでした。
インナーは藤色のサテンに黒のレースでトリミングをした・・・そう、少し娼婦のようなデザインのセットだったのです。
ハーフカップのブラは、Gカップのわたくしの乳房を押し上げ、フェミニンなフリルの襟元に深い谷間を作っておりました。ガーターベルトも、キャミソールも・・・柔らかいスカートの素材にラインが響くのがいやで選んだTバックも・・・揃いのデザインです。
藤色のガーターベルトの留め具の先には極薄の黒のストッキングが留めつけられていたのです。足元は、バックストラップのパンプスでした。
フェミニンなのにセクシーなファッションは、その日のプレゼンテーションのコンセプト<Cool Black>をイメージしたものだったのです。

映画館は5階にありました。
わたくしが数時間前に手にした1枚のチケットは、昔風の切符を半分に切る形のものでした。
いまでは全席指定で大振りなチケットを発行する映画館が多い中で、その少しレトロなしかけさえ好感がもてたのです。
開場時間21:10と整理番号003が、刻印されておりました。
到着したのは21:00。
まだ、前の回の映画が上映中でしたがすでにロビーへの入場は許されておりました。係員の女性の言葉に従って、入って左手の扉の前で入場までのわずかな時間をリーフレットを手に過ごしたのです。
R−18指定、そしてレイトショー上映。
なのに、小さなロビーには想像していた以上のお客様が集まっておりました。お二人連れでいらしている方もありましたが、1人で作品を楽しみにやってきたという風情の40代を超えた大人の男女の姿も目についたのです。

 
「開場させていただきます。お手元のチケットの整理番号001番から順に5名様づつご案内いたします。お1人様1枚ずつチケットをお持ちになりお待ちください。」 小柄な女性のスタッフの声に、わたくしはバッグと小さなチケットを手に立ち上がったのです。
一番最初に入場した5名は、わたくしも含め会場の奥の方・・・上段に当たる席へと向かいました。
単館の洗練された作品を上演するミニシアターとして定着しているこの映画館は、客席は140席ほどでしょうか。わたくしは1階の最上段、中央ブロックの左から2席目<I-5>席を選んだのです。
上映まであと8分。次々とお客様は入場してまいります。
それでもこのレイトショーのお客様は、140席では広すぎるほどしかいらっしゃいませんでした。
「奥の席、よろしいですか?」 最後の入場者の整理番号のアナウンスが聞こえた時、中背の男性がわたくしに声をかけられたのです。細身の身体からは想像できないほどに柔らかく丸い・・・良く通る声の方だったのです。
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