祥子の少しはしたなくていけない妄想を綴りました 大人の方だけご覧になってください
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プロフィール
HN:
祥子
年齢:
61
性別:
女性
誕生日:
1962/12/28
職業:
フリーデザイナー
趣味:
美味しい珈琲 クラシックの流れるお気に入りの喫茶店 読書 ジャズ ミュージカル お酒 声が魅力的で背の高い男性♪
自己紹介:
寂しがりやの甘えたです。
ぽちゃ、色白、黒髪のストレートロングヘア、お胸はGカップ、眼鏡をしています。真面目そうな感じだって良く言われます。
声は美人かも♪
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01 2007 / 01
「祥子。」
「・・・は・・・ぃ」
敏感な肌に与えられる想像以上の熱い刺激に、わたくしは意識をとらえられていたのです。一瞬、現実の火のついた蝋燭を持つ長谷川さんの呼びかけに答えるタイミングが遅れてしまいました。
ぽた・・っ・・・
「あつぅぅ・・・いぃぃ・・・」
黒い縄が横切る真っ白い腹部に数滴の蝋が滴り落ちてきました。
わたくしは出来るはずもないのに、思わず上体を起こし無防備なその場所を守ろうとしたのです。普段から刺激を受ける事のほとんどない場所に、その熱さは予想を超えて肌を焼くほどに思えたからです。
「祥子。」
「は・・い。」
「祥子、こちらを見なさい。」
そう言われて、わたくしははじめてきつく眼を閉じていたことに気づきました。
眩しい光の中、黒いバスローブに包まれた長谷川さんのアッシュグレイの髪と厳しい表情がありました。
内装工事の始まっていない高層ビル34階の工事現場の打ちっぱなしの天井は、黒々とした闇に飲み込まれていて、まるで長谷川さんをいつもの黒衣の装いを思わせたのです。
「これはね・・・」
「あっ・・・やめて・・」
「怯えなくていい。垂らしたりはしないよ、祥子。これはね、低温蝋燭だ。君の肌を焼かない様に融点の低い蝋をこうして溶かしてからしか、落としたりしない。」
「でも・・あついの・・」
「ああ、そのためのものだからね。でも、決してやけどなどさせない。解っているね。」
わたくしは、長谷川さんを見つめたままふるふると首を横に振ったのです。
それは、彼を信じていないからではありませんでした。
視線の上に差し出された真っ赤な太い蝋燭とその先に黒煙を巻き付けながら揺らめく炎・・・わたくしから見てもいつ滴り落ちてもおかしくはない蝋涙が・・・怖かったからです。
「信じられないのか?」
眉根を寄せる長谷川さんの表情が、少し傷ついたように見えたのです。
「いいえ。信じております・・・ご主人様。でも・・・」
「でも?」
「こわ・・い・・・」
「こわい? 僕がか?」
「ちがい・ま・す・・」
「それじゃ何が怖いんだ?」
「その・・ろうそく・・が・・」
「これがか。」
「きゃぁぁ・・・ぁぁぁ・・・」
ずっと太い蝋燭の頂点に溜め続けられたいた熱蝋が、長谷川さんの微笑みと同時に一気にまだ一滴も垂らされていない右の乳房に落とされたのです。
「あぁぁ・・あつい・・ぉぉぉぁぁぁ」
「祥子! 見るんだ。」
わたくしが見る事のできたのは、蝋燭が傾けられたところまで・・・だったのです。
肌にふりかかる蝋を視認することなく、熱とそれにともなう焼け付く痛みに耐えるために顔を背けきつく眼を閉じてしまっていました。
「・・・は・・・ぃ」
敏感な肌に与えられる想像以上の熱い刺激に、わたくしは意識をとらえられていたのです。一瞬、現実の火のついた蝋燭を持つ長谷川さんの呼びかけに答えるタイミングが遅れてしまいました。
ぽた・・っ・・・
「あつぅぅ・・・いぃぃ・・・」
黒い縄が横切る真っ白い腹部に数滴の蝋が滴り落ちてきました。
わたくしは出来るはずもないのに、思わず上体を起こし無防備なその場所を守ろうとしたのです。普段から刺激を受ける事のほとんどない場所に、その熱さは予想を超えて肌を焼くほどに思えたからです。
「祥子。」
「は・・い。」
「祥子、こちらを見なさい。」
そう言われて、わたくしははじめてきつく眼を閉じていたことに気づきました。
眩しい光の中、黒いバスローブに包まれた長谷川さんのアッシュグレイの髪と厳しい表情がありました。
内装工事の始まっていない高層ビル34階の工事現場の打ちっぱなしの天井は、黒々とした闇に飲み込まれていて、まるで長谷川さんをいつもの黒衣の装いを思わせたのです。
「これはね・・・」
「あっ・・・やめて・・」
「怯えなくていい。垂らしたりはしないよ、祥子。これはね、低温蝋燭だ。君の肌を焼かない様に融点の低い蝋をこうして溶かしてからしか、落としたりしない。」
「でも・・あついの・・」
「ああ、そのためのものだからね。でも、決してやけどなどさせない。解っているね。」
わたくしは、長谷川さんを見つめたままふるふると首を横に振ったのです。
それは、彼を信じていないからではありませんでした。
視線の上に差し出された真っ赤な太い蝋燭とその先に黒煙を巻き付けながら揺らめく炎・・・わたくしから見てもいつ滴り落ちてもおかしくはない蝋涙が・・・怖かったからです。
「信じられないのか?」
眉根を寄せる長谷川さんの表情が、少し傷ついたように見えたのです。
「いいえ。信じております・・・ご主人様。でも・・・」
「でも?」
「こわ・・い・・・」
「こわい? 僕がか?」
「ちがい・ま・す・・」
「それじゃ何が怖いんだ?」
「その・・ろうそく・・が・・」
「これがか。」
「きゃぁぁ・・・ぁぁぁ・・・」
ずっと太い蝋燭の頂点に溜め続けられたいた熱蝋が、長谷川さんの微笑みと同時に一気にまだ一滴も垂らされていない右の乳房に落とされたのです。
「あぁぁ・・あつい・・ぉぉぉぁぁぁ」
「祥子! 見るんだ。」
わたくしが見る事のできたのは、蝋燭が傾けられたところまで・・・だったのです。
肌にふりかかる蝋を視認することなく、熱とそれにともなう焼け付く痛みに耐えるために顔を背けきつく眼を閉じてしまっていました。
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