祥子の少しはしたなくていけない妄想を綴りました 大人の方だけご覧になってください
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プロフィール
HN:
祥子
年齢:
61
性別:
女性
誕生日:
1962/12/28
職業:
フリーデザイナー
趣味:
美味しい珈琲 クラシックの流れるお気に入りの喫茶店 読書 ジャズ ミュージカル お酒 声が魅力的で背の高い男性♪
自己紹介:
寂しがりやの甘えたです。
ぽちゃ、色白、黒髪のストレートロングヘア、お胸はGカップ、眼鏡をしています。真面目そうな感じだって良く言われます。
声は美人かも♪
ぽちゃ、色白、黒髪のストレートロングヘア、お胸はGカップ、眼鏡をしています。真面目そうな感じだって良く言われます。
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11 2007 / 01
「名前はなんて言うんですか?」
「白雪っていう名前だ。」
「はくせつ?また難しい名前ね、どんな字を書くんですか?」
「白雪だよ。白雪姫の白雪。」
「あら、でもしらゆきちゃんじゃないってことは、男の子なんですか?」
「そうだよ。だから祥子さんの知らない若い牡が一頭一緒にいることになる。」
若い牡。その言葉に少しだけドキッとしました。
ただのペットなのです。
寂しがりやの犬種だということは知っておりました。きっと高梨さんがいらっしゃる間は、可愛いパートナーとしてお部屋で飼ってらっしゃるのでしょう。
「楽しみが1つ増えましたわ。」
「それならよかった。」
片頬で笑う高梨さんに、わたくしはほっと小さなため息をつきました。
考え過ぎ・・・・でした。1年前のお正月のせいでそんな風に考えてしまう自分の過剰反応に、わたくしは苦笑いをかみ殺すしかありませんでした。
まったくの山道になって数分。右の山肌を上ってゆく細い道へとパジェロがウインカーを上げました。
「もうすぐそこだよ。」
急な坂道を上り数軒の民家を通り過ぎると、その先には開けた畑が広がっていました。
道の正面。突き当たりの木組みの大きな平屋の玄関先に、はしゃぐ白い犬が見えたのです。
「あそこだ。」
「すてきね。ログハウスみたいな木組みのお家なのね。」
「よかった。そう言ってくれてうれしいよ。」
家の脇にパジェロを停めると、高梨さんはわたくしの荷物を持って先に下りてくださいました。
わたくしは、小さなハンドバッグだけを手に、車を下りたのです。
わふ・わふ・・わん・わん・・
飼い主と同じ様に太くて落ち着いた大型犬特有の鳴き声が、パジェロのドアを開けた途端に聞こえてきました。
長いリードで周囲を自由に動ける様にしているとはいえ、一人にされて寂しかったのでしょうか。高梨さんの姿を見るなり尻尾をぶんぶんと振って喜んでいるのがわかります。
飼い主とペットは似るといいますが、お髭の高梨さんの膝にじゃれている白雪は、もこもこの冬毛の表情がとてもキュートだったのです。
「はじめまして、白雪。よろしくね。」
一瞬、だれ?といった表情でわたくしを見たサモエドは、彼の前に膝を折って視線をさげたわたくしの側にきて2・3度、高梨さんとわたくしの顔を交互に見やると、わふ・・と一声鳴いて、差し出した手をぺろっと一舐めしてくれたのです。
「やっぱり祥子さんのことを気に入ったみたいだ。」
「そうですか。」
「ああ、ほら。もう甘えモードに入っている。」
白雪はわたくしに腰を押し付けるようにすると、撫でてくれと言わんがばかりに尻尾をふって、わふ・・と一声上げるのです。
厚くて白い毛皮の層は、まるで極上のムートンのようでした。
「ん、かわいいわ。わたくしのところではペットが飼えないから、こんな子を見ると羨ましくなっちゃう。」
「ここに居る間だけでも、堪能していったらいいよ。さ、これから3日間ゆっくり白雪とも過ごせるんだ。このままここに居たら凍えてしまうよ。家に入ろう」
立ち上がるわたくしのブーツの足元を白雪が何度も行き来をするのです。
「ごめんね。また後で、ゆっくり遊びましょう。」
つぶらな瞳で見上げる大きな白い犬の頭を撫でて、わたくしは高梨さんのご自宅へ入ったのです。
「白雪っていう名前だ。」
「はくせつ?また難しい名前ね、どんな字を書くんですか?」
「白雪だよ。白雪姫の白雪。」
「あら、でもしらゆきちゃんじゃないってことは、男の子なんですか?」
「そうだよ。だから祥子さんの知らない若い牡が一頭一緒にいることになる。」
若い牡。その言葉に少しだけドキッとしました。
ただのペットなのです。
寂しがりやの犬種だということは知っておりました。きっと高梨さんがいらっしゃる間は、可愛いパートナーとしてお部屋で飼ってらっしゃるのでしょう。
「楽しみが1つ増えましたわ。」
「それならよかった。」
片頬で笑う高梨さんに、わたくしはほっと小さなため息をつきました。
考え過ぎ・・・・でした。1年前のお正月のせいでそんな風に考えてしまう自分の過剰反応に、わたくしは苦笑いをかみ殺すしかありませんでした。
まったくの山道になって数分。右の山肌を上ってゆく細い道へとパジェロがウインカーを上げました。
「もうすぐそこだよ。」
急な坂道を上り数軒の民家を通り過ぎると、その先には開けた畑が広がっていました。
道の正面。突き当たりの木組みの大きな平屋の玄関先に、はしゃぐ白い犬が見えたのです。
「あそこだ。」
「すてきね。ログハウスみたいな木組みのお家なのね。」
「よかった。そう言ってくれてうれしいよ。」
家の脇にパジェロを停めると、高梨さんはわたくしの荷物を持って先に下りてくださいました。
わたくしは、小さなハンドバッグだけを手に、車を下りたのです。
わふ・わふ・・わん・わん・・
飼い主と同じ様に太くて落ち着いた大型犬特有の鳴き声が、パジェロのドアを開けた途端に聞こえてきました。
長いリードで周囲を自由に動ける様にしているとはいえ、一人にされて寂しかったのでしょうか。高梨さんの姿を見るなり尻尾をぶんぶんと振って喜んでいるのがわかります。
飼い主とペットは似るといいますが、お髭の高梨さんの膝にじゃれている白雪は、もこもこの冬毛の表情がとてもキュートだったのです。
「はじめまして、白雪。よろしくね。」
一瞬、だれ?といった表情でわたくしを見たサモエドは、彼の前に膝を折って視線をさげたわたくしの側にきて2・3度、高梨さんとわたくしの顔を交互に見やると、わふ・・と一声鳴いて、差し出した手をぺろっと一舐めしてくれたのです。
「やっぱり祥子さんのことを気に入ったみたいだ。」
「そうですか。」
「ああ、ほら。もう甘えモードに入っている。」
白雪はわたくしに腰を押し付けるようにすると、撫でてくれと言わんがばかりに尻尾をふって、わふ・・と一声上げるのです。
厚くて白い毛皮の層は、まるで極上のムートンのようでした。
「ん、かわいいわ。わたくしのところではペットが飼えないから、こんな子を見ると羨ましくなっちゃう。」
「ここに居る間だけでも、堪能していったらいいよ。さ、これから3日間ゆっくり白雪とも過ごせるんだ。このままここに居たら凍えてしまうよ。家に入ろう」
立ち上がるわたくしのブーツの足元を白雪が何度も行き来をするのです。
「ごめんね。また後で、ゆっくり遊びましょう。」
つぶらな瞳で見上げる大きな白い犬の頭を撫でて、わたくしは高梨さんのご自宅へ入ったのです。
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