祥子の少しはしたなくていけない妄想を綴りました 大人の方だけご覧になってください
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プロフィール
HN:
祥子
年齢:
61
性別:
女性
誕生日:
1962/12/28
職業:
フリーデザイナー
趣味:
美味しい珈琲 クラシックの流れるお気に入りの喫茶店 読書 ジャズ ミュージカル お酒 声が魅力的で背の高い男性♪
自己紹介:
寂しがりやの甘えたです。
ぽちゃ、色白、黒髪のストレートロングヘア、お胸はGカップ、眼鏡をしています。真面目そうな感じだって良く言われます。
声は美人かも♪
ぽちゃ、色白、黒髪のストレートロングヘア、お胸はGカップ、眼鏡をしています。真面目そうな感じだって良く言われます。
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12 2007 / 01
「お邪魔いたします。」
先に室内に入られた高梨さんを追う様に、扉を開けた途端に感じたのは・・・炭が燃える時の独特の芳香でした。
チィィ・・・っ。わたくしはロングブーツのファスナーを引き下ろしながら、檜造の建物の放つ香りと炭の芳香をたっぷりと胸に吸い込んだのです。
高梨さんのお宅にお邪魔する事が決まって、わたくしはどんな装いをすればいいのか、とても迷いました。
<武蔵五日市の駅><田舎の家>というのが、高梨さんがわたくしにくださったヒントでした。避暑に山を訪れる時の様に、街でわたくしが普通にしているスタイルは、山のお家だととても浮いてしまうだろうと思ったのです。それもホテルのようになにもせずにもてなしていただくだけのお客様なら、多少のエレガントな装いも許されたかもしれません。
が、今回は高梨さんのご自宅でふたりきりのはずでした。家事を全てこなす必要はないにせよ、せめてお食事の準備くらいはお手伝いできればと思っていたのです。
ジーンズでも持っていれば、それが一番この場にぴったりとした装いだったのかもしれません。ですが、残念ながらわたくしは1本もそのようなものを持っておりませんでした。
アウトドアブランドのカジュアルなスタイルがお好きな高梨さんに合わせて、カジュアルだけれど居心地の良いスタイルを、手持ちのワードローブから選んだのです。
ここで過ごすための昼間の装いに選んだのは、膝丈のブラックデニムのスカートに白のニットタートルでした。ハイゲージのツインのカーディガンはロングタイプでしたから、バックスキンを表遣いにして着こなしたコートの下でももたつくことはなくあたたかでした。
それに高梨さんが運んでくださった少し大きなバッグの中には、シンプルなエプロンと、室内着にと持って来たロングスカートと同じ素材のトップス。それに替えのランジェリーが入っておりました。
インナーは、お正月の改まった気分に合わせて、白のレースのものを用意して来たのです。レギンスは30デニールの黒のタイツ。暖かくて、でも肌が僅かに透けるものを選んだのです。
『着替えなんて気にしなくていいよ。』
高梨さんはメールでそう言ってくださいました。
いつもご一緒する、都心のレジデンス棟の一室ならすぐにありとあらゆるショップでお買い物も楽しめます。でも、流石にここでは・・・といただいていた大まかな住所を見て思ったのです。ここまでくる道すがらでも、わたくしのお洋服を買う為には車で片道1時間ほどもかかるでしょう。独身の高梨さんがお1人でお住まいのはずなのに・・・そんなふうに甘えるわけにはまいりません。
特になにもおっしゃらない高梨さんになにか趣向があるのか、とも思いましたがせっかくの休日をいつもよりも少しくだけた雰囲気のままで過ごさせていただこうと決めたのです。
「暖かいんですのね。」
玄関を上がってすぐ右の扉で高梨さんは待っていてくださいました。
「先に着替えるかい?」
「いいえ、この後のご予定がわからないからなんともですけれど、お料理をするなら済ませてしまったほうがいいかと思って。するべきことをしてから、ゆっくりさせていただきますわ。」
「ああ、そうだね。でもその前に昼食がまだだろう。一緒に食べよう。」
「ふふ、お腹がすいていたの。うれしいわ。」
わたくしは充分に暖められた玄関先で脱いだコートを、高梨さんに預けたのです。
先に室内に入られた高梨さんを追う様に、扉を開けた途端に感じたのは・・・炭が燃える時の独特の芳香でした。
チィィ・・・っ。わたくしはロングブーツのファスナーを引き下ろしながら、檜造の建物の放つ香りと炭の芳香をたっぷりと胸に吸い込んだのです。
高梨さんのお宅にお邪魔する事が決まって、わたくしはどんな装いをすればいいのか、とても迷いました。
<武蔵五日市の駅><田舎の家>というのが、高梨さんがわたくしにくださったヒントでした。避暑に山を訪れる時の様に、街でわたくしが普通にしているスタイルは、山のお家だととても浮いてしまうだろうと思ったのです。それもホテルのようになにもせずにもてなしていただくだけのお客様なら、多少のエレガントな装いも許されたかもしれません。
が、今回は高梨さんのご自宅でふたりきりのはずでした。家事を全てこなす必要はないにせよ、せめてお食事の準備くらいはお手伝いできればと思っていたのです。
ジーンズでも持っていれば、それが一番この場にぴったりとした装いだったのかもしれません。ですが、残念ながらわたくしは1本もそのようなものを持っておりませんでした。
アウトドアブランドのカジュアルなスタイルがお好きな高梨さんに合わせて、カジュアルだけれど居心地の良いスタイルを、手持ちのワードローブから選んだのです。
ここで過ごすための昼間の装いに選んだのは、膝丈のブラックデニムのスカートに白のニットタートルでした。ハイゲージのツインのカーディガンはロングタイプでしたから、バックスキンを表遣いにして着こなしたコートの下でももたつくことはなくあたたかでした。
それに高梨さんが運んでくださった少し大きなバッグの中には、シンプルなエプロンと、室内着にと持って来たロングスカートと同じ素材のトップス。それに替えのランジェリーが入っておりました。
インナーは、お正月の改まった気分に合わせて、白のレースのものを用意して来たのです。レギンスは30デニールの黒のタイツ。暖かくて、でも肌が僅かに透けるものを選んだのです。
『着替えなんて気にしなくていいよ。』
高梨さんはメールでそう言ってくださいました。
いつもご一緒する、都心のレジデンス棟の一室ならすぐにありとあらゆるショップでお買い物も楽しめます。でも、流石にここでは・・・といただいていた大まかな住所を見て思ったのです。ここまでくる道すがらでも、わたくしのお洋服を買う為には車で片道1時間ほどもかかるでしょう。独身の高梨さんがお1人でお住まいのはずなのに・・・そんなふうに甘えるわけにはまいりません。
特になにもおっしゃらない高梨さんになにか趣向があるのか、とも思いましたがせっかくの休日をいつもよりも少しくだけた雰囲気のままで過ごさせていただこうと決めたのです。
「暖かいんですのね。」
玄関を上がってすぐ右の扉で高梨さんは待っていてくださいました。
「先に着替えるかい?」
「いいえ、この後のご予定がわからないからなんともですけれど、お料理をするなら済ませてしまったほうがいいかと思って。するべきことをしてから、ゆっくりさせていただきますわ。」
「ああ、そうだね。でもその前に昼食がまだだろう。一緒に食べよう。」
「ふふ、お腹がすいていたの。うれしいわ。」
わたくしは充分に暖められた玄関先で脱いだコートを、高梨さんに預けたのです。
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