祥子の少しはしたなくていけない妄想を綴りました 大人の方だけご覧になってください
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プロフィール
HN:
祥子
年齢:
61
性別:
女性
誕生日:
1962/12/28
職業:
フリーデザイナー
趣味:
美味しい珈琲 クラシックの流れるお気に入りの喫茶店 読書 ジャズ ミュージカル お酒 声が魅力的で背の高い男性♪
自己紹介:
寂しがりやの甘えたです。
ぽちゃ、色白、黒髪のストレートロングヘア、お胸はGカップ、眼鏡をしています。真面目そうな感じだって良く言われます。
声は美人かも♪
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10 2007 / 01
「どこに連れて行かれるのか、不安かな?」
「いえ、わたくしを置き去りになんてしないでしょう。だったら平気ですわ。」
「置き去りどころか一人にもしたくないところだけどね。これから行くのはね、檜原村なんだよ。あと10キロくらい先になるけれどね。」
「はじめてですわ。以前奥多摩へ遊びに来た事はありますけれど。」
「そうだね、あんな雰囲気の場所だが、丁度この先に分岐点がある。祥子さんのことだから奥多摩は旅館にでも泊まったのかな。」
「ええ、もう随分前になります。まだ、人妻だったころですから、ふふふ、とっても昔ね。」
「うちはただの田舎家だから、あまり期待しないでくれ。家の前で少し野菜を作っているから新鮮なものを食べてもらえるくらいかな。」
「充分です。」
「そろそろ、お店がなくなるが必要なものがあれば買ってゆくよ。」
おっしゃる通りでした。道の左右にはもうコンビニなどはありません。地元の方が経営されるお店が林の間にぽつりぽつりと・・・並んでいるだけでした。
「必要なものは揃ってらっしゃるのでしょう。」
「一応はね。」
「でしたら構いませんわ。二人ですもの、あるものでさせていただきます。」
メールで高梨さんは『自宅に招くのだから食事などあまり期待しないでくれ』とおっしゃってました。
そこで『台所を使わせていただけるのなら、簡単なものでよろしければわたくしに作らせてください。』とお返事をしておいたのです。
『手料理が食べられるのか、それは嬉しいな。』というのが、打ち合わせの最後に高梨さんが送ってくださったお返事だったのです。
「それと、二人きりじゃないんだ。」
「えっ。」
わたくしは、まさかと思いました。いつも二人きりでお逢いする高梨さんが、まさか他の方を・・・それもわたくしが存じ上げているとすれば、あのカメラのアシスタントをされている若い方だけです。
「祥子さんは、動物は苦手かな?」
「いいえ。そうですね、特殊なは虫類とかでなければ、好きですよ。」
「びっくりするといけないから話しておくよ。うちにはサモエドが居るんだ。」
「サモエドってあの・・・シベリアにいる大きな白い犬?」
二人きりじゃない、というのはそういうことだったのです。
まったく存じ上げない他の男性と一緒じゃなくて・・・良かったと、思いました。
「そう、まだ若いからさほど大きくはないが20キロくらいはある。大型犬は苦手かな?」
「いいえ。大きいわんちゃんのが好きだわ。それにたしかとっても人なつこい犬種じゃなかったかしら。」
「ああ、祥子さんの側を離れなくなってしまうかもしれないな。」
「ふふふ、やきもちを妬いたりしないでくださいね。」
「僕がかい。はははは・・気をつけるよ。」
きっと可愛がっていらっしゃるのでしょう。
こんなふうにお話しても、もしかしたらやきもちを妬くのはわたくしのほうになってしまうのかもしれません。
「いえ、わたくしを置き去りになんてしないでしょう。だったら平気ですわ。」
「置き去りどころか一人にもしたくないところだけどね。これから行くのはね、檜原村なんだよ。あと10キロくらい先になるけれどね。」
「はじめてですわ。以前奥多摩へ遊びに来た事はありますけれど。」
「そうだね、あんな雰囲気の場所だが、丁度この先に分岐点がある。祥子さんのことだから奥多摩は旅館にでも泊まったのかな。」
「ええ、もう随分前になります。まだ、人妻だったころですから、ふふふ、とっても昔ね。」
「うちはただの田舎家だから、あまり期待しないでくれ。家の前で少し野菜を作っているから新鮮なものを食べてもらえるくらいかな。」
「充分です。」
「そろそろ、お店がなくなるが必要なものがあれば買ってゆくよ。」
おっしゃる通りでした。道の左右にはもうコンビニなどはありません。地元の方が経営されるお店が林の間にぽつりぽつりと・・・並んでいるだけでした。
「必要なものは揃ってらっしゃるのでしょう。」
「一応はね。」
「でしたら構いませんわ。二人ですもの、あるものでさせていただきます。」
メールで高梨さんは『自宅に招くのだから食事などあまり期待しないでくれ』とおっしゃってました。
そこで『台所を使わせていただけるのなら、簡単なものでよろしければわたくしに作らせてください。』とお返事をしておいたのです。
『手料理が食べられるのか、それは嬉しいな。』というのが、打ち合わせの最後に高梨さんが送ってくださったお返事だったのです。
「それと、二人きりじゃないんだ。」
「えっ。」
わたくしは、まさかと思いました。いつも二人きりでお逢いする高梨さんが、まさか他の方を・・・それもわたくしが存じ上げているとすれば、あのカメラのアシスタントをされている若い方だけです。
「祥子さんは、動物は苦手かな?」
「いいえ。そうですね、特殊なは虫類とかでなければ、好きですよ。」
「びっくりするといけないから話しておくよ。うちにはサモエドが居るんだ。」
「サモエドってあの・・・シベリアにいる大きな白い犬?」
二人きりじゃない、というのはそういうことだったのです。
まったく存じ上げない他の男性と一緒じゃなくて・・・良かったと、思いました。
「そう、まだ若いからさほど大きくはないが20キロくらいはある。大型犬は苦手かな?」
「いいえ。大きいわんちゃんのが好きだわ。それにたしかとっても人なつこい犬種じゃなかったかしら。」
「ああ、祥子さんの側を離れなくなってしまうかもしれないな。」
「ふふふ、やきもちを妬いたりしないでくださいね。」
「僕がかい。はははは・・気をつけるよ。」
きっと可愛がっていらっしゃるのでしょう。
こんなふうにお話しても、もしかしたらやきもちを妬くのはわたくしのほうになってしまうのかもしれません。
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