祥子の少しはしたなくていけない妄想を綴りました 大人の方だけご覧になってください
カレンダー
10 | 2024/11 | 12 |
S | M | T | W | T | F | S |
---|---|---|---|---|---|---|
1 | 2 | |||||
3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 |
10 | 11 | 12 | 13 | 14 | 15 | 16 |
17 | 18 | 19 | 20 | 21 | 22 | 23 |
24 | 25 | 26 | 27 | 28 | 29 | 30 |
リンク
カテゴリー
お越し下さった皆様へ
こちらのブログは、2005年8月24日にスタートした、<msn淑やかな彩>の継続ブログとなります。
msn時代からのお客様も、またFC2、shinobiからのお客様も、どうぞよろしくお願い申し上げます。
誠に恐縮ではございますが、商業サイト・コメントのないTBなどは削除させていただくことがございます。どうかご容赦くださいませ。
また、こちらに掲載されている記事の著作権は、わたくしにございます。無断転載など、著作権を侵害する行為はお慎みいただきますようお願い申し上げます。
最新記事
(05/21)
(04/15)
(03/13)
(03/02)
(02/18)
最新トラックバック
プロフィール
HN:
祥子
年齢:
61
性別:
女性
誕生日:
1962/12/28
職業:
フリーデザイナー
趣味:
美味しい珈琲 クラシックの流れるお気に入りの喫茶店 読書 ジャズ ミュージカル お酒 声が魅力的で背の高い男性♪
自己紹介:
寂しがりやの甘えたです。
ぽちゃ、色白、黒髪のストレートロングヘア、お胸はGカップ、眼鏡をしています。真面目そうな感じだって良く言われます。
声は美人かも♪
ぽちゃ、色白、黒髪のストレートロングヘア、お胸はGカップ、眼鏡をしています。真面目そうな感じだって良く言われます。
声は美人かも♪
ブログ内検索
アーカイブ
最古記事
(08/24)
(08/26)
(08/27)
(08/27)
(08/28)
24 2024 / 11
×
[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
27 2007 / 02
ジィィ・・・カシャ
ただでさえ、高梨さんの声はわたくしの理性を奪う深くて丸い声でした。
その声の響きとシャッター音は、きっちりと装ったナイティの下の身体を内側から蕩けさせてゆくのです。
秋に美術館で初めてお逢いしてお名刺をいただいた後で、わたくしは書店で彼の写真集をいくつも目にすることができました。
彼の写真の中の美しい女性は、どなたも大変魅力的でありながら決していやらしくはなかったのです。ただ、高梨さんがおっしゃるように、レンズを見つめる女性の瞳はどなたも濡れた様に光っておりました。
どんなにマニッシュなスーツで装っていても、どれほどきっちりと襟を合わせた和服をお召しになっていても、思わず抱きしめたくなってしまうたおやかさが漂っていたのです。
「俺は商品には、手は出さない。」
春にお逢いした時、世界中の街にいる恋人を切って来たという高梨さんに、綺麗な女性に囲まれていればそれでよろしいでしょう?と、いじわるを言ったことがございました。そのとき、きっぱりと・・・高梨さんはそうお答えになったのです。
誰1人抱いたりはしない、と。「たとえ据え膳でもね。」
カメラの前に立つ快感を知っているプロだから、彼の愛撫がなくとも、高梨さんの深くて丸い自分だけに語りかけてくれるような声と、肌の上をなぞるような視線に、彼女たちは反応してしまうのでしょう。
高梨さんの、柔らかな瞳に映るわたくしの表情は・・・あの写真集の女性たちのように・・・
わたくしは、とうとう押さえていた高梨さんの左手を離してしまいました。
「心配しなくていい。下劣な行為のあからさまな写真が欲しいわけじゃない。もちろん、この家からは一歩たりとも外には出さない。」
こくん・・・
高梨さんの言葉に首を縦に振ったのです。
「でも、お願い。こんなに明るいのは・・・いや。」
メインベッドルームは天井のシーリングライトが、最初より少し光量を落としているだけでした。部屋の三方にある間接照明は、全く使われていなかったのです。
「午後のベランダであんなに激しくしたのに、か?」
ふるふると・・・首を横に振りました。
あの桜の日のことは。首輪を付けられ、牝猫のように扱われ、あまりに破廉恥な姿をレジデント棟16階の超高層ビルの望遠鏡の前に晒したあの日とは・・・。
「今夜は・・優しく・・愛してくださるって・・・」
「ああ、そのつもりだ。」
「だったら・・・」
「もっと恥ずかしいことになるぞ。」
「えっ・・・」
「それでもいいなら、祥子の望み通りにしてあげよう。」
高梨さんが何をおっしゃっているのか、わたくしにはわかりませんでした。
それでもさっさと、サイドテーブルの上にあるコントローラーでシーリングライトの調光を落としていただいたことで、わたくしはようやく堅くしていた身体を高梨さんに委ねたのです。
ただでさえ、高梨さんの声はわたくしの理性を奪う深くて丸い声でした。
その声の響きとシャッター音は、きっちりと装ったナイティの下の身体を内側から蕩けさせてゆくのです。
秋に美術館で初めてお逢いしてお名刺をいただいた後で、わたくしは書店で彼の写真集をいくつも目にすることができました。
彼の写真の中の美しい女性は、どなたも大変魅力的でありながら決していやらしくはなかったのです。ただ、高梨さんがおっしゃるように、レンズを見つめる女性の瞳はどなたも濡れた様に光っておりました。
どんなにマニッシュなスーツで装っていても、どれほどきっちりと襟を合わせた和服をお召しになっていても、思わず抱きしめたくなってしまうたおやかさが漂っていたのです。
「俺は商品には、手は出さない。」
春にお逢いした時、世界中の街にいる恋人を切って来たという高梨さんに、綺麗な女性に囲まれていればそれでよろしいでしょう?と、いじわるを言ったことがございました。そのとき、きっぱりと・・・高梨さんはそうお答えになったのです。
誰1人抱いたりはしない、と。「たとえ据え膳でもね。」
カメラの前に立つ快感を知っているプロだから、彼の愛撫がなくとも、高梨さんの深くて丸い自分だけに語りかけてくれるような声と、肌の上をなぞるような視線に、彼女たちは反応してしまうのでしょう。
高梨さんの、柔らかな瞳に映るわたくしの表情は・・・あの写真集の女性たちのように・・・
わたくしは、とうとう押さえていた高梨さんの左手を離してしまいました。
「心配しなくていい。下劣な行為のあからさまな写真が欲しいわけじゃない。もちろん、この家からは一歩たりとも外には出さない。」
こくん・・・
高梨さんの言葉に首を縦に振ったのです。
「でも、お願い。こんなに明るいのは・・・いや。」
メインベッドルームは天井のシーリングライトが、最初より少し光量を落としているだけでした。部屋の三方にある間接照明は、全く使われていなかったのです。
「午後のベランダであんなに激しくしたのに、か?」
ふるふると・・・首を横に振りました。
あの桜の日のことは。首輪を付けられ、牝猫のように扱われ、あまりに破廉恥な姿をレジデント棟16階の超高層ビルの望遠鏡の前に晒したあの日とは・・・。
「今夜は・・優しく・・愛してくださるって・・・」
「ああ、そのつもりだ。」
「だったら・・・」
「もっと恥ずかしいことになるぞ。」
「えっ・・・」
「それでもいいなら、祥子の望み通りにしてあげよう。」
高梨さんが何をおっしゃっているのか、わたくしにはわかりませんでした。
それでもさっさと、サイドテーブルの上にあるコントローラーでシーリングライトの調光を落としていただいたことで、わたくしはようやく堅くしていた身体を高梨さんに委ねたのです。
PR
■ この記事にコメントする