祥子の少しはしたなくていけない妄想を綴りました 大人の方だけご覧になってください
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プロフィール
HN:
祥子
年齢:
61
性別:
女性
誕生日:
1962/12/28
職業:
フリーデザイナー
趣味:
美味しい珈琲 クラシックの流れるお気に入りの喫茶店 読書 ジャズ ミュージカル お酒 声が魅力的で背の高い男性♪
自己紹介:
寂しがりやの甘えたです。
ぽちゃ、色白、黒髪のストレートロングヘア、お胸はGカップ、眼鏡をしています。真面目そうな感じだって良く言われます。
声は美人かも♪
ぽちゃ、色白、黒髪のストレートロングヘア、お胸はGカップ、眼鏡をしています。真面目そうな感じだって良く言われます。
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05 2006 / 03
「祥子様 失礼いたします」 ドアの外で声を掛けてから望月さんがドレッシングルームのドアを開けました 彼は泥大島を着流しにさらっと着こなしておりました
きっと他のお三方もお着物なのでしょう そしていままで・・・望月さんが着付けをなさっていたに違いありません
「今夜はお着物をご用意しましたので 先に髪を上げさせていただきます」 わたくしを鏡の方に向き直らせると 袂から柘植の櫛と赤い椿を描いた塗りのかんざしを取り出しました
まるであの箱根の夜のように・・・無言でわたくしの髪をまとめるとたった 1本のかんざしで・・夜会巻きにわたくしの髪をまとめたのです
「ほんとうに お上手ね」 肩からケープがわりのタオルを外すとわたくしを立たせたのです
脚元は床暖房の施設が整っているのでしょう ほの暖かく快適でしたがわたくし用にナチュラルホワイトのふわふわのムートンスリッパが用意されておりました
「祥子様 お身体は辛くはないですか?」 ドレッシングルームのドアを開け部屋に向かう間も彼はわたくしを支えるようによりそっていました
「ええ 大丈夫です ご心配をおかけしてごめんなさい」 望月さんの表情はやさしいものに変わっていたのです
ベッドの上には外の雪景色を切り取ったようなお着物がたとう紙のなかにひっそりと置かれていました
淡雪が降り積もった紅い侘助を描いた友禅でした
仄光るような雪が美しく・・・椿の深い紅と緑がうつくしく描かれた総柄の訪問着です
隣に置かれた袋帯は金地の雪輪に南天を織り出した西陣のもの
長襦袢は・・・白地の着物への透けを考えたのでしょう淡いブルーのものでした
帯揚げと帯締めは深い緑の上質なものであることはすぐにわかりました
「素敵 これも望月さんが?」
「はい 今夜の祥子様にお召しいただきたくてご用意させていただきました どうぞベッドに腰を下ろしてください」 バスローブ姿のままでわたくしはベッドに浅く腰掛けさせられたのです
望月さんはわたくしの脚元に跪くと・・・右手で足袋をとりわたくしの左足をとりあげたのです
「あっ・・足袋くらい自分でいたしますわ」 先ほどのブーツを脱がされた時のように・・・男性の手に脚元のことをさせることに抵抗を感じたのです
「いえ どうか私にさせてください 祥子様のお支度のことはお任せください」 見上げる彼の忠実な大型犬のような眼に わたくしは引こうとしていた左脚の力を抜いたのです
足にぴったりと張り付くような足袋を履かせるのは決して簡単なことではありません コハゼをはずし・・足袋を半分までうらがえしにして・・わたくしの足をくるむ様にそして一番上のコハゼを除いてすべてのものをきちんと差し入れ止めるのです
左右の足に足袋を履かせるとわたくしを一面カーテンに覆われた壁に向かって立たせるのです
シャァァっ・・・ 望月さんの手で引かれたカーテンの向こうは一面の鏡でした
ベッドの脚元一面の鏡 この建物の持ち主である石塚さんの・・・秘められた欲望を一瞬垣間みてしまった思いでした
「失礼いたします」 わたくしのバスローブの紐に手を掛けるのです
「だめ・・ 肌着くらい自分でいたします」 鏡の前で全てを映し出されたままで彼に着せ付けられる恥ずかしさを・・・耐えられるとは思えなかったからです
「祥子様・・・」 何度言わせるのですか・・そう言わんがばかりの視線でわたくしを見つめ望月さんを抑えたわたくしの手を優しく外すのです
「どうかお任せください」 バスローブの紐は彼の手に委ねられたのです 彼ひとりの眼に全てを晒してしまう・・・そのはしたなさを少しでも忘れたくて・・・わたくしは顔を鏡から背けたのです
きっと他のお三方もお着物なのでしょう そしていままで・・・望月さんが着付けをなさっていたに違いありません
「今夜はお着物をご用意しましたので 先に髪を上げさせていただきます」 わたくしを鏡の方に向き直らせると 袂から柘植の櫛と赤い椿を描いた塗りのかんざしを取り出しました
まるであの箱根の夜のように・・・無言でわたくしの髪をまとめるとたった 1本のかんざしで・・夜会巻きにわたくしの髪をまとめたのです
「ほんとうに お上手ね」 肩からケープがわりのタオルを外すとわたくしを立たせたのです
脚元は床暖房の施設が整っているのでしょう ほの暖かく快適でしたがわたくし用にナチュラルホワイトのふわふわのムートンスリッパが用意されておりました
「祥子様 お身体は辛くはないですか?」 ドレッシングルームのドアを開け部屋に向かう間も彼はわたくしを支えるようによりそっていました
「ええ 大丈夫です ご心配をおかけしてごめんなさい」 望月さんの表情はやさしいものに変わっていたのです
ベッドの上には外の雪景色を切り取ったようなお着物がたとう紙のなかにひっそりと置かれていました
淡雪が降り積もった紅い侘助を描いた友禅でした
仄光るような雪が美しく・・・椿の深い紅と緑がうつくしく描かれた総柄の訪問着です
隣に置かれた袋帯は金地の雪輪に南天を織り出した西陣のもの
長襦袢は・・・白地の着物への透けを考えたのでしょう淡いブルーのものでした
帯揚げと帯締めは深い緑の上質なものであることはすぐにわかりました
「素敵 これも望月さんが?」
「はい 今夜の祥子様にお召しいただきたくてご用意させていただきました どうぞベッドに腰を下ろしてください」 バスローブ姿のままでわたくしはベッドに浅く腰掛けさせられたのです
望月さんはわたくしの脚元に跪くと・・・右手で足袋をとりわたくしの左足をとりあげたのです
「あっ・・足袋くらい自分でいたしますわ」 先ほどのブーツを脱がされた時のように・・・男性の手に脚元のことをさせることに抵抗を感じたのです
「いえ どうか私にさせてください 祥子様のお支度のことはお任せください」 見上げる彼の忠実な大型犬のような眼に わたくしは引こうとしていた左脚の力を抜いたのです
足にぴったりと張り付くような足袋を履かせるのは決して簡単なことではありません コハゼをはずし・・足袋を半分までうらがえしにして・・わたくしの足をくるむ様にそして一番上のコハゼを除いてすべてのものをきちんと差し入れ止めるのです
左右の足に足袋を履かせるとわたくしを一面カーテンに覆われた壁に向かって立たせるのです
シャァァっ・・・ 望月さんの手で引かれたカーテンの向こうは一面の鏡でした
ベッドの脚元一面の鏡 この建物の持ち主である石塚さんの・・・秘められた欲望を一瞬垣間みてしまった思いでした
「失礼いたします」 わたくしのバスローブの紐に手を掛けるのです
「だめ・・ 肌着くらい自分でいたします」 鏡の前で全てを映し出されたままで彼に着せ付けられる恥ずかしさを・・・耐えられるとは思えなかったからです
「祥子様・・・」 何度言わせるのですか・・そう言わんがばかりの視線でわたくしを見つめ望月さんを抑えたわたくしの手を優しく外すのです
「どうかお任せください」 バスローブの紐は彼の手に委ねられたのです 彼ひとりの眼に全てを晒してしまう・・・そのはしたなさを少しでも忘れたくて・・・わたくしは顔を鏡から背けたのです
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