祥子の少しはしたなくていけない妄想を綴りました 大人の方だけご覧になってください
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プロフィール
HN:
祥子
年齢:
61
性別:
女性
誕生日:
1962/12/28
職業:
フリーデザイナー
趣味:
美味しい珈琲 クラシックの流れるお気に入りの喫茶店 読書 ジャズ ミュージカル お酒 声が魅力的で背の高い男性♪
自己紹介:
寂しがりやの甘えたです。
ぽちゃ、色白、黒髪のストレートロングヘア、お胸はGカップ、眼鏡をしています。真面目そうな感じだって良く言われます。
声は美人かも♪
ぽちゃ、色白、黒髪のストレートロングヘア、お胸はGカップ、眼鏡をしています。真面目そうな感じだって良く言われます。
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25 2006 / 09
肘をついて上体を起こした望月さんの顔はわたくしが思っていたよりも少しだけ離れていて、その距離の分だけほっといたしました。
「その頬も・・・」 ちゅ・・・ 挨拶のような軽いキスが、上気したわたくしの頬に触れました。
「その唇も・・・」 ちゅ・・・ 小鳥のついばみのようなキスが・・・
「その瞼も・・・」 ちゅ・・・ 優しく指先で触れるようなキス・・
「その鼻先も・・」 ちゅ・・・ 優しい兄のようなキス・・・
「塗ったり・飾ったりしない、僕の腕の中で目覚めた時のままの祥子さんの顔。好きです。」
メイクアップということをわたくしは全くいたしませんでした。
口紅もマスカラもファンデーションもアイシャドウも・・・日頃から何一つつけはしませんでした。装うためにわたくし自身に許したコスメティックは、ほんの少しの香水だけだったのです。
「どんなに感じても・どんなに乱れても祥子さんが綺麗なのは・・・祥子さんが祥子さんのままだから、なんですね。いつでも、どんな時でも。」 ちゅ・・・もう一度今度は右の頬に小さなキスが届けられたのです。
「はじめて夜お迎えに上がったとき、大人な女性だと思ったんです。きりっと意志の強い黒い瞳、羞恥に愁を陰らせる濃い睫毛、白い肌、くっきりと赤い唇。」
望月さんは、わたくしの肩に手を掛けて起き上がらせてくれました。わたくしの瞳を見つめたまま。
「翌朝、迎えに行かせて頂いたとき、不思議だった。少し青白かったけど、ゆうべと同じきちんとしたメイクをしてるのに、どれほど側に居ても化粧品の匂いがしなかったから。石けんの匂いのする綺麗に装った大人の女性は、はじめてでした。」
押し倒されて、望月さんの指でかき乱れた黒髪を一筋一筋・・・整えてくださるのです。
「次に、お逢いしてお世話をさせて頂いたとき、驚きました。この肌が・・」
望月さんの指が頬の上をつぅぅぅっと滑ってゆきます。
「何も塗られていない肌だって間近で見てはじめて気付いたから。唇も、マスカラで造られたのだとばかり思っていたまつげも・・・全部ナチュラルだったから。」
乱れたニットワンピースの裾を、望月さんの手が整えてくれました。
「それに気付いたとき、僕は祥子さんに恋したんです。」
「そう・・・だったの。」
はじめてでした。そんな風に言われたのは。
「お茶が冷めてしまいましたね。」
立ち上がろうとする望月さんの手を、このままで居て・・・と無言のまま掴み留めたのはわたくしでした。浮かしかけた腰を、もう一度きちんとソファーに戻して望月さんはお話を続けてくださったのです。
「最初は、はじめてお逢いした日の綺麗な大人の女性のイメージと、主や山崎様や石塚様があまりに祥子さんのことをおっしゃるので好奇心を抱いただけでした。」
わたくしの右手をとり優しく望月さんの手で包んでくださいました。
「あの美貴が、<祥子さん>という名前しか知らない女性のために自分が持っている関連会社に内密に通達を流し、次に逢うときの為だといって僕の実家まで足を運んで着物を誂えようとし・・・1本の電話で数億のビジネスを放り出してでも時間を作ろうとするなんて、考えられないことでした。」
あの、徹夜明けのプレゼンの夜・・・美貴さんがそんなビジネスを抱えてらっしゃるとは思っても居ませんでした。
「この着物も、もちろん僕がイメージした祥子さんにと用意したのですが、それも主への男としての対抗意識からだったに過ぎなかったんです、最初は。」
話し続けたせいでしょうか。望月さんは冷めたアールグレイに手を伸ばし、一口・・・唇を潤したのです。
「その頬も・・・」 ちゅ・・・ 挨拶のような軽いキスが、上気したわたくしの頬に触れました。
「その唇も・・・」 ちゅ・・・ 小鳥のついばみのようなキスが・・・
「その瞼も・・・」 ちゅ・・・ 優しく指先で触れるようなキス・・
「その鼻先も・・」 ちゅ・・・ 優しい兄のようなキス・・・
「塗ったり・飾ったりしない、僕の腕の中で目覚めた時のままの祥子さんの顔。好きです。」
メイクアップということをわたくしは全くいたしませんでした。
口紅もマスカラもファンデーションもアイシャドウも・・・日頃から何一つつけはしませんでした。装うためにわたくし自身に許したコスメティックは、ほんの少しの香水だけだったのです。
「どんなに感じても・どんなに乱れても祥子さんが綺麗なのは・・・祥子さんが祥子さんのままだから、なんですね。いつでも、どんな時でも。」 ちゅ・・・もう一度今度は右の頬に小さなキスが届けられたのです。
「はじめて夜お迎えに上がったとき、大人な女性だと思ったんです。きりっと意志の強い黒い瞳、羞恥に愁を陰らせる濃い睫毛、白い肌、くっきりと赤い唇。」
望月さんは、わたくしの肩に手を掛けて起き上がらせてくれました。わたくしの瞳を見つめたまま。
「翌朝、迎えに行かせて頂いたとき、不思議だった。少し青白かったけど、ゆうべと同じきちんとしたメイクをしてるのに、どれほど側に居ても化粧品の匂いがしなかったから。石けんの匂いのする綺麗に装った大人の女性は、はじめてでした。」
押し倒されて、望月さんの指でかき乱れた黒髪を一筋一筋・・・整えてくださるのです。
「次に、お逢いしてお世話をさせて頂いたとき、驚きました。この肌が・・」
望月さんの指が頬の上をつぅぅぅっと滑ってゆきます。
「何も塗られていない肌だって間近で見てはじめて気付いたから。唇も、マスカラで造られたのだとばかり思っていたまつげも・・・全部ナチュラルだったから。」
乱れたニットワンピースの裾を、望月さんの手が整えてくれました。
「それに気付いたとき、僕は祥子さんに恋したんです。」
「そう・・・だったの。」
はじめてでした。そんな風に言われたのは。
「お茶が冷めてしまいましたね。」
立ち上がろうとする望月さんの手を、このままで居て・・・と無言のまま掴み留めたのはわたくしでした。浮かしかけた腰を、もう一度きちんとソファーに戻して望月さんはお話を続けてくださったのです。
「最初は、はじめてお逢いした日の綺麗な大人の女性のイメージと、主や山崎様や石塚様があまりに祥子さんのことをおっしゃるので好奇心を抱いただけでした。」
わたくしの右手をとり優しく望月さんの手で包んでくださいました。
「あの美貴が、<祥子さん>という名前しか知らない女性のために自分が持っている関連会社に内密に通達を流し、次に逢うときの為だといって僕の実家まで足を運んで着物を誂えようとし・・・1本の電話で数億のビジネスを放り出してでも時間を作ろうとするなんて、考えられないことでした。」
あの、徹夜明けのプレゼンの夜・・・美貴さんがそんなビジネスを抱えてらっしゃるとは思っても居ませんでした。
「この着物も、もちろん僕がイメージした祥子さんにと用意したのですが、それも主への男としての対抗意識からだったに過ぎなかったんです、最初は。」
話し続けたせいでしょうか。望月さんは冷めたアールグレイに手を伸ばし、一口・・・唇を潤したのです。
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