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祥子の少しはしたなくていけない妄想を綴りました 大人の方だけご覧になってください
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プロフィール
HN:
祥子
年齢:
61
性別:
女性
誕生日:
1962/12/28
職業:
フリーデザイナー
趣味:
美味しい珈琲 クラシックの流れるお気に入りの喫茶店 読書 ジャズ ミュージカル お酒 声が魅力的で背の高い男性♪
自己紹介:
寂しがりやの甘えたです。
ぽちゃ、色白、黒髪のストレートロングヘア、お胸はGカップ、眼鏡をしています。真面目そうな感じだって良く言われます。
声は美人かも♪
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エレベーターは8階で停まりました。
「こちらです。」
エレベーターを出て右側へ、最初のドアに<806/Y.MOCHIZUKI>のプレートが見えました。望月さんは鍵を開けると、照明のスイッチをいくつかONにしたのです。

「上がって、少し待っていてください。」
一足先に玄関に上がると、ムートンのスリッパを・・・雪の別荘で出してくださったのと同じ・・・揃えてくださいました。そして、わたくしの手から受け取ったヌートリアのコートを玄関のクローゼットに掛けると、ご自分はスタスタと室内に入ってゆかれたのです。
ジィィィ・・・・っ わたくしは、ロングブーツのファスナーを下ろしました。続いて左脚も。そうしながら、望月さんがこの場から外してくださった訳がわかったのです。
身支度をする姿を見られるのが苦手なわたくしの、ブーツを脱ぐ姿をぼぉっと無作法に見ていなくてもいいように・・・気をつかってくださったのです。
踵に手を添えてブーツを脱ぎ、玄関の脇に揃えて置かせていただきました。
ムートンのスリッパに足を入れた時、彼の足音が聞こえたのです。
「お待たせしました。」
望月さんは、スーツからカジュアルなネイビーのコットンパンツに同じくネイビーのニットを白いシャツの上に重ねた姿でいらっしゃいました。
「似合うわ。素敵よ。」
「ははは、ありがとうございます。」
いつも、年上の男性達の間できちんとした仕立てのいいスーツを着ている姿しか知りませんでした。雪の別荘でも・・・同じだったのです。
「こちらにどうぞ。」
望月さんが先に立って正面の扉を開けました。

扉の先は広々としたキッチンとリビングダイニングのようでした。
別荘でもわたくしたちに美味しい珈琲を煎れてくださる望月さんの生活を彷彿とさせるお住まいです。
「お疲れですよね。いま熱いお茶を煎れますから、ソファに座って待っていてください。」
「ありがとう。失礼します。」
望月さんは、キッチンで湯気を立てはじめたケトルへと向かいました。

「わぁ・・・きれい・・・。」
そのまま左手に広がるリビングに入って、わたくしは思わず声を上げてしまいました。
緩やかにRを描く窓に向かって置かれたソファーの背中には、衣桁に紅葉柄を繊細に織り出した白大島が掛けられていたのです。
足元の乱れ箱には、黒繻子に銀糸で刺繍された流水が美しい名古屋帯と葡萄色の帯揚げ・帯締め。そして・・・箱根の宿でわたくしに着せてくださったのと同じような、純白の練絹の長襦袢が置いてありました。
「気に入ってくださいましたか?」
振り返ったわたくしの視線の先には、アールグレーの香りのポットとカップをトレイに乗せた望月さんが立っていらしたのです。
ソファーの前のローテーブルに茶器を置くと、立ったままのわたくしの隣にいらしたのです。
「これは?」
「あの、箱根の宿で私が選んでプレゼントしようとしていた着物です。長襦袢を私が頂いてしまったので、差し上げられなくて。今日、こちらに立ち寄っていただけたらご覧頂いて・・・と思っていたのです。」
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桜草様
またお越しいただくまで、あと1日ほどでしょうか。
お帰りをお待ちしています。
祥子 2006/09/22(Fri)15:16:58 編集
祥子様
望月様はやはり京都の方。
紅葉柄の大島、そして葡萄色の帯揚げ・帯締め。
極めつけは純白の長襦袢。
桜草は純白の長襦袢が憧れです。
祥子様なら素敵な着こなしが出来るでしょうね。
望月様がいらっしゃるのだから・・・・。

とても綺麗な情景が浮かびます。

最後になって申し訳ありません。
500話おめでとうございます。

明日から2日程こちらにお伺い出来ません。
帰って参りましたらすぐにお伺いいたします。
それまで桜草をお忘れにならないでね。
うふふ ♪
桜草 2006/09/21(Thu)20:40:20 編集
敦子様・りん様
ありがとうございます。おかげさまを持ちまして、500話をお届けすることが出来ました。

敦子様
はじめての男性のお部屋に伺うのってドキドキいたしますね。
お一人なら少しぐらい散らかっていても・・・と思うのですけれど、ご自分から誘ってくださるだけあって意外と綺麗になさっているものです(笑)。


りん様
わたくしも、こうしてりん様にコメントをいただけてとてもうれしいです♪
物語を読んでいただけることも、いまはアクセス解析などでどのくらいの方がいらしているのかは解りますので、お越しいただく喜びはもちろんなのですが、こうしてお話できるのは、わたくしとしてもとても嬉しいことです。
これからもこうして、いろいろなコメント宜しくお願いいたします。
祥子 2006/09/21(Thu)14:24:48 編集
祥子様
500話目なのですね! おめでとうございます。
読み進めるにつれ、確実に祥子様の世界にひきこまれております。
最近コメントさせていただくようになって、祥子様からもコメントいただいたりして、幸せな感覚にも浸っております。
これからも、おそばにいさせていただけたら嬉しいです。

望月さん、ご自身のお部屋で、祥子様を癒し、
きっとその人柄でさらに祥子様を魅了なさるのでしょうね。
こんなに、ドキドキするのは久しぶりな気がします。
りん 2006/09/21(Thu)10:06:29 編集
祥子さま
500話目、おめでとうございます♪
この場に祥子様と一緒に居ることができましたこと、幸せに思います。

望月さんのお部屋・・・

かなりドキドキしてしまいますわ!
敦子 2006/09/21(Thu)09:31:41 編集
500話目
うっかりしておりましたが・・・こちらのお話で丁度500話目、だったのですね。
shinobi淑やかな彩は、サイドストーリーもなにもなく本筋のお話だけをアップしておりますので、感慨も一入です。
始めた最初のころは、一話の長さを決めかねて少しずつしかアップしなかったこともありますので、恥ずかしながら話の数=クォリティではないのですが、ちょっと嬉しいこの記念のお話をどなたかに聞いていただきたくてセルフコメント♪しちゃいました。
祥子 2006/09/21(Thu)07:50:11 編集
柏木様
望月さんのお部屋は、実は全て洋室なんです。
なんせ、男性の一人暮らしですからワンベッドルームのお部屋です。(とっても広いですが)
京都の自宅は、町家で全てが和室なんですね。
彼の部屋も和室で、そこに勉強のためのデスクを置いていたりしたので・・・。
なんで、こんなお部屋?っていう理由は後ほどお話することになります。
祥子 2006/09/21(Thu)07:45:06 編集
無題
舞台は望月さんのご自宅ですか。
どんなたたずまいなのだろうと、目をこらしてしまいました。
きっと整然と片づいた、控えめリッチなマンションなのでしょうね。
洋室ばかりなのだろうか?
それとも京都育ちの彼のこと、「和」の空間も大切に持っているのだろうか?
などと、想像をめぐらせております。
柏木 2006/09/21(Thu)07:39:02 編集
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