祥子の少しはしたなくていけない妄想を綴りました 大人の方だけご覧になってください
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プロフィール
HN:
祥子
年齢:
61
性別:
女性
誕生日:
1962/12/28
職業:
フリーデザイナー
趣味:
美味しい珈琲 クラシックの流れるお気に入りの喫茶店 読書 ジャズ ミュージカル お酒 声が魅力的で背の高い男性♪
自己紹介:
寂しがりやの甘えたです。
ぽちゃ、色白、黒髪のストレートロングヘア、お胸はGカップ、眼鏡をしています。真面目そうな感じだって良く言われます。
声は美人かも♪
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18 2006 / 09
リアシートの中央は肘掛けの形に下ろされて、そこにはミネラルウォーターのペットボトルとエルメスのカシミアストールが用意されておりました。
深みのあるオペラピンクのストールを取り上げると、わたくしはすっぽりとワンピースの肩を覆ったのです。
窓越しの日差しは、かすかに流れてくる凍てつく空気とは反対に明るくあたたかでした。
そして肩を包む柔らかくて・暖かくて・軽い1枚の布は、車の振動と相まっていつのまにかわたくしを微睡みへと誘ったのです。
「祥子様、祥子様」 わたくしは、望月さんの声でリアシートの肘掛けに凭れてぐっすりと眠ってしまっていたことにはじめて気付きました。
「ぁっ、ごめんなさい。眠ってしまってたのね。」
「申し訳ありません。よく眠ってらしたのに起こしてしまって。」
「いいえ。ここはどこ?」
「高坂SAになります。少し休憩なさいませんか。」 言われてみれば、随分な時間を眠っていたようです。朝方、彼が煎れてくれた珈琲が、わたくしを生理的な欲求へと駆り立てていたのです。
「ありがとう。お言葉に甘えて、ちょっと化粧室に行ってまいります。」
「はい。」 すでにシートベルトは外していらしたのでしょう。すっと運転席から立たれると、リアをまわってわたくしの席のドアを開けてくださいます。
「わたくしは、美貴さんじゃないのだからいいのに。」 外は、軽井沢とはまた違った強く冷たい風が吹いていました。ヌートリアのコートを着て車外に降り立ちながら、その風に紛れてしまわないようにわたくしは側に立つ望月さんの耳元にそっと囁いたのです。
「いえ、叱られますから。」 眼を見ることも無く、望月さんは独り言の様に呟くとわたくしが降りたあとのドアを閉めたのです。
わたくしが少し歩いた背後で車のドアがロックされる音が聞こえました。
途中、車が停められていれば気がついたことでしょう。ずっと眠りこんだままだったということは、望月さんはずっと運転をしつづけていらしたのです。
雪道の・凍る・峠道を。
たのもしいゴールデンレトリバーのような彼の佇まい。今日はリアシートから見つめるしかなかった彼の肩が、昨晩からわたくしを抱き続けていたせいだけでなく、気の張る運転でも堅く強ばってしまったのではないかと心配でした。
美貴さん・山崎さん・石塚さん・・・望月さん。
その4人の男性に、目覚めてから眠りに落ちるまでの20時間あまりを交互に責め・嬲られた後、わたくしは鏡張りのキングサイズのベッドの部屋で世話係だと言われて望月さんと二人きりで寝すませてもらったのです。
わたくしの身体は、長時間の度重なる責めで想像以上に消耗しつくしておりました。
そのことをご存知だったせいもあるのでしょう。望月さんはわたくしの身体を彼の腕の中にすっぽりと抱きしめて、ベッドに横たわっても抱きしめる以上のことはなさらなかったのです。
入浴をご一緒することはなくても、濡れたわたくしの髪を結い上げ、銘仙の着物を着せ付けてくださったりはするのです。
二人きりの部屋でそれほどに近くに居ても、彼はとうとうキスすらもせずにこの帰路へ付いたのです。
あの2泊3日は(実際は3泊4日になってしまいましたが)わたくしがいままでに体験したことがないほどに、官能的な時間でした。
だから・・・もしかしたら、望月さんはわたくしに飽いてしまっていたのかもしれません。
まるで20代の男の子の様にわたくしの身体を求めてくださる望月さんが、小鳥のようなキスすらなさらないのですから。
深みのあるオペラピンクのストールを取り上げると、わたくしはすっぽりとワンピースの肩を覆ったのです。
窓越しの日差しは、かすかに流れてくる凍てつく空気とは反対に明るくあたたかでした。
そして肩を包む柔らかくて・暖かくて・軽い1枚の布は、車の振動と相まっていつのまにかわたくしを微睡みへと誘ったのです。
「祥子様、祥子様」 わたくしは、望月さんの声でリアシートの肘掛けに凭れてぐっすりと眠ってしまっていたことにはじめて気付きました。
「ぁっ、ごめんなさい。眠ってしまってたのね。」
「申し訳ありません。よく眠ってらしたのに起こしてしまって。」
「いいえ。ここはどこ?」
「高坂SAになります。少し休憩なさいませんか。」 言われてみれば、随分な時間を眠っていたようです。朝方、彼が煎れてくれた珈琲が、わたくしを生理的な欲求へと駆り立てていたのです。
「ありがとう。お言葉に甘えて、ちょっと化粧室に行ってまいります。」
「はい。」 すでにシートベルトは外していらしたのでしょう。すっと運転席から立たれると、リアをまわってわたくしの席のドアを開けてくださいます。
「わたくしは、美貴さんじゃないのだからいいのに。」 外は、軽井沢とはまた違った強く冷たい風が吹いていました。ヌートリアのコートを着て車外に降り立ちながら、その風に紛れてしまわないようにわたくしは側に立つ望月さんの耳元にそっと囁いたのです。
「いえ、叱られますから。」 眼を見ることも無く、望月さんは独り言の様に呟くとわたくしが降りたあとのドアを閉めたのです。
わたくしが少し歩いた背後で車のドアがロックされる音が聞こえました。
途中、車が停められていれば気がついたことでしょう。ずっと眠りこんだままだったということは、望月さんはずっと運転をしつづけていらしたのです。
雪道の・凍る・峠道を。
たのもしいゴールデンレトリバーのような彼の佇まい。今日はリアシートから見つめるしかなかった彼の肩が、昨晩からわたくしを抱き続けていたせいだけでなく、気の張る運転でも堅く強ばってしまったのではないかと心配でした。
美貴さん・山崎さん・石塚さん・・・望月さん。
その4人の男性に、目覚めてから眠りに落ちるまでの20時間あまりを交互に責め・嬲られた後、わたくしは鏡張りのキングサイズのベッドの部屋で世話係だと言われて望月さんと二人きりで寝すませてもらったのです。
わたくしの身体は、長時間の度重なる責めで想像以上に消耗しつくしておりました。
そのことをご存知だったせいもあるのでしょう。望月さんはわたくしの身体を彼の腕の中にすっぽりと抱きしめて、ベッドに横たわっても抱きしめる以上のことはなさらなかったのです。
入浴をご一緒することはなくても、濡れたわたくしの髪を結い上げ、銘仙の着物を着せ付けてくださったりはするのです。
二人きりの部屋でそれほどに近くに居ても、彼はとうとうキスすらもせずにこの帰路へ付いたのです。
あの2泊3日は(実際は3泊4日になってしまいましたが)わたくしがいままでに体験したことがないほどに、官能的な時間でした。
だから・・・もしかしたら、望月さんはわたくしに飽いてしまっていたのかもしれません。
まるで20代の男の子の様にわたくしの身体を求めてくださる望月さんが、小鳥のようなキスすらなさらないのですから。
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