祥子の少しはしたなくていけない妄想を綴りました 大人の方だけご覧になってください
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プロフィール
HN:
祥子
年齢:
61
性別:
女性
誕生日:
1962/12/28
職業:
フリーデザイナー
趣味:
美味しい珈琲 クラシックの流れるお気に入りの喫茶店 読書 ジャズ ミュージカル お酒 声が魅力的で背の高い男性♪
自己紹介:
寂しがりやの甘えたです。
ぽちゃ、色白、黒髪のストレートロングヘア、お胸はGカップ、眼鏡をしています。真面目そうな感じだって良く言われます。
声は美人かも♪
ぽちゃ、色白、黒髪のストレートロングヘア、お胸はGカップ、眼鏡をしています。真面目そうな感じだって良く言われます。
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21 2006 / 10
「それじゃ、黙っているわ。安全運転してちょうだい。」
「ははは、それも寂しいですね。ただ、ここからは少し景色がありきたりのものになるんです、退屈だったら好きな音楽に変えてください。」
RX7のスピード感にぴったりな、サックスの音。
「ううん、好きよこの曲。それに望月さんの運転も。だからわたしのことは気にしないで運転に集中してちょうだい。」
「はい。」
車は横浜横須賀道路へではなく、三ツ沢に向かう様です。そこから・・・。
この道はまるで、以前箱根の宿へ向かったときと同じルートです。あの宿は、でもたしか美貴さんの行きつけだったはず。そんなところへ、望月さんがわたくしを誘うとは思えませんでした。
どこへ行くのかしら?
流れてゆく横浜の市街地の夜景を見ているうちに、わたくしはシンフォニーでいただいたシャンパンの酔いについ眠り込んでしまったようでした。
「ん・・んぁ・・・・」
「目がさめましたか?祥子さん」
「えぇ・・・ん・・」
いつのまにか停車していた車のフロントガラスの前は真っ黒でした。
そして、わたくしは望月さんのキスで目覚めさせられたのです。
一方的に貪るようなキスから、目覚めた途端に彼の唇は欲情を隠せないディープキスへと変わっていったのです。
まだ誰にも口にしたことはないのですが、車の走行による微妙な振動に、わたくしの身体はいつも官能を揺さぶられてしまうのです。意識は眠りの中にいても、身体はRX7のロータリーエンジンが作り出す揺らぎは間違いなくわたくしを軽く・・・愛撫しつづけていたようなものでした。
フロントシートの距離分だけ、わたくしはきっと立ち上がっているにちがいない乳房の先をいま望月さんに触れられることを避ける事はできたのです。
そのかわり、いつの間にか運転席に向かって眠ってしまったわたくしの表情にも・・・彼の欲望をそそるようなはしたない表情がほんの少しでも顕われていたのでしょうか。
わたくしの左側の窓には、街灯のオレンジの明かりが差し込んでいました。
キスの合間の吐息は、喘ぎの響きが加わり、漏れてしまいそうになる度に望月さんの唇が覆うのです。
アイドリングは止まっていました。だとするとここは駐車場なのでしょう。
いくらなんでも、こんなことをしていたら覗かれてしまうかもしれません。
そう思ったわたくしは、首を横に振り望月さんの唇から逃れたのです。
「悠哉さん、だめ。見られちゃうわ。」
「ちゃんと起きてくださったようですね。」
「ここはどこ?」
「国府津です。」
望月さんが下ろしたパワーウインドウからは、波の音が聞こえてきました。
西湘バイバスの中程にある下り線のPAは海のすぐ側にありました。
真っ黒な景色は、湘南の海だったのです。
「ごめんなさい。随分眠ってしまったみたいね。」
「いえ、そんなことはないですよ。」
運転席のデジタル表示は、まだ御殿山の彼の部屋を出てから1時間と少ししか経っていなかったのです。
「ははは、それも寂しいですね。ただ、ここからは少し景色がありきたりのものになるんです、退屈だったら好きな音楽に変えてください。」
RX7のスピード感にぴったりな、サックスの音。
「ううん、好きよこの曲。それに望月さんの運転も。だからわたしのことは気にしないで運転に集中してちょうだい。」
「はい。」
車は横浜横須賀道路へではなく、三ツ沢に向かう様です。そこから・・・。
この道はまるで、以前箱根の宿へ向かったときと同じルートです。あの宿は、でもたしか美貴さんの行きつけだったはず。そんなところへ、望月さんがわたくしを誘うとは思えませんでした。
どこへ行くのかしら?
流れてゆく横浜の市街地の夜景を見ているうちに、わたくしはシンフォニーでいただいたシャンパンの酔いについ眠り込んでしまったようでした。
「ん・・んぁ・・・・」
「目がさめましたか?祥子さん」
「えぇ・・・ん・・」
いつのまにか停車していた車のフロントガラスの前は真っ黒でした。
そして、わたくしは望月さんのキスで目覚めさせられたのです。
一方的に貪るようなキスから、目覚めた途端に彼の唇は欲情を隠せないディープキスへと変わっていったのです。
まだ誰にも口にしたことはないのですが、車の走行による微妙な振動に、わたくしの身体はいつも官能を揺さぶられてしまうのです。意識は眠りの中にいても、身体はRX7のロータリーエンジンが作り出す揺らぎは間違いなくわたくしを軽く・・・愛撫しつづけていたようなものでした。
フロントシートの距離分だけ、わたくしはきっと立ち上がっているにちがいない乳房の先をいま望月さんに触れられることを避ける事はできたのです。
そのかわり、いつの間にか運転席に向かって眠ってしまったわたくしの表情にも・・・彼の欲望をそそるようなはしたない表情がほんの少しでも顕われていたのでしょうか。
わたくしの左側の窓には、街灯のオレンジの明かりが差し込んでいました。
キスの合間の吐息は、喘ぎの響きが加わり、漏れてしまいそうになる度に望月さんの唇が覆うのです。
アイドリングは止まっていました。だとするとここは駐車場なのでしょう。
いくらなんでも、こんなことをしていたら覗かれてしまうかもしれません。
そう思ったわたくしは、首を横に振り望月さんの唇から逃れたのです。
「悠哉さん、だめ。見られちゃうわ。」
「ちゃんと起きてくださったようですね。」
「ここはどこ?」
「国府津です。」
望月さんが下ろしたパワーウインドウからは、波の音が聞こえてきました。
西湘バイバスの中程にある下り線のPAは海のすぐ側にありました。
真っ黒な景色は、湘南の海だったのです。
「ごめんなさい。随分眠ってしまったみたいね。」
「いえ、そんなことはないですよ。」
運転席のデジタル表示は、まだ御殿山の彼の部屋を出てから1時間と少ししか経っていなかったのです。
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