祥子の少しはしたなくていけない妄想を綴りました 大人の方だけご覧になってください
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プロフィール
HN:
祥子
年齢:
61
性別:
女性
誕生日:
1962/12/28
職業:
フリーデザイナー
趣味:
美味しい珈琲 クラシックの流れるお気に入りの喫茶店 読書 ジャズ ミュージカル お酒 声が魅力的で背の高い男性♪
自己紹介:
寂しがりやの甘えたです。
ぽちゃ、色白、黒髪のストレートロングヘア、お胸はGカップ、眼鏡をしています。真面目そうな感じだって良く言われます。
声は美人かも♪
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09 2006 / 12
コンクリートの上に直に敷かれていると思っていた絨毯は、それだけではないことが膝を付いてみてはじめてわかりました。
きっと・・・ホットカーペットのようなものがペルシャ絨毯の下に敷き詰めてあるのでしょう。このソファーのまわりだけかもしれませんが・・・。底冷えのする冷たさを覚悟していたわたくしは、薄い黒のストッキングごしの肌に思わぬ柔らかなクッション性と暖かを感じていたのですから。
ただ・・・最後の鞭は、シルクの絨毯の繊毛さえも・・・新たな責めに感じてしまうほどにわたくしの肌を痛めつけていたのです。
わたくしを見つめている長谷川さんの視線には気づいておりました。
それでも、これほどの緊張と痛みを強いた男性と、眼を合わせることがわたくしにはまだできなかったのです。
眼の前に腰を下ろされた長谷川さんの・・・しなやかな太もものあたりに視線を彷徨わせておりました。
「祥子、僕を見るんだ。」 声の先には横座りをしたわたくしを見下ろしている長谷川さんの強い視線がありました。アッシュグレイの彼の前髪が、幾筋か額の汗に貼り付いていたのです。
わたくしは、種類は違うのかもしれませんが・・・わたくしと同じだけの緊張を長谷川さんも振り下ろす腕に込めてくださったことがわかって・・・ほっとしたのです。
「縄を解くから手を出しなさい。痺れてはいないかい?」
「はい。大丈夫です。」 差し出した両手から、まずわたくしの右手を取ってしゅる・・しゅる・・と縄をといてゆきます。美しく結ばれた縄は・・・するすると・・・滑らかにわたくしの肌から離れてゆきました。
「次は左手。」 膝の上に置いていた手を長谷川さんに差し出します。右手と同じ様に縄はほどかれてゆきます。
「ほら、祥子が素直に答えないからこんなに痕が付いてしまった。」 痕とはいっても・・・鬱血が残るようなものではありません。が、細心の注意を払って括って下さったにも関わらず、わたくしの全体重を支えたことで手首から5センチほどの巾で・・・斜めに白い肌に薄紅い縄目をくっきりと印していたのです。
すんなりと細くて長い・・・繊細で大胆な設計図を引く長谷川さんの指がわたくしの腕についた縄の痕をやさしくマッサージしてくださいます。
手首の内側を行き来する温かな彼の指の感触は・・・わたくしへのいたわりを示しておりました。
でも、まだわたくしは緊張を解くわけにいかなかったのです。
なぜなら、長谷川さんはまだわたくしのことを<祥子>と呼んでらっしゃったからです。前回お逢いしたときは、責めの合間のこの時間だけは<祥子さん>でした。なのに今回はまだ・・・。
「痺れてはいないね。」
「はい。」
「祥子はデザイナーなのだろう。グラフィックが専門だとしても、僕と一緒で手は商売道具だからね。注意はするが、万が一痺れたり・感覚がなくなったりしたらちゃんと言うんだ。いいね。」
「大丈夫です。」 あの夏のパーティの会場でどなたかに、お聞きになったのでしょうか。それとも、あのジャズ・ライブを開催しているホテルの支配人からでしょうか。わたくしが、彼の素性を知ったのと同じだけ、彼もわたくしのことをお知りになっていたようです。
安心していただけるように、微笑んで・・・改めて長谷川さんを見上げました。
きっと・・・ホットカーペットのようなものがペルシャ絨毯の下に敷き詰めてあるのでしょう。このソファーのまわりだけかもしれませんが・・・。底冷えのする冷たさを覚悟していたわたくしは、薄い黒のストッキングごしの肌に思わぬ柔らかなクッション性と暖かを感じていたのですから。
ただ・・・最後の鞭は、シルクの絨毯の繊毛さえも・・・新たな責めに感じてしまうほどにわたくしの肌を痛めつけていたのです。
わたくしを見つめている長谷川さんの視線には気づいておりました。
それでも、これほどの緊張と痛みを強いた男性と、眼を合わせることがわたくしにはまだできなかったのです。
眼の前に腰を下ろされた長谷川さんの・・・しなやかな太もものあたりに視線を彷徨わせておりました。
「祥子、僕を見るんだ。」 声の先には横座りをしたわたくしを見下ろしている長谷川さんの強い視線がありました。アッシュグレイの彼の前髪が、幾筋か額の汗に貼り付いていたのです。
わたくしは、種類は違うのかもしれませんが・・・わたくしと同じだけの緊張を長谷川さんも振り下ろす腕に込めてくださったことがわかって・・・ほっとしたのです。
「縄を解くから手を出しなさい。痺れてはいないかい?」
「はい。大丈夫です。」 差し出した両手から、まずわたくしの右手を取ってしゅる・・しゅる・・と縄をといてゆきます。美しく結ばれた縄は・・・するすると・・・滑らかにわたくしの肌から離れてゆきました。
「次は左手。」 膝の上に置いていた手を長谷川さんに差し出します。右手と同じ様に縄はほどかれてゆきます。
「ほら、祥子が素直に答えないからこんなに痕が付いてしまった。」 痕とはいっても・・・鬱血が残るようなものではありません。が、細心の注意を払って括って下さったにも関わらず、わたくしの全体重を支えたことで手首から5センチほどの巾で・・・斜めに白い肌に薄紅い縄目をくっきりと印していたのです。
すんなりと細くて長い・・・繊細で大胆な設計図を引く長谷川さんの指がわたくしの腕についた縄の痕をやさしくマッサージしてくださいます。
手首の内側を行き来する温かな彼の指の感触は・・・わたくしへのいたわりを示しておりました。
でも、まだわたくしは緊張を解くわけにいかなかったのです。
なぜなら、長谷川さんはまだわたくしのことを<祥子>と呼んでらっしゃったからです。前回お逢いしたときは、責めの合間のこの時間だけは<祥子さん>でした。なのに今回はまだ・・・。
「痺れてはいないね。」
「はい。」
「祥子はデザイナーなのだろう。グラフィックが専門だとしても、僕と一緒で手は商売道具だからね。注意はするが、万が一痺れたり・感覚がなくなったりしたらちゃんと言うんだ。いいね。」
「大丈夫です。」 あの夏のパーティの会場でどなたかに、お聞きになったのでしょうか。それとも、あのジャズ・ライブを開催しているホテルの支配人からでしょうか。わたくしが、彼の素性を知ったのと同じだけ、彼もわたくしのことをお知りになっていたようです。
安心していただけるように、微笑んで・・・改めて長谷川さんを見上げました。
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