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祥子の少しはしたなくていけない妄想を綴りました 大人の方だけご覧になってください
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プロフィール
HN:
祥子
年齢:
61
性別:
女性
誕生日:
1962/12/28
職業:
フリーデザイナー
趣味:
美味しい珈琲 クラシックの流れるお気に入りの喫茶店 読書 ジャズ ミュージカル お酒 声が魅力的で背の高い男性♪
自己紹介:
寂しがりやの甘えたです。
ぽちゃ、色白、黒髪のストレートロングヘア、お胸はGカップ、眼鏡をしています。真面目そうな感じだって良く言われます。
声は美人かも♪
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18 2006 / 03
「ふふ また溢れさせて せっかくの着物をダメにしないように僕が飲んであげていたのに いけない人ですね 祥子さんは」 絶頂を迎えた身体は・・・今夜はまだ何も受け入れていない蜜壷からとろりと薄白い蜜を湧き出させたのです 
美貴さんは濃鼠の大島の袂から出したハンカチを・・・新しい蜜に濡れ光る花びらに押し当てるようにして拭ったのです
「・・・はぁあぁぁぁ・・・」 縛められているからではなくて・・・わたくしは動くことも考えることも出来なくなっていました
絶頂で緊張の極みを迎えた両脚はいまはぐったりと力なく赤い縄を食い込ませていただけだったのです
「解かせていただいてよろしいですか」 背後からの声・・・望月さんです
「ああ 頼むよ」 美貴さんがそう言われてわたくしの秘め所からハンカチを取り上げられたのと・・両脚を引き上げていた縄のテンションが落ちたのはほとんど同時でした
下ろされる両脚を支え・・・降ろし膝から縄を解いてくださったのは石塚さんと美貴さんでした
背を反らす様に引き上げられていた腕を止めていた縄尻が解かれた時には 山崎さんが冷たいおしぼりでわたくしの額を拭っていてくださったのです
「ありがとうございます」 ゆっくりと開けた瞳に移った山崎さんに無意識のうちに微笑みかけていました
「随分深く・・・逝ってしまったみたいですね」
「いやぁ・・・はずかしいわ」 額に当てられていたおしぼりはソファーの背でほつれた幾筋かの黒髪を載せた首筋を拭っていました
「自分でいたします お願い・・この手を解いて」 わたくしの手首はまだ縛められたままでした はだけられた着物を掻き合わせて・・・かりそめの身繕いをしたくても・・・それすらできません
 
「祥子さん そろそろお着物を脱がれたほうがいいかもしれませんね」 わたくしの脚の縄を解き・・・圧迫されていた膝裏を丁寧にマッサージしてくださっていた美貴さんがわたくしの右隣に腰掛けたのです
「せっかくの着物を台無しにしそうだしね」 もう片方の脚を受け持ってくださっていた石塚さんは横顔でそう言いながら暖炉に数本の薪を投げ込みます
「おっしゃらないで・・・」 このままこの方達との時間を続けるにはわたくしは反応しすぎる濡れやすい身体だったのです この高価な友禅をだめにしかねないほどに・・・これまでの行為でも溢れさせていたことはわかっていました
わたくしの身体がそれほどに淫らに過ぎるということを・・・秘めておきたいその事実を改めて言葉で突きつけられたのと同じでした
「着替えてまいります おねがいです この手を解いてください」
「どこに行くつもりですか?祥子さん」 美貴さんが・・・不思議そうにおっしゃいます
「先ほど着替えをした部屋へ すぐに戻ってまいります それにこの別荘から外に1人でなんて出られませんわ 今夜は皆さんと過ごします だからおねがいです」
わたくしの哀願が聞こえているはずなのに 美貴さんは眉一つ動かさずに言い放ったのです
「身支度はしていただきます でも僕たちの前で ここでその着物を脱いでみせてください」
「・・いやっ・・」 男性の方達の前で着替えをするなんて・・そんなはしたないことまでさせようと言うのでしょうか
お支度は秘かに男性の眼に触れないところでするものだとわたくしは決めておりました 女としての最低限の嗜みであり美学でもありました
ですから、いままで・・・そう望月さんに箱根で許した外には・・・身繕いを男性の目の前でしたことなどなかったのです
「ご自分でなさってくださるならその手の縄をすぐにも解きましょう」 
わたくしはまだ裾を乱され胸をはだけられたままでした この方達の前で帯を解くくらいでしたら出来るかもしれない・・・とにかく淫らに乱れたこの姿をなんとかしたくて わたくしは美貴さんの提案を飲んだのです
「仰る通りにいたします お願いほどいて・・・」 そう言って差し出したわたくしの手首の縄を丁寧に解いてくださったのは 望月さんだったのです
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17 2006 / 03
「ゆるし・て・・ぇぇ・・はぁぁ・・おねがい・・ほどい・・て・・」 真珠をむき出しにされて美貴さんの唇に吸い上げられる強烈な刺激に耐えかねて・・・わたくしはもう一度望月さんを見上げました
彼の前で他の男性に嬲られる姿を・・・他の男性に上げさせられる喘ぎを・・・出来るだけ聞かせたくはなかったのです
望月さんを見る睫毛には涙がひかり 声はどれだけ堪えてもわななく赤い唇から苦悶よりも淫らな色合いを深めて漏れ出していたのだと思います
眉をひそめてわたくしを見下ろす望月さんがの眼差しに宿っていたのは・・・なんだったのでしょう 苦悩・欲望・・・それとも軽蔑?
「お許しください」 あおのけたわたくしの頤を捕らえると望月さんは顔を重ね哀願の言葉を紡ぐはずの舌に・・・はしたない声を溢れさせる唇に・・・貪るような口づけをはじめたのです
「ん・・ぅくぁぅ・・ん・ぁ・・・」
やめて・・・という言葉は彼の喉奥に飲み込まれ舌の動きは彼の口腔を愛撫する動きに変わってゆくのです
昨日から唇しか交わしていない望月さんとの性交のような口づけは 彼の満たされない欲望の深さをわたくしに突きつけているように思えたのです
主の眼を盗んでのものではない・・・でも 彼だけのものにはなれないシチュエーションでの熱い口戯にわたくしは次第に理性を薄れさせ 我を忘れていったのです
 
「望月のキスはいいんですか? 祥子さんの蜜が飲み切れないくらい溢れてきますよ」 ちゅくちゅく・・と唇を放した場所に指を這わせながら美貴さんはわたくしの羞恥をなおも煽るのです
「んん・・ぃぁ・・ぅう・・ん」 ちがうの・・・美貴さんの言葉責めに抗う言葉さえ望月さんに飲み込まれてしまいます 一瞬でも離したら2度と重ねることが出来ないとでも言う様に触れ続ける二人の唇の端からその言葉も喘ぎのように漏れ出ただけでした
美貴さん・山崎さん・石塚さんの唇は感じやすいわたくしの淫らな身体を容赦なく追いつめてゆくのです
送り込まれるストレートな快感に ぴく・・ぴくっん・・と身の内を駆け抜ける快感が引き起こす痙攣はその間隔を明らかに縮めていったのです
「ふふ いいんですね 祥子さん こんなに身体を震わせて」 左の乳首を責める山崎さんがすべすべの指にはさみ揉み込む様にしながら唇を奪われているわたくしの耳元に囁くのです
「ぅっ・くぅ・・あぁぁ・・はぁん」 どれほど唇を塞がれても・・淫らな喘ぎは後から後から溢れてしまいます
滑らかな山崎さんの手がわたくしのGカップの白い乳房を握りしめるのです 指の間から・・・白い柔肉を絞り出すかのように
一層突き出した堅い先端を前歯で軽く挟みしごくように・・・愛撫するのです
根元に歯が当てられた時に唾液をたっぷりと載せた舌が生き物のように山崎さんの口内に含まれたわたくしの敏感な分身をなめまわすのです
 
「んん・ん・ぅう・・ぃぃぁ・・ぇぇぇ」 昨晩から いいえ朝から何度も何度も絶頂を味合わされた身体は堪え性をなくしておりました
一度も声をお出しにならない石塚さんは・・・痛みと感じるぎりぎりの刺激と甘やかな舌先を駆使してひたむきにわたくしを愛撫し続けていました
胎内を除く全ての粘膜を豪奢な着物を纏ったまま縄で縛められて 同時に複数の男性の繊細な口唇の粘膜で嬲られ続ける快感は わたくしをまたもや・・・はしたない頂へと押し上げたのです
「こんなに身体をひくひくとさせて もう逝きそうなんですね 逝きなさい!祥子さん あなたの逝き顔を晒すんです!!」 山崎さんが耳元でそれだけを囁くと白い乳房に即座に顔を伏せ・・・感じやすい左の乳首に甘噛みを加えるのです
「ぁぁ・・んあぁ・・ん・・いく・・ぅぅぅぅぅ」 ぴく・・ぴくん・・ぴくぅ・・淫らに身体をひくつかせて 最後の瞬間に全ての唇から解放されたわたくしは4人の男性に見下ろされながらM字開脚に縛められたままで・・・逝き果ててしまったのです
16 2006 / 03
「困った人だ 素直に言うことを聞かないなんて仕方ないですね 望月」 この方達はわたくしの正面に立ったまま動きません 代わりにわたくしの前には赤い縄を持った望月さんがいらしたのです
「失礼いたします」 後の男性達の眼から隠す様にわたくしの正面に膝をつくとわたくしの膝を彼の手の厚みだけ開いたのです 
「やぁ・・」 二つ折りにされた縄を右の膝に巻き緩みを加えて留め付けます
同じ様に左の膝も・・・
それだけをして・・・身体の両脇に左右の膝を縛ったそれぞれの縄の端を置いて望月さんは立ち上がったのです
彼に開けられたほんの少しの膝のゆるみを・・・わたくしはまたぴったりと付けたのです
「もう一度言います 祥子さん ご自分で脚を開いてください」
「おねがい・・ゆるして・・縄を解いて」 脅されるように縄で括られても・・・自分から脚を開くなんて・・・できません
「ご自分では出来ないんですね 仕方ないな 望月 手伝って差し上げなさい」
「はい」 わたくしの左右に置かれた縄を望月さんが手にすると 先ほど以上の力でソファーの背に向かってぐぅぅぅっと引かれたのです
「きゃぁ・・あぁぁぁぁ・・・やめ・・てぇぇ」 膝を左右に割られ引き上げられて・・わたくしの脚ははしたなくM字に開かれてしまったのです
「祥子様 危ないですから暴れないでください」 ソファーの背から望月さんの声が聞こえました 
その声はやがてソファーの脚元に移動し わたくしを羞恥にまみれさせる為に縄尻を手首の縄と同じように固定してしまったのでした
 
「こんな姿・・いやです お願い元にもどして・・」 膝に縄を掛けられてもその場でこの方達に脚を左右に開かせられるだけだと思っていたのです 
なのに・・・
わたくしの両膝は括られて袖口から露になった二の腕の近くまで引き上げられていました 白足袋のつま先がようやくソファーの革の座面に触れていたのです 膝の上で上品に割られていた着物の裾は・・・百花繚乱という言葉を思い出してしまうほどに乱れ腰のまわりに絹の波を作り出していました
「祥子さんのアナルまでくっきり見えますよ」 美貴さんの視線は・・・せり出さされた腰の奥の姫菊の蕾を探り当てておりました
「いやぁ・・ゆるして」 そんな奥まで見えているのです わたくしのはしたない部分は全て・・・赤く燃える暖炉の火に照らし出されているのです
「祥子さんの魅力が一望だね」 わたくしはいままで決してこんなはしたない姿態を晒したことなぞありません こんな姿・・・耐えられません
「おねがい・・解いて・・・」 背後に立つ望月さんを見上げるようにして哀願の言葉を重ねたのです
「祥子さん お願いする相手が違いますよ」
「あぁうぅっ・・・」 美貴さんの声がすぐ近くに聞こえたことに気づいた時には・・・わたくしの乳房と花びらは3人の男性にねぶられていたのです
くちゅ・・ ぺちょ・・ ちゅく・・・
「はぁうっ・・・」 わたくしの右のソファーには石塚さんが 左のソファーには山崎さんが片膝を突き上体をかがめて左右の乳房を口嬲りしているのです
「あぁぁ・・あっくぅ・・」 M字に割られ縄で引き上げられた脚の狭間には美貴さんが跪き・・・花びらの蜜をすすり・・・敏感な真珠を舐め上げるのです
「だ・めぇぇ・・あぁああ・・」 舌で一層しこり立てられた乳首を石塚さんと山崎さんが微妙にタイミングを変えて甘噛みするのです そしてそのまま・・・先端を舌先で嬲ります
「あっあぁぁぁ・・ん・・はぁうぅ」 女性のもっとも敏感なポイントを・・・それもとても弱いGカップの乳房を左右同時に 加えて淫楽の芯である真珠と花びらまでを責められているのです 
どれだけ・・淫らな喘ぎ声を上げても三人の男性はどなたも責めの手を弱めようとなさってはくださいませんでした
15 2006 / 03
ソファーの背に反るように腕を望月さんに掴まれながらも・・・わたくしは両脚を堅く閉ざしておりました
石塚さんに開かれた裾も・・・深くソファーに腰掛けた姿勢のために茂みまでを晒すことはなく 太ももの中程までしか晒していなかったのです
「本当ですね 今日の器のような艶やかさです」 お三方は暖炉の手前まで下がり・・・わたくしの姿を<鑑賞>なさるのです そして・・・山崎さんがため息のような言葉を漏らすのです
「まるで祥子さんが椿の花芯のようですね 赤い湯文字が・・・こんなに艶かしく見えるなんて」 着物姿のわたくしを嬲り尽くしたことのある美貴さんまでもがそんな風におっしゃるのです
「祥子さんの太ももからふくらはぎまでの白さや柔らかさは格別だよ」 石塚さんのひと言がわたくし自身の身体を誘いそそるような・・・言葉だったのです
「おねがい・・・ゆるして・・・」 腕を取られ・・・革のソファーに押さえ込まれているだけで・・・わたくしは僅かな身動きさえ封じられているのです
「いいですか?」 石塚さんと美貴さんだけに許しを得て・・・山崎さんがわたくしに近づいたのです
「あぁん・・やめて・・くだ・・さぁい・・」
襟元に手を掛けて・・・力の限り胸元を左右に割るのです
 
「やぁぁぁ・・・」
「ああ いいな」 石塚さんの唇からこぼれたのは体芯から漏れるような声でした 栗の花の香りが微かに漂うような声
きちんと着付けられた着物の胸元はくつろげられても閉じようとしてGカップの白い両の乳房を締め付ける様に持ち上げるのです
「おねがい・・・みないで・・」 わたくしは望月さんだけに聞こえる様に哀願の声を上げたのです わたくしの頭上から見下ろす彼の視線には・・・より淫らな姿だったに違いないからです
「ミルクを溶かした肌の色 ふふ その胸に相応しい色ですね」 美貴さんの視線がわたくしの胸元を嬲るのです その視線だけで乳房の先端を堅く・・堅く変えてゆくのです
「脚もそうだよ いま時の生脚をためらいなく晒す女性たちのかさついた脚とは格段に違う ストッキングに常に覆われているしっとりと滑らかな白い肌 そのむっちりとした太もももたまらないね」 
ソファーに深く腰掛けている姿勢のせいで着物の裾はふとももの中程より少し上までしか開いていませんでした あらわな茂みを晒すことはなかったものの・・・普段ガーターストッキングに覆われている部分は全て曝け出されているのです
「触れずに見ているだけというのも乙なものですね そんなにしっかり脚を閉じなくても大丈夫ですよ 祥子さん」 山崎さんに言われるまでもなく・・・両手を望月さんに捕らえられ何一つ隠すことが出来ないのです しっかりと脚を閉じ合わせるだけしか身を守る術がなかったからです
「脚を開いてくれませんか 祥子さん」
「いや・・だめです」 この姿のままで脚を開く・・・そんなはしたない姿・・できません
「祥子さんの花びらを見せてください さぁ」 美貴さんの声が重ねられます
「そんなこと・・・」
「ご褒美をくださるんでしょう」
「・・・でき・ないわ」
「僕たちはこの豪奢な衣装に包まれた祥子さんを楽しみたいんですよ もう一度言います 脚を開いてください」
「・・ゃあ・・・」
「望月!」 次の声は鋭い命令の声でした
「やめて・・・」 望月さんの手が押さえていた手首に縄の感触が這ったのです
わたくしは静かにはしていられませんでした 身体を捩り彼の手から逃れようと抗ったのです
「そうして暴れるのも僕たちをそそるんだってわかってますか 祥子さん あぁそんなにバストを揺らして」 山崎さんのひと言にわたくしは身を堅くしてしまったのです
その一瞬止めつけられた手首の縄がぐい・・と後に引かれたのです
望月さんがソファーの脚に縄尻を結びつけたのです
「最後です 祥子さん 貴女の意志で脚を開いて僕たちに見せてください」 美貴さんの最後通告です 逆らえば・・きっとこの方達の手でこの脚を押し広げられてしまうのです でも・・・
「ゆるし・・て・・おねがい」 わたくしには4人の男性の前に自ら脚を開いて秘め所を晒すことなんて出来なかったのです
14 2006 / 03
「ん・・ゃぁ・・・」 美貴さんに唇を塞がれたままでそれでも喘ぎを漏らしてしまうのです
「何重にも重ねられたその衣の中に男をそそる香りを包み込んでいるかと思うと かえってそそられるんですよ」 いつの間にかソファーの端にいた石塚さんがわたくしの脚元にいらしていました
「車の中と同じアングルでもまた違う趣きですよ 豪華な着物に覆われた祥子さんの脚」 頬擦りするようにソファーに掛けた太ももを抱き・・絹の上から爪を立てる様につぅぅっと指を這わせるのです
「んぁ・・ぁ・・やめて・・・」
「いまさら だめです ここでの夜の過ごし方くらい祥子さんは承知の上でしょう」 唇を啄むようなキスを繰り返しながら美貴さんが念を押すのです
「着替えて・・きます・・そしてベッドルームへ」
「ここには僕たちしかいないんです だからどの部屋でも同じです それにこの着物姿の祥子さんを嬲りたいんです 着替えるなんてだめです あぁ指を動かすたびに 祥子さんの香りが漏れてくらくらしそうですよ」 ソファーで上体を捻られ・・・3人の男性に弄られているわたくしの右頬は暖炉の火で赤く色づいていました
「ぁっ・・はぁん・・」 アップにした髪から出ている耳たぶを美貴さんの唇が襲うのです ぬめる舌が敏感で感じやすい耳朶を乳房のように吸うのです
 
「もう我慢できません 見せていただきますよ 祥子さん」 石塚さんの指が着物の裾を持ち上げるのです
「ぃやぁ・・ゆるして・・・」
「だめです」 石塚さんの手をさえぎろうとしたわたくしの手を美貴さんが掴み男性の虜力で押さえ込むのです
「長襦袢はブルーなんですね ここにも椿が染め抜かれている・・・祥子さんにぴったりの優雅さですね」
「しないで・・・おねがい・・」 長襦袢を目にしただけで・・・許してはいただけなかったのです 石塚さんの手は繊細なアイスブルーの長襦袢の裾にも掛けられたのです
「ああ この赤 湯文字だけ赤なんですね 綺麗ですよ 望月くんの趣味は相変わらずいいな」 湯文字一枚の上からきつく合わせた太ももの上を頬擦りするのです 先ほどやはり入浴をされたのでしょうか 石塚さんの頬には・・髭のざらつきはありませんでした
「こんなに薫る まだ絹に覆われているのに 男をそそる香りがしますよ 祥子さん」
「あぁ・っ・・」 身体を起こすと一呼吸置いて湯文字さえくつろげられてしまったのです
「見ないで・・ください」
外側から白地に椿の友禅・淡水色の長襦袢・深紅の湯文字・・・そして足袋だけをつけたわたくしの揃えた脚が太ももから露になっていたのです
「陶あんの器よりも綺麗です この景色を愛でられるなら僕が用意した器など・・・ものの数ではありません」 石塚さんの声も欲情の色を帯びています
「あぁ もうフェロモンがこんなに甘く薫る」 むき出しの太ももに唇を這わせるのです
「あぁん・・だめ・・」 柔らかな肌に走る滑る感触にわたくしはぴくん・・と腰を震わせてしまいます
 
「僕たちもその景色を楽しみたいですね」 胸元を嬲り続けた山崎さんの手が抜かれ・・・わたくしの背はソファーに押し付けられたのです
「望月ちょっと来てくれ」 「はい」 わたくしの手を掴んだままの美貴さんに呼ばれた望月さんがソファーの背側に回りました
「祥子さんがおとなしくしているようにこの手を押さえていてくれないか」 掴んでいた手を頭上に引き上げ そのまま望月さんの手に委ねたのです
「わかりました」 わたくしの手を頭の後で組んだようにまとめると彼の大きな手でしっかりと拘束されてしまったのです
「おとなしくしますから 放して・・おねがい」 望月さんなら聞いてくれるだろう・・そう思ったのです
「いえ だめです 言うことを聞いてください」 彼の声は冷静で・・牡の欲望を滲ませていたのです
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